登録日:2009/06/21(日) 13:54:15
更新日:2025/02/06 Thu 04:21:13
所要時間:約 5 分で読めます
『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』は、2002年2月7日に
ドリームキャスト用のソフトとしてセガより発売されたダンジョンRPGである。
同年12月20日には「〜 for Windows」として移植版がチュンソフトより発売、さらにWin版は好評を得て、後年になってBest版も発売された。
CDなしで遊べる
パッチやフェイの問題作成キットなども存在し、有志による詳細な攻略wikiには発売から数年経った今でも快適に遊ぶための情報が蓄積されている。
概要
ダンジョンの豊富さ、コレクション要素、やりこみ度の深さ、アスカたん(;´Д`)ハァハァ等、外伝ながらシレンシリーズ中No.1の人気を誇り、それ故に現在Win版を定価で入手するのは不可能に近い。
〜ストーリー〜
本作の物語は天輪国編、その後の八魔天編と大きく二分され、EDもそれぞれ用意されている。
-天輪国-
其処は豊なる自然と 豊饒なる土地に恵まれし
安穏な生活が約束された地
よもやその地に危機が訪れようなど
いかに想像できようか
醜し悪花と 忌まわしき災いの毒に苦しみ喘ぐ村人を
我こそは救済せんと ひとりの乙女が立ち上がる
これより三国に名を轟かす白眉になる兆しを持つ
紅色の髪が凛々しい孤高の風来人
女剣士アスカがいざ参る
〜キャラ紹介〜
本作の主人公。義理人情に厚い女風来人。
華奢な外見からは想像出来ない程の力と強き心を持ち、悪に立ち向かう。
本作では15歳(シレン2では14歳)ということもあって、凛々しい中にも時折見せる乙女の素顔がまたどうしようもなく可愛い。たまらん。
ちなみにおばけが苦手。
おっぱいおっぱい夢いっぱい。
語りイタチ。今回はシレンと一時的に別れて旅を続けていた所をアスカと再会、仲間に加わる。
アスカ自身もよく喋るので本作の物語は掛け合い方式で進んでゆく。
鋼賀城主であるジンパチの愛娘のくの一。
一年間に渡る忍びの修行を終え故郷に戻ったが、仲間の乱心、そして父の心変わりに戸惑いを隠せないでいる。
町中では町娘、ダンジョン内ではくの一、と姿を変えてプレーヤーをハァハァさせてくれる。
挙動のクナイ投げ・クナイ駆けは一長一短だがそこは愛でカバー、だってミナモ可愛いもの。
なお、料理の腕は…?
よせカエル。最初はヘイジと争っていたが、祭来国に挑む頃には和解して一緒に旅仲間となる。
戦闘能力は低めだが、アスカのツボを押して体力や減った力を回復(ただし満腹度が減る)させる力を持つ。
また、水がめの水をかければパワーアップするという人間やエレキ箱には真似できない芸当もある。
ひまガッパ。最初はキハチと争っていたが、祭来国に挑む頃には和解して一緒に旅仲間となる。
ひまガッパらしく自分に投げられたものを投げ返す力を持ち、有益な草であれば飲み、不利益であればかわしてくれるので識別でも役に立つ。
キハチ同様に水がめの水でパワーアップする要素がある。
ミナモの父。最初はメイオウランに操られていたが、天輪国の一連の事件解決で旅仲間となる。
戦闘能力は高く、3方向攻撃や直線上に離れた敵に距離を詰めての攻撃などが得意。
ミナモ共々行動で移動しやすいのでデバフがらみが天敵だが、直接戦闘能力の高さは信頼に値する。
祭来国の巫女で「リーバ祭」の祭司を務める。18歳。
高い霊力とその類まれなる神秘的な美貌で国のアイドル的存在になっている。
ミナモとは違って控えめで、優しく落ち着いた物言い、それでいて超可愛いなんてもうたまらん。
彼女が握ってくれるおにぎりは本当に美味しいよ!
