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デメリットアタッカー(遊戯王OCG)

登録日:2017/10/10 Tue 01:00:54
更新日:2026/07/28 Tue 12:19:21
所要時間:約 22 分で読めます





デメリットアタッカーとは、『遊戯王OCG』において、「高い攻撃力を持つものの、代わりにプレイヤーに何らかのデメリットを強いるモンスター」の通称。
中でも「2000以上の攻撃力と何らかのデメリットを併せ持つ下級モンスター」を指すことが多く、本項目ではそれらのカードについて解説していく。



概要


Vol.シリーズから第4期までの遊戯王OCGにおいて、下級モンスターの最大攻撃力のラインは1900とされていた。
それを超える数値を持つ下級モンスターは、バランス調整として全てこのデメリットアタッカーにされていた。

デメリットの種類は様々で、攻撃すると強制的に守備表示になったり、相手にドローさせたり、中には召喚したら即座に破壊され墓地へ行ってしまうモンスターもいる。
類似の存在に、守備力が異常に高いがデメリットを持つ「デメリットブロッカー」とでも言うべき存在もいる。

上級・最上級モンスターの場合、元々のステータスの基準が下級モンスターより高い事もあり、「同レベル帯の中で突出して高いステータスを持つ」というものはあまり存在しない。
その代わりに、「本来召喚に必要とするリリースを軽減できるが、その場合何らかのデメリットが発生する」というものが存在しており、これらは「妥協召喚モンスター」と呼ばれる。
本項ではこうしたモンスターについても一部紹介する。


なお、元の攻撃力が2000未満だが当時の環境からすると当然のように、あるいはそれと関係なく何故かデメリットを持っていたり、攻撃力が2000以上になってデメリットアタッカーのようになれたり、上級以上のモンスターでもデメリットが存在するものもあるが、そうしたものについてはここでは取り挙げない。


デメリットアタッカーの変遷

第4期序盤(2005年5月)

かつての遊戯王OCGはモンスターを展開する手段が少なく、下級モンスターを召喚してそのまま攻撃するシンプルな攻防に終始しがちだった。
戦闘の主役は《ブラッド・ヴォルス》・《ヂェミナイ・エルフ》といった、攻撃力1900の下級モンスター。
攻撃力1900でメリット効果を持つ《ニュート》が制限カードになったり、《熟練の黒魔術師》が《ブラック・マジシャン》を特殊召喚をする効果を無視して単なるアタッカーとして採用されたりしていたのが当時の環境である。
《サファイアドラゴン》《デーモン・ソルジャー》《昆虫装甲騎士》など、第3期第4期に入ってもたびたび攻撃力1900のバニラが収録され続けていた。

また、攻撃力1900だが優秀な効果を持つ《天空騎士パーシアス》、攻撃力2000だが自己再生能力を持つ《ヴァンパイア・ロード》など、攻撃力が低めな代わりにモンスター効果に優れる上級モンスターもよく使われていた。

下級モンスターでありながら、これらを一方的に殴り倒し、悪くとも相討ちにできるデメリットアタッカー達は非常に心強い存在であった。
当時の遊戯王OCGは手札を増やす手段が少ないことからカード1枚1枚のアドバンテージの取り合いが非常に重視されており、1体戦闘破壊できた時点で1枚分のカード・アドバンテージは得ているのである。
当時のトーナメントシーンでは《ゴブリン突撃部隊》が《ヴァンパイア・ロード》を殴り倒す様子がよく見られたものである。
なお返しのターンに《スピア・ドラゴン》辺りにつつかれてあっさり死んでいく所までセットである。

第3期には《スキルドレイン》が登場し、このカードでデメリットを消しつつ相手モンスターの効果を抑制する【スキルドレイン】が構築可能になる。加えて《最終突撃命令》で守備表示になるデメリットを打ち消すコンボも生まれた。

「混沌を制すもの」で「カオス」が登場すると、除外コストとして使える光属性闇属性のものが優先されるようになる。
とはいえ、《怒れる類人猿》は攻撃力2000かつ攻撃し続ける分にはないも同然のデメリットだったため、地属性でありながらも広く使われた。

第4期には妥協召喚可能で《スキルドレイン》との相性が良い《可変機獣 ガンナードラゴン》が登場するが、《スキルドレイン》などの補助なしでは攻撃力が1400になってしまうため、安定性という面ではデメリットアタッカーにもまだ分があった。


第4期中盤(2005年5月)~第5期終盤(2008年2月)

ところが第4期中盤の2005年、デメリットアタッカー界を震撼させる事件が起こる。
OCGの常識を一変させるアタッカー、《サイバー・ドラゴン》の誕生である。
攻撃力2100・レベル5の上級モンスターでありながら、非常に緩い条件で特殊召喚できてデメリットもない《サイバー・ドラゴン》は、
大半の攻撃力2100(以下の)デメリットアタッカーのアイデンティティを奪ってしまった。
一部を除いて戦闘要員としての採用率は下がり、《スキルドレイン》などとのコンボが益々重要になる。

更に2006年には、攻撃力2000で何のデメリットもない通常モンスターである《ジェネティック・ワーウルフ》が登場。
もっともコイツも《サイバー・ドラゴン》の影に隠れて全く目立った活躍をしなかった辺り、この時点でもう攻撃力2000の下級モンスターである事は大した価値ではなくなっていたといえる。

更にこの時期になると《死霊騎士デスカリバー・ナイト》や《ライオウ》といった攻撃力が1900で強力な効果を持ったモンスターが登場し、アタッカーと優秀な効果を両立したモンスターが増え始める。
攻撃力は少し劣るが、後続のサーチと魔法・罠破壊の効果を持った《E・HERO エアーマン》も登場し、安定性が重視される大会環境ではこれらのカードが優先されるようになっていく。

一方で、これらのモンスターを戦闘破壊できるデメリットアタッカーはメタとして投入されるケースもあった。


第5期終盤(2008年2月)~現在

第5期終盤より剣闘獣ライトロードが登場し、

第6期に入るとS召喚が導入されたことで環境は一気に高速化。
攻撃力の高いモンスターを簡単に展開できるようになり、デメリットアタッカーの立ち位置は更に苦しくなっていった。

2007年には妥協召喚しても1900と水準以上の攻撃力を確保をでき、元々の攻撃力が3000もある最上級モンスター《神獣王バルバロス》が登場。
《スキルドレイン》を併用すれば攻撃力3000を確保でき、【スキルドレイン】の主軸もこのカードに移っていく。

一方で、《禁じられた聖杯》や《愚鈍の斧》といった相性の良いカードが増加し、【スキルドレイン】としての完成度はより高まった時期ともいえる。
後の時代ほど環境が速くなかったため【ハイビート】と【メタビート】の中間として、まだ戦えないことはなかった。

その後もS召喚に続いてX召喚P召喚L召喚が出現。
攻撃力2500クラスですら容易かつ大量に特殊召喚できるようになっていき、攻守よりも効果やカード名・テーマ(カテゴリ)を重視する傾向もあって、デメリットアタッカーの肩身は狭くなるばかりである。

