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冒険家エリオットの千年物語

登録日:2026/07/23 Thu 16:21:34
更新日:2026/07/29 Wed 14:45:22
所要時間:約 25 分で読めます







希望は、いつも“そこ”にある。



冒険家

エリオット
──── の ────
千年物語





冒険家エリオットの千年物語』(The Adventure of Elliot: The Millennium Tales)とは、スクウェア・エニックスが開発したアクションRPG。
2026年6月18日にNintendo Switch 2PlayStation5Xbox Series X|S向けに、翌19日にPC(Steam)向けにそれぞれ発売された。

+ 目次


概要


ドット絵(ピクセルアート)と3DCGの融合を目指すHD-2Dのゲームとしては初となるアクションRPG。
いわゆる“見下ろし視点”のアクションゲームで、聖剣伝説シリーズの初期作や、ゼルダの伝説シリーズの初期作に近いゲーム性をHD-2Dの映像表現で構築した作品となっている。
プレイヤーは主人公エリオットを操作し、様々な武器を駆使して立ちはだかる敵を倒したり、相棒となる妖精フェイと協力してダンジョンに潜り謎解きに挑戦する。

物語はフィレビルディアという大陸を舞台とし、『時の扉』と呼ばれる時間移動装置を使って4つの時代を行き来して進行する。
主人公の拠点となる町は時代ごとに大きく様変わりし、また先祖・子孫といった“人の繋がり”も多く描かれるため、壮大な時の流れを感じることができる。
一方、時代ごとに大陸の地形が大きく変わるようなことは起きないため、ゲームを進めていくと「同じ地形・同じダンジョンを何度も歩かされている」と感じるかもしれない。
“スクエニが贈る、時空を超える大冒険”という要素から、かの名作『クロノ・トリガー』を想起する人も多いだろう。

難易度はイージー・ノーマル・ハード・ベリーハードの4段階。
低難度では敵との接触ダメージが発生しなかったり、セーブポイントに触れるだけで回復する・アイテムの価格が安くなるなどの手心が加えられる。
一方、高難度になるほど雑魚敵の数が増えたり、敵の攻撃力・HPが強化されていく。
難易度はプレイ中にいつでも変更可能で、各難易度で何がどう変化するのかもゲーム内に細かく記載されている。


ストーリー


“蛮族”と呼ばれる亜人種が蔓延る大陸・フィレビルディア。
この大陸唯一の国家である『ヒューザー王国』は、王女・ヒューリアの“加護の魔法”により蛮族の侵攻を退け、人々の安寧が保たれていた。

ヒューザー王国で冒険家として活動している青年・エリオットは、ある日、新たに発見された謎の遺跡の調査をヒカルド王から依頼される。
王の命を受けエリオットが調査に赴いた遺跡──“扉の遺跡”は、時を超え過去へと時間遡行できる古代の遺物だった。
扉の遺跡について報告を受けたヒカルド王はこれ以上の遺跡の調査を禁止するが、野心を持つ大臣・カイフリードは歴史を改変するため、扉の遺跡から過去へと渡ってしまう。

エリオットは、カイフリードを止めるべく扉の遺跡へと向かい、数百年の時を遡る。
やがて千年の時を遡ることとなる、時空を超えた大冒険が始まった。


主な登場人物/時代


主人公と相棒

エリオット

「ため息で不幸を吐き出せば、次は幸運を吸い込めるさ。
焦らずいこう。」

CV:逢坂良太
本作の主人公。赤い帽子が印象的な青年。20歳。
街の外に出て魔物や蛮族と戦う“冒険家”として生計を立てている。
困っている人を放っておけない性格で、どんな困難を前にしてもくじけず立ち向かっていく勇敢さを持つ。

赤ん坊の頃に拾われ、両親が見つからないためヒューザー王国のディオナ孤児院で育てられた。
孤児院で自分を育ててくれたレイカを「レイカ姉さん」と呼び、慕っている。


フェイ

「何回だって生き返らせてあげるから、
エンリョなく死んでいいよ、エリオット!」

CV:宮内月煌
エリオットが冒険の先で出会う、小さな妖精。
明るく無邪気な性格。エリオット以外にはフェイを見ることも声を聞くこともできない。
記憶をほとんど失っているが、何か重要な使命があるらしい。
エリオットの相棒となり、様々な魔法を駆使して冒険をサポートする。

余談だが、声を担当した宮内月煌(るあ)は2013年生まれの役者で、本作出演時点ではなんと12歳の子役。


加護の時代

現代。エリオットが暮らしている時代。
人々は『ヒューザー王国』という国を作り、王女・ヒューリアの“加護の魔法”によって外敵から守られた街の中で生活している。
過去に人間が築いた魔法の技術・文明はほとんど失われており、ヒューリアなどごく一部の才能のある者が使えるのみ。