ブフーの試練絡みでお世話になる二人のエレキ箱細工師。前者は真面目な職人・商売人、後者は己の道を往く芸術家気質。
いつでも利用できる場面でお世話になり、癖が少なく安定したエレキを提供してくれるキチゾーと、
不確定に利用できる場面でお世話になり、癖は強いがハマれば凄いエレキを販売してくれるバリバリと、プレイヤー目線でしっかり住み分けできているのが素晴らしい。
本作で暗躍する悪役たち。なんだか御大層な肩書きをしているものの、実態は割とヘタれなモンスター達。
それでもやる時はやってくる。
〜ダンジョン紹介〜
[天輪国編]
風来修行の途中、天輪国に辿り着いたアスカ。
とある農村で彼女は旧友の語りイタチのコッパと再会を果たす。
彼や村人達の話を聞くと、以前はモンスター退治を生業とし、村人を守ってくれた鋼賀の忍一族が、
どういうわけか村人を襲い、川の上流から毒を流している…とのこと。
アスカは真相を確かめるため、はるか山奥の鋼賀城を目指したのであった…
※()内数字は階層数
本作で最も難易度の低いダンジョン。ちょっと不思議のダンジョン枠。
水田、洞窟、沼地などの様々な地形を乗り越えて鋼賀城へと進んでゆく。道中には二つの村があり、物資の補充が可能。
アイテムのラインナップもまずまずで、逆利用のできるモンスターも多いため、慣れた人なら一回の冒険でボスまでたどり着き容易に倒せるだろう。
ただ、初心者さんは後々の事を考えて帰還アイテムを使いながらアイテム収集&武具の強化を計るのがオススメ。
異変の元凶を倒すために水田、樹海、溶岩洞窟などを進んでホウライ山へとたどり着き、その山頂を目指す。不思議のダンジョンないしテーブルマウンテン枠。
上級だけあってアイテムの一部が未識別状態になり、村の数も減っているので、メリットになるモンスターを利用する・集中して狩る必要も出てきた。
出てくるモンスターも種類が増え、一筋縄ではいかない。待ち構えるボスも仲間の助けを借りるくらいしないと厳しい戦いになる。
ラストエリクサー症候群を克服するつもりで、いざという時はアイテムを惜しまず使おう。
ここを超えるとしばらくは持ち込み不可能なダンジョンが続き、クリアの際に色々貯めこめるので猶更のこと。
Win版のみの練習ダンジョンでストーリーには関係しない。
初心者には打ってつけの訓練場所。修正値付きの武器・盾を集め、ついでに操作感に慣れておこう。
天輪国クリア後にプレイ可能な裏ダンジョン。鍛えて集めたアイテムが持ち込める
あかずの間枠。
元々は特殊なスコアアタックを交えたキャンペーン用のダンジョンも兼ねている。それが終わった後は43Fの貴重な武器・盾が一応の目玉(ただしwin版追加ダンジョンがあるときはその限りではない)。
道中ではアイテムを拾う事が出来ず、出現する敵は曲者揃いで、生半可な装備で挑むと泣きを見ることになる。
「出現するモンスターの偏りがある階層帯」を把握しておかないと装備品をズタズタにされかねない。
[八魔天編]
天輪国での一件を治めたアスカは、近々「リーバ祭」が催されるという「祭来国」の八神楽の森を訪れる。
しかし祭司コヨリの話によると、祭の進行には欠かせない8つの「祭器」を、
八魔天と称する強力なモンスター達に邪魔され、取りに行く事が出来ないのだという…
下記のダンジョンはいずれも特殊なルールがあり、プレーヤーの手腕が試される。
※()内数字は初回クリアまでに進むべき階層数
杖と巻物を駆使して、仲間と助け合いながら打開を目指すダンジョン。
床落ちアイテムの質は良いが、武器は特定敵からのドロップ頼りで盾も貧弱なため、アスカがサポートに回り仲間を支援する形で進めるのが基本。
時には永続するデバフを仲間に代わって引き受けたり、他のダンジョンより見つけやすい
ねだやしの巻物をうまく使いまわしたりと、天輪国編とはガラリと変わった立ち回りが求められる。
ボス戦では多数のモンスターを効率よく倒さねばならない。支援のための杖、攻撃のための巻物で分担だ。
クリア後は99Fまで潜ることも可能。仲間を最後まで生存させようとすると大変なため、ソロ用の備えをどこかでしておくと保険になる。
