登録日:2025/04/28 Mon 22:22:25
更新日:2025/04/30 Wed 09:34:25NEW!
所要時間:
スペック
分類∶オーラバトラー
全高∶7.0メット(m)
重量∶4.6ルフトン(t)
オーラ係数∶1.1
必要オーラ力∶8オーラ
限界オーラ力∶18オーラ
巡航速度∶200リル(約800km/h)
最高速度∶250リル(約1,000km/h)
装甲素材∶強獣の甲羅
所属∶ラウの国・ナの国
主なパイロット∶(ワインレッド)マーベル・フローズン、キーン・キッス、(ネイビーブルー)フォイゾン・ゴウ、(オリーブ)ニー・ギブン、トルストール・チェシレンコ、一般兵、(ホワイト)ナの国本国の警護機
機体概要
ラウの国とナの国の技術陣がドレイク陣営から奪取した
ダンバインと既にラウの国で開発されていたボゾンを参考にして、共同して開発したオーラバトラー。
随所に独創的な設計があり、剣の鞘が背中上部に水平に取り付けられ、両脚が逆関節になっている。
オーラコンバーターは左右分離型で、流線的な体躯と軽量な機体ということで運動性と機動性に優れている。
また、微弱ではあるが搭乗者のオーラ力をソードに蓄積させ威力を増加させる機能を初めて実装している。
ワインレッドに塗装された一号機はマーベル・フローズンに授与され、彼女がダンバインに乗り換えて以降はゼラーナ隊の数少ないコモンのオーラバトラーパイロットであるキーン・キッスが搭乗。
また母艦ゼラーナを喪ってからオーラバトラー乗りになったニー・ギブンは一般兵と同じオリーブ色の塗装の機体に搭乗した。
この他本編未登場の機体にシーラ・ラパーナ専用機として作られた「ディネ・シー」が存在する。
このボチューン、量産型として見た場合ドレイク軍のそれと比べて色々見劣りする部分があり、所属が同じボゾンと比べてもいろいろ使いにくい部分が見受けられる。
◇武装が貧弱
基本的に武装がオーラソードとオーラバルカンだけしかない。
しかも唯一の火器のオーラバルカンの装備場所は両大腿部にあるため、基本的に腕に装備されているドレイク側のオーラバトラーとのそれと異なり火器の向きが制限されてしまう。
ボゾンが使用したガッシュと呼ばれる射出武器も両腕に射出機甲がないボチューンでは使用不可能だし、ビランビーのような携行火器もなくダンバインのオーラショットも使用できない(引鉄を引くためのワイヤークローがない)ので、相対的に射程距離や火力に欠ける。
この点は特に、オーラ力の作用の増大により砲撃火力が重要になる地上へ浮上した後に大きな問題となっていった。
◇速度自体はそこまで速くはない
本機の速度自体は
ドラムロの後期生産タイプと(巡航180リル・最高速度220リル)そんなに変わらない。
高機動型の中では量産性に優れるビランビーとは巡航速度は同じだが最高速度は300リルと劣勢。
しかし、当時の敵軍主力機の半分程度という軽量により加減速能力など機動性自体には優れており、主眼である近接戦においては後れを取ることはなかった。
◇当然長所もある
この様に問題点も抱えながらも、必要オーラ力の低さと18という限界オーラ力の高さは乗り手を選ばない汎用性に繋がり、
近接戦重視の武装構成も、ドレイク兵に比べてオーラバトラーに慣れない自軍の騎士たちを早急に戦力化する必要に駆られての事でもあった。
結果として、乗り手への間口の広さに反してポテンシャルを最大限に発揮するには「限界オーラ力の高い搭乗者が高機動性を活かし、近接戦闘を行う」という限られた運用方法が求められる形になってしまったが、主力量産機としては及第点にあると言え、オーラマシンの開発・運用で遥かに先行するドレイク陣営へ反抗勢力が抵抗していくうえで大きな力となった。
ボチューンが本当に使い物にならない失敗作だったなら、両軍相討ちに持ち込む事すらできた筈はないのだ。
武装
オーラソード
オーラバトラーの標準装備である長剣。先述の通り乗り手のオーラ力を込めて威力を上げることができる。
この設定のお陰か、後述するスパロボシリーズでは攻撃力にはそこそこ恵まれているケースが多い。
腰部連装オーラバルカン
腰の付け根両側に二基ずつ装備。格闘戦と併用できるかもしれないが、如何せん射角に問題がある。
掌部オーラバルカン
作画ミスで両掌から発射した描写があった。
後にゲームに登場する上位機種ボテューンには、この描写を拾って装備されている。こちらは腰のバルカンが無くなってしまっているが。
