お金(武器)

登録日:2020/01/13 Mon 01:13:39
更新日:2025/04/20 Sun 07:33:51
所要時間:約 17 分で読めます




っていうか、世の中、金だろ?

ここでは、お金を使って相手を攻撃する何だかバチが当たりそうな戦闘スタイルのキャラクターを紹介する。


概要

身近にあるアイテムとしては適度に硬く、それなりに重さがあり、なおかつ投げやすい形状をしていることから飛び道具として使われることが大多数。
あまりに小さすぎるため、近接武器として使われることは稀。
一応、石(武器)と同じく握り込んでパンチの威力を高める……という使い道もないことはないが。
推理系作品では、袋などに詰めて鈍器として使われるケースも稀にある。

武器として使われるのは大抵は硬貨。紙幣が使われることは稀であろう…一応とても丈夫なで出来ているが、直接的に武器として使うのはかなり難しい。

いずれにせよ、武器としての性能は非常に乏しく、あえてコレを使うキャラは何かしら特殊な事情を抱えていることが多い。

「お金で気を逸らしてその隙に攻撃」というキャラもいないことはないが、ギャグ的な描写以外だとあまり見られない。 これで負けたらカッコ悪すぎるし
描写的には少し異なるが、『ジョジョの奇妙な冒険』第四部の吉良吉影はスタンドの能力で爆弾にした百円硬貨を相手に拾わせたことで、距離を取ったまま爆殺したことがある。

他にも大金を使って敵を買収、自身の有利に持ち込むという描写も多い。

なお、金持ちキャラ御用達かと思いきや、意外と盗賊(義賊)や風来坊といったキャラの使用率も高かったりする。

ゲーム作品ではMPではなく、所持金を消費する特殊な攻撃として扱われる。
特殊なダメージ計算式を取っていることが多く、性質上結構バランスブレイカーと化す確率が高め。

なお、「武器」として使われていたわけではないが、中国では「刀銭」というの形をした貨幣が使われていたことがある。もちろん刀を模しているだけで武器として使えるわけではないが、「武器の形をしたお金」である。

「普通に武器に使えそうなものが通貨として流通している」作品は、架空の通貨へ。

お金を武器にするキャラクター達

貨幣全般

無限の金を使った豪華絢爛な技「ゴージャス真拳」の使い手。
ギャグ漫画の登場人物ゆえに、この項目で紹介されているキャラクターの中でも突出するほどの圧倒的な財力を持つ。
代表的なものは敵を紙幣で包み込みそのまま一円硬貨に変えてしまう「デス百万ドルウイング」
大量の札束をエネルギー波のように撃ちだす「100億$バズーカ」
コインに描かれた兵士を実体化させ、攻撃や防御手段、足場として使う「コインナイト」
頭上から煌びやかな宝石を雨あられと降らせる「フォーリングジュエル」
合計55兆円もの札束で形作られた巨大な鳥を突撃させ文字通り 金に溺れさせる 「ゴールデンフェニックス」

切り札は双六ゲームの空想世界を具現化させ、マスの目によって敵の魂から金を搾り取り、その搾り取った分だけ体をダイヤにしてしまう「デスマネースゴロク」が存在する。
ピンチになると金が尽きると発狂し「ノーマネーモード」になって攻撃が凶悪化する暴走形態がある。

金を直接武器にするというより資金を対価として能力を発動するタイプの使い手。
彼の異能力『華麗なるフィッツジェラルド(The Great Fitzgerald)』は『支払った金額に応じて身体能力を強化する』というものであり、
彼自身が作中でも有数の資産家であるため一万ドルを小手技の感覚で消費するなど本体と能力の噛み合わせが劇的に良いタイプ。
作中では純粋な戦闘特化型の異能の使い手を二人同時に相手して互角以上に渡り合った。

