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世界貴族(ONE PIECE)

登録日:2011/11/15 Tue 21:06:00
更新日:2026/08/05 Wed 15:49:38
所要時間:約 19 分で読めるえ


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20人の王の末裔 ONE PIECE ONE PIECE用語項目 ONE PIECE登場人物項目 ※日曜夜19時です。 ※日曜朝9時30分です。 「神」の末裔 あます わかりやすい悪役 ガープ「ゴミクズ」 コメント欄ログ化項目 サイコパス集団 シャボンディ諸島 ルフィの大嫌いな奴ら レイシスト ロイヤルファミリー ワンピース 上級国民 世界の歪み 世界中から恨みを買う存在 世界政府 世界政府を作った加害者 世界貴族 五老星 人体実験 人間のクズの温床 人間の負の歴史 倫理観ゼロ 傲慢 先住民一掃大会 共存不可能 初登場がシャボンディ諸島編 天竜人 天翔ける竜の蹄 暴君 末裔 権力者 武闘派もいる 特権階級 王侯貴族 王室 王族 環境が生んだバケモノ 神の騎士団 聖地マリージョア 自己中心的 諸悪の根源 貴族 身勝手な人間達 選民思想 鬱展開の原因




───天竜人はこの世界を創造した「神」

ここにいるのはいわば“下界の王達”

「神」が欲する物は全て差し出すのは必然


そうだえバカ者共!!




【概要だえ】

世界政府の本拠地である「聖地マリージョア」の住民にして『ONE PIECE』世界で最も誇り高く気高き血族として、世界の頂点に君臨する者たちのこと。
作中では“天竜人”とも呼ばれている。これに関連して紋章も“天翔る竜の蹄”である。

約800年前に世界政府を創設し、聖地マリージョアに移り住んだ20人の王達*1の末裔の一族。
男性は語尾に「え」、女性は「アマス」とつけることが多い。なお男は「○○聖(せい)」、女は「○○宮(ぐう)」という称号(?)をつけて呼ばれる。

一般人の事を下々民(しもじみん)と呼び、聖地から出る際には同じ空気を吸わないようにシャボンディ諸島ではマングローブ樹脂製のシャボン玉、それ以外の所ではプラスチック製の立方体の透明なマスクをかぶり、宇宙服のような特殊な防護服を纏っていて闊歩している。
ただし全員がそのような服装に統一されているという訳でもなく、五老星、神の騎士団、後述する「先住民一掃大会」の“狩人”(ハンター)はこれに該当しない。

普段からおよそ一般人とかけ離れた生活をしていることに加え、赤い土の大陸(レッドライン)の頂という地形や政府関係者以外の立入が制限されているマリージョアの閉鎖性も相まって、魚人族を「魚」と強く差別しているなどその認識は狭量。

ちなみにマリージョアには天竜人が管理する、存在自体が世界を揺るがす「国宝」があるという。

ONE PIECEの世界の闇の一つ。
モチーフはおそらく、“現実世界”の人間の負の歴史
「奴隷制」「アボリジニ(先住民)狩り」など似たようなことが過去にはいくつもあった。
…元ネタより過激にされているところもあれば、“マイルド”に描写されているところもある。

【世界最高峰の権力と財力アマス】



なんでアレがそんなに偉いんだ!?

創造主の血を引いている…

800年前に「世界政府」という一大組織を作り上げた王達
その末裔が「天竜人」


◇特権階級

世界政府を創設した王の末裔である天竜人は、世界政府の上層部や各国の王達すら意に介さない程の絶大な権力を持っている。*2
その為、「気に食わない」「目障り」「横切ったから」等のふざけた理由で人を射殺しても一切罪には問われない。
そして一般人や海賊、魚人族や巨人族などの亜人種奴隷にしても問題ない等の凶悪な特権が認められている*3
その為か一般人に対して人道もへったくれもない行為をしでかしており、一例を挙げると
  • 奴隷にその場のノリで悪魔の実を食わせて無理矢理能力者にさせ、晒し者にする
  • 海賊旗を掲げてたとはいえ目の前を横切った漁船を何の宣告もなく砲撃する
  • 笑われた、会話がうるさい等の些細なことで射殺する
  • 前を横切った子供を弾丸16発を撃ち込んで殺害する
  • 恋人が買い取られる際、拒絶するような動作をした者を奴隷として連行する
  • 娘が奴隷として拐われ無惨な姿で帰って来た後、誰とも口を聞かず三日後に自害した下々民がいる*4
  • 妻が生きたまま焼き殺された下々民がいる
  • 余興で奴隷の目を潰すなど残忍な事をする
  • 革命軍の女兵士を「妻」として攫い、病気になった途端に(恐らくは天竜人の血を引いているであろう)子供も一緒に捨て去る
  • 牛肉を希望したが食料庫が底をついていて出せずに代わりに魚を出したシェフを銃殺
  • 各国の王族の集まる世界会議(レヴェリー)に乱入し、気に入った王女を誘拐しようとし、後に止めに入った別の天竜人を後で焼き殺そうとする。
  • 全世界的なアイドルを堂々と舞台上で攫おうとし、失敗したらその部下を銃撃する
など、彼らの所業は凄惨を極めている。
かつて奴隷だった者はタイガーによって解放されたが、生涯に残る傷として苦しめられているのは変わらない。
「神が(理屈を)通す必要はない」とルッチが語ったように彼らの無法には世界政府に所属する国王すら逆うことは許されず、むしろ逆らうと反逆罪として逆らった国が滅ぼされる。
よって『ONE PIECE』の世界では「天竜人に逆らうな(或いは関わるな)」という絶対の不文律が敷かれている。
まるで世界を創り上げたか神に等しい存在。

天竜人の周りには「政府の役人」「護衛騎士」「高い戦闘力を誇るCP-0」が控えており、彼らに逆らい傷一つでもつけようものなら海軍本部から大将率いる軍が派遣され容赦ない報復を受ける。
作中では後述するロズワード聖の要請でボルサリーノ海軍大将が派遣された。
そしてついでに言うならその傲慢さは後ろ盾となる海軍や自分達の盾となる護衛にも遺憾なく発揮され、自らの命令の遂行に手間取れば一切の警告なしに粛清するのは当たり前、自分達のために命懸けで戦っている最中でも謝意など一片も持たず、それどころか仕事の結果に僅かでも落ち度があれば容赦なく死刑を宣告する。
死刑宣告がなされるのは海軍の最高戦力であろうとも変わらず、その見境のなさと後先を考えない浅はかさぶりは、替えの効かない最強の手駒であれば粛清は思いとどまるこの人を上回っている。

