悪魔族(遊戯王OCG)

登録日:2012/05/31 Thu 12:12:43
更新日:2025/03/14 Fri 17:29:51
所要時間:約 20 分で読めます





解き放たれた影は光を引き裂き、騒乱の扉が開かれる。


悪魔族とは、遊戯王OCGにおけるモンスターの種族の1つ。



概要

全種族の中でも3番目に数が多い種族で、戦士族機械族に次ぐ大所帯。第5期までは機械族より種類が多かった。

属性は悪魔というイメージ通り闇属性が多く、デザインも禍々しい物が多い。

とはいえ『遊戯王』は原作早期から主人公の闇遊戯やライバル海馬瀬人を始め悪魔族を起用するキャラが多く、後のシリーズでも「悪魔族使い=悪役限定」というようなイメージは無い。
主要キャラから大ボス、ズッコケ担当まで、幅広いデュエリストが使い手になっている。
むしろ天使族の方がヒロインor敵役の二極傾向が強い。


特色

アンデット族程ではないものの蘇生手段に長ける。
あちらとの違いとして、「戦闘や効果で破壊される」「墓地に送られる」「手札から捨てられる」といった、損害を受ける行動に反応してカウンター的に効果を発揮するものが多いことが特徴。一部のテーマデッキでは自分で自分のカードに破壊を仕掛ける変わった戦術が取られることも。
手札や墓地で効果を発動するものが多いため相手からの攻撃や妨害にはめっぽう強く、多少の損害ならまたたく間に取り返してしまうほか、劣勢からの巻き返し能力にも長ける。
アニメ本編において猛威を振るった《ユベル》もそのひとつで、破壊するたびに進化する効果から、除去を心理的に躊躇わせるというなかなか珍しい特徴がある。
フィールド外で効果を発動して動き回ることが多いので、そこをピンポイントで潰してくるものを除けばフィールドロックに対しても強い。
ただし、一部の変則的なテーマが使ってくる「除外」にだけは一切の耐性がないため、オーソドックスなデッキには強い一方で変わり種のデッキ相手だとその強みを思うように発揮できないことがある。

単体で強力な効果や高い攻撃力を持ったカードが多い一方で「悪魔族」を指定したサポートカードは少なく、種族としてのまとまりは猛烈に悪い。
悪魔族同士での連携を極端に苦手とするので、「強いカードだけれど、デッキに組み込むのは難しい……」という問題が起こりがち。
一線で長期間活躍した《冥府の使者ゴーズ》や《クリッター》も、種族無関係でピン挿しでも有能な汎用カード故に起用されたモンスターである。
そのため、悪魔族にこだわったデッキの構築難易度や安定性には疑問符がつく。
近年は《魔界発現世行きデスガイド》や《魔サイの戦士》などの登場により、グッドスタッフ寄りのデッキとして多少は構築しやすくなった。
基本的に闇属性が多いので、そちらのサポートカードの恩恵を受けやすいのは利点。
じゃあ【闇属性】でいいじゃんとか言った奴、表出ろ。

ちなみに、《E-HERO ダーク・ガイア》の融合素材の片割れであり、攻撃力の高い悪魔族が登場すると注目される。


代表的な悪魔族関連カード

個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は タグ:悪魔族 も参照。

メインデッキの悪魔族モンスター

通常モンスター

多くは語るまい。

遊戯の初期の主力。
リリース1体の中では高い攻撃力2500に加えてデーモンバニラ融合とサポートに恵まれている。
かつては《人造人間-サイコ・ショッカー》対策としてグッドスタッフで採用されることもあった。

効果モンスター

クリボー》と並んで悪魔族のマスコット的なカード。フィールドから墓地に送られると攻撃力1500以下のモンスターをサーチできる。
相方の《黒き森のウィッチ》共々、一時はエラッタを経てもなお禁止カード指定を受けるなど、OCG黎明期から万能サーチャーとして多くのデッキを支えてきた一体。
ちょうど《魔界発現世行きデスガイド》が登場した頃にも禁止指定を食らっていたが、これは恐らくバスの乗り間違いが原因。
エラッタなどの詳細な歴史は個別記事を参照。

