世界貴族(ONE PIECE)

登録日:2011/11/15 Tue 21:06:00
更新日:2020/05/01 Fri 18:09:58
所要時間:約 19 分で読めます




●目次

【概要】


ONE PIECE』界で最も誇り高く気高き血族として、世界の頂点に君臨する者たちのこと。
作中では“天竜人”とも呼ばれている。これは家紋が“天翔る龍”であることが由来すると思われる。

約800年前に世界政府を創設し、聖地マリージョアに移り住んだ20人の王達*1の末裔の一族。
男性は語尾に「え」、女性は「アマス」とつける。

一般人の事を下々民(しもじみん)と呼び、同じ空気を吸わないようにシャボン玉のようなマスクと特殊な防護服を纏っていて闊歩している。

およそ一般人とかけ離れた環境での生活を続けているため、魚人族を「魚」と強く差別しているなど、その認識は狭量。

ちなみにマリージョアには天竜人が管理する、存在自体が世界を揺るがす「国宝」があるという。


【世界最高峰の権力】


天竜人は世界政府の最高権力『五老星』すら意に介さない程の絶大な権力を持っている。
その為、「気に食わない」「目障り」「横切ったから」等の馬鹿げた理由で人を射殺しても一切罪には問われない、
一般人や海賊、魚人等の種族を奴隷にしても問題ない等の凶悪な治外法権が認められている。*2
その為か一般人に対して人道もへったくれもない行為をしでかしており、一例を挙げると

  • 奴隷にその場のノリで悪魔の実を食わせて無理矢理能力者にさせて晒し者にする
  • 目の前を横切った漁船を何の宣告もなく砲撃
  • 横切った子供に弾丸16発を撃ち込んで殺害
  • 恋人が買い取られる際、拒絶するような動作をしただけでも奴隷として連行される。
  • 娘が奴隷として浚われ無惨な姿で帰って来た後、誰とも口を聞かず三日後に自害した
  • 妻が生きたまま焼き殺される
  • 奴隷を余興で目を潰すなど残忍な事をする
  • 各国の王族の集まる世界会議(レヴェリー)に乱入し、気に入った王女を誘拐しようとする

など、彼らの所業は凄惨を極めている。
彼らの無法には世界政府に所属する国王すら逆らえない。
しかし後述する理由でドフラミンゴには弱みを握られており、脅迫を受けてCP-0を通して世界に「ドフラミンゴの七武海とドレスローザ国の王位を放棄した」と誤報を流した。

天竜人の周りには政府の役人、護衛騎士、高い戦闘力を誇るCP-0が控えており、
彼らに逆らい傷ひとつでもつけようものなら、海軍本部から大将が軍を率いて派遣され容赦ない報復を受ける。
作中では後述するロズワード聖の要請でボルサリーノ海軍大将が派遣された。

その為多くの天竜人は非常に傲慢で自己中心的な性格。
絶対的な権力、それを諌める存在すら無い彼らは気の赴くままにやりたい放題の為、人々は恐れ忌み嫌っている。

これらの横暴さは約800年前より、聖地マリージョアにて王達が築き上げた権力が暴走したものであり、
外道でしかない彼らのふるまいも、ある意味では先代達から続いてきた「教育」により、普通は持つはずの「優しさ・善意」が欠如してしまった。
実際、諸事情で下野したドンキホーテ・ドフラミンゴドンキホーテ・ロシナンテは色々あったが、仲間・家族思いな人物にはなっている。
つまりある意味では彼ら世界貴族も、「天竜人こそが絶対」という洗脳教育が生み出した犠牲者と言える。

現時点では具体的な描写は無いが、彼らには証明チップという身分証があり、それを世界政府に渡す事で天竜人の地位を放棄して普通の人間として生活できるようになる。
最も、ホーミング聖のような例外を除けば、態々神のごとき地位を捨てる者などおらず、寧ろ一度放棄すれば海軍という後ろ盾を失った一般人に成り下がってしまい、天竜人に恨みを持つ民衆からの憎悪を一斉に受ける事となる。
民衆曰く


『元』天竜人だ 殺しても海軍は動かねェ!!