しかし後述する理由でドンキホーテ・ドフラミンゴには弱みを握られており、脅迫を受けてCP-0を通して世界に「ドフラミンゴが七武海脱退とドレスローザ国の王位放棄をした」と誤報を流した。

◇天上金

世界政府加盟国から納められる天上金があるため、その財力も桁外れ。
上記のように奴隷に余興として悪魔の実を食べさせたことから、世間では希少で相場が1個1億ベリーとされる悪魔の実を複数個入手できるだけの伝がある事が窺え、人間オークションでも愛玩用の人魚を競り落とすために5億ベリーをいとも簡単に提示している。

勿論その天上金は世界政府加盟国から搾り取った莫大な重税であり、作中判明している限りでも
  • 国が財政破綻し、結果的に国民は飢餓に苦しみ一人残らず骨と皮になって滅亡(ドフラミンゴの回想)
  • 払えなくなったせいで世界政府から除名
  • 払えない国民が殺される*5
と、彼らの与り知らぬ所で膨大な犠牲を強いている
今もこの制度なのかどうかは不明であるが、バーソロミュー・くまの過去回想によれば、天上金は国民の数に比例して多くなるらしく、払えなくなると知るや否や棄民政策を行う王(ベコリ)が出現し、最終的には貧困層を口減らしのために放火して虐殺するという最悪の結果を招いている。しかもこれ、天竜人の入れ知恵である。
もっともベコリには罪悪感の欠片も無かったため、くまの怒りを買って打倒される結果に終わったが。
「人口に比例して多くなり払えなければ殺害される税制」といえば東の海のアーロンもそうだが、そんな残虐な海賊と全く違わない、むしろ更に悪質な最低の悪政、それが天上金制度なのである。
ただでさえ魚人海賊団にとって天竜人はタブーなんだから、バレてたらアーロンはジンベエにどんな目に遭わされてただろうな


…まぁぶっちゃけ、現実で多くの国が採っている税制も「一人一人に課せられていて、人口が多いほど徴税額が増える」という点では変わり無いのだが、それらはあくまでも「政府が決めた額を、個人個人(ないしは団体の代表が代理で)国庫に納める」という形式に過ぎない。
そのため現代では当たり前だが人によって納税額は異なるし、最低賃金が得られる仕事なら、多少生活が苦しくなれども飢え死にすることはそうそう無い。
それに対し天上金の凄惨な点は税収のノルマというべき物が各国に課せられておりその額が国一つを飢餓状態にし得る規模である事だろう。
しかも払えなければ奴隷落ち、人権も何も認められず、あまつさえ海軍も守ってくれなくなるという脅し…と言うより事実が存在するため、どこの国も躍起になって払おうとする。笑えねぇ。


世界貴族のモチーフはヨーロッパ由来のものが多いが、このシステムに関しては現沖縄県である琉球王国が、宮古島や与那国島を始めた先島諸島の人々へ課した人頭税がモチーフだと推測されている。

◇環境が生んだバケモノ

絶対的な権力を持ち、それを諌める存在が無い為、多くの天竜人は非常に傲慢で自己中心的な性格。
庶民を殺すことは、天竜人にとっては朝に顔を洗うのと同じように至極当たり前なことであり、人間を家畜や虫として見たり思う事は当然の事だと認識するようになってしまっている。

彼らは気の赴くままにやりたい放題の為人々は恐れ忌み嫌っており、元天竜人のドンキホーテ一家が世界政府非加盟国に来た際は過酷な迫害を受けたほど。
その一方でゴア王国を訪れた際は国民から歓迎されていたので、地域や階級によって認識に差がある模様。
歓迎しなければ命が無い?まあそれもあるかもしれんけど

ただし、世界貴族も、生まれながらの絶対悪では決してない
これらの横暴は約800年前より、聖地マリージョアにて王達が築き上げた権力が暴走したものであり、外道でしかない彼らの振舞いも、ある意味では先代達から続いてきた「教育」により、天竜人以外への「優しさ・善意」が欠如してしまった結果。
実際、諸事情で下野したドフラミンゴやドンキホーテ・ロシナンテは色々と経験し、仲間・家族思いな人物にはなっている。

つまりある意味では、彼ら世界貴族も「天竜人こそが絶対」という洗脳教育が生み出した犠牲者と言える。
世界貴族同士では、普通に“人として”会話する場面も見られる。とはいえ、世界貴族の「ルール」を守る範囲内であればの話だが。

◇世間の嫌われ者

現時点では具体的な描写は無いが、彼らには証明チップという身分証があり、それを世界政府に渡す事で天竜人の地位を放棄して普通の人間として生活できるようになる。
尤も、ホーミング聖のような例外を除けば態々神のごとき地位を捨てる者などおらず、寧ろ一度放棄すれば海軍という後ろ盾を失った一般人に成り下がってしまい、天竜人に恨みを持つ民衆からの憎悪を一斉に受ける事となる。
民衆曰く

『元』天竜人だ 殺しても海軍は動かねェ!!