金額が上がるごとに威力が上がる「百円玉爆弾/五百円玉爆弾/千円札爆弾/五千円札爆弾/一万円札爆弾」を使用。

  • 少年X(出会って5秒でバトル)
「価値のあるものを爆弾に変える能力」《蝿の王》。
曖昧な表現だが、実質的に「(売買されたものの)金銭価値を火力に変え爆発させる能力」として運用されている。
売買を介したものなら何でもその値段で爆破できるが、入手性・小型性などから通常時には貨幣、特に硬貨を爆破するバトルスタイル。

認知の世界で対決するボスなので、現金というよりお金という概念を武器にして戦うという、この項目の中では変化球。
金の力で雇った護衛を盾にして、「報酬増額」を約束してパワーアップさせたり、後ろから「金の雨」を降らせてどえらいダメージを与えるようになっている。
しかし、金という概念だけあって使い果たすと大幅に弱体化してしまう。

本来は鍋の蓋ほどの十円硬貨の姿をした金運を授ける大人しい妖怪だが、『鬼太郎国盗り物語』の「金霊の巻」で
都会の欲気にあてられUFOの如く巨大化した上に日本攻略を企むムーの刺客ガイコツベビーに唆されて暴走し、鬼太郎と交戦。
人間や妖怪を金の亡者にする妖気を帯びた万札を撒いて新宿を混乱に陥れ、百円硬貨の機関銃で接近を阻む。
ちなみにガイコツベビーによるとその体は鋼鉄。銅じゃないんだ……

  • ゼニクレージー(正義のシンボル コンドールマン)
一般怪人の癖に、エンディングソングで歌われたり、平成になってdocomoのCMに出演したりしてる金銭欲の化身。
なんか妙にデカいコインを手裏剣の如く打ち出したり、札束から冷凍ガスを噴射したりする。

上記のバエルと似た、貨幣そのものではなく「予算」という概念を武器として扱っている例。
劇場版作品には、映画全体の残り予算をリアルタイムで可視化した「バジェットゲージ・システム」が登場。豪華な3D映像などが流れると目に見えて減少し、キャラクターデザインが極めて粗雑なものになる*1
鷹の爪団とその敵たちは同じ映画のキャラクターということで予算を共有しているため、一方が豪華な3D映像を流せば、もう一方の勢力は予算を削られてしまう。
そのため、強大な勢力を擁する敵側は自前の戦力を駆使するだけでなく、ゲージの予算を使い果たして映画を終わらせることで野望の達成と勝利を狙う。
鷹の爪団もやられっぱなしではなく、粉飾決算の判明により「赤字ゲージ」と化したバジェットゲージを、命中した兵器を粗雑なものにする武器として転用したり、敵以上の予算をつぎ込んだ超豪華映像と共に大逆転を果たしたりしている。

硬貨

  • 銭形平次(『銭形平次』関連作品)
時代劇で有名であり、恐らくお金で戦うキャラクターの最古参。
武器は寛永通宝(重さ3.5g)。
逃げる悪人にお金をピシリと投げ飛ばすことで確実に捕えることを得意とする岡っ引きである。

  • ゴエモン(がんばれゴエモンシリーズ)
銭形をモデルにしたと思われるお金投げで戦うキャラ。
しかしこっちは小判を投げる。
その性質上、使用の度にお金が減ってしまう。初代では実はお金が減らずに撃ち放題だった
作品によっては「波動小判」という貫通性能を持つ溜め技も使える。
FC版のRPGでは小判を撃ち出す武器として「小判鉄砲」「小判マシンガン」がある。

  • ゼニガタン(からくり剣豪伝 ムサシロード)
銭形平次がモデルのからくり同心。
投げ銭だけではなく両肩の巨大硬貨を嵌めて放つ「ビッグコイン四文字投げ」も強力。…勿論、お買い物には使えない。