「押す」ことでNPCとして戦わせ、「装着」することでモンスターになりきれる「エレキ箱」が大活躍のダンジョン。
NPC状態のエレキ箱に敵を倒させて育成し、道中で拾った「回路」をスロットにはめて強化し、装着時の満腹度の減りの速さを食糧管理でカバーしてゆく。
このダンジョンで拾い、育成し、「でんでん堂」でグレードアップしたエレキ箱は他のダンジョンでもお世話になるので人によっては入念に何回も潜ることになる。
ボス戦では「満腹度」に対するダメージに注意。
クリア後は99Fまで潜ることが可能。エレキ箱専門店には貴重なエレキが置いてあるが運次第な上、デビカン様の出現率が白蛇島よりかなり高いので鍛えたエレキの持ち込みが前提。
初代シレンからおなじみ、限られた手段と創意工夫で階段を目指す「フェイの問題」が待つダンジョン。
不確定要素は徹底して廃されているので、格闘しながらテクニックを身に着けて打開しよう。
クリア後は50Fぶんに拡張。
初期支給のサトリのつるはしで通路を自在に切り開き、発生率の高いモンスターハウスでアレコレ荒稼ぎし、店主を相手に泥棒で更に富を得て突き進む、やりたい放題なダンジョン。
専門店の出現率が高いので他のダンジョンよりもレアな武器・盾が入手しやすい一方、埋蔵金部屋に潜むしろがね
マムル・おうごんマムルという専用の対策が必要な強敵や、
ついつい部屋や通路の拡張が楽しすぎて没頭しているうちに満腹度がピンチになりがち、などの独自の誘惑に悩まされる。
ボス戦では使われると予防の出来ない盗み技を使われる。近づかれたらやられる前に殴って追い返そう。
シリーズおなじみ罠ダンジョン。エンジンの共通性が多い
中腹の井戸寄り。
アイテム感覚で罠を拾い、敵の進行ルート上に引っ掛けて痛い目に遭ってもらったり、
「ワ投げ」と呼ばれる技法で直接足元に投げつけて無理やり害を与えることで先に進んでゆく。攻撃力減衰のペナルティはない。
地形や相手の位置に干渉するアイテムが多数出現するのでそれを扱う腕前も試される。ワナ破壊型の敵はいないが、普通だと不可視のエーテルデビル系がここではかなりの脅威。
ボス戦では効く罠と効かない罠がある点に注意。足りないところは他の攻撃手段でカバーしよう。
クリア後も、他のダンジョンで罠を活用し放題の「ワナ師の腕輪」が非常に魅力的なので、それ目当てで潜ってもいい。
最深部の50Fを目指すためには剣盾の強さに頼らない、慎重さと準備が求められる。エーテルデビル系が怖いのでそれを見越してアイテムや罠を溜めよう。
みずからを適切に追い込み気力を溜め、「秘技」を発動してダンジョン側からのハンデを克服して進むダンジョン。秘技は後の
夜の技とはまた違う使用感。
秘技書を読んで技を覚え、秘技を使って確率で体得し、時には巻物代わりに秘技書を使って即時発動しながら進み、蓄積する形で強くなっていくのが基本。
秘技フル活用すれば足止め、緊急退避、アイテム集め、ワナにひっかけて無理やり打開、
モンスターハウスの敵を一掃などやりたい放題できる。
代わりに装備品が貧弱なので何も考えずに殴り合いをしてはいけない。開幕を乗り切るための気力・ダメージで気力回復を早めるためのHPの管理は入念に。
ボス戦はとにかく接近が難しいが、それを補うために秘技がある。
クリア後も、他のダンジョンで秘技を使える「気力の腕輪」が非常に魅力的なので、それ目当てで潜ってもいい。
最深部の99Fを抜ければ凄く貴重な秘技書が手に入るが、ブフーの試練同様にデビカン様が高確率で出現する。色々なやり方で何とかやり過ごして抜けよう。
獲得経験値0、不動のレベル1、初期HP30の状態固定で進む、完全な持ち込み特化型ダンジョン。シレン2のあかずの間と違い、アスカの本体性能が強くならない所がしんどい。
アイテム欄5つは好きに持ち込めるので、ギトーの試練を中心に過剰なほどに鍛え上げた武器・盾を使うか、或いは仕様の穴を突けるエレキ箱をブフーの試練等で育てて使うか。