+ 『加護の時代』の登場人物

ヒューリア

「『暗い想いに心を凍らせないで。どんなときも未来を信じて生きるのよ。』
ペンダントと共に伝わっている、とても古い言葉なんだそうです。」

CV:石見舞菜香
ヒューザー王国の王女。
心優しい性格で、王国に住む多くの人々から愛されている。
魔法の才能があり、“加護の魔法”で街全体を包み込むことで外敵の侵入を防いでいる。
しかし、この役割を与えられているが故にヒューリア自身は街の外に出ることができない。
亡き母から貰ったペンダントを大事にしている。

物語序盤、エリオットがフェイと出会うまでの期間は彼女が冒険のパートナー役を務める。
ヒューリア自身は街の外に出られないため、イヤリングを通して魔法の力でエリオットと遠隔会話しつつ、回復魔法を使ってサポートしてくれる。


ヒカルド

「このような場で、長い話は無粋だろうから……一言だけ、余の気持ちを伝えたい。
皆の働きに心から感謝している。……ありがとう!」

CV:子安武人
ヒューザー王国を治める現国王。
ヒューリアの父で、娘を誰よりも大切に想っている。
蛮族対策をヒューリアの“加護の魔法”に頼り切っている現状を心苦しく思っているが、一方で打開策を打ち出すことはできていない。
若い頃は冒険者として大陸各地を旅していた。


カイフリード

「愚かな王家に代わって私が創らねばならん!
新たな歴史を…!」

CV:諏訪部順一
ヒューザー王国の大臣。
ヒカルド王と同じく、ヒューリアに依存している国の現状を変えたいと考えている。
大陸各地に存在する遺跡の調査を進め、過去の魔法技術を学ぶことをたびたび進言しているが、慎重派のヒカルド王には聞き入れられていない。
ヒカルド王と同じく、かつては冒険者であった。現在も剣術の腕は衰えていない。


ユイジーヌ

「なんか、すごいな……憧れの英雄王と
僕らは今、同じ場所で、同じ旅をしているんだ!」

CV:下野紘
学者。エリオットの親友。
過去に滅びた魔法文明の研究などを行っている。
ヒューリアやヒカルド王からの信頼も厚く、彼が遺跡の調査役にエリオットを推薦したことからエリオットの大冒険が始まった。
ヒューザー王国を建国した“英雄王”の大ファンであり、かつてはエリオットと共に冒険に出ていた時期もあったようだが、戦いの才能はなかったようだ。


レイカ

「昔、あたしの反対を押し切って冒険家になったのは
どこの坊やだったっけ?」

CV:小清水亜美
『ディオナ孤児院』を経営する快活な女性。
親を亡くした子供たちを引き取り、我が子のように大事に育てている。
エリオットの育ての親であり、彼が赤ん坊の頃から面倒を見てきた。



再建の時代

加護の時代(現代)から数百年前。
ヒューザー王国建国前の時代であり、魔法文明の崩壊から生き残った人々が『リトルホープの村』に集まり、蛮族の襲撃に抗いながら生活している。
作中では最も荒廃している時代であり、文明の崩壊により生きる気力を奪われている人も多い。

+ 『再建の時代』の登場人物

ヒューリック

「希望は、いつもそこにある。
未来を信じて進もうぜ!」

CV:岡本信彦
リトルホープの村で活動する、若き冒険家。
リーダーシップと行動力に溢れており、病弱なディオナを治すために各地を冒険している。
また、過去の魔法文明にも興味があり、もう一度魔法技術を取り戻して人々が安心して暮らせる世界を作りたいと考えている。


ディオナ

「きっとまた冒険のことで頭がいっぱいなんだわ。
ヒューリックってば、昔からそうなんだから!」

CV:戸松遥
リトルホープの村に住む女性。ヒューリックの幼馴染。
幼い頃に起きたとある事件がきっかけとなり、身体に不調を抱えている。
落ち着きのある雰囲気で根は心優しいのだが、病弱で何もできない自分の無力さに内心では苛立ちを感じており、時折ヒステリックになることも。


カロテシア

「特別に、ここで読み聞かせてやろう。
遠慮するな。『聞きたい』と顔に書いてあるぞ。」

CV:斎藤千和
リトルホープの村に住む女性。ディオナの友人。
歴史研究家であり、古い書物・文献を集めては読みふけっている。
ディオナとは対照的に明るく前向きな性格で、エリオットの相談役として彼の冒険をたびたびサポートしてくれる。