シリーズの割と常連のアビリティ。上記銭形平次がモデルなのか、なぜか寛永通宝っぽいお金が飛び出す。
どの作品でも演出は凝っており、特にFF10等ではそれぞれの小銭まで細かくデザインされており、投入したギルぴったりになるように実際に投げられるという気合いの入れよう。
もっとも、大抵の作品では消費ギルとダメージがあまり見合っておらず、趣味アビリティの要素が強い。
……のだが、 FF5だけ異様なまでに火力が高く、非常に強力 。リーサルウェポンである。*2
また、Ⅵではセッツァーの専用アクセサリー「へいじのじって」によるアビリティチェンジでぜになげを使用可能になるが、
元々の固有アビリティのスロットが不安定なことと、防御無視の攻撃のためサボテンダー狩りに使えるなどなかなかに有用。
ちなみに、本項冒頭の台詞はFF7における銭投げ選択時のヘルプメッセージ。これ書いたスタッフは何があったのだろうか……

3DS版で加入した際に「ゴールド投げ」という特技が使える。
所持ゴールドの10%を消費し、消費したゴールドの1/5程度のダメージを与える。最大消費ゴールドは2500ゴールド。
軽くチート性能 を誇っており、簡単に覚えられる割に非常にダメージ効率がいい。
リメイクにあたって難関と化したレティス戦では、どうせ後で取り返すことを前提に投入するのもアリ。
マイナーな軍隊属性なので基本的にほとんどの相手に耐性無視で貫通ダメージが入るため、資金さえあれば500ダメージ前後を安定して稼げる。
一発ごとに2500ゴールドという消費ゴールドが痛いが、裏技の使用を厭わないなら「激辛チーズ」で無限に金を稼げるため特に困らない。

「ゴールドシャワー」という技を覚えられる。1000ゴールドを消費して敵の頭上からお金の雨を振らせるゴージャスな技。
Ⅸだとダメージはそこそこと言ったところだが、やっぱり1000ゴールドはいくらクリア後でも結構痛い。3DS版8と違って安定した金策手段もないし、錬金で大量の金が必要なためである。
スーパースターには貴重な安定ダメージ技ではあるが、そもそもスーパースター自体割と趣味の職業なのであまり無理に使う必要もないだろう。

Xにおいては職業クエストクリアで入手となるスーパースターの証を装備すると消費ゴールドは2倍の2000Gとなるが、ダメージも2倍となる。
実装当初は1000G(2000G)は非常に大金であり、ダメージもそれに見合ったものであったのでタイムアタックなどにはよく用いられた。(ランキングがこれを利用した編成で埋まり訂正を求める声が大きかったほど)

今現在では実装以降特に強化もされていないため、発動に必要なゴールドこそ簡単に幾らでも用意できるようになったが火力のインフレが続くにつれスパスタ本人もこの特技を超える火力を出すのが容易になったため、殆ど使われない。
しかしスパスタにとっては連発でき、かつ程々の火力をもつ特技であることには変わりはないので多くの敵を相手にするコンテンツでスパスタを使う時には現在でも使われることがある。

XIでは制限ターンつきの連武討魔行に強い、ゴールドだけ消費してMPは消費しない、お金が稼ぎやすい、無属性なので通る敵が多い、すべてしばりプレイで切り札になるなど好待遇になっている。

  • シレン、小次郎太さま、ひまガッパ系、ガマドーン(風来のシレンシリーズ)
「ギタン」というお金が登場し、特定の手順を踏むことで所持金ではなく持ち物として手元に加えることが可能。
そして、この持ち物となったギタンを投げることで、額面の1/10の固定ダメージを与える飛び道具となる。
彼我の能力に関わらず当たりさえすれば固定ダメージを与えることができるため、一部のやたら固い敵への切り札になり得る。
通常落ちているのは数百ギタンがいいところなので、終盤の強敵には相対的に物足りなくなりがちだが、やり方次第でさらに高額のギタンを作ることができる作品もある。
ただし、店での売り買いも考えると金銭バランスは基本的にシビアであり、安易にギタンを武器に浪費すると金欠になりがち。
保管するための「ほぞんの壺」とその容量を1つ費やすことになるので、仮想敵を定めて使うのが重要。