活躍
正直あまり活躍していたとは言い難い。
マーベルがオーラソードで
トッド・ギネスの駆るビアレスに斬りかかっても篭手に弾かれてしまったり、フォイゾン王がゴラオンの発進時にドレイクとの相討ちを狙うために出撃するもジェリル・クチビの
レプラカーンに阻まれ返り討ち。
地上に上がってからもエレ・ハンムに好意を抱いた地上人のトルストール・チェシレンコが彼女のために黒騎士を討とうとするも返り討ちに遭ったり、キーン・キッスがブブリイに突撃でやられたりと、やられメカのような扱いが続く。
中には海中に潜ったらオーラバリアが水圧に耐え切れずに圧壊、なんて悲惨な目に遭った機体も。
数少ない活躍はニー・ギブンが猛攻に晒され撃墜されたオーラバトルシップのウィル・ウィプスから小型オーラシップのブル・ベガーで脱出を図ったドレイク・ルフトを討ち取ったところだが、結局彼もその直後にドラムロの集中砲火を浴びて撃墜されている。
量産型もボゾンと共に出撃するも敵のドラムロ隊のトリオ・コンビネーションによるフレイボム集中砲火で焼き払われるなど、割といいところはなかった。
この辺りは次回作
重戦機エルガイムの自陣営の量産機でB級ながら
エルガイムと共通する部分が多く武装やフレームやコクピット周りが充実しており、うまくいけばA級ヘビーメタルを撃墜することもあったディザードと真逆といえるかもしれない。
マーベルを筆頭に、ショウ以外の味方キャラの乗機としては(当たり前ではあるが)基本的にボチューンが採用されているため、「登場機会は」かなり恵まれている。
出てこないのは、原作終了後参戦などでマーベルすら出てこないorマーベルがダンバインに乗ってるといったケースくらいである。
だが、案の定というか量産型ゆえに限界も低いし射撃武器の火力や射程が壊滅的で、あっさり二軍行きになりやすい。
話が進んでショウがビルバインに乗り換えればお下がりのダンバインが巡ってくるし、さらに
スパロボ補正で原作で敵だった機体が自陣営で使えることも多く、一部作品だとサーバイン/ズワウスの参戦のせいでビルバインまで余る場合があり、脇役たちを使うにしてもそれらに乗せればよくね?というのが問題として付き纏う。
特に『
第4次』で
ダンバインどころかドラムロより一回りも薄い紙装甲だったのはある意味語り草。それでも本作のオーラバトラーの優遇のおかげで装甲薄めのスーパーロボットくらいにはあるが……
シリーズによってはしっかり補強すれば強力な機体に化けることもあり、特に
『IMPACT』でフル改造時全AB中最大火力になるのも語り草になっているが、
その場合でも他のより強力な機体に金をかけた方がいいことが多々発生する。
サーバインのように運用するには機体スペックが足りなさ過ぎた
また、『F』ではセガサターン版ではバグにより聖戦士技能がハイパーオーラ斬りの攻撃力に補正がかからない他のABとは違い正常に機能するので実はこちらでもAB中最大火力になっていた。
PS版だとバグが修正されているし、どっちにしろF完結編に入るとバグ修正されてるんだけどな!
とはいえ今回はダンバインと互角くらいのスペックなのでサターン版でバグを避けるために改造した人はマーベルを使うのならダンバインの代わりに使い倒すのも手か。
最終的にはトッドが持参するライネックどころか、サターン版だとバグで増殖するビルバインがいるので最終的にウォンに引き取られる可能性が高い
合体攻撃があり、機体ボーナスが優秀な『
BX』が一番優遇されていたと言えるだろう。
追記修正は敵に肉薄してオーラ斬りを浴びせてからお願いします。
- すごく・・・ギャオスです・・・どうやって味方の戦線保てたんだ? -- 名無しさん (2025-04-29 00:39:14)
- ↑昔のスパロボの図鑑だとベルクカッツェ呼ばわりだったな -- 名無しさん (2025-04-29 08:05:46)
- まぁ、ドラムロが傑作機過ぎたよな。 -- 名無しさん (2025-04-29 09:46:49)
- ズワァースもそうだけど、ワインレッド版の喉が赤いとそっちが目に見えてしまう -- 名無しさん (2025-04-29 10:37:41)
- パーツスロットが他のABより多めなのを利用して、補助精神役+SP回復パーツガン済みという用法がある。 -- 名無しさん (2025-04-29 21:14:36)
最終更新:2025年04月30日 09:34