現在では、《スキルドレイン》・《禁じられた聖杯》・《愚鈍の斧》・《最終突撃命令》などとのコンボにしても、EXデッキ等から容易に出てくる高打点アタッカーに勝る点は少ない。
加えて、以下のような逆風も吹いている。
  • 《神獣王バルバロス》や《セグメンタル・ドラゴン》といった妥協召喚可能最上級モンスターの増加
    • これらのカードは効果自体も優秀であるため、《スキルドレイン》などが引けない状況でも一定のポテンシャルを発揮できる
  • Sin サイバー・エンド・ドラゴン》、《ダイナレスラー・パンクラトプス》、「クシャトリラ」モンスター、《黒魔女ディアベルスター》、《悪魔獣デビルゾア》など、極めて緩い条件で召喚・特殊召喚可能な上級モンスターの増加
    • こうしたモンスター達も新しいパックが出るたびに数種類ほど収録されるというのが当たり前となっている
  • 機皇帝」、ドライトロンなど、高い攻撃力を持つ上に比較的緩い条件で出せる下級特殊召喚モンスターの増加
  • 《ライオウ》や《電光-雪花-》など、攻撃力は劣るが有用な効果を持つアタッカーの増加。
  • カードの効果による大量展開による制圧あるいはワンショットキルが多くのデッキで基本的な戦術となり、戦闘で地道にアドバンテージをとっていくという戦術の形骸化
  • 壁モンスターに強くなれたとしても、そもそも現環境では守備表示との遭遇率自体が低くなった
  • 《スキルドレイン》が2024年9月に制限カード化したことによる【スキルドレイン】の大幅な弱体化
このような状況から下級モンスターの攻撃力は飾りとなって久しく、有用な効果も併せ持つデメリットアタッカーなんかも珍しくなくなった。
上述したモンスター達と差別化するとしたら、属性・種族・レベルの違いによるサポートは必須である。

しかし活躍の場は皆無ではなく、「召喚して殴るだけ」というシンプルな性質から、「特殊召喚を禁止するカード」や「カードの発動を無効にするカード」等に強い。
エルシャドール・ミドラーシュ》や《餅カエル》を一方的に殴り倒す《ゴブリン突撃部隊》の心強い姿が見られることもあるだろう。

かつて《ゴブリン突撃部隊》を愛用したこの項目をご覧の貴方も、再びゴブ突と共に戦ってみるのはいかがだろうか?


デメリットアタッカーの分類


個別項目のあるカードについてはカードテキストの記載を省略しているので、詳細はそちらを参照。


攻撃後、守備表示になるカード

攻撃を終えると守備表示になってしまう集中力の足りない連中。
大抵の場合守備力は低く、一度攻撃したら返しのターンには倒されてしまうのがお約束である。
効果を無効にする《スキルドレイン》の他、全てのモンスターに攻撃表示を強要する《最終突撃命令》等を使うことでもデメリットを帳消しにできる。
攻撃さえしなければ低守備力を晒すことはないため、あえて攻撃させない事で下級モンスターの攻撃を防ぐ「攻撃表示の壁」として運用する事も可能。


第2期第4弾パック「Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-」で登場。
通称兼略称:「ゴブ突」ないし「ゴブ凸」。おそらく最も有名なデメリットアタッカーの1枚。詳細は個別項目を参照。

デメリットアタッカーの中でもかなり高い攻撃力2300という数値を誇り、とりあえず1回は攻撃できることからかなり使いやすい。
登場した第2期当時としては破格の性能だった。
戦士族であり《増援》でデッキからサーチできるのも利点。
《ヴァンパイア・ロード》等のカモが出てくると待ってましたとばかりに召喚され、鉄バットでボコボコにしていった。

その後は疲れて守備表示となり、守備力0を晒してしまう。大抵の場合返しのターンに自分がボコボコにされてお終いという極めつけの鉄砲玉。
とはいえ1体でも戦闘破壊できた時点でアドバンテージを得ているのでこの点はあまり気にならない。

【スキルドレイン】では戦士族のアタッカーが欲しい時に優先して採用される事になるだろう。

他のカードのイラストに登場する事が非常に多いが、90%くらいの確率でやられ役。ハンマーで潰されたり、危険地帯に送り込まれたりと散々な目に遭っている。
また《ゴブリン◯◯部隊》という関連カードが多いのも特徴。


  • 《トゥーン・ゴブリン突撃部隊/Toon Goblin Attack Force》
トゥーンモンスター
星4/地属性/戦士族/攻2300/守 0
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃する事ができない。
自分フィールド上に「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールド上にトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
フィールド上の「トゥーン・ワールド」が破壊された時、このカードを破壊する。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。
「STRUCTURE DECK-ペガサス・J・クロフォード編-」(2002年3月発売)で登場。

トゥーン版の《ゴブリン突撃部隊》。
《トゥーンのもくじ》など豊富な手段でサーチできるのが大きな長所であるが、通常の《ゴブリン突撃部隊》よりもデメリットが厳しい。
《ゴブリン突撃部隊》同様に《スキルドレイン》でデメリットを無効にできるので、【スキルドレイン】では4枚目以降の《ゴブリン突撃部隊》として採用される事がある。

特定条件下で直接攻撃できるメリット効果が付いているが、こちらは【トゥーン】以外で活かすのは難しい。
しかし、【トゥーン】でこのカードの優先度が高いかというと……。


  • 《ジャイアント・オーク/Giant Orc》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2200/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分ターン終了時までこのカードの表示形式は変更できない。
  • 《アックス・ドラゴニュート/Axe Dragonute》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1200
(1):このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
前者は第3期第2弾パック「ユニオンの降臨」で、後者は「PREMIUM PACK 9」(2006年発売)で登場。

概ね《ゴブリン突撃部隊》と同じデメリットを持つ*1が、闇属性なのが特徴。
攻撃力2000以上の闇属性モンスターを必要とする《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒介に使えるのが強みで、《サイバー・ドラゴン》登場後もある程度の地位を保つことができた。

《ジャイアント・オーク》は守備力0という点で《悪夢再び》や《暗躍のドルイド・ドリュース》といったサポートカードにも対応している。
また、《セコンド・ゴブリン》というデメリットを消してくれる専用ユニオンが存在するが、やはり《スキルドレイン》や《愚鈍の斧》の方が使いやすい。
一応、こちらも疑似的な戦闘破壊耐性を得られるという独自のメリットはあるが……
ちなみに、後に《遅すぎたオーク》という《魔界発現世行きバス》に乗り遅れたリメイクカードが登場しており、こちらは守備表示にならない代わりに召喚したターンに攻撃できないデメリットが付いている。

《アックス・ドラゴニュート》は《ゲートウェイ・ドラゴン》の効果で特殊召喚できるモンスターの中では、後述の《ヘル・ドラゴン》と共に2番目に攻撃力が高い。
《ゲートウェイ・ドラゴン》を使えば、攻撃した後にエクシーズ召喚やリンク召喚に繋げられるのが強み。


  • 《ゴブリンエリート部隊/Goblin Elite Attack Force》
効果モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻2200/守1500
(1):このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分ターンの終了時まで表示形式を変更できない。
第4期第5弾パック「CYBERNETIC REVOLUTION」で登場。
同期はデメリットアタッカーの立場を一気に危うくしたあの機械竜である。