バイカン

「俺ぁ、こんな安酒を飲んでるような身分じゃねぇんだ。
このバイカン様をなめるなよ…ひっく!」

CV:福島潤
村の酒場に入り浸っている男。
自身の先祖は貴族だったと語り、現在の落ちぶれた立場に不満を抱いている。
また、魔法文明の崩壊にはヒューリックの先祖が関わっていると吹聴しており、ヒューリックを嫌悪している。


魔法の時代

再建の時代から数百年前。
魔法文明を極めた人々は魔法都市『ウェイゼン』に住み、蛮族を退けつつ豊かな生活を送っている。
ウェイゼンには2つの魔法研究所があるが、特に『フォザワール研究所』の発明によって生活の豊かさや街の安全が保たれている。

+ 『魔法の時代』の登場人物

イカロス

「この国と我が一族が、
未来永劫、発展することを願っているよ。」

CV:内田夕夜
魔法都市ウェイゼンを治める筆頭貴族。
誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。
フォマニット研究所の所長ファウスタとは親しくしており、フォザワール研究所および所長のヒルデブラントをやや警戒している。
『ミュー族』という蛮族に興味があり、かつて先祖が受けた恩をいつか返したいと考えているようだ。


ヒルデブラント

「何かを成すのなら、多少の犠牲は目をつぶらなくちゃ。
僕は蛮族のことなんて、犠牲とすら思わないけど。」

CV:速水奨
フォザワール研究所の所長。
研究者としては非常に優秀で、不可解な現象を前にしてもわずかな情報から的確に推論を立て、真実を解明してしまう。
成果主義者で、優れた魔法技術を生み出すためならば多少の犠牲は厭わない。
自身の能力とフォザワール研究所のこれまでの功績を誇る一方、もう一つの魔法研究所であるフォマニット研究所のことは常に見下している。
冷徹な人物に見えるが、ヒラルダという姉を内心大切に思っており、不器用な姉弟愛を覗かせる意外な側面も。


ファウスタ

「同じ研究者として、このような事故が起こる前に
止められなかったことが悔やまれます。」

CV:大原さやか
フォマニット研究所の所長。
知的な雰囲気の女性。ヒルデブラントと違い、良識を持ち合わせている魔法研究者。
この時代におけるエリオットの相談役を務める。


マーニー

「あなたですか!?
私の可愛いマギカニちゃんを壊したのは!」

CV:鈴代紗弓
フォマニット研究所の若き女性研究員。
ファウスタの助手的存在。少々子供っぽいところはあるが、研究熱心で魔法生物への愛情は一際強い。


カーター

「マオは、僕の命の恩人です。
ちょっと人見知りだけど、優しい人ですよ。」

CV:花江夏樹
フォマニット研究所の調査員。
温厚な性格の男性。調査員としてしばしば街の外に出ているようだが、戦闘能力はあまりない様子。
ミュー族のマオと偶然出会い、恋に落ちる。


マオ

「私は、人間とは暮らせない。
あなたと私では生きてる世界が違う。」

CV:堀江由衣
猫耳を持つ女性。『ミュー族』と呼ばれる希少な種族で、高い魔力を持つ。
とある理由から人間を避けており、ウェイゼンの北にある雪原にて一人で孤独に暮らしている。


萌芽の時代

魔法の時代から数百年前。
人々は『ヒトヨリの里』に集まり、里の掟を守りながら生活している。
しかし、一部の住人が掟に背き、魔法を使う蛮族・ミュー族から魔法を教わり始めており、掟を重んじる人々との対立が深まっている。

+ 『萌芽の時代』の登場人物

カイ

「皆が掟を守ってきたからこそ、今の里がある。
里の掟は、絶対なんだ。」

CV:細谷佳正
ヒトヨリの里を治める、若き里長。
里の掟を重んじており、掟を破ってミュー族との関わりを持ったヒルクと、里に出入りするようになったミュー族・リュドミラを警戒している。
一方、ヒルク一派に手を上げようとするケンカっ早い部下たちを制止する場面も多く、頑固ではあるが暴力での解決を是としない良識も持ち合わせている人物。
戦いには自信があるらしく、強い蛮族が出たと聞くと自ら討伐に向かうことも。


ヒルク

「彼らは他の蛮族とは違う。
人間と対話する理性を持っているはずだ。」

CV:ゆかな
ヒトヨリの里に住む女性。
魔法を扱うリュドミラを神のごとく崇拝しており、彼女に新たな里長になってもらいたいと考えている。
とある事件で息子を亡くしているらしく、魔法へのこだわりはその出来事が関わっているようだ。


