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ドンキホーテ・ミョスガルド聖

登録日:2026/04/13 Mon 15:28:06
更新日:2026/05/18 Mon 06:44:17
所要時間約 7 分で読みたい!!!責任は全て私が取る!!






私の事などお忘れだろうネプチューン


──しかし私にはリュウグウ王国への恩があり

この日を待っていた あなた方がここに来る日を


10年前リュウグウ王国に漂着した愚かな天竜人が私だ…

亡きオトヒメ王妃に諭され人間にして貰った!!!

全力であなた方の力になりたい!!!




概要

漫画『ONE PIECE』の登場人物で、世界政府創設した20の王の一人「ドンキホーテ家」の天竜人だえ。
作中で唯一、改心した天竜人と「彼らは生まれながらの悪ではなく、自分らは選ばれし者であるという“洗脳教育”と“閉鎖環境”によって生み出された存在」を表しているキャラ。
そのため改心前と改心後は、容姿含めて凄まじい変貌を遂げている。

プロフィール

本名:ドンキホーテ・ミョスガルド
年齢:35歳(享年)
身長:215cm
出身地:聖地マリージョア
家系:世界貴族ドンキホーテ家
誕生日:12月13日
星座:射手座
血液型:X型(現実だとA型)
好物:フォアグラ→海藻マリネ
所有船:海御拝ガイミカ号
初登場:単行本63巻・第625話・『受け継がない意志』
CV:後藤哲夫(他にラオG役も兼任)→菊池正美(世界会議編)

人物像など

暗めの緑髪をしている。
顔は改心前はチャルロスと同じような目の周りに膨らみ、頬も耳辺りに出っ張ていて口もその影響か不気味に上向いていたりと多くの天竜人のデザインのような醜悪な人相であった。
改心後はそれらが無くなり、無精ひげを生やしているものの真面目な顔つきになっていた。
性格も改心前は後述のように典型的な天竜人の性格だったが、改心後は王族を見下すことなく不手際には深々と謝罪、距離を取られるのも分かったうえで呼び捨てにも応じる等のコミュニケーションで距離を縮めようとする、責任は自分が背負うと覚悟を決めたりと劇的な変化を遂げていた。
天竜人独特の語尾や訛りがなくなり、一人称も「わちき」から「私」になっている。

奴隷を持つ事もしなくなったようで、上記の言動の変化もあって他の天竜人からは「奇人」と白い目でみられていた。

戦闘能力は一般の天竜人なので皆無に等しいが、重量のある鉄のこん棒*1を振り回せる程の腕力を持っている。

来歴

10年前



それならわちき取り返しに行くえ!マイダディ!!

大金をはたいたわちきの魚人奴隷コレクション達を!

すすすすすすすすすすすす~*2


フィッシャー・タイガーが起こした反乱で彼が所有していた奴隷の魚人が逃げてしまったことを父親から聞かされ、それらを取り返そうと魚人島に向かうが、その途中で海洋生物に船を襲われ難破。
自分以外の船員は死亡、自身も重傷を負う。


畜生!みんな死にやがって根性なしめ…
早くマスクを持ってこい!魚類共!

ここは魚人臭くてかなわんえ…
わちきの命を助けろバカ共め!!


死亡した船員たちを「根性なし」、魚人族を「臭い」と罵倒するなど傲慢さをみせては持っていた銃で発砲と横暴さをみせていた。
弱り切っていた所にかつて所有していた元奴隷だった魚人達が彼の元に歩み寄り、銃口を向ける。
驚愕して「わちきに手を出したらどうなるのか」と言い、島民も「天竜人に手を上げたら恩赦やらが無効になる」と告げるも彼らは「天竜人が恐ろしいのは海軍大将が軍を率いて派遣される出動義務があるから。海底である魚人島で島民が黙認すれば、「海難事故」として処理される」と語ると島民は一斉に黙認を決意。
そして現場に着いたリュウグウ王国の兵隊でリーダーだったホーディ・ジョーンズも他の兵に黙認するように指示する(その際にミョスガルドを含む天竜人を「世界一のゴミども」と評していた)。

「お前たちが受けた事を奴にもやれ!」「報復しろ!」「虫の息だとどめをさせ!!」と元奴隷に鼓舞する島民、復讐に憎悪をみせる元奴隷たちによる公開私刑に「わちき…偉いのに?」と事態を飲み込めず戸惑いを見せる。
元奴隷は彼ら天竜人に受けていた数々の仕打ち、他の奴隷が殺害される光景を思い出し銃弾を放とうとした。
アニメではその様子が描写されていて、四つん這いになって乗り物のように酷使され、理不尽にも撃たれて負傷した奴隷がいた。


おいやめろ!!
おのれ魚類共!!