アスカ見参以降、祝福されたギタンが登場し、こちらだと額面そのままのダメージが入る。
ヒマガッパ系にこの祝福ギタンをぶん投げられて蒸発する…というのは通過儀礼の一つ。
そんなギタン投げも「6」では 金額の5分の1の固定ダメージ と強化を受けている。敵のHPが増加傾向にある中、ダンジョンによってはメイン打開手段にしてもいいくらい。

小次郎太さまは5に登場する旅仲間のひとり。裕福な家柄だけあってギタン投げでこちらを支援してくれる。流石に4桁くらい投げるタイプではないが…。

ガマドーンはガマラ系Lv4にして、自分から落ちてるギタンを拾い集めて発射してくるため、従来のガマラ系みたいに盗み防止では安心できない危険なモンスターである。

これらとは別に「金食い虫こん棒」という武器が登場する作品もあり、こちらは高い攻撃力を持つが攻撃の度にギタンを消費し、ギタンが尽きると攻撃力が激減する性質を持つ。
ギタン管理がしっかりできるならそこそこ有用。

相手に小判を投げつけて攻撃する技。
イメージ通り、ニャース系統が覚える……というか、そもそもニャースの存在ありきで設計されたような技である。
他にもネコ系ポケモンが覚えるが、初期シリーズではかなり謎な面子が覚えていたりしたこともあった。

小判を取り出して投げて攻撃するのだから、所持金が減るのかと思いきや逆に 戦闘終了時にお金がもらえる という謎の効果を持つ。
貰える金額は「使用したポケモンのレベル×使用回数*3×5円」と微少だが、野生のポケモンとの戦いでお金がもらえない本シリーズで、ノーリスクでお金を手に入れる数少ない手段である。
ただ、効率はそこまで良くはないが……。
一応、おまもりこばんやこううんのおこうを持たせる事でもらえる額を2倍にすることができるため、レベル100の該当ポケモンがこれらのアイテムを所持している場合は1回あたり1000円まで増やせる。

威力はたいあたりと同じとハッキリ言って弱いため対戦での出番は皆無。もっぱらシナリオ攻略でオマケとして金策として用いる程度か。

なお、ニャースのキョダイマックス個体はキョダイマックス発動時にキョダイコバンという、巨大な小判で攻撃する専用技を使用することが可能で、1回につきネコにこばんの20倍のお金が拾えるようになる。

  • ワリオ(スーパーマリオランド3 ワリオランド)
十字キー上+Bで10コイン消費して金貨を作ることができる。
そのまま投げつけて飛び道具にもできる他、扉を開けたり中間セーブをする際の料金支払いにも用いる。
しかし後のシリーズにはこのアクションは受け継がれなかった。

巨大な硬貨を雨あられと降らせて攻撃する秘奥義「フィーバータイム」がある。
強力な技だが、20000ガルド消費するという結構バカにならないペナルティがある。しかし、この技で残った敵を全滅させて戦闘終了した場合はペナルティを受けない。
なお、アニスは家が貧乏で玉の輿を狙っているという設定のキャラである。このような技を使えるのは、豪快に金を浪費してみたいという欲求があるゆえかもしれない。

必殺技の一つ「グリター イズ ゴールド」は、コインを放り投げる飛び道具技(投げているのはお小遣いらしい)。
ダメージは微量で射程も短いが、隙が少なく判定も強い。
この技を当てると必殺技「ミストファイナー」がレベルアップ。
特に1つ当てた状態のレベル2が高性能で、これを狙うのがジョニーの基本となる。
回数制限があり、1ラウンドに8回まで(ラウンドを跨げばリセット)。ご利用は計画的に。
余談だが『Xrd-REVELATOR-』では「トレジャーハント」という技が追加され、
これを当てると相手の宝物を奪ってコインの代わりに投げられる。