リュドミラ

「人間とミュー族はわかり合える……
あなたに会って、それを信じてみたくなったんです。」

CV:能登麻美子
ミュー族の女性。ヒトヨリの里の北にある雪原で暮らしている。
人間とミュー族の友好を目指している心優しい人物で、ヒルクの誘いもあってヒトヨリの里に出入りし、村人に魔法を教えるようになる。
一方、ヒルクから「様」付けで呼ばれたりと、その崇拝ぶりには少々辟易している。


ゴギョウ

「昔からなぜか、動物には懐かれるんだ。」

CV:星野貴紀
ヒトヨリの里を離れ、リュドミラと暮らしている男性。
リュドミラとは種族の壁を超えた愛で結ばれており、彼女との間に一人の子供をもうけている。
動物に好かれやすいタイプで、拾った猫を小屋で可愛がっている…が、彼が猫を可愛がるとリュドミラの機嫌が悪くなるらしい。


システム


武器と魔石

本作には全部で7種類の武器が登場し、その中から2つ選んで装備できる。
装備の変更はメニュー画面やショートカットからいつでも可能。
武器はランクが3段階に分かれており*1、ランクの高い武器ほど素の攻撃力が高く、またより強力な必殺技(溜め攻撃)が繰り出せる。
武器の入手方法はクエスト報酬・宝箱・ショップ等。ランクの高い武器は宝箱からの入手が多い。

さらに『魔石』という武器性能を強化(もしくは性能・性質を変化)させるアイテムも存在。
各武器に好きな魔石を(コスト上限に収まる範囲内で)好きなだけセットすることで、武器を自分好みの性能に変えられる。
(例: 攻撃力を上げる、追加攻撃が発生するようになる、必殺技のチャージ時間が短縮される、等)

魔石を入手するには、宝箱などから拾うか、または敵がドロップする『魔石の欠片』を使って生成する必要がある。
魔石にはレアリティがあり、同じ効果の魔石でもレアリティが高いほど強化幅が大きかったり、コストが低くなっている。

+ 武器解説

初期装備。通常攻撃は横薙ぎ、必殺技(溜め攻撃)では飛ぶ斬撃を正面に放つ。
通常攻撃のリーチが短く、敵に接近しなければ当たらない点はややリスキーだが、攻撃の隙が少ないためブンブン振っているだけでもダメージを稼ぎやすい。
装備する魔石によって、通常攻撃を主体とするビルドや、必殺技を軸にするビルドが組める。
通常攻撃のリーチの短さは、必殺技や一部の魔石によって放つ“飛ぶ斬撃”を駆使すれば、ある程度は解決する。

盾を使ったガードに関連する魔石が多いのが特徴。
  • ガード成功後、通常攻撃で数回だけ飛ぶ斬撃を放つ『ガードカウンター』
  • ガードブレイク(=盾の耐久度がゼロ)の時に通常攻撃で飛ぶ斬撃を放つ『捨て身の連撃』
  • 剣攻撃ヒット後に盾を構えると全方向ガードになる『オールガード』
  • 盾の耐久力が一定以上のときに剣のダメージが増える『攻防一身』
  • 盾の耐久力が減りやすくなるが剣のダメージが増える『防捨骨断』
  • 剣攻撃がヒットすると盾の耐久力を回復する『盾修復』
どの魔石を組み合わせるかによって、盾を使った立ち回りが変化するのも他の武器にない特徴か。

最高ランクの武器の入手が(ストーリーに関わる代物だけあって)かなり遅い。
また、本作はクリア後にNEW GAME+*2が解禁されるが、剣のみ最高ランクの武器が2周目プレイに引き継がれず、再入手する必要がある。


通常攻撃は突き、必殺技(溜め攻撃)は槍を構えての突進。
正面のリーチが長いため、剣よりやや遠い間合いからチクチク攻撃できる点が優秀。攻撃の隙も少ない。
一方、正面にしか攻撃判定がないため、斜め前にいる敵に全く攻撃が当たらないことがあり、相手をしっかり真正面に捉える位置取りが重要となる。複数の敵に囲まれる場面も少々苦手。
とはいえ、装備する魔石によってはこの辺りの欠点もある程度カバーすることができる。
最高ランク武器の入手時期が早いのも利点か。(やや強めのボスと戦う必要があるが)