とのことである。

なお、世界政府や海軍は他の一般人と同様天竜人を忌み嫌っており、現役大将のボルサリーノは愚痴を発し、
海軍本部元帥のサカズキは天竜人直属のCP-0を「天竜人の傀儡」と吐き捨てている。一方でCP0のロブ・ルッチも完全に従順な訳でなく、天竜人同士のいざこざで傍観したシーンも。
ガープに至っては公衆の面前(しかも世界政府の国王たちが多く集う場所)で天竜人のことを「あんなゴミ屑」と言い切っている。

だが、前述の「国宝」のことを踏まえると、彼らが天竜人を野放しにする理由・その権力の根拠にも何らかの理由があると思われる。

【奴隷】


世界政府非加盟国、加盟しても上納金を支払わない国、海賊などの犯罪者は人攫い屋などに捕まり人身売買の店に奴隷として売り出される。脱走したりすると爆破する首輪をつけられている。
作中では人間屋という人身売買の店で購入、権限で誘拐じみた事で強制的に入手しており天竜人は多数の奴隷を所持している*3
四つん這いになった奴隷の上に跨り移動手段として酷使、見世物目的で後ろに繋げて行進させている。
本来なら人身売買は世界的に禁止されているが世界政府、政府直属の海軍はこの手の店などは「職業安定所」と黙認している。相場としては男性の巨人(単純な労働力)・若い女性の人魚(愛玩用)にはかなりの高額が設けられている(この2種族は長年迫害された経緯も含まれる)。
ちなみに 能力者は時価である

【歴史】


彼らの先祖である20人の王たちは世界政府創立の折にマリージョアへ家族と共に移住したため、
彼らの治めていた国々(ドレスローザ王国など)はその代で王家の血筋が変わっている。
ただし20人の王のうちアラバスタ王国のネフェルタリ家だけは移住を拒否したため、唯一祖国に残っている。


【登場した天竜人】


◆通常の天竜人

  • ロズワード聖
鈍器で叩こうが、刃物を刺しても悲鳴も言わない最上級の奴隷だえ!


年齢:53歳→55歳
身長:215cm
出身地:聖地マリージョア
誕生日:6月28日
血液型:XF型
好物:猿の脳みそ
CV:掛川裕彦


本編で初登場した天竜人・ロズワード家の家長。海賊の船長を奴隷としてコレクションする趣味がある。
奴隷の海賊船長をコレクションしており、その内の何名かは息子に貸している。
シャボンディ諸島の人間屋(ヒューマンオークション)にて息子を殴り飛ばしたルフィに激怒し、海軍に大将を呼び寄せるように通報するが、その後に偶然頭上から落ちてきたウソップに押し潰され、そのまま地面に頭をぶつけて気絶、重傷を負った。
髪型と衣装を除けば見た目は普通の老人であり、現在登場している天竜人の男性の中では一番整った容姿をしている(というより他の容姿があまりにも酷すぎる)。

2年後の世界会議編では後述の件で顔に大怪我を負った息子を迎えに再登場。
その時に乗っていたのは無敵奴隷だった。
上記の言葉を言っていて無敵奴隷の性能には非常に満足している。

  • シャルリア宮

年齢:15歳→17歳
身長:178cm
出身地:聖地マリージョア
誕生日:3月29日
血液型:XF型
好物:キャビアの金箔のせ
CV:笠原留美


ロズワード聖の娘で、チャルロス聖の妹。
ペットで犬のサウル(同じようにマスクを被っている)を飼っている。
外見は兄と似ておらず容姿端麗だが、逃亡し、首輪の爆破で倒れていた船長デビル・ディアスに、顔を蹴った挙句「ただの人間のくせに」と吐き捨て平然と銃で撃つ*4などの傲慢で非道な性格は兄と同じ。
父親曰く「奴隷のしつけがなっていない」ので奴隷に逃げられるらしい。
シャボンディ諸島の人間屋で麦わらの一味に父と兄が重傷を負わされた事に激昂し、ルフィの友人のケイミーを撃ち殺そうとしたところをレイリーの「覇王色の覇気」で、気絶させられた。
その後、麦わらの一味を取り逃がした海軍に対して八つ当たりに近い態度で怒鳴り散らしていたが、流石に発砲するような事をせずに口頭注意だけに留めていた。
父、兄を大怪我に負わせたルフィ達に憎悪に満ちた顔で復讐を誓っていた*5