当然ながらスタッフも理解しており、「投げ」が恐ろしいひまガッパ系や、HP30のところに固定ダメージぶち込んでくるオヤジ戦車系が脅威となって立ちはだかる。
ボス戦は固定ダメージの火柱を筆頭に行動させればさせるほど苦しくなる。楽に行きたいならエレキ箱に頼ろう。
いわゆるラスダン。各試練で登場したボスの方々が再登場する。持ち込みを前提にした不思議のダンジョン枠。
序盤から敵の配置数、罠の配置数が多く、個々の強さよりもなんらかの一貫性を重視してモンスターが配置されているので、持ち込みなしでの難易度は高い。
これまでに手に入った武器・盾・腕輪・エレキ箱・各種消耗品をそろえて、
レベル上げを意識して腰を据えて進もう。
最終ボスは鍛え上げた要素を適切に使えば強くはない。しかし、数の暴力やサポート技がハマると危険ではある。
[本編クリア後]
裏ダンジョンその2。いわゆる
もっと不思議のダンジョン。
無限増殖セットみたいなカッ飛んだ強化要素がないため、シレンシリーズ中でも難易度は高め。とはいえ1個あるだけで大幅有利になるアイテムは多い。
出現させて逆にメリットにできるモンスターの出現場所、稼ぎのために滞在する場所、死の危険を避けるために急いで進むべき場所をすべて把握するのが打開への近道。
Win版のみ、白蛇島クリア後に出現。手ごわさが増したもっと不思議のダンジョン。
白蛇島をベースに
初心者救済措置が廃され、生き残った便利アイテム「保存の壺」の出現率が下げられ、新たなるクリアへの道筋になる要素が配置され、
その上できちんとゲームの仕様を理解した人に向けた強烈なモンスター出現テーブルが組まれており、プレイヤーの行く手を阻む。
シレンシリーズ中屈指の鬼畜難易度を誇り、全国の風来人が不条理な死に様で散り、心を折られている。
その死因は多岐に渡り、
デビカン様でブーストされた終盤の面子やアストラルデビル、黄金マムル、浅層の開幕モンハウ、特殊モンハウ、等々があり深層では常に死ねる状況である。
(しかし中には二時間以内に踏破するスーパー風来人
化け物もいるとか…)
[新たなる挑戦]
Win版ではその特性を活かし、インターネットを通じて様々なダンジョンがプレイ可能であった。
週替わりで変わるダンジョンや、「〜の試練」の上位版ダンジョンなどバラエティに富み、全国の風来人を楽しませてくれた。
現在ではオンラインサービスは終了しているが、オフライン対応パッチが配布されているため、各ダンジョン自体はプレイする事が出来る。
我こそは…と思う方は是非挑戦し、当時のチャレンジャーの気持ちを偲びながらどっぷり浸かってみてほしい。
上記「鍛錬の押入」と「裏白蛇島」を含めたwindows版限定ダンジョン集のうち、試練の拡張系を紹介。
階層や各種の出現テーブルが変化したもっと不思議のカカ・ルーの試練。
…と言うには独特なアイテムの出現の仕方が特徴的で、クリアにもそれを利用するのが前提の罠ダンジョン。
武器は出現せず、盾は場所替えや放り投げを無効化する代わりに満腹度が減りやすい「不動の盾」しかなく、腕輪と罠が重要なのだが、なんと店売りで風魔石がホイホイ売りに出されるのが特徴。
貴重品であるこれを腕輪に合成して壊れなくしたり、盾に合成して印数を増やして弟印で埋めたりするなど、装備品強化の比重がやや大きい。
その代わり最高クラスのモンスターが出揃うのも50Fからとやや早めなので、到達前も後も罠を総動員して乗り切る必要があるなど罠ダンジョンの面目は保たれている…筈。
一言でいうなら、もっと不思議のギトーの試練。
試練系の中で唯一50Fで終了する。こちらが有利な状況を作りやすいためか、対抗するために敵モンスターが早く強くなるよう出現テーブルが組まれており、強アイテムの出現も抑えられている。
難易度は易しめで階層が短いといっても何の対策もないと餓死したり、壁を掘り進むのに思いのほかリアル時間が減ったりするので、ボリュームが薄いかと言われると微妙。
25F以降はイカリモンスター地帯、超不幸の種やねだやしの巻物といった危険物が出現するようになるカッパ地帯、地雷と大型地雷と火炎入道とイッテツ戦車でシナジーが起きる爆弾ゾーン地帯など、特徴的な区間が殺意を込めて待っている。