周囲に大金がある時に限り、霊力で金を飛ばして攻撃する「千の風気流(ストリーム)」という技が使える。
だが作中では初期に六道鯖人と魔狭人との戦いで1回ずつ使用しただけであり、幻の技と化している。

なぜか「金力」と「筋力」を信奉する生臭坊主と化しており、彼の拠点である石山本願寺は純金製の趣味の悪い置物と筋肉坊主が溢れる大変腹筋に悪い空間になっている。
敵として登場する際は直接お金を武器にはしてこないが、金をばら撒いて味方の兵士を買収する戦法を取って来る。
プレイヤー武将として使った場合、BASARA技が「周囲に大量の小判をばら撒いてその勢いで攻撃」というすさまじいネタ技になる。
威力はさほど高くはないが、攻撃範囲が広め。また専用の強化技「特選 筋肉玉」使用中は威力がほぼ倍になりかなりの火力を発揮できるため、見た目のネタっぷりに反してそれなりに強い。
なお、この際ついでのように所持金が増えるが、見た目の派手さに反して大変ショボイ金額しか手に入らない。これに関しては純粋なネタ要素と見るべきだろう。

勿論メイン技ではないが、銃や弓矢が使用禁止(そりゃそうだ)なまほら祭で「羅漢銭」を使用。
コインケースからよりにもよって五百円硬貨親指でマシンガンのように弾き飛ばして遠距離攻撃を行った。(解説の朝倉からは「お小遣いは大丈夫か」と突っ込まれていた)

  • 春日露魅王(無頼男(ブレーメン))
素性が不明の自称17才の男でこの漫画の主人公。
梅澤春人マンガの主人公のご多分に漏れず、無茶苦茶強く、なおかつ行動も無茶苦茶な男。
コイン(主に十円硬貨)をデコピンの要領ではじいて飛ばす、指の間に挟み込んでパンチ力を上げるなどの使い方をするが
その威力が異常(本人のパワーもあるのだろうが…)。
はじいて飛ばすと、顔とか腕に普通に刺さる。指に挟んで殴ると、黒檀の木刀をあっさりへし折る…など
その威力はチートクラス。

PTメンバーの一人である自称・台湾人の胡散臭い盗聴バスター。
彼は中国拳法の技法である「指弾」を用いて指でコインを弾き飛ばし、敵を攻撃する。
その威力は飛ばしたコインがひしゃげる程であり、SAN値直葬クラスの修羅場を潜り抜けて来た前作主人公曰く「ペルソナより有り得ない」と評する錬度。
初期装備である『1NT$』*4は台湾で実際に流通する硬貨。それ以降は基本的に店舗等で武器となるコインを購入していくことになる。
このゲームの武器屋は噂によって現実が改変されて出来るのでそんな珍妙な販売品があってもおかしくはないが、それにしても指弾用のコインとは一体…。

代名詞となっている「超電磁砲(レールガン)」はコイン(正確にはゲーセンのメダル)を電磁力で弾き飛ばす大技。
別にコインでなければいけない、というわけではないが、「金属製」「持ち運びしやすい大きさ」「調達の容易さ」といった条件を鑑みて考慮した結果と思われる。
実は場合によっては大砲の玉や専用弾を飛ばしたり、あるいは砂鉄でコーティングした物体を飛ばすことも可能。

キングダム ハーツ 358/2 Daysに登場するボス。
ドクロの装飾を身にまとい、宝箱を咥えた鳥のような姿をした大型ハートレスで、咥えた宝箱からマシンガンのように金貨を飛ばして攻撃してくる。
余談だが、このハートレス、金貨攻撃が理由ではないがキングダムハーツ屈指の倒すのが面倒なボスとして有名。