剣と同様、セットする魔石によって通常攻撃ビルド・必殺技ビルド等が組める。
また、他の武器と併用することで何らかのバフを得る魔石が豊富なのが特徴。
  • 槍使用後、数秒間だけ他の武器のダメージが上昇する『ウェポンシフト・剛力』
  • 槍使用後、数秒間だけ他の武器の必殺技の溜め時間が短縮される『ウェポンシフト・集中』
  • 他の武器使用後、数秒間だけ槍の通常攻撃のリーチが伸びる『スピアシフト・伸槍』
  • 他の武器使用後、数秒間だけ槍の必殺技の溜め時間が短縮される『スピアシフト・集中』
これらの魔石は直前の攻撃が空振りであっても効果が発動するため、発動条件はかなり緩い。
槍をメインに据えるか、サブ武器として忍ばせるかでセットする魔石を決めるとよいだろう。


ハンマー

通常攻撃は横振り、必殺技(溜め攻撃)は地面を思い切りぶっ叩く。
攻撃動作がやや遅く隙は大きいが、一撃のダメージが大きい。また、気絶やノックバックを狙いやすい。

一撃の重さを重視する武器故に、必殺技を強化する魔石が多い。
  • 必殺技の溜め時間が長くなる代わりに、必ずクリティカルになる『全身全霊』
  • 必殺技の攻撃範囲が拡大する『ワイドインパクト』
  • 必殺技発動後に衝撃波が数回発生する『地ならし』
  • 必殺技発動後に落雷が周囲に発生する『雷光の槌』
  • 必殺技の溜め時間にダメージを受けると必殺技の威力が倍増する『逆襲撃』
これらに『クリティカルダメージ上昇』等を組み合わせたときのダメージ・攻撃範囲・追加効果・見た目の派手さは凄まじく、爽快感抜群。
一応、通常攻撃ビルドも組めないわけではない。中には効果が強力な反面デメリット効果を持つ魔石もあるので、好みに合わせてセットする魔石を吟味しよう。

フィールド上で道を塞いでいる杭は、ハンマーの必殺技で叩いて引っ込ませることができ、新たなエリアに進めるようになる。


鎖鎌

通常攻撃は自身の周囲を薙ぎ払い、必殺技(溜め攻撃)は正面に投げつけ→引き寄せで敵をこちらに引っ張る。
独特な性能の武器で、まず通常攻撃に関してはリーチが長く周囲360度を攻撃できる反面、自身に隣接している敵には攻撃が当たらない。
そのため、リーチを活かして敵に接近される前に振り始める必要がある。複数の敵に囲まれていても安定して戦えるのは強み。

必殺技に関しても特殊な仕様があり、まず溜め時間中に鎖鎌をブンブン振り回し続けるため、チャージしながら敵を攻撃できる。
この溜め時間中の振り回し攻撃はリーチこそ通常攻撃より短いが、代わりに目の前の敵にもしっかり当たるため、敵に接近されてしまった際は通常攻撃よりこちらが頼りになる。
そして必殺技は正面に鎖鎌を投げ、当たった敵をこちらに手繰り寄せるというもの。
前述の通り、鎖鎌の通常攻撃は目の前の敵には当たらないため、手繰り寄せた敵は他の武器で殴るなり、再度溜め攻撃を繰り出すなりして追撃しよう。

魔石に関しては状態異常に関わるものが多いのが特徴。
  • 通常攻撃で敵を凍結させる『凍結の振り』
  • 溜め時間の振り回し攻撃時に火球をばら撒いて敵を炎上させる『炎舞』
  • 必殺技がヒットした敵を気絶させる『束縛』
  • 状態異常の敵に与えるダメージが増える『状態異常特効』
敵が状態異常になるかどうかは確率発動なためやや不安定だが、レアリティが高い魔石なら期待値もわりと高め。


攻撃するたびに矢を消費する遠距離武器。
矢は敵からのドロップ、フィールド上のツボ等の破壊、ショップ購入などで補充可能。
宝箱やクエスト報酬で『矢筒』というアイテムを入手するたび、矢の最大所持数が増える。

通常攻撃・必殺技共に正面に矢を放つ。射程も長く、遠くの敵にもしっかり当たる。
通常攻撃も必殺技も、魔石によって様々な追加効果を付与することができる。
特に通常攻撃ビルドが火力面で優秀で、
  • 通常攻撃が2連射になる『ダブルショット』
  • 通常攻撃で敵を炎上させる『ファイアショット』
  • 炎上した敵を攻撃すると爆発が発生する『エクスプロージョン』
このあたりの魔石が揃うと、雑に連射しているだけでもかなりのダメージを稼げる。
また、『リサイクル』という魔石で矢の消費を抑えることができるため、ゲーム中盤以降は矢が足りなくなるという事態にもあまり陥らないだろう。