ロズワード聖の息子でシャルリア宮の兄。いつも鼻水が垂れていて、父親とは似つかない不細工。
天竜人という存在を体現するかの如く、権力を盾に暴虐の限りを尽くし、麦わらの一味(と読者)に「歯止めなく暴走した権力(byパッパグ談)」を見せつけた下衆。
  • 奴隷の男を乗馬のごとく乗り物扱いして酷使、更には八つ当たりで蹴りを連発して虐待
  • たまたま横切ろうとした重症な患者を担架していた医師らの頼みを無視し、楽にさせてやると息巻き患者を蹴飛ばす
  • 妻を12人も持っており、気に入った女性を見たらオークションに出品されてなかろうが関係なく容赦なくマリージョアに連れ去り、飽きたら捨てる。ぶっちゃけ下手な凌辱ゲーよりも酷い強姦魔
  • その連れ去ろうとした女性の彼氏が出るも容赦なく撃つ(撃たれた彼氏は通りかかったゾロが病院に連れていった)
…などと鬼畜そのもの。
その後は人間屋で人魚のケイミーを5億ベリーで買った後、ハチを撃って奴隷にしようとした事で、
激怒したルフィからベラミーを仕留めた時並の強烈なパンチを食らい、顔に拳のあとが残る程の重傷を負う。

2年後の世界会議編で再登場を果たし、自宅からしらほし姫を望遠鏡でその美貌と人魚という種族に興奮していた。
そして案の定、奴隷3号を引き連れて王族たちのパーティに乱入。しらほし姫を「人魚を拾ったえー!」と称して王族たちの目の前で攫おうと画策するが、同じ天竜人でありながら、とある一件で良識を持った後述の男に棍棒で思いっきり殴り飛ばされるという末路を迎えた…。


ルフィの過去編に登場。
12年前のゴア王国を訪問する時に、自分の船を横切ったという理由でサボの小舟を砲撃し、沈めた。*6
原作では鼻から上の顔は不明だったが、アニメでは一瞬だけだが鼻から上の顔が登場した。


  • ドンキホーテ・ミョスガルド聖(CV:後藤哲夫→菊池正美)
ドフラミンゴ一家と同じくドンキホーテ姓を持つ天竜人。*7顔立ちが何か変。
10年前にリュウグウ王国に現れた天竜人で、フィッシャー・タイガーが起こした反乱で逃げた奴隷の魚人を取り返そうと魚人島に向かうが、
その途中で海洋生物に船を襲われ難破し、船員は全員死亡し重傷を負う。
満身創痍の姿で魚人島に漂着し、「マスクと薬を持って来い」と銃を乱射して暴れ回ったところを、
元奴隷であった魚人達から殺されそうになった(余りの嫌われ様に通行人も全員一致で「見なかったことにしよう」*8と団結したほど)が、
王妃オトヒメが庇い立て、更にしらほし姫の泣き声で襲来した海王類が出現したことで事なきを得る。*9
結局、アラディン(元奴隷。おそらくはミョズガルドと面識があり彼の奴隷だった様子)によって治療が施され、マリージョアに帰ることになった時も「覚えていろよ、魚類ども」と吐き捨てるなどの蛮行に出ていたが、この際に同行を希望するオトヒメを連れて行き、
世界会議でも通用する「天竜人の書状」を書くキッカケを作った。
以上の事から分かるように性格は卑劣だが、人魚の説得に首を縦に振るあたり、作中で登場した天竜人ではまだマシな人物だった。
ちなみに父親も出ており、息子と同じような顔で不細工のくせに、美女(妻か奴隷かは不明)をはべらせていた。

世界会議編でチャルロス聖がしらほし姫を捕まえようとした上、止めに入ったサイやネプチューン王らを配下のCP-0に殺させようとした暴挙を、棍棒らしきものでぶん殴って止める漢っぷりを見せつける形で再び登場。名字も「ドンキホーテ」だと判明した。
10年の間に何があったのかなんと思慮深く常識的な感性を持ち合わせた(一般的視点から見て)真人間と化していた。「オトヒメ王妃の説得で『人間』にしてもらった」と当人は語っており、天竜人の価値観(世界観)から、オトヒメ王妃に根気強く教え・諭されたことで市井の人々の価値観を知って世界観が一変した模様。
顔も無精ひげを生やしているものの、過去の時よりは整っており、真面目な顔つきとなっている。
また、天竜人でありながら奴隷を一人たりとも持たなくなったが、その事からロズワード聖をはじめとした同族から「奇人」呼ばわりされている*10
「全力であなた方の力になりたい」とリュウグウ王国のネプチューン王やしろほし姫達に語っており、「しらほし姫を狙う者は(身内であっても)阻止する」ことに全権と責任を取る覚悟を決めた。恐らくは最終章に向けて天竜人側のキーパーソンになるものと思われる。