とのことである。

また魚人島のように海軍の目が届かないような僻地では仮に天竜人を殺したとしても、現地住民がその事を黙っていれば「ただの海難事故」として処理される可能性があるとのこと。

なお、世界政府や海軍は他の一般人と同様天竜人を忌み嫌っており、特に天竜人に直接命令される機会も少なくない大将格は相手にもしたくないというのが本音の模様。
現役大将の黄猿は愚痴を溢し、海軍本部元帥の赤犬は天竜人直属のCP-0「天竜人の傀儡」と吐き捨てている。
当のCP0のロブ・ルッチも完全に従順な訳でなく、天竜人同士のいざこざで傍観したシーンも。

世界徴兵で入った緑牛は天竜人を神と認めつつもマリージョアで革命軍との戦闘中にいちゃもんを入れて来た天竜人に内心で「邪魔だ」と吐き捨てたことがある。
藤虎に至っては政府の手落ちでドレスローザの被害を野放しにしたことに対して民衆に土下座し、それに大激怒した赤犬に「世界政府ってのは神かなにかですかい*6と言い切っている。
さらにマリージョアでの革命軍との戦闘では隕石落としで革命軍諸共マリージョアに被害を齎そうとしたばかりか、戦闘終盤では奴隷解放のために革命軍を援護し、同僚の緑牛がそれを止めに入るなどもはや大将どころか一海軍兵士としても大問題になる行動を起こしている。
挙句の果てにガープは公衆の面前(しかも世界政府の国王たちが多く集う場所)で天竜人のことを「あんなゴミ屑」と言い切っている。*7

更に、革命軍からも標的にされている。
一方でゴア王国に天竜人が訪問した際は住民から「一生に一度会えるかどうかの尊い存在」「おれも式典を見たかった」等と歓迎されており、田舎では彼らの悪行は知られていない模様*8
ステリーやヨークのように特権目当てで天竜人になりたがる者もいる。

だが、前述の「国宝」のことを踏まえると、世界政府が天竜人を野放しにする理由・その権力の根拠にもそれなりの理由があると思われる。


◇先住民一掃大会

原作の1095話で明かされた「天竜人の狂気の象徴」ともいえる行事。
だが実際は、世界政府が支配したい資源豊富な島の住民を天竜人を使って抹殺しているのが実態。
世界政府非加盟国に対して3年に一度行う大会であり、非加盟国に住む下々民と連れてきた罪人と問題のある奴隷を脱兎(ラビット)と称して“人間狩り”を行い、先住民の排他をスポーツの試合感覚で行う
そして島民を狩り尽くした後は、島と保有していた資源もろとも世界政府が所有するという海賊顔負けの略奪行為である。
この行事には海軍も天竜人の護衛及び訓練という名目で強制的に派遣。天竜人の警備や大会開催前の標的国の制圧の役割を担う。

海賊達も人間狩りに関する事はある程度聞いていた様で、白ひげはモルガンズからリークされた情報を知るまでは流石に(デマ)だと思っていたらしい。
こんな悪行を世界政府が黙認している事は流石に公開されておらず、所業そのものが歴史の闇に葬り去られる。

一応非加盟国に対しては開催前に加盟の催促は行うなど、一定の建前は存在する。
また開催国の是非やピックアップは推薦式のようで、劇中ではガーリング聖がプレゼンを行っていた。


【傘下だえ】

直属機関にCP-0と呼ばれる諜報機関がおり、主に五老星が彼らに特殊任務を与えている。
詳細は項目参照。

マリージョアの治安維持部隊。
主な活動内容は天竜人の警護、あるいは天竜人同士の揉めごとや争いの裁定など。
詳細は項目参照。

  • 警護部隊
マリージョアの巡回、外界へ出掛ける天竜人の警護している衛兵。
三角が特徴な兜と分厚い鎧を纏っており、主に槍を携えている。
海軍とは異なる組織のようだが、衛兵たちを統括してる役職と人物は明らかになっていない。新世界編での赤犬に対しては「サカズキ元帥」と敬意をはらった呼び方をしている。
そんな彼らだが、パンゲア城のとあるフロアでは衛兵が減るという事案が発生しており、「幻の部屋」という一室がこれに関わっているようだがそのワードを口に出しただけでも仲間から「冗談でもそんな事を言うな!」とタブー扱いされている。

【奴隷アマス】

世界政府非加盟国、加盟しても上納金を支払わない国、海賊などの犯罪者は人攫い屋などに捕まり人身売買の店に奴隷として売り出される。
脱走したりすると爆破する首輪をつけられている。
作中では人間屋という人身売買の店で購入、権限で誘拐じみた事で強制的に入手しており天竜人は多数の奴隷を所持している*9
四つん這いになった奴隷の上に跨り移動手段として酷使、見世物目的で後ろに繋げて行進させている。
本来なら人身売買は世界的に禁止されているが世界政府、政府直属の海軍はこの手の店などは「職業安定所」と黙認している。
相場としては男性の巨人(単純な労働力)・若い女性の人魚(愛玩用)にはかなりの高額が設けられている(この2種族は長年迫害された経緯も含まれる)。
ちなみに 能力者は時価である


【歴史だえ】

◇創設

彼らの先祖である20人の王たちは、世界政府創立の折にマリージョアへ家族と共に移住。
元から治めていた国々(ドレスローザ王国など)はその代で王家の血筋が変わっている。
ただし20人の王のうちアラバスタ王国のネフェルタリ家だけは移住を拒否した(よって天竜人扱いされてない)ため、唯一祖国に残っているので実際は19家である。

◇家系

名前 所属者 備考
ロズワード家 ロズワード聖、チャルロス聖、シャルリア宮 113巻SBSより判明
ドンキホーテ家 ホーミング聖、ホーミングの妻、ドフラミンゴ、ロシナンテ、ミョスガルド聖、シヴァーカレロ聖 かつてドレスローザを治めた一族。ホーミング聖と妻と息子のドフラミンゴとロシナンテはその地位を捨てて聖地を去った
ジェイガルシア家 サターン聖
トップマン家 ウォーキュリー聖
イーザンバロン家 ナス寿郎聖
シェパード家 ピーター聖、ソマーズ聖 1160話にて一般天竜人の中にシェパード家所属者がいる
マーカス家 マーズ聖
フィガーランド家 ガーリング聖、シャムロック聖、シャンクス 劇場版では家系名だけ原作より先に登場している
ネロナ家 イム聖(初代) イワンコフが用意した大昔の文献にて判明。政府創設時の家長
マンマイヤー家 軍子宮、グロウ聖 軍子については単行本の加筆で判明。名前だけは1096話で登場
リモシフ家 キリンガム聖
バベット家 1160話のゴッドバレー大会の進行状況セリフにて登場
サッチェルズ家 マッフィー宮
ネフェルタリ家 リリィ(初代)、ティティ(王妃)、コブラ(12代目国王)、ビビ(王女) 他の者たちからは”裏切りの一族”と揶揄されている