一言でいうなら、もっと不思議のブフーの試練。
白蛇→裏白蛇のように便利アイテムが出てこない中、現地調達でアイテム・回路・エレキ箱を集め、エレキ箱を鍛えて戦闘力を補い最深部を目指す。
ここだけバリバリが強化されており、強力なエレキ箱を販売してくれる他、ダンジョン内でエレキのパワーアップ(上位種への変更)もしてくれるので、主力をアップデートしておけばパワー負けする可能性はぐっと減る。
ただしバリバリの出現はランダムなので、強化したり回路を整理するタイミングが回ってこないこともあるのでその辺は心しないといけない。
階層を進むときはエレキ箱を外す必要があるという仕様上、フロア開幕時が鬼門になりやすい。また、デビカン出現区間の運ゲー具合は裏白蛇島を超えるとも…。
一言でいうなら、
もっと不思議のクロンの試練。
クロンの試練上に秘技の比重が大きくなっており、気力の溜まりが早くなった代わりにアイテムの出現がかなり絞られている。
武器は使い捨ての剣、盾は使い捨ての盾しか出現しないという辺りで色々お察し。裏を返せば秘技である程度攻防をカバーできるということでもあるが。
この状況下で秘技書の出現がランダムな上に、
トルネコ3の異世界の迷宮のように固定モンスターハウスがなんと7つも控えている。言わずもがな最初の1ターンが生死の分かれ目。
試練系の中でも反復作業が多くなりがちなので集中力切れによるミスにも注意が必要。
選んだ仲間と一蓮托生で最深部を目指す必要がある、もっと不思議のドラスの試練。
アスカだけでなく仲間が倒された時点でも終了になるので、必然的にチームプレーで進む必要がある。武器や盾は一切出現しないため、仲間の補助に使える杖や巻物の蓄えと用法はより重要に。
冒険を楽にするには仲間に敵を倒させる必要があるのだが、
トルネコ3やポケダンのように「細かい指示で挙動をコントロールできない」点は留意しなければならない。性能も一長一短で、誰を選んでも何処かに鬼門がある。
要注意点として、
仲間がドレイン系モンスターからのデバフを受けてしまうと回復する手段はほぼ無い。しおいやん系とミドロ系はアスカで引き受けて仲間の接敵を阻止したり、必要に応じてケチらずねだやす事。
もっと不思議のリーバの試練…というより、冥炎魔天の挑戦という名の、気が遠くなるほどの階層を駆け抜けざるを得ない長距離ダンジョン。
簡単にまとめると最初の98Fまでは下り構造の白蛇島・調整版といった趣だが、99Fからは128Fごとにフロア構造・敵やアイテムの配置が1ループするという構造になっており、これをいかに把握して行動を最適化するかが肝となっている。
装備品はかなり充実するが9999F分潜るというのはやはり厳しく、プレイヤー側のコンディション管理とプレイ時間の確保に悩まされる。難易度ではなく面倒くささならば不思議のダンジョンシリーズ上位に位置するだろう。
申し訳程度のリーバの試練要素として、HPの上限が999ではなく250とかなり抑えられているのも難易度上昇に貢献している。
固定ダメージ要員のアークドラゴンを根絶やしておかないとやってられない上に、装備外し・装備カ弾き・おにぎり化が非常に恐ろしいものと化す。
これにまつわる有名な悲劇もあり、「冥炎魔天の挑戦 8861F」あたりで検索すると今でも見つかる。
後に少年
ヤンガスでも「魔導の宝物庫」という同コンセプトのダンジョンが登場。こちらはヤンガスの性能が高く999F到達でクリアになるので冥炎魔天の挑戦に比べれば有情。
しかしループ構造のからくりという抜け道は使えず、多少のアドリブと気配りが常に必要。
[週替わりダンジョン]
windows版限定ダンジョンの中でも特別なルールが主体になっているもので、当時はスコアアタックも行われていた。
もっと不思議のダンジョン群に比べると難易度が低いもの、比較が難しいもの、圧倒的に難しいと言われるものまでピンキリ。
後のシリーズにその血統が継がれたダンジョンも存在。