  • カマエル聖(CV:三村マサカズ)
劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』に登場。
夫人と共にテゾーロからの天上金を受け取るためグラン・テゾーロを訪れるが、ナミがテゾーロを欺く目的で襲われ、服を奪われてしまう。
終盤ではルッチに救助の連絡をするも、サボとの交戦の為に途中で切られたが救助自体はされた模様。


またテレビスペシャルの『ONE PIECE“3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』では
バーンディ・ワールドに襲撃された政府の船に天竜人が乗船しており、カイゼルひげの中年男性とメガネの茶髪と茶髭の老年男性が確認が出来る。
海軍と共に持っていた銃で応戦するも、船はバーンディの能力で沈没したので生死は不明。


◆五老星

「天竜人」の存在が明かされる遥か前の原作25巻から登場していた「世界政府最高権力」と称される5人の老人の男性にして、 全天竜人の頂点に立つ5人
(ただしサカズキの言動によれば「さらに上=世界貴族の頂点」が存在しているらしい)

常に彼らがいる部屋も、マリージョアに存在する天竜人の居城「パンゲア城」の一室「権力の間」。
5人の合議制で、重要事項の方針を決定している。スパンダムによるプルトンの設計図奪取作戦を許可したのも彼ら。
パンゲア城に出入りできる事から天竜人なのは間違いないが今のところパンゲア城外で他の天竜人と対面したシーンはなく、またチャルロス聖などが五老星について言及した事もないため、マリージョアにおける彼らの力関係に関しては謎が多い。

「オハラ殲滅作戦の際は、空白の100年について少なからず知っている様子を見せ、同時に“知りすぎた”オハラを滅ぼすことを悲しむ」「老人ながら今のところ代替わりの描写はなし」「傷跡をはじめ、“たたき上げ”のような描写もあり」「天竜人の最高位ながら、天竜人独特の服装・言葉遣い・人を見下す価値観はなし」など謎も多い。

王下七武海サー・クロコダイル称号剥奪後には、クロコダイルを討伐した“Dの一族モンキー・D・ルフィを警戒する様子を見せていた。
また、さすがに四皇の白ひげと赤髪が目的不明の接触をした際には血相を変えて動揺していた(四皇同士の戦争は世界の勢力図が変わり、万一にも四皇同士が同盟となれば世界政府では歯が立たないため)。
2年後では、ドレスローザ編の終盤で海軍元帥サカズキと、「ドフラミンゴ脱退の虚偽」報道について口論していた。
その後、黒ひげ台頭後の世界会議前は、赤髪のシャンクスの願いで彼と極秘に会談した。



5人の特徴
  • 左目に傷のある、杖を突いた巻き髪の男
  • 眼鏡をかけ、を所持し白い着物を着たスキンヘッドの男
  • カイゼルひげをたくわえ、頭にあざのある禿頭の男
  • 金髪でカストロひげをたくわえた、首元に傷のある男
  • 長髪で長いひげをたくわえた男

◆元天竜人

  • ホーミング聖(CV:村治学)
天竜人の一人であるが、自分たちは神ではなく人間であると考えた結果、妻や二人の子供と一緒に人間の生き方を選ぶことを決めた。
しかし、天竜人に恨みを持つ民衆によって家が焼き討ちに遭い、妻も病気で失い、子供たち共々民衆にリンチにあってしまう。
その2年後、息子のドフラミンゴに殺害されてしまう末路をたどった。
天竜人の中では数少ない穏健派で、現時点で出てきた天竜人の中で最も良心的な人物で、
暴行を受けて殺されそうになっても「子供たちは勘弁してくれ! 私だけを殺してくれよ!!」と叫ぶ。蒔いた種は本人たちであるがこの場面もちょっとした地獄絵図である。
「親」としてはまっとうであるが、「天竜人が奴隷を虐げていても全く気にしない」といった、元支配階級の人間らしくズレた価値観が残っている部分もある。
その上、「子どもたちに現状をきちんと説明をしない」など、詰めの甘い部分がある。