ところが、その公開私刑を人間との友好を臨むリュウグウ王国のオトヒメ王妃が制止し、ミョスガルドは一命を取り留める。
しかし彼は恩に感じるどころか、彼女の言葉で元奴隷が銃を捨てた隙をみて王妃を捕まえ、逆に銃口をつきつける。
母のオトヒメが危ないことを知ったしらほし姫が大泣きし、彼女の泣き声に反応した海王類の軍勢が出現したことでミョスガルドは気絶、オトヒメも無事だった。
(アニメ版ではだいたいは原作通りであるが、海王類が出現する直前のシーンで自分を助けようとしたオトヒメに銃を突きつけて人質に取り、更には「魚類の王妃など下々民以下」と罵倒していた)

結局、魚人海賊団副船長かつ船医のアラディン*3によって治療が施され、マリージョアに帰ることになった時も「覚えていろよ、魚類ども」と吐き捨てていたが、この際に同行を希望するオトヒメを連れて行く。
彼女の対話と説得の末に「魚人族と人間との交友の為 提出された署名の意見に 私も賛同する」の一筆を記載した、世界会議でも通用する「天竜人の書状」を書き残す。

以上の事から分かるように性格は卑劣で傲慢だが、人魚の説得に首を縦に振るあたり、作中で登場した天竜人ではまだマシな人物だった。
そもそも魚人族奴隷を取り返しに来た事自体もミョスガルド視点だと割と「大金出して買った商品を強奪された挙句泣き寝入りを強制されかけたから取り返しに来た」となる為、改心前ですらそこまで間違った行動かと言われると首を傾げる部分があったりする(もちろん難破後の横暴は責められるべきだが)。

世界会議編

チャルロス聖がしらほし姫を捕まえようとした上、止めに入ったサイやネプチューン王らを配下のCP-0に殺させようとした場面で登場。*4
チャルロス聖を、棍棒らしきものでぶん殴って止める漢っぷりを見せつける。


王族の方々…申し訳ない!

この馬鹿が社交の場を荒らしたことを同じ天竜人として恥ずかしい!

どうか許してくれ!!


CP-0を引き下げると、チャルロスの蛮行に対して社交の場にいた王族らに深々と謝罪しては、冒頭の言葉を述べてオトヒメ王妃への感謝を捧げる。
ネプチューン王ら魚人島の王族達の来訪を長年待っていたようで、彼らが来たときには嬉しそうに会話をしていた。

ネプチューン王に「しらほし姫に他の天竜人が手を出せないように私も護衛する」と全面協力する。
「この身分に生まれたことが人の役に立つなら本望」と嬉々として語り、同じく護衛するというレオから「本来は天竜人に手を出してはいけないが、貴方の命ならいいのれすか」「姫様を守る戦いならば私が全て責任を取ろう」と許可する。

チャルロス聖殺人未遂事件

その後、リュウグウ王国の面々がガープの護衛で帰還しているため、役目を果たすもワノ国天上決戦後の世界情勢にて「チャルロス聖殺人未遂犯を故意に逃がす」という行為をしたことが判明。
性懲りもなくチャルロスが父親ロズワードのレンタルした「無敵奴隷くま」でしらほし姫を捕獲。
妹を助ける為に手を出そうとするフカボシら三王子を止め、サイとレオによるチャルロスへの攻撃を許可する。


やい!ミョスガルド!
今度こそやっちまって良いんだな!?

構わん!
責任は全て私が取る!!


自らの手で始末を付けたかったフカボシは「彼らとは我々とはなぜ違うミョスガルド!我々の妹があんな目に…」と怒りながらミョスガルドを振り払おうとするが、
王族が天竜人に手を出せば「国に対する報復が向くこと」と、当然のように「国家としての承認を取り消され、住民や民族ごと罪人として堕ちる」という理由からの制止であることと、サイとレオはとある大物海賊団の傘下でもともと海賊であることを述べて、我慢するよう諫める。


彼らなら逃げきれる!背負う国がない!

海賊だからだ!!!


その後にレオらも問題なく脱出したが、上記の重罪人逃亡の幇助行為はいくら天竜人といえども限度を超えており、神の騎士団の取り調べを受けていた。

世界会議後

取り調べの結果、騎士団最高司令官フィガーランド・ガーリング聖によって聖地内の広場にて十字架に磔となって処刑された*5
なお処刑を行ったガーリング聖の台詞やナレーションから「罪人逃亡の幇助」より「魚人族を庇った行為」の方が罪が重たかった模様。
オトヒメ王妃と彼女の遺志を受け継いで実現しようとしていた人間たちとの和平と地上への移住を同胞によって「ゴミ」と踏みにじられて粛清という、壮絶な最期を迎えた。*6


ゴミをかばう奴は…

それ以下だ!!!