◇天竜人内

天竜人内では基本的にファーストネームで呼んでおり、上位の神の騎士団も家系内の者同士だと呼び捨てされる。
五老星の場合は天竜人内での最高権力者なので当時は騎士団一員であった若き頃のガーリング聖は敬意をもって礼儀正しく接していたので、おそらく聖地に住んでいる天竜人も同様にしていると思われる。

◇世界の秘密を知る者たち

世界政府の設立に深く関係している“空白の100年“、登場人物の“D“という名の意味を知っているようで元天竜人であったロシナンテは「“D“はまた必ず嵐を呼ぶ」「神の天敵」と大人たちから教えられていた。
原作1114話でベガパンクが世界規模の配信で空白の100年に関して語りだした時にマリージョアにいた天竜人が憤慨しており「死刑では済まさん!奴の死体を持って来い!!切り刻んでやる!!」と憎悪を募らせていた。
ただし、比較的若い年齢のシャルリア宮の反応を見る限りでは、天竜人の中でも知る者と知らない者の差異があるのかもしれない。

【登場した天竜人アマス】

五老星


“五老星” ここに!!!

「天竜人」の存在が明かされる遥か前の原作25巻から登場していた「世界政府最高権力」と称される5人の老人の男性にして、全天竜人の頂点に立つ5人。
ただしサカズキの言動によればさらに上=世界貴族の頂点────即ち「世界の王」が存在している。

メンバーは以下の5人で構成されている。
  • トップマン・ウォーキュリー聖

  • イーザンバロン・V(ブイ)・ナス寿郎(じゅろう)

  • マーカス・マーズ聖

  • シェパード・(ジュウ)・ピーター聖

  • ジェイガルシア・サターン聖

その他詳細は該当項目にて。

◆通常の天竜人


  • ロズワード・ロズワード聖
鈍器で叩こうが、刃物を刺しても悲鳴も言わない最上級の奴隷だえ!

年齢:53歳→55歳
身長:215cm
出身地:聖地マリージョア
誕生日:6月28日
血液型:XF型
好物:猿の脳みそ
CV:掛川裕彦


本編で初登場した天竜人・ロズワード家の家長。
髪型と衣装を除けば見た目は普通の中年男性。
顔立ちは男性天竜人の中では比較的威厳ある部類…というか(息子含めて)他が酷過ぎると言うべきか。
海賊の船長を奴隷としてコレクションする趣味があり、その内の何名かは息子に貸している。
シャボンディ諸島の人間屋(ヒューマンオークション)にて息子を殴り飛ばしたルフィに激怒し、海軍に大将を呼び寄せるように通報。
麦わらの一味と衛兵達が戦う中、「女は剥製にして、男はエサ抜きガリガリ奴隷にする」と一味への残虐な処遇を口にするが、直後に偶然頭上から落ちてきたウソップ尻に圧し潰され、頭を地面にメリ込ませて気絶、重傷を負った。
ちなみにウソップはオークション会場に着いたばかりで直前の横暴含め天竜人のことは何も知らなかった為、自分の尻で圧し潰した男は単なる不運な一般人程度にしか思っておらず、「げっ‼ごめん おっさん」とフツーに謝っていた。
「おっさん」などという尊敬も憎悪も込もっていない気安い呼ばれ方したのは、彼にとっておそらく人生で初めてのことだったのではなかろうか。

2年後の世界会議編では後述の件で顔に大怪我を負った息子を迎えに再登場。
その時に乗っていたのは無敵奴隷だった。
上記の言葉を言っていて無敵奴隷の性能には非常に満足している。
チャルロスが再度しらほし姫を捕まえようと無敵奴隷と共に向かったが、ミョスガルド聖によってチャルロスは大怪我、無敵奴隷は革命軍によって奪われてしまった。
長らく家名は判明しなかったが、113巻のSBSでロズワード家と回答された。
家名を繰り返す名前については「ロズワード聖の親はアホなんでしょうね」とのこと。

モデルは息子と共に世界屈指の大富豪一族と言われる「ロスチャイルド家」と思われる。


  • ロズワード・シャルリア宮
さァ“魚”!! 死ぬアマス!!

年齢:15歳→17歳
身長:178cm
出身地:聖地マリージョア
誕生日:3月29日
血液型:XF型
好物:キャビアの金箔のせ
CV:笠原留美


ロズワード聖の娘で、チャルロス聖の妹。
ペットで犬のサルウ(同じようにマスクを被っている)を飼っている。
外見は兄と似ても似つかぬ美少女だが、逃亡して首輪の爆破で倒れていた船長デビル・ディアスの顔を蹴った挙句「ただの人間のくせに」と吐き捨て平然と銃で撃つ*10などの傲慢で非道な性格は兄と同じ。
父親曰く「奴隷のしつけがなっていない」ので奴隷に逃げられるらしい。
シャボンディ諸島の人間屋で麦わらの一味に父と兄が重傷を負わされた事に激昂し、ルフィの友人のケイミーを撃ち殺そうとしたところをレイリーの「覇王色の覇気」で気絶させられた。
その後、麦わらの一味を取り逃がした海軍に対して八つ当たりに近い態度で怒鳴り散らしていたが、流石に発砲するような事をせずに口頭注意だけに留めていた。
父、兄を大怪我に負わせたルフィ達に憎悪に満ちた顔で復讐を誓っていた*11
2年後では聖地でベガパンクの配信を聞いていたが、他の天竜人は激怒していた中、彼女は「『空白の100年』?何アマス?それは…」と反応していた。


お前ムカつくえ~!


ロズワード聖の息子でシャルリア宮の兄。
いつも鼻水が垂れていて、父や妹とは似つかぬ醜悪な老け顔の青年。
天竜人という存在を体現するかの如く、権力を盾に暴虐の限りを尽くし、麦わらの一味(と読者)に「歯止めなく暴走した権力(byパッパグ談)」を見せつけた下衆。
本編から劇場版でも登場果たしている。

人物像や作中の動向など詳細は個別項目参照。

  • ジャルマック聖
海賊旗を掲げたら何者だろうと海賊だえ
何よりィ・・・ 下々民が私の艦の前を横切った!!!