特選ものの5品を携え、大量に出てくるモンスター達相手に無双してスコアを稼ぐ持ち込み必携ダンジョン。
特徴的なモンスター出現テーブル×確定でモンスターハウスが配置される15のフロアを踏破しつつ、可能な限り多くの敵を倒すのが課題。
番付目的でなけれぱ難易度は低い、といいたいところだが終盤の敵出現テーブルが殺意ある方向に練られているため、何を限界まで鍛えて持ち込むかで勝負が決まる。
食料は一切出現しないので満腹度対策は必携。レベリングも序盤のうちに意識しておかないと、ドドロやシハンが生き残った時に泣きを見る羽目になる。
スコアアタック以外の遊び方として、貴重な剣・盾・腕輪を持ち帰れる分だけ持ち帰るというのもある。それができるくらいラインナップは充実している。
アイテム目的でなくとも腕輪くらいはチェックしておき、「とうぞくの腕輪」(MH対策)「識別の腕輪」(便利腕輪回収用)を見つけておくと安泰。
特選もののエレキ箱5つを頼りに、大量に出てくるモンスター達相手に無双させてスコアを稼ぐ巣窟効率勝負。
エレキ箱はロストの危険性が少ないので、装備の修正値・アイテム集め目的で挑戦する場合はこちらの方がお手軽という声も大きい。
代わりに開幕とエーテルデビル系絡みが鬼門になりがち。回路スロットが多いエレキを中心に、長期間の粘り・強敵の駆逐・装着による緊急回避に役立つものを特選したい。
腕輪探しの重要度はさらに上がっている。なくても何とかなるが階段運が必要。
常時ワナ師状態で挑める裏白蛇島。
普通の罠ダンジョンよりもアイテムのラインナップが充実しており、引きの悪さもある程度ワナでカバー可能なので難易度は下がっている。
初期配置アイテムが少ないという特徴もあるが、転び石ひとつでカバー可能。
裏白蛇島は罠の出現率が高いため、ワナの罠や
落とし穴の機嫌が良ければ1時間台でのクリアも夢ではない。
常時秘技システム解禁状態で挑める裏白蛇島。
奥技の巻物という、過去に一度でも使った経験がある秘技を一つだけ思い出せる巻物を読み漁りながら進んでいく。
奥技の巻物と思い出しの引きに左右されるが、波に乗れば物資集め放題、攻撃いなし放題、クロンの試練を完全制覇してればデビカン根絶やしまでもが可能。
安定してクリアしたい場合は先に秘技ダンジョンをみっちり攻略すること、さらに奥技の巻物を沢山読むこと。序盤からの積み重ねが肝心。
こちらの取れる手段がギタン投げに特化した不思議のダンジョン。
30Fで終わるダンジョンはこれを含めて3つ存在し、いずれも敵の出現テーブルが天輪国上級をベースに設定されている。
食料・保存の壺・ギタンの3つだけで乗り切るという銭形平次気分を味わえるダンジョンだが、投げ物を
無効化・反射する敵がいつもより脅威。
所持ギタンがそのままスコアとして計算される、お店での泥棒をフィーチャーした不思議のダンジョン。
クリアするだけなら難しくはないが、ほぼすべてのフロアで出現するお店から泥棒をこなして、ギタンを増やしていかないとスコアアタックは難しい。
ところが店を守るは魔法弾・投げ物をすべて反射し、直接攻撃1ダメージ化能力を持つ最強キャラクター・大店長。一筋縄ではいかない。
事故要因である遠投の腕輪が思わぬ活躍を見せるかも。
盾が持てない両手武器か、武器が持てない両手盾に特化した不思議のダンジョン。
床落ちの武器・盾はすべて両手持ち用で、普通の武器が店限定かつ合成素材専用という特異なルールで進んでいく。
強いて言えばスコアアタック・防御の面で、両手武器をメインにする方が難易度が高い。
全体マップ上で誰がいるかはわかるのに、特殊な透明状態なので敵の識別ができない白蛇島。
視覚情報を有利にするアイテムの出現が大幅に制限されており、あかりの巻物等は勿論、異種合成をすると敵の位置や正体を見破る識別の巻物さえも出現しないなど、徹底されている。
特殊能力を使われたくない敵がここでは何よりの脅威。
風が吹くと透明状態が解ける…というか、この仕様を利用しないと怪盗ペリカンによる異種合成は安心できない。