『ソウルレーザー』という魔石を装備すると、矢の所持数がゼロの時に自身のHPを消費して強力なレーザーを放てる。
これと『フィニッシュアロー』(矢の所持数が10本以下のとき必ずクリティカルが発生)、『クリティカルダメージ上昇』などを組み合わせたとき、本作最強クラスの火力が出せる。
事前に矢を使い切っておく必要があり、かつHPをモリモリ消費するので非常にリスキーだが、最高難易度でもボスが秒で溶けていくレベルで強いため、興味があれば試してみよう。


ブーメラン

弓と違い、何も消費せず気軽に使える飛び道具。
通常攻撃・必殺技共にブーメランを正面に投げ、手元に戻ってくるまでの間にヒットした敵にダメージを与える。
また、必殺技は投げたブーメランが数秒間空中に留まり、その場で回転し続ける性質があるため、回転を上手く当てると連続ヒットする。
最序盤からショップで入手できるため、とりあえず購入しておくと初期装備の剣と使い分けできて便利。

魔石『エクストラスロー』を装備していない場合、飛んでいるブーメランが手元に戻ってくるまで次の一投が出せない。
かといって、『エクストラスロー』を装備するとブーメランを連続して投げられる反面、ブーメランによるダメージが減衰する。
そのため、通常攻撃によってダメージを稼ぐことが難しく、サブ武器としての運用が主となる。
サブ武器としては槍同様に『ウェポンシフト』の魔石があり、ブーメランが飛んでいる間に他の武器で攻撃することでクリティカル発生率が上がる効果を得られる。
また、一部の魔石をセットするとブーメランで気絶が狙えるようになる。
敵の飛び道具にブーメランをぶつけると敵の弾を一方的に打ち消す『撃ち落とし』も防御手段として優秀。

ブーメランをダメージソースにしたいなら、必殺技が主体になる。
回転部分を綺麗に当てられるようになれば、ボスの削りや雑魚処理に使える。特に、軽い攻撃ではノックバックしないような重量級の敵にはブーメランの必殺技が当てやすい。
『チャージ時間短縮』や、槍の魔石『ウェポンシフト・集中』を組み合わせ、溜め時間短縮を極力短くすれば必殺技を繰り出しやすくなるので、是非活用しよう。


爆弾

爆弾をその場に設置、もしくは持ち上げて投げつけ、爆発でダメージを与える。
爆弾は時間経過で爆発するが、一部の攻撃*3を爆弾に当てて能動的に爆発を引き起こすこともできる。
使用するたびに爆弾を消費する。補充手段は矢と同じ。
『爆弾ポーチ』を入手すると、爆弾の最大所持数が増える。

爆発に巻き込まれるとエリオット自身もダメージを受けるため、扱いには注意が必要。
『自爆耐性』の魔石をセットすれば自爆時の被ダメージを抑えられるのだが、最高レアリティにもなると自爆しても被ダメージがゼロになる(ただし、ノックバックは発生する)ため、この魔石の有無で爆弾の使い勝手が大きく変わる。
そのため、大器晩成型の武器と言える。

攻撃力は非常に高く、魔石によってダメージを上昇させる手段も豊富。
基本的に爆弾は1つしか置けないが、『ボムマスター』の魔石があれば最大4つまで設置でき、さらにフェイの魔法『コピー』も併用すれば爆弾を最大8つも設置可能。
火力を高めた爆弾を4〜8つ設置し、フェイの魔法『キューイン』で一箇所に集めて起爆する戦法がなかなか凶悪で、ボスの体力もごっそり削ることができる。
爆弾の最大所持数が矢より少なく、補充もしづらいのが難点か。

道を塞ぐ大岩や、ヒビの入った壁を破壊する用途でも使用する。
また、一部のボスのギミックを攻略する際にも使われる。(敵が纏っているバリアを破壊する、吸い込み攻撃に爆弾を食べさせて対抗する、等)


盾を構え、敵の攻撃を防ぐ。ガードしつつ同時に攻撃することはできない。
ガードに成功すればダメージを一切受けずに済む。
盾には耐久力があり、攻撃を受け続けて盾の耐久力がゼロになると、しばらくの間ガードできなくなる。
耐久力は時間経過で回復する。盾が壊れて失われてしまうことはない。
また、盾は正面に構えるため、左右や背後からの攻撃はガードできない。

武器と同様、盾にもランクがあり、高ランクの盾はジャストガードができるようになる。
敵の攻撃が当たる少し前に盾を構えるとジャストガードが成立し、“キン!”というSEと共にダメージを無効化して、さらに攻撃を弾かれた敵が隙を晒すことがある。
盾の耐久力も消費しない上、飛び道具をジャストガードすれば跳ね返すことができる。