更にアニメではミョスガルド聖の最期に他の天竜人からは「せいせいしたえ!近頃の下界の民は我々に対して調子づいていたえ!」「食糧がないのも奴のせいだえ!」「これも全て奴が下々の連中に寄り添おうとしたからだえ!」と罵倒を浴びせていた*7

余談

父親

ドンキホーテ・シヴァーカレロ聖
CV:岸野一彦
ミョスガルド聖の父親。
10年前のミョスガルド聖が魚人島に訪れたキッカケの回想シーンで登場。
フィッシャー・タイガーの反乱によって自分の奴隷たちが魚人島に帰った理由について、
「ジンベエが七武海に加入した事による恩赦で奴らは不問となった*8
と説明。
元奴隷が魚人島に逃げたことにはムカつくと愚痴るも、七武海加入による恩赦*9には理解を示していた。
息子の疑問に短く的確な答えを返し「天竜人であってもこういう制度だから手出しは出来ない」ときちんと伝えたりと、他の天竜人に比べればマシな部類と扱われている。

担当声優

魚人島編の過去話での担当声優は後藤哲夫氏で、ハンニャバルなどを演じていたが2018年に死去。
後任として菊池正美氏が演じることになる。菊池氏はケリー・ファンク、トンタッタ族戦士カブ、パウンドなどを演じている。

好きな食べ物の変遷

改心後の好物は海藻マリネだが、オトヒメ王妃の好物でもある。

誕生日

読者からの投稿で「(人(1)に(2)なったドンキホーテ(10)・ミョ(3)スガルド)」というひねりから。

読者から

世界会議前に善人フラグが示唆され、いざ再登場すると劇的ビフォーアフターばりの常識的かつ思慮深い人格者になっていたことから読者と視聴者から「ミョっさん」と愛称で呼ばれ親しまれていた。
亡きオトヒメの努力が無駄ではない証明であるが、一方でリュウグウ王国と世界政府との架け橋にならんとし、更には2度に渡るチャルロス聖の狼藉に自分が全責任を負うと命を賭して庇ってくれたミョスガルド聖を処刑した事は当然リュウグウ王国側、そして彼の男気に応えて代わりに手を下したサイら八宝水軍側(とトンタッタ族)から大いに恨みを買いかねず、下手をすれば世界を滅ぼしかねない古代兵器、その一つたる「ポセイドン」を敵に回すかも知れない危険性を生んでしまったと言える。
読者からは「天竜人との和解の可能性が完全になくなった」と諦観されている。
何せ処刑理由が「(その魚人がリュウグウ王国王女、つまり世界政府加盟国の王女である事実をガン無視して)魚人を庇ったから」と明言されている為、リュウグウ王国側からしたら「加盟国になっても何の意味もない」と断じても全く不思議ではない

この後の革命軍による兵糧攻め、並びにこれから世界の海面上昇の「安全地帯」を求める反政府国の増加、聖地が大規模な火災といった危機的な状況が起きている中で、死んだミョスガルドが後々に起こる世界規模の騒ぎに巻き込まれてしまう懸念も無くなったのも皮肉でしかない。

一方であまりにも聖人の変貌に読者からは最期の時まで疑いをかけられたり、彼がチャルロスに制裁した金棒攻撃がこの後のワノ国編でこの人たちの攻撃手段になっていたからかコラ画像で振る舞うとネタも存在する。

ドフラミンゴ達との関係

33年前、父のホーミング聖の意向で息子のドフラミンゴとコラソンは天竜人地位を捨てたが彼らも世界貴族の家系ドンキホーテ家の者であった。
地位を捨てた時期はミョスガルド聖が2歳の頃であるが、彼らとは家系内ではどういう関係なのか不明。
前述したロズワード聖が「奇人ばっかりでドンキホーテの者たちはどうかしているえ!」と特殊な実情があることを仄めかしているが…





やい!ミョスガルド!
今度こそ追記・修正しちまって良いんだな!?

構わん!
責任は全て私が取る!!

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最終更新:2026年05月18日 06:44

*1 描写から野球のバット並みの長さ

*2 笑い声。……笑い声!?(汗)

*3 元奴隷。ミョズガルドと面識があるようで、彼の奴隷だったようだ。

*4 ネプチューン王は地上と決別する覚悟で立ち向かおうとしたのに対し、しらほし姫は逆に「憎んでは駄目」と制止していた

*5 ガーリング聖所持のサーベルによる斬殺刑

*6 皮肉にも魚人島で初登場した場面とは真逆の構図であった

*7 チャルロス聖殺人未遂事件の頃に革命軍幹部による聖地襲撃事件が発生。食糧庫が破壊された

*8 奴隷のマークにタイヨウのマークの焼印で上書きした。そして奴隷出身ではない者たちも同じタイヨウのマークをつけているので、タイガー麾下の船員の「誰が奴隷なのか」を見分けられなくなった。

*9 七武海の加盟者とその配下は、懸賞金が停止され海軍に逮捕されなくなる