悪魔族期待の新星。可愛い。
悪魔族を主体とした様々なデッキにおいて投入できる。詳しい効果はリンク先で。
《クリッター》の投獄に関与している。
最近はバスだけでなく、デュエルリンクスにおいてもガイドをしている。

  • 《死霊騎士デスカリバー・ナイト》(☆4)
1900打点に加え、モンスター効果に反応して自身をリリースして、その効果を無効にし破壊する効果を持つ。
かつては様々なデッキに入れられていたが後にカテゴリ単位でのデッキ構築が主流になり、更に特殊召喚できない召喚制限、モンスター無効が自分・相手に関わらず強制発動、という扱いづらさから使用率は大幅に下がった。

  • 《深淵の結界像》(☆4)
属性単位で特殊召喚を封じる石像群・結界像シリーズの闇属性担当。
しかし闇属性は全属性中最多のモンスターを擁する属性なので、相手に刺さりやすいかどうかと言われると、まぁ……うん、という感じ。
とは言え闇属性・悪魔族というサポートカードに困らない組み合わせである事から、環境次第では大いに有用となる可能性を秘めた1体。

初期から登場しているデメリットアタッカー……もとい、やられ専門の雑魚モンスターネタカード
社長には散々コケにされたり、アニメDMではOPに登場しているのに本編での出番は無し、とその手のネタには事欠かない。
しかし、リメイクモンスターとして登場したラッシュデュエルでは……

フィールドに存在する間お互いのあらゆる特殊召喚を封じる、特殊召喚メタの代表的存在。
昨今の環境では特殊召喚ギミックやエクストラデッキを利用しないというデッキの方が圧倒的に少ないため、シンプルな効果ながらその影響は絶大。
上級モンスターかつ自身も特殊召喚できないので展開にはひと手間必要だが、うまく維持できれば大きな拘束力を発揮する。

攻撃力0だが、アドバンス召喚のためにリリースしたモンスターの倍の攻撃力を得る。
ロマン溢れる高打点アタッカー。

  • 《邪帝ガイウス》(☆6)
  • 《怨邪帝ガイウス》(☆8)
帝モンスターの闇属性担当。アドバンス召喚に成功した時、フィールドのカードを1枚除外する。
前者は除外したカードが闇属性モンスターだと1000ダメージのバーンを与える。
後者はカードの種類を問わず1000ダメージを与え、それが闇属性モンスターの場合は同名のカードを手札・(エクストラ)デッキ・墓地から全て除外と、相手によっては痛烈に刺さる効果を持つ。

リリースによる損失を即座に取り戻せ、フィールドのカードなら耐性持ち以外何でも除外できるので使いやすい。
また、1000ダメージのバーンも馬鹿にならず、相手のLPが1000以下ならば、自身を除外することでゲームセットとなる。

  • 《冥界の魔王 ハ・デス》(☆6)
自分フィールドの悪魔族に、「戦闘破壊したモンスターの効果を無効にする効果」を付与する。
人造人間-サイコ・ショッカー》や「」などの2400ラインを一方的に踏み越えられるので、かつてはそこそこ使われていた。
効果は優秀だが、冥界の魔王なのに墓地からの特殊召喚ができないのが地味に痛い。

背景ストーリーでは悪魔族の親玉であり、実際のカードよりも、他のカードのイラストに写っている姿を見ることが多いだろう。
スキルドレイン》に登場しているのは彼。
後にアンデット族シンクロモンスターとなった《蘇りし魔王 ハ・デス》が登場した。こちらはゾンビとして蘇ったためなのか蘇生制限が無くなっている。