一部のボスを倒すときにも、ジャストガードは必須のテクニックとなる。
ジャストガードの猶予時間はそこそこ長いが、苦手な人はジャストガードが成功しやすくなるアクセサリーを装備しよう。


フェイの魔法

エリオットの相棒・フェイは、冒険を進めていくと様々な魔法を覚えていく。
魔法は5種類あり、1つをセットして発動できる。セットする魔法はメインメニューやショートカットでいつでも切替可能。*4
使用するとフェイの魔力を消費するが、魔力は時間経過で自動回復するため気軽に使える。
ダンジョン攻略はもちもん、戦闘でも役に立つものが多いので、積極的に使っていこう。

フェイは指示を出せば常にエリオットの前や後ろに陣取るように動いてくれる他、右スティックで自在に操作することもできる。
さらに、2Pプレイで他のプレイヤーにフェイを操作してもらうことも可能。

フェイは作中で「エリオット以外には視認できず声も聞こえない」という描写があるが、これは敵に対しても同じ。
敵はフェイの存在に全く気づけないので、エリオットを物陰に隠し、フェイだけ飛ばして魔法で一方的に攻撃することもできる。
敵の数が多いときは、接敵前にフェイを使って削ってから戦うようにすると比較的安全。

+ 各魔法の解説

チャッカ

フェイが炎を纏う。
能力が強化されると、チャッカ解除時に爆発でダメージを与えるようになる。

炎を纏った状態でフェイを敵にぶつければ、炎上ダメージを与えられる。
また、燭台に火を灯して明るくしたり、爆弾を即起爆させる用途でも使える。
序盤で入手でき、シンプルに使いやすい能力なので、普段はこれをセットしておいても良いだろう。


シッソー

フェイの力でエリオットが高速移動する。
能力が強化されると、ぶつかった敵を吹き飛ばし、ダメージを与えるようになる。

移動速度はかなり速いが、小回りが効きにくく、独特な操作感覚になる。
しかも壁やオブジェクトにぶつかると停止してしまうので、少し慣れが必要。

主に制限時間系のギミック攻略に使用する。
また、エリオットの普段の移動速度があまり速くないこともあり、シンプルな高速移動手段としても使える。
無駄な戦闘を避けたり、目的地までの移動時間を短縮したり、ボス戦で敵の攻撃を大きくかわしたり、逆にボスに急接近したり…と色々できるので、汎用性が高い。


ワープ

フェイのいる位置にエリオットをワープさせる。
能力が強化されると、ワープ後に数秒間敵から見つかりにくくなる。

ジャンプでは届かないような離れた場所にフェイを飛ばし、ワープを使うことでその場所に移動することができる。
また、エリオットは魔法のヴェールで道が塞がれているとその場所を通過できないのだが、フェイは魔法のヴェールを無視して移動できるため、エリオット単体では入れないエリアにも侵入できる。

有用そうに見えるが、アクセサリーの『ふわりマント』の存在が気掛かり。
このアクセサリーを装備すると、ジャンプボタン長押しで少しの間空中に浮かび、自在に移動することができるようになる。
そのため、本来はワープを使って攻略するギミック(ジャンプで届かない位置への移動)を、このアクセサリーで代用し攻略できてしまう場合がある。
やや値は張るものの、『ふわりマント』は最序盤からショップで購入できてしまうのも痛い。
『ふわりマント』があればワープは全く不要…とはならないものの、この魔法の出番は確実に減っていく。


キューイン

フェイが渦巻く風を纏い、周囲の敵やオブジェクト(ツボや爆弾など)をフェイの周辺に集める。
能力が強化されると、キューイン解除時に衝撃波が発生し敵を気絶させるようになる。

戦闘で有用な魔法で、複数の敵を一箇所にまとめて攻撃して一網打尽にしたり、敵をキューインで運んでフィールド内の深い穴等に放り込んで落下死させたり*5と、上手く使えば難所をあっさり突破できてしまう。
また、爆弾との組み合わせが強力で、設置した複数の爆弾をキューインで運んで敵に押し付けて起爆すれば、大きなダメージを与えられる。敵が投げてきた爆弾を逆利用することも可能。

ギミック攻略としては、キューインでしか運べない物体を指定のエリアへ移動させる等の謎解きがある。


コピー

フェイがエリオットに変身し、エリオットの動きを真似するようになる。
能力が強化されると、エリオットとフェイ(コピー)の間に張られる魔力の線で敵にダメージを与えられるようになる。