ルフィの過去編に登場。
12年前のゴア王国を訪問する時に、自分の船の前を横切ったという理由でサボの小舟を砲撃し、沈めた。*12
自を歓待する民を「下々民がたくさんいる」としか思わなかったり、横切っただけで沈めるなど傲慢な天竜人そのものではあるが、機嫌を損ねて公務を放棄せず訪問をこなすなどチャルロス聖に比べれば遥かに理性的な一面もあり、サボの船を射った際に「船には子供が!」と意見した役人に対しても激昂せず、上記のセリフを返しただけに留めている。*13
原作では鼻から上の顔は不明だったが、アニメでは一瞬だけだが鼻から上の顔が登場し、後に公式のキャラ紹介一覧にて姿の全貌が判明。
目付きが鋭い下膨れの人相をしており、男性天竜人の中では割とマシな顔立ち。
なお担当声優が五老星のピーター聖と同じ人。



私の事などお忘れだろうネプチューン
──しかし私にはリュウグウ王国への恩があり
この日を待っていた あなた方がここに来る日を
10年前リュウグウ王国に漂着した愚かな天竜人が私だ…
亡きオトヒメ王妃に諭され人間にして貰った!!!
全力であなた方の力になりたい!!!

CV:後藤哲夫→菊池正美

ドフラミンゴ一家と同じくドンキホーテ姓を持つ天竜人。*14
10年前にリュウグウ王国に現れた天竜人で、フィッシャー・タイガーが起こした反乱で逃げた奴隷の魚人を取り返そうと魚人島に向かう。
その途中で海洋生物に船を襲われ難破し、船員は全員死亡し重傷を負うが、元奴隷の島民達との一騒動を経てオトヒメ王妃に助けられる。
世界会議編で再登場した際には10年の間に何があったのかなんと思慮深く常識的な感性を持ち合わせた(一般的視点から見て)真人間と化していた。「オトヒメ王妃の説得で『人間』にしてもらった」と当人は語っており、天竜人の価値観(世界観)から、オトヒメ王妃に根気強く教え・諭されたことで市井の人々の価値観を知って世界観が一変した模様。

詳細は個別項目を参照。


  • ドンキホーテ・シヴァーカレロ聖
CV:岸野一彦
ミョスガルド聖の父親。
10年前のミョスガルド聖が魚人島に訪れたキッカケの回想シーンで登場。
息子に奴隷の魚人が魚人島に帰った理由に「ジンベエが七武海に加入した事による恩赦で奴らは不問となった*15
元奴隷が魚人島に逃げたことにはムカつくと愚痴るも七武海の恩赦には受け入れていた。

  • カマエル聖
CV:三村マサカズ

劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』に登場。
夫人と共にテゾーロからの天上金を受け取るためグラン・テゾーロを訪れるが、ナミがテゾーロを欺く目的で襲われ、服を奪われてしまう。
終盤ではルッチに救助の連絡をするも、サボとの交戦の為に途中で切られたが救助自体はされた模様。


  • カマエル聖の夫人
劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』に登場。
ツリ目の女性。
夫と共にグラン・テゾーロに訪れたがナミたちの襲撃にあい服を奪われてしまう。


  • プルミング聖
CV:増谷康紀
マッシュルームカットとカイゼル髭が特徴な中年男性で出っ歯。
革命軍の聖地襲撃の際、海賊の奴隷を乗馬代わりにして逃走をしようとしたが高齢と酷使でズタボロでろくに動けない状態だったので廃棄処分として銃殺しようとしたが、直後にカラスによって銃は奪われてしまった。
殺されそうになった海賊はカラスによって奴隷用の鎖が外され、彼の言葉通りに町の東に逃げた。
アニメでは奴隷を殺処分しようとした際には「ゴミめ」と唾棄したが、その後のカラスの強さに目の当たりして彼から同じように「ゴミが」と返されて恐怖して逃亡。


  • マッフィー宮に依頼していた天竜人
1160話の「先住民一掃大会」にガーリング聖から赤子の管理を任されていた天竜人。
ロックスとロジャーの海賊団襲撃による混乱の最中にドラゴンによって赤子を連れ出され、その失態でガーリング聖から殺されるのを恐れていたのか騎士団のマッフィー宮に奪還命令を依頼していた。
「〜え」と言っていたので男性。

  • その他のモブ天竜人
1083話をはじめとして天竜人サイドでは数多の天竜人が登場。
聖地のシンボル破壊と街の破壊活動にパニックになり逃げ惑い、食糧庫の破壊に「貧乏人の嫉妬だえ!」と言う、今回の件で現護衛兵全員の処刑とわめく、海軍大将と革命軍隊長の戦いに「天竜人の誰かを怪我させたら死刑だえ」*16と逃げずに命令したりと大将たちの戦いを妨害したりと横暴さをみせていた。
エルバフ編のロックス海賊団時代にて聖地に潜入していたハラルドを奴隷にしようと目論んだり、先住民一掃大会では自前の連射銃を持ち出す者、大会の様子見ていた者は賭けの対象にしようとしていた。

テレビスペシャルの『ONE PIECE“3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』では
バーンディ・ワールドに襲撃された政府の船に天竜人が乗船しており、カイゼルひげの中年男性とメガネの茶髪と茶髭の老年男性が確認が出来る。
海軍と共に持っていた銃で応戦するも、船はバーンディの能力で沈没したので生死は不明。


◆神の騎士団

天竜人の中でも武闘派のメンバーで構成されている特殊組織。
主にマリージョアで起きた事件や秘密裏の任務の時に動いている。
  • フィガーランド・ガーリング聖(後に五老星へ)
  • フィガーランド・シャムロック聖
  • マンマイヤー・軍子宮
  • リモシフ・キリンガム聖
  • シェパード・ソマーズ聖
  • サッチェルズ・マッフィー宮
メンバー等の詳細は該当項目にて。


◆元天竜人

  • ドンキホーテ・ホーミング聖
CV:村治学

天竜人の一人であるが、自分たちは神ではなく人間であると考えた結果、妻や二人の子供と一緒に人間の生き方を選ぶことを決めた。
しかし、天竜人に恨みを持つ民衆によって家が焼き討ちに遭い、妻も病気で失い、子供たち共々民衆にリンチにあってしまう。
その2年後、息子のドフラミンゴに殺害されてしまう末路をたどった。
天竜人の中では数少ない穏健派で、現時点で出てきた天竜人の中で最も良心的な人物で、暴行を受けて殺されそうになっても「子供たちは勘弁してくれ! 私だけを殺してくれよ!!」と叫ぶ。蒔いた種は本人たちであるがこの場面もちょっとした地獄絵図である。*17
「親」としてはまっとうであるが、「天竜人が奴隷を虐げていても全く気にしない」といった、元支配階級の人間らしくズレた価値観が残っている部分もある。
その上、「子どもたちに現状をきちんと説明しない」など、詰めの甘い部分がある。