相手の特殊召喚に反応して手札を1枚捨てて出せる最上級モンスター。
相手の除外を封じる効果を持つ。おっぱい

ヤンデレに定評のあるモンスター。破壊される度に進化する。
最終形態は脅威。

  • 深淵の暗殺者(ナイト・アサシン)》(リバース・☆3)
リバース効果で相手モンスター1体を破壊する効果、手札から捨てられた時に《深淵の暗殺者》以外のリバースモンスターをサルベージできる効果を持つ。
当初は「《深淵の暗殺者》以外」という縛りが無く、複数枚採用して悪用されるケースが目立ってしまったため制限カードにも指定されていた。
現在は上記の縛りが課される形でエラッタされ、無制限に復帰している。

外見は《墓守の暗殺者》に似ているが、関係は不明。

墓地の悪魔族3体を除外して特殊召喚できる特殊召喚モンスター。相手に破壊されると相手モンスターを強奪できる。
高い守備と嫌らしい効果を盾に壁にするも良し、咄嗟の生け贄要員に使っても良し。

後にリメイクの《カース・ネクロフィア》も登場。あちらは除外されている悪魔族3体をデッキに戻して特殊召喚するので、こちらで消費した墓地リソースの回復にも使える。
おっぱい

  • 《幻魔皇ラビエル》(特殊召喚・☆10)
三幻魔の1体。自分フィールドの悪魔族3体リリースで割と簡単に出せる4000アタッカー。
相手の召喚に反応して「幻魔トークン」を生成するが、基本的に相手ターンでの発動となるので戦闘破壊されやすい。
活用する場合は《降雷皇ハモン》などの攻撃を抑制するカードと併用したい。

儀式モンスター

《エンド・オブ・ザ・ワールド》で降臨する儀式モンスター
2000LPを払って自分以外のカードを一掃する、シンプルかつ豪快な効果を持つ。
このリセット効果に目を付け、【デミスゾーク】・【デミスドーザー】・【デミスガイア】といったデッキが猛威を振るった。



エクストラデッキの悪魔族モンスター

融合モンスター

E-HEROの1体で、悪魔族と岩石族の融合モンスター。
融合素材の攻撃力の合計が自身の攻撃力になるため、爆発的な攻撃力を得る事ができ、さらに攻撃時には相手を強制的に攻撃表示にする効果を持つ。

シンクロモンスター

チューナーではない光・闇属性をチューナー扱いでS召喚の素材にできる、異例の召喚方法を持つシンクロモンスター。
効果も着地時にカードを1枚除外、そしてS素材に応じた耐性付与と非常に汎用的で癖が少ない。
そのため「普段はS召喚をしないデッキでも様々な場面でS召喚し活躍できる」として好評を博した。
勿論S召喚が主戦術の光・闇属性デッキでも、耐性付与効果を最大限に生かした立ち回りが期待できる。

エクシーズモンスター

ランク2の悪魔族エクシーズモンスター。
戦闘時に相手の攻撃力を半分にし、その分自身の攻撃力をアップする強力な効果を持つ。戦闘では負け無し。
ナンバーズの中でも特に異質な存在で、アニメZEXALでは長きに渡り暗躍した。

ランク4にして攻撃力3000という破格の高火力を誇るエクシーズモンスター……なのに攻撃できないというデメリット持ち。
異形の化け物が入り込んだサイコロのような姿に違わず、モンスター効果もサイコロを振って出た目に応じて決まるというもの。
1・6がデメリット効果の目となっているので《出たら目》での回避はできないが、サイコロを活用するギャンブルデッキのスパイスとして投入してみるのも面白いだろう。
スキルドレイン》下であればアタッカーとしても運用可能。

リンクモンスター

炎属性デッキを超強化する第12期の波に乗って登場したリンクモンスター。
炎属性をなんでも蘇生して展開の補助、さらに自身を墓地から蘇生しつつ互いのカードを破壊する効果を持つ。
つまり「展開の中継点」と「展開後の妨害」の両方の役割を担うため活躍の幅が非常に広い。
オマケに自分のカードを破壊する部分も【炎王】・【スネークアイ】にとっては好都合であり、ここもまた炎属性デッキ強化に繋がっている。
あまり良い評価を得ていなかった《揚陸群艦アンブロエール》が突如相方として脚光を浴びるなど、様々な影響を与えている。

OCG全カードの中でも屈指の難読カード。
「とざされしせかいのめいしん(じん)」ではなく「サロス=エレス・クルヌギアス」と読む。分かるかそんなもん!