最終盤に覚える魔法だけあり、非常に強力。
エリオットが攻撃する際にフェイを近くに置いてコピーを発動すれば、単純に手数が2倍になる。
エリオットが爆弾や弓を使った場合、コピー側の攻撃では矢や爆弾を一切消費せずに同じ攻撃を繰り出せる点も強力。
ダンジョン攻略時に敵集団にコピーを特攻させて安全に数を減らしたり、ボス戦で敵がダウンしたチャンスタイムに一気に畳み掛けたりと、便利な能力なので上手く使おう。

ギミック攻略としては、2人で同時に押さなければいけないスイッチを起動できる。


フェイによる蘇生

エリオットの体力が尽きて死亡した場合、お金を払うことでフェイの力を使い、その場で復活できる。
復活したエリオットは体力最大まで一気に回復する。

蘇生に必要な金額は、難易度によって異なる。
蘇生を繰り返すほど必要金額が徐々に高額になっていくが、セーブポイントに触れればその難易度の初期値にリセットされる。
ただし、最高難易度のベリーハードではセーブポイントに触れても初期値にリセットされないため、蘇生に頼るほど必要金額もどんどん増えていく。

死亡時にお金を払わない場合は、直前のセーブデータからのやり直しになる。
ボス部屋の前には必ずセーブポイントがあるので、フェイの蘇生に頼らずやり直しを選択しても良いだろう。
どちらかといえば、ダンジョン攻略中に死亡した時の保険として有用なシステムと言える。

なお、本作のオートセーブは“セーブポイントに触れた瞬間”に自動で行われている。
もちろん、セーブポイントでの手動セーブも可能。


体力強化

宝箱や『生命の社』と呼ばれるダンジョンから『生命の欠片』を集めることで、エリオットのライフ(最大HP)が増える。
生命の欠片を4つ集めるとライフ1つ分が上昇。あまりにもゼルダすぎる仕様 その1
ライフは初期値で5、最大値で20。


薬(回復・サポートアイテム)

ショップやクエスト報酬で『空っぽのガラス管』を入手すると、それに薬を入れることができる。
薬はライフを回復するもの、攻撃力や防御力にバフを得るもの等が存在。あまりにもゼルダすぎる仕様 その2
ガラス管は貴重品だが、薬はいずれもショップで購入できる。ストーリーが進むとより強力な薬が入荷される。

物語序盤は、パートナーのヒューリアが回復魔法を使えるため、薬が必要な場面はほとんどない。
しかし、“再建の時代”に突入したタイミングから回復魔法に頼れなくなっていくため、ガラス管の入手と回復薬の管理が重要となっていく。


アクセサリー

エリオットの装備品で、冒険に役立つ様々な付加効果をもたらす。
装備枠は初期で1つ、最大強化で3つまで装備可能になる。

アクセサリーの入手手段はショップ購入またはクエスト報酬など。
大半はクエスト報酬なので、積極的にこなしていこう。
とはいえ、ショップにも序盤から終盤まで頼れる便利なアクセサリーが売られているため、お金に余裕があれば早めに購入しておきたい。


クエスト

ストーリー進行で発生するサブイベント。
内容はおつかい的なものが大半だが、各キャラクターの掘り下げが行われることが多く、登場人物たちの意外な側面を見られたりするので、ストーリーを楽しみたい人はなるべくクエストを消化していこう。
報酬面でも、アクセサリーや矢筒・ガラス管など有用なものが多いため、挑戦して損はない。

なお、発生したクエストはストーリー進行により消滅する場合があり、報酬が貰えなくなるので注意。
もうすぐ消滅するクエストはメニュー画面から確認できるので、メインストーリーを進める前に依頼者を確認しクリアしておこう。


余談


スクウェア・エニックス/浅野チームの過去作(OCTOPATH TRAVELERなど)のネタが本作にしれっと登場しており、ファンならばニヤリとできる。
分かりやすいところでは、最高ランクの槍と盾か。
単なるオマージュや客演の類にも見えるが、各作品の世界観の繋がりを考察してみるのも一興だろう。




追記・修正は数百年前に遡ってからお願いします。



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最終更新:2026年07月29日 14:45

*1 爆弾を除く

*2 エリオットの強化状態や所持アイテムを引き継いでの『最初から遊ぶ』

*3 フェイの魔法『チャッカ』、弓の魔石『ファイアショット』、鎖鎌の魔石『炎舞』などが該当。

*4 オプション設定次第では、ワンボタンでの切替もできる。

*5 飛行・浮遊している敵は落下死しないため注意。