自身の理解者や支持基盤も作らずに天竜人の地位を捨てて、天竜人の横暴が特に酷かった世界政府非加盟国にうっかり移住するなど結果的に一家全員を不幸に巻き込んだあたり、考えが甘すぎた「お人よし」としか言いようがない。
皮肉なことに息子たちは良くも悪くも理解者を得ているため、その点が彼らとの大きな違いとなっている。
息子であるコラさんことロシナンテからは「父は優しかった」と言われ慕われており、
認識の甘さこそあったが、リンチに遭い続けてもなお恨み言一つ言わず、息子に殺される直前も命乞いせず子供達への詫びを言うなど底のない「善人」であり、その優しさはロシナンテへと受け継がれ、とある少年を救うことになる。

ちなみにアニメ版では、あろうことか移住先の民衆の前で堂々と自分達の素性を語る場面が追加されている(原作では現状を理解していないドフラミンゴの振る舞いが原因でばれている)*18


ホーミング聖の息子だったが天竜人の地位を捨てた父親に憤慨し、殺害した。
後にドンキホーテ海賊団を立ち上げ、王下七武海の一人になる。
詳細は該当記事を参照。


ホーミング聖の息子で、ドフラミンゴの弟。
父親を殺されて彷徨っていた所を当時中将であったセンゴクに引き取られ、海軍として活動する。
詳細は該当記事を参照。


  • ホーミング聖の妻
CV:浦和めぐみ

その名の通りホーミング聖の妻であり、ドフラミンゴとロシナンテの母。本名は不明。
シャルリア宮に続いて登場した2人目の女性であるが、彼女とは逆に心優しい人物であり、天竜人の地位を捨てた夫に賛同していた。
民衆から追われる身になった後は、劣悪の環境で過ごしたのが原因で病に冒され、最期は夫と子供に看取られながら息を引き取った。
残された家族がその後に直面する悲劇を考えると、民衆にリンチされる前に命を落とした彼女はある意味幸せな方だったのかもしれない。


◆関連人物

  • ネフェルタリ家
現在は世界政府加盟国アラバスタ王国の王族。
…なのだが、実は天竜人の前身となった「20人の王」の内1人の末裔。
「とある歴史的事件」の終結後、他の19人と同様に聖地マリージョアへの移住を提案されたが、本人は拒否しそのままアラバスタへ定住を決めたとのこと。
この発言はドフラミンゴの台詞によるものであり、天竜人全員が把握してるかどうかは不明だが、五老星からは「いわば裏切者の一族」と言われている。
現在でもアラバスタに古代兵器「プルトン」の在り処を示す歴史の本文があるという歴史的事情、更に後述の描写から末裔であることの重大性が示唆されている。

なお作中で 一度も天竜人であった時期はない 事は留意。

現在は赤髪海賊団大頭で四皇の一角。
…なのだが、実はフィガーランド・ガーリング聖の息子でシャムロックの双子の弟。
1歳の時ゴッドバレー事件の時に宝箱の中に隠れており、それをゴールド・ロジャーが発見したことでロジャー海賊団の一員となった。
時期は不明だが一度は聖地へ戻っていたことがシャムロックの口から語られた。
…これはこれでフィガーランド家の(ある種の)優遇を受けている謎も出てきたが…*19*20


【聖地マリージョアだえ】

世界貴族の住む地であり、「赤い土の大陸」の上に位置する世界政府の中枢。
また、マリージョアは街のようになっており、よくマリージョアとして描写される城はパンゲア城という。
赤い土の大陸の天辺の環境は元々は草木も生えてない荒廃した土地だったようで聖地では人工樹林が植えられている。
その為か作物等は育てておらず、世界会議編の最中でサボら革命軍が聖地に備蓄していた食糧庫を破壊させて徐々にだが食糧危機を迎えている。*21

レッドポート

海軍本部「ニューマリンフォード」とニューマリンフォードの反対側である旧海軍本部「マリンフォード」(現G1支部)の裏手にそれぞれあるマリージョアへの玄関口。
高地に存在するマリージョアへと上がる為、浮上用にシャボン玉で出来たリフト「ボンドラ」が整備されている。
世界会議(レヴェリー)開催中は警備の為、海軍の精鋭が集うことになる。

また偉大なる航路(グランドライン)を航海する人々が赤い土の大陸(レッドライン)を越える為のルートとしても使用されるが、経由する際は高額の上納金が必要であり、ホイホイ通れるものではない。
そもそも世界政府の中枢に犯罪者の上陸が許されるはずもなく、海賊が「新世界」に進む方法は、魚人島ルート一択となる*22

トラベレーター

レッドポート発着港から長い階段を登った先にある、要は「動く歩道」。
なお、「トラベレーター」という単語自体は現実でも動く歩道のことを指す用語として存在している*23
マリージョアに広がる人工の森の中を縫ってパンゲア城に続く形で整備されており、その移動速度は速すぎず遅すぎず、利用者である天竜人や各国の王族の為に配慮されている。

…が、リュウグウ王国のフカボシ王子は「嫌な気配がする」とトラベレーターを利用せず自らの足で移動するようにリュウグウ王国の面々を促した。
それもそのはず。
その地下では数百人もの奴隷たちが鞭を打たれながら必死で動かしていたのだから

パンゲア城

マリージョアの中心部に聳え立つ巨大な城で、原作・アニメでのマリージョアのシーンにおいて毎回出てくる建物でもある。
天竜人の頂点である「五老星」がここの「権力の間」で政務を行い、また四年に一度の世界会議(レヴェリー)が行われるのもこの城である。
また地下部分には、国宝の保管庫と思しき氷漬けになった極低温の区画があり、その一角に巨大な麦わら帽子が安置されている。
この帽子はルフィが被っているものとデザインは同じだが、巨人族サイズである。