リンク5ながら自身の効果によって相手フィールドのモンスターも1体までL素材にできるので、実質リンク4相当でL召喚可能。
「L召喚に成功した場合に相手の表側表示モンスターの効果を無効化」・「相手による対象をとらない効果への耐性」・「モンスターを蘇生する効果を含む効果の発動無効化」といずれも強力な効果を持ち、耐性持ちの大型モンスターに対しても強く出られる。
特に「対象をとらない効果への耐性」は珍しく、《禁じられた一滴》・《超融合》などに巻き込まれないというのは独自のメリット。

ただし「対象をとる効果」には為す術がない。と言うか絶対数では圧倒的にこちらの効果の方が多い。
エフェクト・ヴェーラー》・《無限泡影》などであっさり無力化されても泣かない。



魔法・罠カード

  • 《暗黒界の門》(フィールド魔法)
悪魔族の攻撃力300アップと、墓地の悪魔族を除外し手札の悪魔族を捨てる事で1枚ドローできるフィールド魔法。
どちらかと言うと【暗黒界】向けの効果だが、一応悪魔族全体のサポートとしても使える。

  • 《悪魔の嘆き》(通常罠)
相手の墓地のモンスター1体をデッキに戻しつつ、自分のデッキから悪魔族モンスター1体を墓地に送ることが出来る通常罠。
悪魔族は墓地利用を行うことが多いため、相手の墓地利用の阻害と墓地肥やしを並行して行えるこのカードは活用の幅が広い。
また、墓地で発動する効果がタイミングを逃す事も無い。

  • 《悪魔の憑代》(永続罠)
悪魔族モンスターを通常召喚する際にリリースを免除してくれる上、通常召喚した上級以上の悪魔族1体が破壊される際その身代わりにできる永続罠。
至れり尽くせりな効果の1枚だが、同じ召喚サポの《死皇帝の陵墓》と違いサーチ手段に乏しいのと複数の悪魔族が同時に除去される時には無力なこと、また召喚補助という自分ターンで使いたい効果なのに罠なのでセットの手間があり一手遅れること等がネック。



その他、相性の良いカード

  • 魔族召喚師(デビルズ・サモナー)》(デュアル・☆6)
デュアル効果で手札または墓地の悪魔族を特殊召喚する事ができ、展開に一役買ってくれる魔法使い
自身がフィールドを離れるとこの効果で特殊召喚したモンスターは全て破壊されてしまうので、フィールドに維持するよりも素材調達の目的で使った方が良い。
ユベル》であれば破壊効果もメリットになる。



悪魔族テーマ

原作・アニメ登場の悪魔族デッキ

+ (←クリックして展開)
ご存知《デーモンの召喚》を筆頭に「デーモン」の名を冠するモンスター群。
一部は「チェスデーモン」と呼ばれ、サイコロを振り指定された目が出れば、そのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスター効果を無効に出来る効果を持つ。
また、悪魔族でなくとも、「デーモン」の名があればこのカテゴリの恩恵を受ける事ができる。

漫画遊戯王R出身の最上級悪魔達。
と対をなす存在で、その効果はどれも強力。重さは愛でカバーしろ。

手札から捨てられると増える展開力に長けたカテゴリ。
専用カードも増え強力なカテゴリになったが、最近では自爆や美少女との握手に命を懸けるHENTAIも散見される。
OCGでの設定上は「見た目に反して意外と良いヤツら」の集まり…なのだが、アニメGXでは暗黒界モンスター達が恐怖政治によって支配する異世界が登場。《暗黒界の狂王 ブロン》がこのデッキを用いていた。

心の闇に目覚めた遊城十代と共に悪魔化したE・HERO達。ちなみに他のHEROシリーズは大半が戦士族
融合モンスターはいずれも「《ダーク・フュージョン》の効果でのみ特殊召喚できる」という制約と引き換えに強力な効果を持つ。
ステータスは元ネタのE・HEROと同じ。