半裸にヘルメットの《ゴブリン突撃部隊》と異なり、モノの良さそうな鎧を着込んだゴブリンのエリート集団。
《ゴブリン突撃部隊》よりも攻撃力が100下がった代わりに、攻撃後もリクルーター程度の攻撃なら防げる守備力を得た。

しかし悪魔族になってしまい、《ゴブリン突撃部隊》よりもサポートカードに恵まれないのが難点。
また環境によっては《氷結界の龍 ブリューナク》等と相討ちに持ち込めないという差が地味に響くこともあった。

数少ない地属性・悪魔族という点を活かして《ブロック・ゴーレム》を使うタイプの【ダーク・ガイア】に投入したい所か。


  • 《不屈闘士レイレイ/Indomitable Fighter Lei Lei》
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
こちらも第4期第5弾パック「CYBERNETIC REVOLUTION」で登場。

種族が獣戦士族となった突撃部隊。
炎舞等の獣戦士族サポートに対応し、特に《炎舞-「天璣」》によるサーチと強化が可能なのは大きな長所である。
【スキルドレイン】と相性の良い《神獣王バルバロス》も獣戦士族である為、獣戦士族寄りの構築にするならば採用できるか。

専用ユニオン《守護霊アイリン》によりデメリットを無効化できるが、《スキルドレイン》や《愚鈍の斧》の方が使いやすいのは否めない。
一応、疑似的な戦闘破壊耐性を得られるという独自のメリットはある。

ちなみに、このモンスターおよび《守護霊アイリン》は、当時UpperDeck社(現:米KONAMI)のマネージャーであったレイトン・クラシマ氏と、その子息であったアイリン君がモデル。
アイリン君が生後数時間しか生きられずに夭折したのをきっかけに、全てを捨てるかのように仕事に没頭するレイトン氏を見た開発チームが、彼を元気づけるためにこれらのカードを製作しプレゼントした、というエピソードがある。


自壊するカード

なんらかの条件で自壊してしまう虚弱体質な連中。
自壊条件が緩ければ優秀なアタッカーとなりうるが、中には召喚直後に無条件で破壊されてしまうカードも存在する。


  • 《ボアソルジャー/Boar Soldier》
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 500
召喚された場合、このカードを破壊する。
相手が1体でもモンスターをコントロールしていた場合、
攻撃力は1000ポイントダウンする。
どちらも第2期出身であり、前者は第2弾パック「Pharaoh's Servant -ファラオのしもべ-」で、後者は第5弾パック「Spell of Mask -仮面の呪縛-」で登場。

スペランカー代表。召喚すると死んでしまうというとんでもない出落ち効果の持ち主。
一見どう足掻いても場に出す事が不可能にも見えるが、「一旦裏側守備表示で出し、相手の攻撃対象となってリバースさせられるか、次の自分ターンに反転召喚する」または「特殊召喚する」事で場に出すことが可能。
しかも嫌がらせのように守備力が低く、裏側守備表示で出して1ターン待っている間に攻撃されると非常に脆い。
仮に場に出せたとしても、相手モンスターが居ると何故か攻撃力が下がってしまう
この隙を生じぬ二段構えのデメリットにより、数あるデメリットアタッカーの中でも最弱とまで評されるカードである。
後述の《ダーク・エルフ》の後になぜこんな物が生まれてしまったのか理解に苦しむ。

どうしてもコイツらの攻撃力を活かしたいのであれば、攻撃力の変動を反転させる《あまのじゃくの呪い》を使ったり、
(《女邪神ヌヴィア》ならば)セットして《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒体にするといった工夫が必要となる。
また、これらの効果は「召喚成功時に発動する誘発効果」なので、《エンペラー・オーダー》で無効化しつつ1ドローに変換したり、
即座に自壊させられる事を利用して機皇帝などの特殊召喚に利用できる。

余談だが、かつては《ボアソルジャー》《女邪神ヌヴィア》の自壊は「効果外テキスト*2」として扱われており、なんと《スキルドレイン》や《エンペラー・オーダー》で無効にできなかった。
その後、「誘発効果」に裁定変更された事で《スキルドレイン》による維持や上記のカードとのコンボが可能となっており、これでも一番酷かった頃よりは強化されている。


  • 《魔導アーマー エグゼ/Armor Exe》
効果モンスター
星4/光属性/岩石族/攻2400/守1400
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
自分と相手のスタンバイフェイズ毎に、
自分のフィールド上の魔力カウンターを1個取り除く。
取り除かない場合はこのカードを破壊する。
第3期第3弾パック「黒魔導の覇者」で登場。

魔力カウンターを維持コストとして払わないと破壊されてしまうアーマー。
しかもコストを払うのが強制(払わず自壊させるという選択肢がない)な上に相手ターンにも払わなければいけない。
おまけに出したターンに攻撃できない効果まで持っており、コストを払わず攻撃して退場といったことができない。
維持コストである都合で、この項目の連中と相性の良い《スキルドレイン》でのコストの踏み倒しすら許してくれない
コストに使うのが魔力カウンターなので【魔力カウンター】に使いたいところだが、魔法使い族が多い【魔力カウンター】では種族も噛み合わないのが難点。


  • 怒れる類人猿(バーサークゴリラ)/Berserk Gorilla》
星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。
このカードのコントローラーは、このカードが攻撃可能な状態であれば
必ず攻撃しなければならない。
第3期第6弾パック「混沌を制す者」で登場。

自壊条件がゆるく、優秀なアタッカーとなったカードの代表。
《ブラッド・ヴォルス》等の1900アタッカーを環境から駆逐した強力カード。
常に暴れていないと気がすまず、無理に守備表示にすると血管がプッツンするのか死んでしまう。
しかしこの攻撃力ならば毎ターン攻撃する事はデメリットとして非常に軽く、守備表示にする事で能動的に自壊させられるので、格上の相手に自爆特攻を仕掛けてしまう可能性も低い。

さながら遊戯王OCG版《凶戦士ブレイズ・クロー》であり、かつては3枚積みが当たり前という優秀なアタッカーであった。
遊戯王Wikiは当時の環境を「どこもかしこも「ゴリラだらけ」となったものである。」と述懐している。

現在では攻撃力のインフレによりアタッカーとして使われる事は激減したが、任意のタイミングで自壊できる点を活かして《森の番人グリーン・バブーン》の呼び水に使われたりしている。


  • 《ヘル・ドラゴン/Infernal Dragon》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守 0
(1):このカードが攻撃したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを破壊する。
(2):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
「デュエリストパック-ヘルカイザー編-」(2006年10月発売)で登場。

ゴリラのようにただ自壊するだけに留まらないドラゴン。
とりあえず攻撃だけはできるのでアタッカーとして最低限仕事はしているが、何より特徴的なのは(2)の効果で自己再生できること。
例えば直接攻撃でダメージを与えれば即座に破壊される《デスカウンター》と組み合わせれば、直接攻撃してもコストさえあれば即座に蘇生できるので、再度直接攻撃して自壊・再生できる。
相手エンドフェイズ限定だが、《デーモン・イーター》とコンボすることにより無限に自己再生することも可能。
それだけではトドメにならないが、相手が《増殖するG》を撃っていたらデッキを引き切って自滅させることができる。D.D.クロウ引かれて止められた?御愁傷様です。

