コラソン(ONE PIECE)

登録日:2015/01/01 (木) 00:00:01
更新日:2020/05/03 Sun 10:09:48
所要時間:約 5 分で読めます





だってお前… いつかおれを思い出して貰うなら 笑顔の方がいいもんな



コラソンは『ONE PIECE』の登場人物。
CV:山寺宏一(幼少期は広橋涼)


【概要】

16年前のドンキホーテファミリーの幹部の一人*1

コラソンの名前はファミリー内でのコードネーム。
本名はドンキホーテ・ロシナンテドフラミンゴの実の弟である。
マリージョアから「堕ちた」天竜人として父ドンキホーテ・ホーミング聖とドフラミンゴと共に数々の暴行を受けた過去があり、
現在はそのショックで言葉を話すことができない。

ちなみに相当のドジ。歩けば転び、お茶を飲めば舌を火傷し、タバコに火をつければマントが一緒に燃える具合。
しかし幹部だけあって腕は立つらしい。
そして子供嫌い。バッファローやベビー5、そしてローは日常的に暴力を振るわれていた。


そんな扱いもあって、コラソンを「生きてる価値のないクズ」として敵視したローにナイフで腹を刺されたが、何故かその事をドフラミンゴに報告しなかった。





以下ネタバレ






ローがファミリーに加わって2年が経ったある時、ローが自分の隠し名である“D”をバッファローとベビー5の二人に明かすのを聞いたコラソンは
突然血相を変えローに語る。



「隠し名“D”…それが本当なら出て行け。ドフィから離れろ!!」

「ロー、お前は…!!あいつと一緒にいちゃいけねぇ人間だ!!!」



実は喋れる事が判明。
ローに対して自らの故郷であるマリージョアに伝わる“D”の伝承と、「“D”はまた必ず嵐を呼ぶ」という言葉を伝えた。



その正体は海軍本部の中佐
ドンキホーテファミリーには密命を受けスパイとして潜入しており、彼らの位置を随時本部に報告していた。
ドフラミンゴに目の前で父を殺されたことで兄の凶暴性を危険視し、ドンキホーテファミリーを止めるために秘密裏に活動していたのである。

父の死後、兄の下から逃げ出し路頭に迷った際、海兵であるセンゴクに保護され、その養子になった。
センゴクとの関係は良好で、当のセンゴクが「あいつの事を本当の息子の様に思っていた」と言うなど、親子同然の関係を築いていた。
養父センゴクに影響されて海軍へ入隊したと思われる。

ちなみにコラソンがローに自分が喋れる事を明かしたのは、
“D”の名を持つローがドフラミンゴの側にいれば何をされるか分からないからという完全な善意。
要するに子供嫌いというのも嘘。単にイジワルをしてドフラミンゴの元を離れさせようとしていただけ。
特にローに対しては過去の自分達と重なる境遇や、残り少ない命と世界への憎悪から(ドフラミンゴと同じ)狂気に染まりつつある彼の行く末を心から心配している。


そして当然ドジも…



「じゃあまさか!!いつもバカみてぇにドジ踏んでるのも…!!」

「ふふ。ーーーああ…当然……」



「全部演技だ」


ボオォォォォ……!!


「嘘つけ!!!肩燃えてるよ!!!」


ドジっ子なのは本当でした。



【能力】

悪魔の実の能力者でもあり、超人系悪魔の実「ナギナギの実」の無音人間。
ぶっちゃけ今まで登場した悪魔の実の中でもダントツに地味な能力だが、凪を発動させれば壺を割ろうがバズーカをぶっ放そうが屁をここうが一切の音を発することはなくなるので、
潜入や暗殺等の隠密行動や安眠においては相当に便利な能力でもある。
とはいえコラソンも地味な能力な事については自覚はあるのか、ローに「何の役に立つんだそんな能力」と言われた時にはグサリときていた。

…今、「ハナハナ」「スケスケ」「ドアドア」「ギロギロ」などと同じくサンジ的な発想をした人は正直に名乗り出なさい。
まあ使い方の差はあるが、サンジ的想像の面にしても、上記能力に比べれば劣る気もする。


◆技
  • サイレント
周囲に内部からの音が外に一切漏れず、外からの音が内部には全く聞こえなくなるドーム状の不可視の結界「防音壁」を展開する。
ただし防音壁自体は物理強度は無いため誰でも自由に出入りできるし、姿も隠せる訳ではない。
あくまで音を消す為だけの結界だが、密談には最適の技。

  • 凪(カーム)
自分が触れた人間が発するあらゆる音を消し去る。
例えば自分に触れて発動すると、どれだけ叫ぼうが暴れようが一切その音は周囲には伝わらない。
大量の爆弾を用意して建物を吹き飛ばそうとも、「凪」の影響下の者がそれを行えば、傍から見れば音も無く突然建物が爆散したように見える。