なお「パンゲア」とは、現実でペルム紀~三畳紀にかけて存在した巨大大陸のこと。
この「パンゲア」が長い年月で徐々に分割・変形していき、現在の地球の各大陸が形作られた。

(から)の玉座

パンゲア城に存在する巨大な玉座。
「世界の中心」として崇められているが、「誰も座らない事が平和の証」として、その玉座に座る唯一の王は存在しない。
五老星が権力を分け合っているのも同じ由来である。
周囲には800年前「始まりの20人の王」が用いたとされる武器が突き刺さっており、マリージョアを訪れた各国の王は玉座に誓いを立てるのが慣例となっている。
なおネフェルタリ家が天竜人にならなかったことにより、実際に突き刺さっている武器は19本しかない。

神々の地

パンゲア城正面の3つの門(左右の門はレッドポートへとつながっている)のうち、真正面の「天竜門」の先にある天竜人の居住区。
天竜人の出入りは自由だが、その性質上加盟国の王族ですら入ることは許されない。
居住区の全貌は明らかになってないが、街の中心部に天竜人のシンボルマークの旗があり、食糧庫が存在。
最奥には神の騎士団の正規メンバーが待機している「ジャンガラ」と呼ばれる神殿がある。

マリージョアに関する謎

世界観の謎の中心だけにここ自体も結構な謎の塊だが、ここで挙げるのはずばり施設のサイズ。
ここに挙げられた施設のうち、パンゲア城、神々の地の門、それらへ至る道やトラベレーターが全体的にデカいのである。
天竜人も各地の王族も(個々人の差はあれど)常識的な身長の持ち主にも拘らず(後述の「もっと上」はそれより小柄な可能性が高い)、マリージョアに存在する、それも恐らく「空白の100年」期のものと思しき施設はそれら「常識的な身長の持ち主」が使うにはあまりにも大きく設計されている。
少なくとも大多数の天竜人のために作られたとは考えづらい。

この事から、これらの施設は元々巨人族、あるいはそれに類する大きさの人間が使うことを前提に作られたのではないかという仮説が存在する。
国宝とされる麦わら帽子ですら巨大であることがこの推論を補強しているが、今のところ真相は不明。


【劇中の天竜人の動向アマス】

過去

200年以上前、神々の地に巨人タイプの機械兵器の襲撃にあい壊滅的な被害を被るも兵器はエネルギー切れで機能停止した。
なお機械兵器は後々にベガパンクがそれを発見して、動力源の解析するために回収してエッグヘッド島の最奥に安置。

38年前、ゴッドバレーという世界政府非加盟国で先住民と連れてきた奴隷を対象に、先住民一掃大会と呼ばれる催しを開く。
そこにゴッドバレーの情報を手に入れたロックス海賊団が襲撃し、ガープとロックス海賊団と同じ情報を手にして居合わせたロジャーの共闘でロックス海賊団はトップがやられて壊滅。

33年前、ドンキホーテ・ホーミング聖が妻と子を連れて天竜人の地位を捨てて外界に降りていった。
同族は説得したが、ホーミングの言葉に「異端者、裏切り者」と見放した。

15年前、フィッシャー・タイガーが単身で聖地を襲撃し、多くの奴隷たちを解放し天竜人の居住地に甚大な被害を与えた。

12年前、ジャルマック聖がゴア王国を来訪。
その際に自身の船の前を横切ったサボが乗っていた船をバズーカ砲で沈めた。

10年前、ミョスガルド聖は奴隷解放で逃げられた魚人たちを取り戻そうと役人を連れて魚人島に向かうも海王類の襲撃でミョスガルド以外の船員は死亡、自身も重傷な上に元奴隷の魚人たちに殺されそうになったがオトヒメ王妃によって救われ、彼女の出会いをきっかけに価値観が大きく変化。

前半の海編

ロズワード聖、シャルリア宮、チャルロス聖がシャボンディ諸島を来訪。
そこでチャルロスはルフィに殴られ、ロズワードは海軍大将を派遣させた。

後半の海編

ドフラミンゴに脅迫され、彼が七武海とドレスローザ国王の地位を放棄したと誤報を流す。

世界会議では、しらほし姫を狙ってチャルロスが現れるが、思慮深い真人間になったミョスガルドが彼を制裁。更にチャルロスは再びしらほし姫を捕らえようとしたため八宝水軍のサイとトンタッタ海賊団のレオの攻撃を受け重傷を負う。
同じ頃にサボと軍隊長4人による聖地襲撃事件が発生し、聖地マリージョアは大きな被害を受けることに。
革命軍の行動により、神々の地が荒らされ天竜人の食糧庫が破壊されてしまい、「パンがない!」と狼狽していたりと食糧が枯渇状態となる。

世界会議後、神の騎士団に取り調べを受けていたミョスガルドが、神の騎士団最高司令官のガーリング聖によって処刑された。

ベガパンクが全世界に向けての配信を突如行い「空白の100年」について語り出そうとした際には、神々の地で配信を見ている天竜人達は怒り狂っていた。
一方で「空白の100年」について知らない人物も描写されている。

エッグヘッドによる大事件後では革命軍による食糧庫の破壊に伴う食糧不足が進行しており、不自由なく豪華絢爛な暮らしをしていた彼らには未曾有の状況となっていた。
僅かな食料で出したら所望していたものと違うからとお抱えのシェフを殺害、「飯一食とおやつを抜くとか囚人に等しい」と打開策とか見出だせずに「責任者を殺さねば」「下々の者の怠慢、失策である故に罰を与え戒めねば」と責任転嫁する暴君ぶりをみせていた。
物資の運搬だが革命軍がボンドラを事あるごとに破壊しているためマリージョアへ送ることが困難*24になっており、海軍も懸命に食糧の確保をしているがこのままでは聖地で餓死者が出るという事態が起きつつあるようで、この窮地に神の騎士団が動き出しエルバフ制圧任務で途中で帰還したシャムロック含めて4名が降り立つ。
神の騎士団はエルバフの巨人族を「戦闘奴隷」として支配下に置くべく、巨人族の子供たち10人を誘拐して聖地へ連れて行こうとし、更に「セイウチの学校とフクロウの図書館を燃やして世界政府に忠誠を誓い、従わなければ子供たちを1人ずつ消す」とエルバフ側に要求する。