アニメ『GX』において、ヘルカイザー亮サイバー・ダークモンスターの装備カードにするためにデッキに投入しており、そこそこ活躍の機会に恵まれたが、OCGでは装備できるドラゴンがレベル3以下に限定されてしまいこの動きは不可能になってしまっている。哀れ。


  • (ジャイアント)・コザッキー/Giant Kozaky》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2500/守2400
フィールド上に「コザッキー」が表側表示で存在していない場合、このカードを破壊する。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊された場合、
その時のコントローラーにこのカードの元々の攻撃力分のダメージを与える。
第4期第5弾パック「CYBERNETIC REVOLUTION」で登場。

ステータス面では最強のデメリットアタッカー。見た目は《コザッキー》が操縦する寄せ集めのジャンクっぽいが、圧倒的なステータスの高さを誇る
その高さたるや、攻撃力は通常召喚可能な下級モンスターの中でトップ、攻守の合計値は下級モンスターどころか通常召喚可能なレベル6以下のモンスターの中でトップタイである。
特殊召喚モンスターを含めると、同じく下級モンスターで攻撃力トップタイの《機皇帝ワイゼル∞》・《機皇帝ワイゼル∞-S・アブソープション》に僅差で負ける。

圧倒的なパワーの代償として、効果がない弱小モンスターである《コザッキー》が存在しなければ即座に自壊してしまう。
加えて、表側表示で破壊される(自壊含む)と、元々の攻撃力分のダメージを受けること。
つまり、《コザッキー》がいない状態で表側表示で召喚・特殊されれば、即自壊して2500ダメージを受ける
裏側守備表示で出していれば《コザッキー》がいなくても自爆することはないが、アタッカーとして高いステータスを活かすことはできない。

よって、このカードを使われる場合は、
  • 攻撃力2500かつ守備力2000超なので、セットすれば《死のデッキ破壊ウイルス》を除く4種のウイルスカード全てのコストになれる
  • 自傷ダメージをトリガーに発動する効果を容易に発動させる
  • 破壊された時のコントローラーにダメージが入ることから、相手に送りつけて即自爆させることで2500バーン
  • ゲーム作品における【自滅デッキ】で採用する
といった、《コザッキー》そっちのけの運用が常となる


攻撃時にコストを要求、あるいは相手にアドバンテージを与えるカード

私腹を肥やしたり、平然と接待…もとい利敵行為を行ったりする腹黒い連中。
働きの悪さに見合うものを持っていればいいのだが……


  • 《ダーク・エルフ/Dark Elf》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻2000/守 800
このカードは1000ライフポイント払わなければ攻撃できない。
Vol.7」で登場。

OCG初のデメリットアタッカーという最古参で、《ヂェミナイ・エルフ》の対策として投入される事もあった。
現在でも《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒体になれるため、闇属性モンスターを軸にした【魔法族の里】で活躍できる。

ホーリー・エルフ》の対となる色違いモンスターである。
なお、1000ポイントのライフを必要とするのは「貧血気味だから」という理由。かわいい、かな…?


「BOOSTER7」(2000年3月発売)で登場。

【スキルドレイン】における《ゴブリン突撃部隊》と《電動刃虫》のライバル
攻撃力は劣るが、《ゴブリン突撃部隊》より場持ちがよく、《電動刃虫》よりデメリットが軽い*3
なお、ライフは「失う」ので、「ダメージを受けない」などのカードではこのコストを回避できない。

ギャンブル】で使えなくもないが、《一撃必殺侍》や《きまぐれの女神》のほうが爆発力では上回る。

原作では罠モンスター、ゲームでは通常モンスターかつスターチップ80枚と攻撃力に対し格安な《ダーク・エルフ》の更に半額という破格の値段蜘蛛なのに足が六本しかない(アニメではちゃんと8本ある)、
ライフを削る目的で投入する場合の最大の天敵は【脳トレデッキ】、と地味にネタが多いのも特徴。


「遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨 攻略本上巻」(2000年7月発売)の付属カードとして登場。

原作出身のデメリットアタッカー。
ほぼ同じステータスの通常モンスター《ジェネティック・ワーウルフ》の登場により、単純なアタッカーとしての採用価値がほとんど無くなってしまった。
もし、このカードを使うのであれば「墓地へ送られた」か「リリースされた」ことで効果を発動するモンスターや「墓地で効果を発動できる」モンスターとのコンボで利用したい。
なお、リリースは永続効果なので《スキルドレイン》などで無効化できるが、《生贄封じの仮面》や《霧の王》などでリリースを封じられると攻撃宣言自体が行えなくなる

バトルシティ編で城之内克也が多用していたため、知名度は高い。
原作ではバニラだったが、当時の環境では攻撃力が高すぎる為かデメリットアタッカーにされてしまった。
OCG準拠になったアニメでは、場にモンスターを4体生み出す《スケープ・ゴート》を併用することで攻撃コストを確保していた。


  • 電動刃虫(チェーンソー・インセクト)/Chainsaw Insect》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻2400/守 0
このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手プレイヤーはカードを1枚ドローする。
第4期第7弾パック「SHADOW OF INFINITY」で登場。

【スキルドレイン】に投入するデメリットアタッカーとしてよく名前の挙がる存在。
上級モンスターにも匹敵する非常に高い攻撃力を持つが、相手にカードをドローさせるという一見地味ながら重いデメリットを持つ。
登場当時の環境ですら1枚ドローされただけで戦況がひっくり返る事も珍しく無い為、必ず《スキルドレイン》等でフォローしたい。

効果の発動するタイミングは「戦闘を行ったダメージステップ終了時」であり、このカードが戦闘破壊された場合やプレイヤーを攻撃した場合でも効果が発動する。

相手フィールドに送りつけて自分のモンスターを特攻させ、自分の手札を肥やすという使い方もできなくはない。
しかし、これをするならば似たような効果でより攻撃力が低くドロー枚数も多い《悪魔の調理師》や《大盤振舞侍》の方が使いやすい。


  • 《衛生兵マッスラー/Muscle Medic》
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻2200/守 100
(1):このカードの戦闘で自分または相手が戦闘ダメージを受ける場合、
代わりにその数値分だけLPを回復する。
第10期第2弾パック「CIRCUIT BREAK」で登場。

通常召喚可能な水属性下級モンスターで最高の攻撃力を持つデメリットアタッカー。
先んじて《救護部隊》(のイラスト)に登場し、《切り込み隊長》を手当てしていたが、手当てが済むと前線へと放り投げたガチムチの看護師がまさかの単独モンスターになった。

戦闘ダメージの代わりに相手ライフを回復させてしまうため、このカードだけではデュエルに勝利する事が出来ない。
《スキルドレイン》や《シモッチによる副作用》等を使うことで、このデメリットは回避することが可能。
《シモッチによる副作用》適用下で与えるダメージは「効果ダメージ」という扱いになる。