【活躍】

ローは「2年前に自分がコラソンを刺した事を黙っていてもらった借りがある」としてコラソンの秘密を口外しない事を決め、
コラソンはローの「珀鉛病」を治すためにローを連れて医者探しの旅に出る。

しかし「珀鉛病」は世界政府の情報操作によって「不治の伝染病」ということになっていた(実際は「珀鉛」という架空の金属による中毒)ために、
行く先々でローは「ホワイトモンスター」と呼ばれ迫害され、その度に医者をコラソンがボコボコにし(兄ほどではないにしろ激昂しやすい面もあったのかもしれない)、ローを連れて次の医者を探しにいく…。
そんな事を半年間繰り返すうちに、コラソンの純粋な善意・本心を知ったローも彼に心を許し、「コラさん」と呼ぶようになっていた。

ローの寿命のタイムリミットが近づき焦りを感じていたある時、2人はドフラミンゴからの情報で、海軍と海賊による「オペオペの実」の取引を知る。

この情報を得たコラソンは、ドフラミンゴを出し抜きオペオペの実を奪い取ってローに食べさせることで彼を救おうと考え、
ナギナギの実の能力を最大限に利用することで海賊からオペオペの実を奪い取ることに成功する。
しかしその途中でまたしてもドジを踏み、海賊たちに銃撃されて重傷を負ってしまう。

コラソンはローにオペオペの実を食わせて秘密文書(ドンキホーテファミリーによるドレスローザの乗っ取りと闇取引に関する調査書)を託し、海軍の元に向かわせる。

ローはその文書を海兵に渡し、コラソンの治療を頼み込んだ。それを海兵は受け入れ、共にコラソンの下に向かったのだが…




その海兵とは、ドンキホーテファミリーの幹部、ヴェルゴだったのである。
この時までコラソンはヴェルゴが海軍に潜入していた事を知らず、ローにもヴェルゴに関して詳しい事を伝えてはいなかった事が仇になってしまった。

コラソンとローはヴェルゴの手によってズタボロにされ、命からがら逃げ出したものの2人の裏切りを知ったドフラミンゴに島を鳥カゴで覆われてしまい、逃げ道を絶たれてしまう。


そしてコラソンはローに「凪」を使って宝箱の中に隠し、「自分が殺されることはない」と嘘をついてドフラミンゴと対峙。


「…ローはお前にゃ従わねえぞドフィ」

「3年後に死ぬって“運命”にあいつは勝ったんだ…!!自分を見失い…“狂気の海賊”の元に迷い込んだあの日のローじゃねぇ」

「破壊の申し子の様なお前から得るものは何もない!!」


「もう放っといてやれ!!!あいつは自由だ!!!」



その言葉と同時にドフラミンゴに銃撃され、次の瞬間には死んでいてもおかしくない程の傷を受けながら、
ローが逃げる時間を少しでも稼ぐために気合で命を保ち能力を維持。


歩けロー。気付かれず…静かに…遠くへ…遠くへ…!!

もうお前を縛るものは何もない…“白い町”の鉄の国境も…短かった寿命も、誰もお前を制限しない

お前はもう自由なんだ………



そうしてコラソンは最後までローのことを想いながら息を引き取る。
彼が稼いだ時間がおつるの軍艦の到着を間に合わせ、響き渡るローの泣き声を砲撃の音が隠して逃げ延びさせた。
コラソンが死亡した報告を知らされたセンゴクは涙を流しその死を悼んだ。


その後、ローはドフラミンゴを止め、コラさんの本懐を遂げるために行動を始めた。
自分が自由になれる事を願ってくれた人の想いを遂げるために。全てにケジメをつけ、真に自由になるために。
彼が結成した「ハートの海賊団」もコラさんに由来している(コラソンはスペイン語で心臓やハートを意味している)。
また彼のタトゥーもコラさんへの想いが込められたものとなっている。


ドフラミンゴ討伐後、ローがセンゴクに対し、彼の任務から離れた後の行動を伝えた。
センゴクはロシナンテ生涯唯一の命令違反を許し、ローを捕まえず、
ロシナンテの思い出を唯一共有するローに、ロシナンテがDの一族とは関係なく純粋な好意でローを守り抜いたことを伝え、2人でロシナンテを忘れないでいることを誓った。

【余談】
  • 出番はローの過去編やセンゴクの回想のみと多くはないが、キャラ設定の濃さなどから人気が高く、第5回人気投票では16位となり、記念の見開き扉絵でローと共演を果たした。
  • スピンオフの『ワンピースパーティ』でもローの回想などで度々登場するがオカン気質だったり何故かローに相撲を教えていたりする。
  • 名前の由来は小説『ドン・キホーテ』の主人公が乗る馬「ロシナンテ」。




追記・修正は静かにお願いします……
てなわけでサイレントしておきますね


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