一方でマリージョアは現在火の海になっているようであり、パンゲア城にはまだ火は及んでいないが、城の周辺に被害が及んでおりかなり燃えている。
また、下界の兵糧作戦も続いている様であり余談を許さない状況となっている。

【余談だえ】

  • 高貴な(ノーブル)オープナー
一般の天竜人がしている髷を思わせる髪型の名前。
単行本111巻のSBSにて判明。

  • 初期設定
初期デザインでは、天竜人の衣装は本編とは違って洋風のドレスだった。

  • ネット用語
台湾では「政治家などの繋がりがあり、強力な財力と特権階級を持つ者」を”天龍人”と呼ぶ言葉がある。
元ネタはいうまでもなく本項目の天竜人。





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  • 【封じられた歴史】
800年前の空白の100年に興味を持ち、解明しようとしたクローバー博士と彼の遺志を受け継いだベガパンクによってとある仮説をたてる。

900年前までに存在していた巨大な王国は完全なオーバーテクノロジーとよべる文明力を誇り、その国とは何か関係を持っていたジョイボーイと呼ばれる者がいた。
しかし、その王国に脅威とみなした20名の王族が共闘して作り上げた「連合軍」との世界規模かつ長期に渡る戦いが起き、最終的に連合軍が勝利して連合軍は後に世界政府を創設。

そして政府はジョイボーイをはじめとした敗れ去った王国を隠蔽と改竄等を駆使して徹底的に抹消した。
クローバーとベガパンクは「900〜800年の間に起きた世界大戦のキッカケは王国と連合軍の思想が原因で、世界政府もとい天竜人は敗けた国の思想を忌み嫌っている」
「過去に起きた天変地異相当の災害で海面は100年間で200M相当の海面上昇を起こしたが、自然災害ではなく人為的な世間では密かに伝わる”古代兵器”による仕業」
彼らはそう仮説を立てる。

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最終更新:2026年08月05日 15:49

*1 正確にはアラバスタ王国のネフェルタリ家のみ移住を拒否したので19人の王達

*2 とはいえチャルロス聖がしらほしを奴隷にしようとして刃向かったフカボシ達を殺すよう指示した際に「王族でも“金を積めば”許される」と発言している辺り、流石に天竜人でも王族相手に手を出すのはノーリスクでもない様子

*3 ヒューマンオークションの説明文を見るに、犯罪者及び世界政府非加盟国は例外なく人権無視の措置がある。また上納金未納でも同じ境遇にされる模様。

*4 ソ連のNKVD議長、ラヴレンチー・ベリヤにほぼ同じ逸話がある。もちろんベリヤが加害者側

*5 ルルシア王国のモーダの発言。福祉が止められるといった比喩か本当に死刑になるという劇中の事実かは不明

*6 この場面はあくまで政府のミスで世界貴族は関係ないと見えるが、そもそもの発端であるドフラミンゴが天竜人であり、しかもその関係で散々誤情報を流して国や海軍を混乱させている

*7 ステリー曰く、天竜人への暴言は死罪となる模様。なお、そもそも暴言抜きに息子が革命軍のボス・孫が億単位の賞金付き海賊のガープが海軍を首になってない理由は、「かつてゴッドバレー事件で(成り行きだったが)天竜人を助けた」ことと「態度は悪いが直接牙をむくタイプではない」のが大きい。

*8 ストーリーの都合もあるのだろうが、ルフィもシャボンディ諸島を訪れるまで天竜人の実態を知らなかった

*9 天竜人以外の貴族、金持ちも奴隷を労働力などで所持している

*10 因みにディアスはこの後海軍に捕縛されたのでこの時はまだ死んでなかったらしい。つまりその時点でシャルリア宮は所有物であったディアスを捨てて海軍に引き渡しており、当のディアスがなし崩し的に奴隷の身分から解放されたと言える。

*11 具体的な描写こそ無いものの、マリンフォード頂上戦争でのボルサリーノの発言から、麦わら一味に逃げられた後も引き続き報復を要請していた模様。

*12 盗んだ漁船に海賊旗を掲げたサボの行為は、現実で言うと来日した海外の国王の車列に反社会マークを掲げた奴が通るという下手したらテロ行為に発展する可能性もある暴挙。

*13 天竜人の性質的に意見をしただけでも役人は即刻殺されても可笑しくないにもかかわらず、こう返せる事から読者からはまだまとも枠判定されている

*14 魚人島編では姓は出てこず、世界会議編でドンキホーテ一族だと明かされた

*15 奴隷のマークにタイヨウのマークの焼印で上書きと奴隷じゃない者も同じのをつけてるので見分けは不可

*16 言われた緑牛は内心「だったらどけよ」と怒りを露にして愚痴っていた

*17 アニメ版では磔にされた際に「子供達に罪は無い! 矢は全て私に向けろ! 頼む…子供達は助けてくれ!」と懇願していた。

*18 ホーミング聖の素性を聞かされた民衆は当然怯えるような反応をしていた。

*19 参考なまでに親が自ら放棄したとはいえ、仮にも元天竜人のドフラミンゴの聖地入りを拒否し、暗殺者すら仕向けている。また、恐らく天竜人の血を引いているであろうボニーも一般人と同じ扱いになっている。

*20 『FILMRED』でウタがシャンクスの娘という素性が明かされた際に五老星が、フィガーランド家の娘である可能性を指摘し、当初は血筋ゆえからなのか彼女の始末に躊躇いを見せていた点もある。

*21 食糧庫だけでなく食糧を聖地へと輸送する設備も破壊された為に後述のエピソードと違って人々から食糧を奪い取る事すら不可能となった。『ONE PIECE FILM Z 連動特別編 Zの野望』では天竜人が宴を開く為に世界政府に島民達の食料を略奪させていたが、時系列が世界会議編より前で天竜人にしてれば(強引な)取り寄せという形であった。

*22 魚人・人魚族が迫害の対象であったこともあり、入国するならず者たちによる人魚や魚人への差別・誘拐など、負の歴史の遠因ともなった

*23 その他「オートウォーク」「ムービングウォーク」等とも

*24 マリージョア周辺では農業がおこなわれてないらしく、食料は全部下界から運んでいた。