このデメリットを利用し、送り付けてリクルーターを特攻させることで墓地肥やし&ライフ回復&デッキ圧縮を同時に行う、というコンボも存在している。


その他の制約や効果を持つモンスター

手加減したり本来の力を発揮できなかったりフィールドに出る気がない引きこもりだったりと様々。


  • 《秒殺の暗殺者/Flash Assailant》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
このカードの攻撃力・守備力は、自分の手札の枚数×400ポイントダウンする。
  • 《アーマード・フライ/Arsenal Bug》
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻2000/守2000
自分フィールド上にこのカード以外の昆虫族モンスターが存在しなければ、
このカードの攻撃力・守備力はそれぞれ1000ポイントになる。
どちらも第2期出身であり、前者は第2弾パック「Pharaoh's Servant -ファラオのしもべ-」で、後者は第9弾パック「Pharaonic Guardian -王家の守護者-」で登場。

肝心の攻撃力が大きく下がってダメになる連中。
《アーマード・フライ》はデメリットアタッカーの中では珍しくレベル3だが、どちらも単体では機能しにくいというのは大きな痛手。

《秒殺の暗殺者》は攻守の増減が逆になる《あまのじゃくの呪い》と組み合わせることで爆発的な攻撃力を得たり*4、ステータスの設定が特殊な一部のゲーム作品では大活躍している。
《アーマード・フライ》は【昆虫族】でレベル3以下のアタッカーが欲しければ選択肢に入るか。ちなみにレベル3以下のデメリットアタッカーはかなり珍しい部類だったりする。
また、どちらも相手よりも自分のライフポイントが少ない時に元々の攻撃力を参照する《巨大化》を装備すると攻撃力は4000になる。

環境が大きく異なる『デュエルリンクス』ではどちらも面目躍如したらしい。


第2期第6弾パック「Labyrinth of Nightmare -悪夢の迷宮-」で登場。

原作で花咲がコスプレするほどハマッていたゾンバイアがOCG化。
《増援》でサーチ可能かつ2100と高い打点が魅力で、デメリットも小さくモンスターを1体破壊しても1900という高打点が維持できる。
カオスに必要な闇属性であったためこちらも人気のある優秀なアタッカーであった。

融合軸のデッキが繰り出す強力モンスター《異星の最終戦士》の融合素材であったことも人気を後押ししていたが、
それらに支えられていたスタンダードが下火となり下級モンスターで殴り合う時代が終わると第一線からも退いた。
かつては、《サイバー・ドラゴン》とも相打ちになり、《ライオウ》や《スノーマンイーター》などを倒せるモンスターとしてサイドデッキに投入されるケースもあった。
墓地に送られても《カオス・ソーサラー》などのコストになれるため無駄がない。

現在では《融合準備》などの登場で手札に加えるのは容易になったが、攻撃力が下がることが災いし《魔のデッキ破壊ウイルス》と相性が悪いため、ファンデッキ以外ではまず見られなくなっている。


  • 雷帝神(スサノオ)/Susa Soldier》
スピリットモンスター
星4/地属性/雷族/攻2000/守1600
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに与える戦闘ダメージは半分になる。
第2期第8弾パック「Mythological Age -蘇りし魂-」で登場。

スピリットのデメリットアタッカー。
共通効果である特殊召喚できないルール効果と手札に戻るバウンス効果に加え、戦闘ダメージが半分になってしまうという現世への影響を抑える効果を持つ。
手札に戻って毎ターン召喚するなら使い減りせず、モンスターを相手にする分にはダメージが減っても問題ないと、どのデメリットも使い方次第でかなり小さくできる。

相手の攻撃が素通しになってしまうものの1900アタッカーを処理できるのは大きく、優秀なデメリットアタッカーとして環境にはそれなりの影響があった。
だが、レアリティが高いためゴブ凸ほどには枚数を揃えづらかったのが難点で、ゴリラなどの新たなデメリットアタッカーの出現と共に存在感が薄くなることにも繋がってしまった。
使われもしない虚弱体質よりはいいっちゃいいが。


  • 《レアメタル・ドラゴン/Rare Metal Dragon》
特殊召喚・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1200
このカードは通常召喚できない。
「PREMIUM PACK 7」(2004年8月発売)で登場。

「通常召喚できない」というテキスト(厳密には効果ではない)のみを持つカード。
この一文だけで単独での運用が不可能になり、このカードを特殊召喚する為のカードを用意する必要が出てくる。
ちなみに正規の手段による特殊召喚方法が存在しないため、このカードに蘇生制限はない。
ただし「カードの効果でのみ特殊召喚できる」という一文が無い為、一般的な特殊召喚モンスターと異なり、ルールによる特殊召喚であるP召喚も可能……だった

デュエルリンクス』で登場した際に「カードの効果でのみ特殊召喚できる」という記述が追加。
《ライトロード・ビースト ウォルフ》等と同様の特殊召喚モンスターとして扱われていたことから、OCGとの裁定の違いが注目されていたのだが、後にOCGでもデュエルリンクスと同様の裁定に変更され、このカードの特異性は失われることとなった。
以前から使われてなかったからどうでもいいとか言ってはいけない。

このカードを使うのであれば、《切り込み隊長》等を利用して手札から特殊召喚するか、
おろかな埋葬》や《竜の渓谷》等で墓地に送ってから蘇生するといった方法で特殊召喚する事になるだろう。
なお、闇属性ドラゴン族で攻撃力2400という条件では、《真紅眼の黒竜》など、該当するモンスターは他にも色々存在する。
上記の3条件を満たす唯一の下級モンスターである点や、《ゲートウェイ・ドラゴン》の効果で特殊召喚が可能な最も攻撃力の高いモンスターである点などで上手く差別化したい。

また、「通常召喚できない」モンスターである為、《名推理》と《モンスターゲート》で墓地に送られるという特徴がある。
《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》を切り札とする【ダークモンスター】では、このギミックが採用される事がある。

ちなみに、映画『光のピラミッド』では、城之内が《真紅眼の黒竜》や《人造人間-サイコ・ショッカー》と同等の攻撃力を持つ下級モンスターという事に驚いていた。


  • 《勇気機関車ブレイブポッポ/Lionhearted Locomotive》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻2400/守2100
(1):このカードの攻撃宣言時に発動する。
このカードの攻撃力はダメージステップ終了時まで
元々の攻撃力の半分になる。
「コレクターズパック-伝説の決闘者編-」(2014年5月発売)で登場。

【スキルドレイン】におけるポスト《電動刃虫》だが、名前に反して勇気が無い効果なので単体だとアタッカーの役目を果たせない。
勇気の無さを活かして《機甲部隊の最前線》を使えるのが強みだが、こいつでしか特殊召喚できない範囲に旨みのあるモンスターが少ないが現状。
守備力もかなり高いが、牽制目的で立たせておくなら数値が高い攻撃力を使ってもいいのでこれも活かすのが難しい。


  • 《インスペクト・ボーダー/Inspector Boarder》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻2000/守2000
自分フィールドにモンスターが存在する場合、このカードは召喚・特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間はお互いにそれぞれ1ターンに発動できるモンスターの効果の回数が、
フィールドのモンスターの種類(儀式・融合・S・X・P・リンク)の数までになる。

他にもモンスターがいると召喚・特殊召喚できないデメリットを持つ。ちなみにセットからの反転召喚は可能。
攻撃力はデメリットアタッカーとしては控えめだが守備力も高く攻防一体の活躍が期待できる。