元キングの使う悪魔族チューナー達。悪魔族ながらもコミカルで可愛い姿をしている。
彼の切り札たる【レッド・デーモン】と好相性のカードも多い。

ご存じ満足。無限の煉獄より現れた満足を求めし軍勢。
「手札があればあるほどいい」というTCGの定石をひっくり返し、ハンドレス状態になるほど強くなるという特異過ぎる特徴を持つ。
ハンドレスから始まる凄まじい展開力を武器に、幾多のカードにとって禁止カード送りへの最初のマルサになった幾度となく環境に挑み続けたテーマ。

「魔人」と名のついたエクシーズモンスター群。
厳密には《管魔人メロメロメロディ》や《交響魔人マエストローク》等の「音楽魔人」がメインだが、「魔人」と名が付くものであれば他の種族でも恩恵を受けられる。

各自が食器を武器としている。
カテゴリ内のモンスターはメインデッキに入る3種類のみと少なく、【ランク2】のエクシーズモンスターとの混成が前提となる。

社長の使用するカテゴリ。融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンクを全て有する。儀式「」
契約は踏み倒すわ蘇生やペンデュラムで何度も下級を過労死させるわ死んでも契約を取って来させるわ、果てはCEOの為に自爆特攻を強要させるわともの凄いブラック企業のようなコンセプト。
由来は会社関連の用語(社長、会長、CEOなど)のもじりと、世界各国の偉人など。

「エッジインプ」はメインデッキのカテゴリ。
素良が使うもう1つのメインデッキカテゴリ「ファーニマル」の雰囲気と違い、刃物や金属製品を模した物騒なモンスターが多い。

このカテゴリとファーニマルを融合させることで、「デストーイ」を召喚できる。
こちらのカテゴリに属するモンスターは、デストーイとしても扱う《エッジインプ・DTモドキ》を除き全て融合モンスターである。
ぬいぐるみのようなファーニマルと、エッジインプの刃物や金属を融合した不気味な姿をしている。

属するモンスターは全て闇属性のペンデュラムモンスターとなっている。
専用サポートカードの「魔界台本」は共通で、「自分エクストラデッキに表側表示の魔界劇団モンスターがあり、相手の効果によって破壊された場合」に発動するド派手な効果も持ち合わせている。
効果の発動で召喚制限がかなりガチガチにかかるカテゴリ内完結の色が強いため他カテゴリとの混合には向かないが、発動する順番に気をつける必要こそあるものの汎用の悪魔族サポートが入る余地はある。

時空の狭間より現れた怪異をモチーフにしたテーマ。VR兄様もとい晃のデッキ。
その実態はまさかのリバース召喚特化かつ、堅実な防御能力と殺意まみれの攻撃性能を持つ二面性のあるデッキ。
準備が整うまでは様々なリバース効果で自陣を守り、その後は《ティンダングル・アキュート・ケルベロス》の凄まじい突破能力で相手を消し飛ばす。



OCGオリジナルの悪魔族デッキ

+ (←クリックして展開)
S召喚が盛んな中でDT世界に現れた、昆虫をモチーフとするアドバンス召喚テーマ。
上級・最上級モンスターたちは、下級を捕食、もといリリースしてアドバンス召喚することで、固有の効果を発動できる。
アニメVRAINSにも登場しており、あの「完璧な手札だ!!」のデュエルで、ハノイの騎士が使用している。

インヴェルズと同じくDT出身のテーマ。
クリフォートと共にナチュルの神星樹に封印されてきた煉獄の使者であり、体には過去のモンスター達が囚われている。
特殊召喚モンスターが多くを占め、墓地からの展開による粘り強い戦いを得意とするテーマ。

儀式召喚をサポートしてくれるメタボモンスター達。

装備魔法《セレンの呪眼》をキーカードとするテーマで、所属モンスターは悪魔族・闇属性で統一されている。
《セレンの呪眼》は装備モンスターに強力な耐性を付与するうえ、ライフポイントと引き換えに攻撃力を上げる効果も持っており、放置しているとどんどん手のつけられない強さに成長していく。
他の魔法・罠やモンスターも《セレンの呪眼》が存在することで真価を発揮するカードが多く、いかに装備魔法を維持し続けるかがカギとなる。