カンガルーや亡霊武者が他の敵を認識できず無能キャラになる、敵の代わりにアイテムが最初から識別状態になるなど、こちらに有利な要素もいくつか存在する。
ちなみにSEや
BGMまでOFFにすると本当に誰が襲ってくるのか分からなくなる。
縛りプレイに挑みたい人は是非。
4人の仲間と文字通り一致団結して進み、全員生存してクリアーを目指す羽目になったもっと不思議のダンジョン。裏白蛇島ベース。
幽幻魔天の試練の高難易度バージョンであり、
5人のうち誰かが倒された時点で冒険終了となる。
ベースが裏白蛇島なので装備品・印のバリエーションがありアスカ自身も戦闘に参加できそうだが、仲間がらみで難易度は爆上がりした。
位置取りや入れ替えによるせめてもの挙動管理、4人分の個別育成、同士討ちや分断対策、効率の良い識別…など、専用テクニックが攻略wikiに記載されるほど、繊細なプレイングが要求される。
打開アイテムを用意しても使う間もなく
ゲームオーバーになる恐れがあるため、他のダンジョン以上に一手先が読めないといけない。
後述するガチンコ万歩計には負けるものの、
不思議のダンジョンシリーズのダンジョンの難易度格付界隈においてもトップクラスに数えられているほど。
- 万歩の経験/ガチンコ万歩計(10000ターン以内/99F)
規定ターン以内にどれだけ経験値を稼ぐか/どれだけ階段を降りれるかを試し、成果をスコアとするもっと不思議のダンジョン。白蛇島ベース。
スコアアタックの方が主題でおそらく開発側も10000ターン以内でのクリアを想定していないのだろうが、熟練の風来人の中からそれを達成した剛の者が何人か出てしまった。
だが実際にやろうとすると非常に厳しく、その場合は不思議のダンジョンシリーズのダンジョンの難易度格付界隈においては最高位に位置付けられるほど。
なにせ全編駆け足なので緊急回避アイテムや装備品の修正値を稼ぐ時間がないのに敵は全く容赦がないし、パターンも安定しない。降り切るのが先か、全て尽きるのが先か。
後にシレン5でもクリアまでの目標ターンを指定して挑戦できる同コンセプトダンジョン「死線の回廊」が登場。
10000ターン以内に設定した際の難易度はガチンコ万歩計に比べれば易しいとされる。
〜その他の話題〜
- 今作では「剛剣マンジカブラ」や「風魔の盾」の出現率が非常に低く、"幻の武器&盾"まで呼ばれるほど。一応見つけやすいダンジョンはあるのだが…もし道中で入手出来たら大切にしよう。
- PC版故に多数のMODやツールが制作されており、SMPIHardと呼ばれる更にマゾ仕様の裏白がやたら配信者に人気。ご利用は計画的にと言いたいところだが、色々なルール変更が楽しめるので興味があれば。
- ロットアップしてる上に再生産が絶望的という事もあり、一時期2万円クラスで取引されていた。今でも貴重品なので手元にある人は各種パッチ共々大事に取り扱いたい。
追記・修正はリーバ八獣神の視線を感じつつ、情緒たっぷりにお願いします。
- 音楽やSEが64よりチープに感じて残念だった -- 名無しさん (2014-12-21 00:36:46)
- この女キャラとその他に対するページの温度差に泣いた -- 名無しさん (2016-10-22 23:15:52)
- 白蛇島の1Fで画面外から炎を飛んできて愕然とした覚えがある。何でアークドラゴンが居るのよ…… -- 名無しさん (2019-07-26 20:37:04)
- シレン2とあわせてリメイクしてくれないかなー -- 名無しさん (2020-07-21 01:49:15)
- DC版でのカラクリ箱バグで進行不能になったのはツラい思い出… -- 名無しさん (2020-07-21 03:10:04)
- ↑×4 あんまりだったからしっかり追記してみたぜ -- 名無しさん (2023-12-30 11:45:23)
- おっぱいおっぱい夢いっぱい。←oh...sekuhara -- 名無しさん (2024-05-24 10:57:11)
最終更新:2025年02月06日 04:21