……とここまではデメリットアタッカーとしての性質を述べたが、このカードの特筆すべき点は強力な制圧効果を持つこと。
その効果とは、儀式・融合・S・X・P・Lモンスターの種類に応じて、モンスター効果の発動が制限されること。
例えば、上述のモンスターがフィールドに存在しない場合はお互いにモンスター効果を発動できず、それが手札や墓地、除外ゾーンにまで及ぶ。
デッキによってはこれ1枚で完封できてしまうこともあり、【メタビート】などでは最有力候補となるモンスターである。
ただし、条件による特殊召喚や永続効果、魔法・罠カードは防ぐことができず、とりあえず該当するモンスターを1体出せば効果を発動できるようになってしまうなど穴も多い。


妥協召喚モンスター

事実上、下級モンスター同様に扱える上級モンスター達。
リリースなしで召喚できるが攻撃力が下がる、自壊するなどのデメリットを持つため、デメリットアタッカーの一種として扱われることも多い。
《スキルドレイン》などの効果を無効化するカードと相性が良く、効果が無効化されると攻撃力がリセットされる。
そのため、より高い攻撃力を得られることもあって【スキルドレイン】などでは優先して採用されがち。
また、妥協召喚に伴って発生するステータス低下や自壊などといったデメリット効果に関しては、《月の書》などで裏側守備表示にする事で切り離しが可能。


  • 可変機獣(かへんきじゅう) ガンナードラゴン/Fusilier Dragon, the Dual-Mode Beast》
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
第4期第2弾パック「RISE OF DESTINY」で登場。

攻守を半分にすることで妥協召喚可能なモンスターの開祖。
攻守半分になると下級モンスターとしても水準以下の攻撃力になってしまうため、《スキルドレイン》などでのフォローは必須だがその分破格の攻撃力が得られる。
裏側守備表示でセットした場合、表側表示になるまでは元々の攻守のままという裁定があり、それを利用して《神秘の中華なべ》で大量回復したり《闇のデッキ破壊ウイルス》などのコストにするテクニックがある。
下記の《神獣王バルバロス》の登場で立場は少し揺らいだが、ステータスの違いで差別化は容易。


  • 光神機(ライトニングギア)桜火(おうか)/Majestic Mech - Ohka》
星6/光属性/天使族/攻2400/守1400
このカードは生け贄なしで召喚する事ができる。
この方法で召喚した場合、このカードはエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
  • 邪神機(ダークネスギア)獄炎(ごくえん)/Malevolent Mech - Goku En》
効果モンスター
星6/光属性/アンデット族/攻2400/守1400
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。
その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
この効果はフィールドにこのカード以外のアンデット族モンスターが存在しない場合に発動と処理を行う。
前者は第4期第8弾パック「ENEMY OF JUSTICE」で、後者は「ストラクチャーデッキ-アンデットワールド-」(2008年6月発売)で登場。

上級モンスターなのだがリリースなしで召喚できる。
ただしその場合はエンドフェイズに墓地へ送られ、《邪神機-獄炎》は加えて自分が効果ダメージを受ける。

事実上、自壊デメリット持ちの下級アタッカーとしても扱える上級モンスターである。
特殊召喚した場合は特にデメリットもない点で上の連中よりも割と扱いやすい。
後者も自壊の条件が「フィールドに自身以外のアンデット族が存在しない場合」であり、【アンデット族】なら採用のハードルも低い。
攻撃力2400と他のデメリットアタッカーより高いので、突破能力もその分高め。


  • 《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
「LIMITED EDITION 10 HOLY WHITE」で登場。

妥協召喚モンスターの代表格
妥協召喚しても攻撃力1900と水準以上であり、妥協召喚が大したデメリットにならない。
更に《スキルドレイン》を併用すれば、事実上攻撃力3000の下級モンスターとして運用できる。
(4)の効果は強力だが消費が激しいことと《スキルドレイン》と相性が悪い点からオマケ程度に考えた方が良いだろう。


テーマに属するデメリットアタッカー


デメリットアタッカーはテーマの中からも登場している。
どうやっても使い物にさえならない産廃から、優秀すぎるあまりテーマの枠を飛び越えた者まで様々だが、ここではその一部を紹介したい。
ちなみに、上述の《ゴブリン突撃部隊》なども後発でテーマ化されたモンスターである。


  • 《シャドウナイトデーモン/Shadowknight Archfiend》
効果モンスター
星4/風属性/悪魔族/攻2000/守1600
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に
900ライフポイントを払う。
このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、
その処理を行う時にサイコロを1回振る。
3が出た場合、その効果を無効にし破壊する。
このカードが相手プレイヤーに与えるダメージは半分になる。
  • 《ジェノサイドキングデーモン/Terrorking Archfiend》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守1500
自分フィールド上に「デーモン」という名のついたモンスターカードが存在しなければ
このカードは召喚・反転召喚できない。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に800ライフポイントを払う。
このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、その処理を行う時にサイコロを1回振る。
2・5が出た場合、その効果を無効にし破壊する。
このカードが戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。
どちらも第3期第5弾パック「闇魔界の脅威」で登場。

いわゆる「チェスデーモン」と呼ばれるモンスター群の一端であり、デーモンをカテゴリとして発足させた、カテゴリに属する中では最古と言えるデメリットアタッカー達。
微妙とはいえ耐性を持っている上に《シャドウナイトデーモン》は《雷帝神》と違ってノーマルなので手に入りやすく、上記パックのパッケージイラストも飾った《ジェノサイドキングデーモン》に至っては戦闘破壊したモンスターの効果を封殺するという《冥界の魔王 ハ・デス》もかくやというメリットまで持っている。

しかし維持コストが強制かつ高いのがネックで、《ジェノサイドキングデーモン》に至っては仲間がいないと表に出る気すらない。下手したら《雷帝神》で素通しした方が安くつく可能性まである。
そもそもデーモンには《デーモン・ソルジャー》という攻撃力1900の下級通常モンスターのアタッカーと《デーモンの斧》という便利な装備魔法が存在するので、わざわざこれらに頼る必要がない
サーチ兼デメリット解消の《万魔殿-悪魔の巣窟-》が破壊されたモンスター未満のレベルしかサーチできないのも難点。
上記のモンスター全員がレベル4な上に、レベル3以下による蘇生は一番出し辛い《ジェノサイドキングデーモン》が破壊された時にしか対応していないし、肝心の《ジェノサイドキングデーモン》が破壊された時にサーチして手札に持ってきた時にはタイミングを逃しているというチグハグっぷり。

おまけに次の弾でゴリラが登場し、盤そのものがひっくり返されお役御免となった。
ゲーム作品においても、ギャンブル耐性の再現が難しかったのかチェスデーモン全員が未実装にされたりなどという憂き目に遭っている。