フィールドで破壊されるとその時のコントローラーに様々なデメリットをもたらすのが特徴。
相手に送りつけて、モンスターの展開とそれによる制圧を前提としたデッキを封殺する【コスモロック】に類するデッキタイプ。
見た目がもけもけっぽい。

狩った悪魔を己の武器とする、闇社会に生きる悪魔狩り兼鍛冶師のテーマ。魔轟神や魔弾と同じく、光属性で統一されている。
「光属性・悪魔族」を指定・サポートするカードが多く、エクストラデッキを圧迫するものの、召喚権を使わず、制約も発生させずにランク6+リンク2を並べられる。
出張性能が極めて高く、デッキの任意のカードを墓地へ送れる《永遠の淑女ベアトリーチェ》を容易に出せるので、登場以降環境で暴れ回っている。

10期の星遺物のストーリーに関連するテーマのひとつ。邪悪な本性を現したリースによって生み出された魔獣たち。
優秀な汎用リンクモンスターを多く有するテーマであり、特に全盛期には《サモン・ソーサレス》やエラッタ前《ファイアウォール・ドラゴン》あたりと組んで環境で大暴れし、2枚も禁止カードを輩出した経歴を持つ。

ダンテ・アリギエーリ作の叙事詩『神曲』をモチーフとしたテーマ。
メインデッキのモンスターが闇属性・悪魔族で統一されており、エクストラデッキは光属性で異なる種族のモンスターを擁するカテゴリ。
下級モンスターは自分フィールドに魔法・罠が存在しない場合に手札から特殊召喚できる効果と、自分フィールドに彼岸モンスター以外がいる場合に自壊する効果を持つ。
しかし、モンスター毎に墓地に送られた場合に発動する固有効果を持っており、更に下級モンスターがレベル3で統一されている。
《魔界発現世行きデスガイド》を使えと言っているようなものである。他には《魔サイの戦士》とも相性が良い。

海を旅するトロールの海賊団をモチーフとしたカード群。構成カードは全て悪魔族で統一され、ほとんどのモンスターが水属性となっている。
テーマ内に融合・シンクロ・エクシーズ・リンクと4種のエクストラデッキからの特殊召喚を保有しているのが特徴。
どれも制圧や妨害に秀でる効果を持つ上に、海造賊モンスターを装備していると効果がフリーチェーン化したり追加効果が付くものがほとんど。
正規手段で出す他に海造賊モンスターを装備カードに変えてこれらを無理矢理特殊召喚する効果を持つモンスターがいくつか存在しており、この効果を活用して場を固めていく戦法がメインとなる。

DT出身の光の悪魔達。
手札から捨てられたり、手札の枚数を参照したりと、【暗黒界】同様こちらも手札に関連する効果を多く持つ。
魔轟神獣というペット達もいる。

オペラ『魔弾の射手』や実在のガンマンをモチーフとしたカード群。モンスターは光属性で統一されている。
モンスターには共通で、フィールドに居れば自分・相手ターンに「魔弾」と名の付く魔法・罠カードを手札から発動できる効果を持つ。
また、下級モンスターは同じ縦列で発動した魔法・罠に反応して発動する固有効果を持つ。

罠だらけの自分の城を攻略しに来る女騎士との知恵比べに燃える姫様と、その配下であるメイドや家具に扮した悪魔たちによるテーマ。
通常罠を使うことに特化したいわば悪魔族版蟲惑魔といったデッキで、通常罠使用にチェーンして効果を発動したり、通常罠をサーチするといった効果がメイン。
一度罠が決まるとまるで仕掛け同士が連鎖するかのごとく一斉に効果発動し、一気に場を制圧し尽くせるポテンシャルを持つ。





追記・修正は悪魔達を一致団結させてからお願いします。

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最終更新:2025年03月14日 17:29