自身の理解者や支持基盤も作らずに天竜人の地位を捨てて、天竜人の横暴が特に酷かった国にうっかり移住するなど結果的に一家全員を不幸に巻き込んだあたり、考えが甘すぎた「お人よし」としか言いようがない。
皮肉なことに息子たちは良くも悪くも理解者を得ているため、その点が彼らとの大きな違いとなっている。
息子であるコラさんことロシナンテからは「父は優しかった」と言われ慕われており、
認識の甘さこそあったが、リンチに遭い続けてもなお恨み言一つ言わず、息子に殺される直前も命乞いせず子供達への詫びを言うなど底のない「善人」であり、その優しさはロシナンテへと受け継がれ、とある少年を救うことになる。

ちなみにアニメ版では、あろうことか移住先の民衆の前で堂々と自分達の素性を語る場面が追加されている(原作では現状を理解していないドフラミンゴの振る舞いが原因でばれている)。*11


ホーミング聖の息子だったが天竜人の地位を捨てた父親に憤慨し、殺害した。
後にドンキホーテ海賊団を立ち上げ、王下七武海の一人になる。
詳細は該当記事を参照。


ホーミング聖の息子で、ドフラミンゴの弟。
父親を殺されて彷徨っていた所を当時中将であったセンゴクに引き取られ、海軍として活動する。
詳細は該当記事を参照。


  • ホーミング聖の妻(CV:浦和めぐみ)
その名の通りホーミング聖の妻であり、ドフラミンゴとロシナンテの母。本名は不明。
シャルリア宮に続いて登場した2人目の女性であるが、彼女とは逆に心優しい人物であり、天竜人の地位を捨てた夫に賛同していた。
民衆から追われる身になった後は、劣悪の環境で過ごしたのが原因で病に冒され、最期は夫と子供に看取られながら息を引き取った。
残された家族がその後に直面する悲劇を考えると、民衆にリンチされる前に命を落とした彼女はある意味幸せな方だったのかもしれない。

余談だが、公式のファンブックの初期デザインでは女性の衣装は本編とは違って洋風のドレスだった。

◆関連人物

  • ネフェルタリ家
現在は世界政府加盟国アラバスタ王国の王族。…なのだが、実は天竜人の前身となった「20人の王」の内一人の末裔。「とある歴史的事件」の終結後、他の19人同様聖地マリージョアの移住を提案されたが、本人は拒否しそのままアラバスタへ定住を決めたとのこと。
この発言はドフラミンゴの台詞によるものであり、天竜人全員が把握してるかどうかは不明だが、五老星からは「裏切者の一族」と言われている。
現在でも古代兵器「プルトン」があるという歴史的事情、更に後述の描写から末裔であることへの重大性が示唆されている。

なお作中で 一度も天竜人であった時期はない 事は留意。

【聖地マリージョア】


世界貴族の住む地であり、「赤い土の大陸」の上に位置する世界政府の中枢。

レッドポート

海軍本部「ニューマリンフォード」とニューマリンフォードの反対側である旧海軍本部「マリンフォード」(現G1支部)の裏手それぞれあるマリージョアの玄関口。
高地に存在するマリージョアへと上がる為、浮上用にシャボン玉で出来たリフト「ボンドラ」が整備されている。
世界会議開催中は警備の為、海軍の精鋭が集うことになる。

また偉大なる航路(グランドライン)を航海する人々が赤い土の大陸(レッドライン)を越える為のルートとしても使用されるが、経由する際は高額の上納金が必要であり、それゆえ海賊は魚人島経由の航海が中心となった。魚人島が非加盟国であること、迫害の対象であったことから人魚や魚人への差別や誘拐など負の歴史の遠因となった。

トラベレーター

レッドポート発着港から長い階段を登った先にある「動く歩道」。
マリージョアに広がる人工の森の中を縫ってパンゲア城に続く形で整備されており、その移動速度は速すぎず遅すぎず、利用者である天竜人や各国の王族の為に配慮されている。

…が、リュウグウ王国のフカボシ王子は「嫌な予感がする」とトラベレーターを利用せず自らの足で移動するようにリュウグウ王国の面々を促した。

…それもそのはず。その地下では数百人もの奴隷たちが鞭を打たれながら必死で動かしていたのだから。

パンゲア城

マリージョアの中心部に聳え立つ巨大な城。
天竜人の頂点である「五老星」がここの「権力の間」で政務を行い、また四年に一度の世界会議(レヴェリー)が行われるのもこの城である。
また地下部分には、国宝の保管庫と思しき氷漬けになった極低温の区画があり、その一角に巨大な麦わら帽子が安置されている。
この帽子はルフィが被っているものとデザインは同じだが、巨人族サイズである。
なお、「パンゲア」とはペルム期~三畳紀にかけて存在した大陸のことで、これがプレートの移動によって徐々に分割され、結果が現在の地球の大陸である。