  • E・HERO(エレメンタルヒーロー) キャプテン・ゴールド/Elemental HERO Captain Gold》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 800
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「摩天楼 -スカイスクレイパー-」1枚を手札に加える。
また、フィールド上に「摩天楼 -スカイスクレイパー-」が存在しない場合、このカードを破壊する。
  • 《天空の使者 ゼラディアス/Zeradias, Herald of Heaven》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻2100/守 800
(1):このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「天空の聖域」1枚を手札に加える。
(2):フィールドに「天空の聖域」が存在しない場合にこのカードは破壊される。
  • 《ジェネラルデーモン/Archfiend General》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2100/守 800
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「万魔殿-悪魔の巣窟-」1枚を手札に加える。
また、フィールド上に「万魔殿-悪魔の巣窟-」が存在しない場合、
このカードを破壊する。
いずれも第5期第4弾パック「FORCE OF THE BREAKER」で登場した、既存の特定のフィールド魔法のサポートモンスターたち。
それぞれ専用の《テラ・フォーミング》と言えるカード達で、サーチとアタッカーを両方こなせる点が優秀である。
あちらが制限カードになって以降は、サーチ手段としての実用性が高くなっている。

同パックでは同様の効果を持つカードとして《墓守の司令官》・《アトランティスの戦士》・《キラーザウルス》・《ハーピィ・クィーン》の4枚も登場している。
これら4枚は共通して、サーチ先のフィールド魔法による強化が適用されることで、初めて攻撃力が2100に達する。
それに対し、上記3枚はいずれもサーチ先が永続的な強化効果を持たない分、元々の攻撃力が2100に設定されている。
しかしその代償なのか、対応するフィールド魔法が場になければ即座に自壊するため、その価値は他に比べ低かった。

主な採用先としては、
  • 《摩天楼 -スカイスクレイパー-》:E・HEROを中心とした【メタビート】・【E・HERO】等
  • 《天空の聖域》:天使族を中心とした【エンジェル・パーミッション】・【代行者】・【天空の聖域】等
  • 《万魔殿-悪魔の巣窟-》:【デーモン】・【デビルマゼラ
等が候補。


  • 《ライトロード・ビースト ウォルフ/Wulf, Lightsworn Beast》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがデッキから墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
第5期第8弾パック「LIGHT OF DESTRUCTION」で登場。

《レアメタル・ドラゴン》と同様のデメリットを持つ「ライトロード」モンスター。
あちらと異なり、自身を特殊召喚する効果を持ち、手札に来ても《ソーラー・エクスチェンジ》や《ライトロード・サモナー ルミナス》のコストになるため腐りにくい点が優秀。
《ライトロード・デーモン ヴァイス》の登場以降は、手札に来てもあちらのコストとしてデッキに戻せるようになった。


「DUEL TERMINAL -魔轟神復活!!-」(2008年12月~)で登場。

ミスト・バレーに属するデメリットアタッカー。
自身を除く自分フィールド上のカード1枚を手札に戻さなければ攻撃宣言できない……のだが、デメリットがデメリットとなっていない
不要になったカードや、事前に場に伏せた適当な魔法・罠カードを選べば前者なら使い回し、後者なら再セットすることで特に問題なく攻撃できる。
攻撃力よりも効果に注目されて使用されることもしばしばある。

ただし、トークンやEXデッキのモンスターなど、手札に戻せないカードは選べないので注意。

あとついでにイラストがかっこいい。


  • 《カラクリ無双 八壱八(ハイパー)/Karakuri Muso mdl 818 "Haipa"》
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻2100/守1200
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
「EXTRA PACK Volume 4」(2011年9月発売)で登場。

カラクリ」に属するデメリットアタッカー。
下級「カラクリ」モンスターでは最高の最高攻撃力であり、「カラクリ」モンスターの共通効果に加え《ゴブリン突撃部隊》に似たデメリットを持つ。
ただし、カラクリは表示形式の変更を利用するテーマである為、わざわざ出張させて採用する場合でもなければ大きなデメリットにはなりにくい。


  • 《スクラップ・シャーク/Scrap Shark》
効果モンスター
星4/地属性/魚族/攻2100/守 100
効果モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
どちらも第7期出身であり、前者は第3弾パック「STORM OF RAGNAROK」で、後者は第4弾パック「EXTREME VICTORY」で登場。

自壊効果を持つモンスターを多く擁するスクラップのデメリットアタッカー。どちらも異様に脆い。
《スクラップ・シャーク》は《風林火山》や地属性縛りのEXモンスターを使う【超古深海王シーラカンス】でも採用候補になる。
地属性のレベル4魚族モンスターには《魂喰らい》もいるので、どちらを採用するかはデッキの内容次第だろう。
《スクラップ・コング》については専用項目を参照して欲しい。

だが奴らは……弾けた。元々すぐ弾けて死んでるけどそういう意味ではない


第7期第7弾パック「ORDER OF CHAOS」で登場。

《増援》でサーチ可能なのも相まってフォトンの中でも屈指の採用率を誇る、非常に高い汎用性を持つ特殊召喚モンスター。
自分フィールドに他のモンスターがいると攻撃できないデメリットを持つので、他のモンスターと並ぶと攻撃ができないが、特殊召喚できるメリットを活かして本命のモンスターを通常召喚またはX召喚する前に露払いができる。

アニメ『ZEXAL』でこのカードを使っていた天城カイトのデッキは、攻撃力2000以上のモンスターをリリースに要求する《銀河眼の光子竜》を主力とする。
彼のカテゴリである「フォトン」や「ギャラクシー」には他にも攻撃力2000のデメリットアタッカーが存在し、また攻撃力が増減してそうなるというこちらで扱い切れないカードも多い。
その中では《フォトン・スラッシャー》が飛び抜けて優秀な一方、他は目立たない存在だったが、後から追加されたテコ入れ要員の「フォトン」の1体《フォトン・バニッシャー》は存在感を発揮している。
しかしアニメ出身の他のデメリットアタッカーたちは【フォトン】以外ではあまり使われないどころか更に影が薄く……


  • 《紋章獣レオ/Heraldic Beast Leo》
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードを召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを破壊する。
また、このカードが墓地へ送られた時、
デッキから「紋章獣レオ」以外の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
「紋章獣レオ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
  • BK(バーニングナックラー) グラスジョー/Battlin' Boxer Glassjaw》
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻2000/守 0
(1):このカードが攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた時、
「BK グラスジョー」以外の自分の墓地の「BK」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
どちらも第8期出身であり、前者は第3弾パック「COSMO BLAZER」で、後者は第4弾パック「LORD OF THE TACHYON GALAXY」で登場。

紋章獣」と「BK」のデメリットアタッカーで、どちらもX素材にして過労死効果を発動させられるようデザインされている。

《紋章獣レオ》は召喚したターンに自壊してしまうが、むしろ後半のサーチ効果との噛み合っていてかなり扱いやすい。
紋章には専用蘇生カードの《蘇生紋章》でデメリットを無視することもできるほか、攻撃してエクシーズ素材に使うこともできるので大活躍できる。
グラスジョーは攻撃対象に選択されただけで破壊され、更にグラスジョーを攻撃対象にしたモンスターは再度別のモンスター(プレイヤー)を攻撃し直せる為、無意味に立たせておくのはなるべく控えたい。
一応それでも《BK ベイル》をサルベージして直接攻撃を防ぐといったことはできるのだが、やはり危ういので基本的にはエクシーズ素材にしてサルベージ効果を使っていく方がいいだろう。