技の一つに「お金ばら撒き」があり、使用すると自分の前方周囲に10フローリン投げつける。
10フローリンという金額は最序盤であってもスリを1分くらい行えば簡単に手に入る程度のはした金であるため、この手の技にしては結構乱発できる。
これによって得られる効果は「周囲の町民達をお金に群がらせる」こと。
自分に纏わり付いて離れず鬱陶しい吟遊詩人を追い払う、追っ手を足止めする、兵士の気を逸らすといった使い道があり、中々有用である。
因みに1フローリンは現代の日本円で10万円程。それくらいのお金が地面にばら撒かれたら、そりゃあ飛び付こうというものである。
お金に群がる民衆を鎮圧しようと駆け付けた兵士にを仕込むと、兵士が周囲の民衆を虐殺し始め死体の山が出来上がる。

うみねこの格ゲー化に伴って原作の楼座無双の描写が各技で忠実に再現されているが、中でも最大のネタがSP必殺技「ゴールデンドリーム」。
原作では10kgの純金インゴット入りハンドバッグを振り回すという程度に収まっていたものが、何をどう間違えたのか色々すごい内容の技になった。
1.上空から一抱えほどもある推定重量300kgオーバーの超特大インゴットが落下してくる
2.それを楼座が危なげなくキャッチし、豪快に何度も水平に振り回しながら敵へと叩きつける
3.最後にインゴットを敵めがけて全力投擲
あまりに人間離れしているが楼座ならやりかねない

ゾルディック家に仕える執事の一人で元々コインを弄ぶ癖があったが、コインを弾丸以上の速度で連射する念能力を見せた。
受け止められても回転効果を加えて攻撃を追加することもできる。

アニメオリジナルキャラクターで、指ではじいたコインが船を沈めるほどの威力を誇る元パンプキン海賊団船長で海軍少佐。

節制のスートを司る金にうるさい関西人。
羽のついた大量のコインを流すようにぶつけたり、コインから盾などを形成して戦う。

土属性でコインのスートを司るオートスコアラー。
高速の投げ銭を指から打ち放す基本戦法を取るが、錬金術でそこからトンファーを形成するなどの応用も多彩。

清めた銭を赤い紐で括って構成された対キョンシー専用武器「金銭剣」が登場、非常に稀少な近接武器としての金銭である。
また、これへのオマージュとして『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』でも登場人物の1人である一清とその兄弟子混世魔王・樊瑞が銭剣を使用する。
念力で飛び道具としても使える。

  • 簫昇、曹宝(封神演義)
明代の演義小説『封神演義』に登場する仙人。藤崎竜の漫画版には登場せず、原作および安能版のみ。
落宝金銭」というコイン状の宝貝を持っており、これを虚空に投げると、敵の放った宝貝を誘導して地面に落とす。
目標めがけて飛来し破壊する宝貝を「ミサイル」とするのなら、さながら「アンチミサイル」とでも呼ぶべきもの。
しかし、宝貝ではない普通の武器には反応しないことと、武器を「引き寄せる」ため酸の液などを浴びせられると融けてしまうのが弱点。
簫昇は趙公明がただの鉄鞭を宝貝のように見せかけた一撃で撲殺。曹宝は王天君の強酸性の液体「紅水」によって落宝金銭ごと溶かされた。

コイン型爆弾「ゼニボム」を使用。正式名称マイクロエネルギーボム。ディースティックの柄に3枚収納されている。

系の武器「なげせん」が登場。そう、 武器 。武器屋で 購入 して使う。金で金を買うとはこれ如何に…。

  • イエローバトン(戦え!?バトンQ)
一円玉のチェーン「イチェーン」、紐付きの五円硬貨の飛び道具「銭型兵器」、
五円玉が巨大な 石のお金 に変化する「パワーアップ銭形兵器」を使用する。
また実際にお金を使うわけではないが「百円落ちてる!」と明後日の方を指さして相手の隙を作ったことも一度ある。

基本装備では勿論無いが、本作でバダン(仮面ライダーZX)から逃げて間もない頃、
交流した老人を殺害したカメレオロイドに、老人と共に働いた時に稼いだ500円玉を親指で弾いて後頭部にめり込ませ、
戦闘開始の口火としている。

  • ヴァレファール(Bloodstained)
大量のカジノチップを積み上げてこちらを押しつぶすほか、「ゴールドバレット」名義で金貨を飛ばして攻撃してくる。
さらに「Ritual of the Night」では一度倒した後もこちらの所持金を奪う「ガーニッシュメント」を行い、その時の金額に応じてHPを回復してくるという凝ったボス。
なお、無一文だと…?