(から)の玉座

パンゲア城に存在する巨大な玉座。
「世界の中心」として崇められているが、「誰も座らない事が平和の証」として、その玉座に座る唯一の王は存在しない。五老星が権力を分け合っているのも同じ由来である。
周囲には800年前「始まりの20人の王」が用いたとされる武器が突き刺さっており、マリージョアを訪れた各国の王は玉座に誓いを立てるのが慣例となっている。

神々の地

パンゲア城正面の3つの門(左右の門はレッドポートへとつながっている)のうち、真正面の「天竜門」の先にある天竜人の居住区。
天竜人の出入りは自由だが、その性質上加盟国の王族ですら入ることは許されない。



下々民はさっさとこの項目を追記・修正するえ!












































おお、イム様……!!
















「“五老星” ここに!!!」








イム

誰も座ることが無いはずの“虚の玉座”に座ることが許されている謎の人物。
すなわち公式には存在しないはずの「世界政府に君臨する唯一の王」
玉座の性質から表向きには存在しないことになっているが、サカズキなどは少なくとも「いる」ことは知っている模様。

その性別・年齢・容姿は一切不明ながら、
そのシルエットから推測するに「引き摺るほどに長いマントと、背の高い冠/帽子」を身に着けているらしいことが分かる。
またその目線は鋭い。

五老星は彼(彼女)に忠誠を誓っており、イムの指示で「歴史より“(ともしび)”を消す」…つまり世界の均衡を乱そうとする国や勢力、人物を滅ぼす方針を決めていたようだ。

劇中では2枚の手配書を手に、独りでパンゲア城の地下施設に赴き“国宝”を確認。
その後「花の間」で蝶と戯れていた所を、御付の者から五老星が玉座の間に到着したとの連絡を受け、虚の玉座へと向かう。
その足元には、バラバラに引き裂かれたルフィと黒ひげの手配書と、剣で顔を貫かれたしらほし姫の顔写真が…。
一方で「20人の王」の末裔であるビビには何か思うところがあるようで、写真を見ながら物思いにふけっていた。

アップで映るその目はミホークと同じ、三重の同心円となっており、見方によっては輪廻眼のようにも見える。
またその名前は「仏」のかけ字、あるいは「海」の逆読み(イム→IMU→UMI)とも取れる。仏教には「神とは、仏が形を変えて現れた姿」という思想があるのだが、劇中で「神」と形容される天竜人の真の頂点が「仏」とも読めるイムなのは、何か意味があるのだろうか?
世界政府の構造は、陰謀論で良く語られる「イルミナティ」がモデルだと言われているが、これに当て嵌めた場合、組織の頂点であるイムの立ち位置は「悪魔」である。


アニヲタwiki住人、ここに!!!

wikiより追記・修正すべき“項目”がまた

お決まりでしょうか?

然らば その項目の名を!!



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*1 正確にはアラバスタのネフェルタリ家のみ移住を拒否したので19人の王達

*2 ヒューマンオークションの説明文から見るに犯罪者は勿論、世界政府非加盟国は例外なく人権無視の措置がある。また上納金未納でも同じ境遇にされる模様。

*3 天竜人以外の貴族、金持ちも奴隷を労働力などで所持している

*4 因みにディアスはこの後海軍に捕縛されたのでこの時はまだ死んでなかったらしい。

*5 具体的な描写こそ無いものの、マリンフォード頂上戦争でのボルサリーノの発言から、麦わら一味に逃げられた後も引き続き報復を要請していた模様。

*6 まあサボは自分の船に海賊旗を掲げていたので、沈められても文句は言えないのだが。

*7 尤も、ドンキホーテ姓であることが発覚したのは世界会議編においてであるが。

*8 海底1万mに位置する魚人島には海軍も常駐しておらず、誰かがわざわざ申告しに行かない限りは殺傷・行方不明事件は全て海難事故として済ませられる。

*9 アニメ版ではだいたいは原作通りであるが、海王類が出現する直前のシーンで自分を助けようとしたオトヒメに銃を突きつけて人質に取り、更には「魚類の王妃など下々民以下」と罵倒していた。

*10 30年前に地位を棄てて一般人となったホーミングの前例があるため、ドンキホーテ一族は変わり者が多いとも言われている。

*11 ホーミング聖の素性を聞かされた民衆は当然怯えるような反応をしていた。