  • 《幻獣機サーバルホーク/Mecha Phantom Beast Sabre Hawk》
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻2100/守 100
このカードは直接攻撃できない。
自分の墓地に「幻獣機」と名のついたモンスター以外が存在する場合、
このカードは攻撃できない。
このカードのレベルは自分フィールド上の「幻獣機トークン」のレベルの合計分だけ上がる。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及び効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、トークン1体をリリースして発動できる。
自分または相手の墓地のカード1枚を選択してゲームから除外する。
第8期第6弾パック「SHADOW SPECTERS」で登場。

カテゴリに属するデメリットアタッカーの中でも、格段に扱い難いモンスター
直接攻撃できないことには目を瞑るし、幻獣機の共通効果であるレベル変動と耐性効果は説明するまでもないだろう。
だが、墓地に幻獣機以外のモンスターがいると攻撃できないという、さほどでもないステータスに反して異常なほどやる気が無い厳しい制約を持っている。

幻獣機は主に各々が持つ効果を使ったトークンの生成・消費と耐性を活かした場持ちの良さで場を整え、EXデッキのモンスターでアドバンテージを堅実に積み上げていくという戦略を取る。
そう、各々持っているのである。消費するだけでなく生成する効果も
墓地アドバンテージを取る幻獣機はこのカードだけだが、起動効果でたった1枚ずつではあまりに遅く少なく消費に見合わない。
攻撃できず、トークンを生成できず、消費の見返りもショボいとあってはどうしようもない。
幻獣機は展開力が高いとは言えないのでカテゴリに属する強みも活きず、このカードが採用される余地はおそらくこれからもないだろう……


  • SR(スピードロイド)シェイブー・メラン/Speedroid Razorang》
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻2000/守 0
(1):このカードは召喚したターンには攻撃できない。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを守備表示にし、対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで800ダウンする。
「ブースターSP-ハイスピード・ライダーズ-」(2015年8月発売)で登場。

スピードロイドのデメリットアタッカー。
召喚酔いに加え、モンスター1体の弱体化と引き換えに自身を守備表示にする起動効果もあり、《女邪神ヌヴィア》もかくやというような二段構えのやる気の無さで高い攻撃力を文字通り投げ捨てている。
一応、弱体化によって他のモンスターをサポートすることはできるが、無いも同然の守備力を晒してしまう。
効果を使わず攻撃表示のままで次のターンを迎えることができれば毎ターン実質2800と頼もしくなるが、出してすぐ仕事できない時点でデメリットアタッカーとしての利点が失われているため微妙。
しかもスピードロイドは展開重視のカテゴリなので、何もできずボーっと突っ立っていなければならない下級モンスターを入れる余裕は全くない。

ちなみにアニメでは後半の効果を自分の《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》に使っている。
その発動をあちらの効果で無効にし破壊することで、攻撃力を下げるどころか、2000もの大幅なパンプアップに繋げた。


  • 《ストームサイファー/Storm Cipher》
効果モンスター
星4/闇属性/サイバース族/攻2400/守 0
(1):このカードは直接攻撃できず、EXモンスターゾーンのモンスターには攻撃できない。
(2):このカードはEXモンスターゾーンのモンスターが発動した効果を受けず、
EXモンスターゾーンのモンスターとの戦闘では破壊されない。
「ストラクチャーデッキ-パワーコード・リンク-」(2017年12月発売)で登場。

天城カイトが「フォトン」「ギャラクシー」に続いて使用した3つ目のカテゴリ、「サイファー」へ突如追加されたサイバース族初のデメリットアタッカー。
しかし天城カイトの使用した「サイファー」モンスターは全て光属性であり、アニメで再登場したわけでもないので接点はない。
サイファー自体もありきたりな単語であり、アニメの都合でちょびっと出して捨てられた泡沫のようなカテゴリなので忘れられていたか、追加しても問題ないと思われたかのどちらかだと思われる。

EXモンスターゾーンのモンスターに干渉できない代わりに、自身も殆ど干渉されないというような効果を持っているが、メインモンスターゾーンへの攻撃には特に制約がない。
このため地属性の《サイファー・スカウター》共々「サイファー」のアタッカーとして活躍が期待できる。


  • E-HERO(イービルヒーロー) アダスター・ゴールド/Evil HERO Adusted Gold》
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻2100/守 800
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
「E-HERO アダスター・ゴールド」を除く、
「ダーク・フュージョン」またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドに融合モンスターが存在しない場合、このカードは攻撃できない。
「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-」(2019年6月発売)で登場。

ダークサイドになった《E・HERO キャプテン・ゴールド》。金だからか光属性で、「デモンスミス」の素材にもなれる。
手札から捨てることで《ダーク・フュージョン》関連カードのサーチができる他、《ダーク・コーリング》等の素材になれる上に自壊はしないため、元形態の《E・HERO キャプテン・ゴールド》以上に優秀。
アタッカーとなるには他に融合モンスターを必要とするが、そもそも融合モンスターには火力が求められるため、その役目を果たすならダメ押し要員といったところ。

  • 《疾風の豹戦士パンサーウォリアー》.
先述した《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》のリメイク。
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守1600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、
フィールドのこのカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースし、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●「疾風の豹戦士パンサーウォリアー」を除く、「時の黒魔術師」のカード名が記されたモンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。
●デッキから「時の黒魔術師」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードはモンスターがリリースされたターンでなければ攻撃宣言できない。

『BEYOND THE BRAVE』で登場した《時の黒魔術師》の関連カードであり、デッキの潤滑油となる重要なカードである。
デメリットは攻撃時のリリースから、モンスターがリリースされたターンしか攻撃できないに変更された。
(1)の効果で自発的に条件を満たせるだけでなく、《天下独歩の大義賊》などで相手モンスターをリリースしても条件を満たすことができるため、デメリットは無いも同然といえる。

第6期第4弾パック「RAGING BATTLE」で登場したテーマで、多くのモンスターが
このカードのコントローラーは自分エンドフェイズ毎に、
手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、手札の(特定のカード)を相手に見せるか、
このカードを破壊する。
というテキストを持っている。
第9期以降で言えば効果の番号のない、いわゆる「効果外テキスト」と呼ばれるものであり、この維持コストは《スキルドレイン》でも無効にできない
メタ効果を持つモンスターと高攻撃力の下級モンスターが多く属しており、【ハイビート】と【メタビート】両方の特徴を兼ね備えたデッキが構築できる。

また、【征竜】のお供として活躍した《コアキメイル・ドラゴ》、岩石族デッキの妨害要員になる《コアキメイル・ガーディアン》など、一部カードは出張要員としても使われる。




追記・修正は上記のデメリットアタッカーを全て【スキルドレイン】に投入してからお願いします。

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最終更新:2026年07月28日 12:19

*1 《アックス・ドラゴニュート》は表示形式の変更がダメージステップ終了時である点、次の自分ターンに表示形式が変更可能な点で異なる。

*2 遊戯王Wikiなどで使用される、カードの効果として扱われないテキストを差す非公式用語。 特殊なルールが書いてあるテキストと考えればイメージが伝わりやすいだろう。

*3 『遊戯王OCG』では、ライフポイントは軽視される傾向にある為。これは「ライフポイントはいくら減っていても、0にならなければ敗北しない」という考えに基づく。

*4 《アーマード・フライ》は攻守が下がるのではなく「指定の数値にする」なので、この使い方はできない。