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死霊騎士デスカリバー・ナイト(遊戯王OCG)

登録日:2026/05/06 Wed 21:01:00
更新日:2026/08/17 Mon 07:38:29NEW!
所要時間:約 3 分で読めます




死霊騎士(しりょうきし)デスカリバー・ナイト》とは、漫画『遊戯王』及びそれを原作とするTCG『遊戯王オフィシャルカードゲーム』に登場するモンスター。

【概要】


原作「記憶編」にてバクラが使用したモンスター。
先鋒で召喚され、その攻撃力を活かしてアタッカーとして活躍した。
だが、遊戯の策で2回とも攻撃を防がれ、結果的に1体もモンスターを戦闘破壊できなかった。
とはいえ、デュエル序盤はこのモンスターの突破に主眼が置かれているのでそれなりの存在感を示していた。


【原作・アニメでの活躍】


「記憶編」での「遊戯vsバクラ」戦でバクラが使用。
後攻1ターン目に召喚され、《マシュマロン》に攻撃するがその耐性で戦闘破壊できず。
次のバクラのターンには装備モンスターに罠耐性を持たせる《罠の護符》を装備して《サイレント・ソードマン LV0》に攻撃するも、永続魔法《マシュマロンのメガネ》で攻撃対象を《マシュマロン》に変更されまたも防がれる。
この時メガネを装備した絵面はなかなかシュール。よく見ると戦闘破壊されるまでこのメガネを身に着けている。
その後、《時の飛躍(ターンジャンプ)》でLV4・攻撃力3000になったサイレント・ソードマンに戦闘破壊された。


【OCG版】


効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
(1):モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動する。
その発動を無効にし破壊する。

第4期発売の『ザ・ヴァリュアブル・ブック8』の付録カードとして登場。同時収録は遊戯の《破壊竜ガンドラ》。
種族はアニメではアンデット族だったがOCGでは悪魔族に変更*1
それ以外のステータスは原作から据え置きであり、下級モンスターにしては高めの攻守を持っている。
以下で語られるように単純な「高ステータスの代償として厳しいデメリットを持つ」という枠に収まるカードではないのだが、少なくとも登場段階ではその意図による数値だったのだと思われる。

さらにOCG化にあたりモンスター効果の発動を無効化する効果を得た。
モンスター効果の無効化自体は古くから《スキルドレイン》が存在していたものの、発動を無効にするものはカウンター罠の《天罰》が前年にやっと出たくらいなので、当時としては珍しい効果だったと言える。

総じて強力なモンスターではあるのだが、以下のようなデメリットも存在する。

1つ目は特殊召喚ができないこと。
これは召喚権を使うほか、蘇生して効果を使いまわせないことを意味する。
2つ目は強制効果であること。
発動タイミングを選べず、最初に発動されたモンスター効果にしかカウンターできない。
相手が囮の効果を発動し、望むタイミングで無効化ができないこともありうる。
3つ目は自分のモンスター効果にも反応すること。
迂闊に自分モンスターの効果を発動すれば、無効化されたうえデスカリバー退場と大きなディスアドバンテージになる。

また強制発動である以上、「同時に複数のカードが発動した場合」「相手側に同時発動効果が発生し任意でチェーンを組まれた場合」の処理が少々ややこしい。
これから使う際にはルールを確認しよう。


【サイカリバー】


このカードが登場した当時は、いわゆる【カオス】(正確には【変異カオス】)環境。《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》達が君臨した時代である。
まだまだゲームスピードが遅く、OCGも一枚一枚のカードアドバンテージを重視していた。
そんな中に攻撃力1900という下級アタッカーの最低ラインを維持しつつ1:1交換に持ち込みやすいこのカードの汎用性は非常に高かった。
このカード登場後わずか一週間後に《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》や天敵となり得る《キラー・スネーク》が禁止カード化したことも合わさり、新たな時代を感じさせた。

そのため、グッドスタッフ系のデッキで採用された実績がある。
その主たるものが 【サイカリバー】 と呼ばれるデッキである。
このデッキ名は《 サイ バー・ドラゴン》と《死霊騎士デス カリバー ・ナイト》を合わせたもので、
  • 緩い条件で特殊召喚でき、攻撃力が高い《サイバー・ドラゴン
  • 高い攻守と無効化効果が強力な《死霊騎士デスカリバー・ナイト》
この2体でフィールドの制圧を図る。
5期ごろにわたって流行し、その間に多数の派生デッキを生み出した。
例を挙げると
  • 【アサイカリバー】
【アサイバー】の要素も加えたデッキ。
《D.D. アサイ ラント》でモンスター除去を狙う。
  • 【サイカリエアー】
【サイカリバー】に《E・HERO エアー マン》を加えて後続確保もできるようにしたデッキ。
  • 【サイカリエアゴーズ】
【サイカリエアー】に《冥府の使者 ゴーズ》を加えて切り返し能力を高くしたデッキ。
これを1枚で再現したといわれるのが《クシャトリラ・フェンリル》である。

その他【カオス】【除去ガジェット】【】との混成など、多数のデッキが考案された。

その後6期に入って《サイバー・ドラゴン》に規制が入ったため【サイカリバー】は環境から姿を消した。

この頃になると強力なモンスター効果が増えてくるためデスカリバー・ナイトは活躍できそうだったが、シンクロ召喚の登場で下級モンスターの攻撃力が形骸化していったことや特殊召喚できないデメリットがどんどん重くなってきたため、デスカリバー・ナイトも前線から遠のくこととなった。
レベル・スティーラー》といった何度も発動できる墓地発動のカードに対して自壊効果が勝手に発動するため、簡単に処理できる機会が増えたのも痛かった。


【余談】


  • 「デス カバリー 」ではなく「デス カリバー 」が正しい。
    「デスカバリー」(ディスカバリー)では「発見」の意味になってしまう。
    「カリバー」の部分は「エクス カリバー」が由来だと思われるので、そのように覚えればいいだろう。
  • 海外版WCS2006・2007で登場した際は《Skull Descovery Knight》という英語名だった。
    その他の作品では《Doomcaliber Knight》に変更されて今に至る。
    • 「Doomcaliber」(Doom(ドゥーム)=死)と一見直訳のような名前になっているが、「caliber」とは「(銃の)口径」を指す全然別の「カリバー」という単語である*2
      恐らく英訳の際に「カリバーってなんだ?」となって発音の同じ単語を当てたのだろうが、お陰で意味不明な名前になってしまっている。
  • 原作・アニメとOCGでは微妙にカードイラストが異なる。
    原作・アニメでは剣を肩に担いだものだが、OCGでは剣をこちらに向けている。
    • OCGのイラストは原作での召喚シーンを基にしている。
  • OCGでは書籍付属のため手に入れやすかったが、TCGでは当初大会の上位100名に送られる賞品として登場した。そのため世界大会で全盛期の【サイカリバー】を組むために3積みするには数十万という費用が必要であった。
    • 英語版デスカリバー・ナイトが安価で出回るようになったのは【サイカリバー】がすっかり廃れエクシーズ召喚が台頭していた2013年のことである。


追記・修正はマシュマロンのメガネを装備したデスカリバー・ナイトを戦闘破壊された経験がある決闘者のみお願いします。

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最終更新:2026年08月17日 07:38

*1 原作での種族は不明

*2 エクスカリバーは「Excalibur」