所持金の下四桁がそのまま火力となる技で基本的にメルコム系列の専用技、マリアベルはレッドパワーで覚えることになる。
所持金に依存するとはいえ工夫すれば最大火力の9999を叩きだすことが出来るのだがもちろんその分所持金は減る(ので二回目以降は0ダメージにしかならない)、これは相手が使っても同じなので使われると戦闘に勝ってもお金は手に入らないという特徴がある。

義手忍具の一つとして銭つぶてという忍具が存在する。
手裏剣系統に属する忍具であり手裏剣の代わりに小銭を複数同時に投げ付けるというショットガン感覚の忍具で、当然射程は手裏剣より短い。
しかし近距離では手裏剣系統どころか全忍具中でも五指に入る程の火力を叩き出し、さらに所有している銭の量に応じて威力が上がるという特性がある為条件を揃えて放った時の火力はたかが小銭と馬鹿に出来ないものがある。
また単にボタン連打でも強いがこの銭つぶては所謂「タメ撃ち」が可能であり、ボタンを長押ししてから放つとより大量の小銭を放射状に叩き付ける「大盤振る舞い」という技になる。
勿論火力はトップクラスだが散布範囲もより広がってしまうので、全弾お見舞いするなら至近距離まで近付く必要があるハイリスク・ハイリターンなロマン技。

作中に登場する魔女達は、箒を銃身代わりにして硬貨を射出する攻撃を主としている。
魔術で飛ばすため状況によっては様々な特殊効果や追尾機能をプラス出来、棒金状態でまとめ撃ちすることで威力・範囲増強も可能。
ちなみに主役勢力の魔女マルゴット・ナイトマルガ・ナルゼは、同人誌即売会の儲けを一回のバトルで使い切ったことがある。

  • 現実
護身術として、「ポケットに入れていた小銭などを投げつける」という技がある。
単純に投げつけるだけだと殺傷力はほとんどないが、怯ませることで逃げ出す隙を作れる可能性はある。
脅迫された場合に命乞いの準備と見なされて怪しまれず手に取れるのも利点と言える。
また、靴下などに硬貨を積めれば「ブラックジャック(サップ)」という鈍器になる。
適当な袋とそれを満たすだけのコインがあれば作れる手軽さに加え、硬さと柔軟さを兼ね備えた造りのため打撲痕が残りにくいという地味にエグい特性を併せ持つ。
犯行後は買い物に使うか両替してしまえばすぐに分散してしまい、凶器の処分も容易。
ミステリーなどでもお馴染みで、名探偵コナンにいたっては硬貨で撲殺するトリックが2回も使われた
テレビドラマ「半沢直樹」でも、第1話で主人公の半沢がこの武器で襲われており、リアル路線の経済ドラマかと思いきやあんまり強くなさそうな物理的攻撃で主人公がダウンするというトンでもなさは、視聴者に「このドラマ何か違う」と強烈な印象を植え付けた。

爆発物に金属物を仕込むことで殺傷力を上げるという方法もあり、限られた物資で戦わざるを得ないゲリラや特殊部隊なんかが、釘や金属片なんかを爆発物に仕込むという展開が映画なんかでよく描かれる。
当然硬貨も金属なのでこの使い方でも有効ではある…はずである。
なお、Falloutでは貨幣の代わりにコーラの瓶蓋を使用しており、Fallout4においてはこの瓶蓋を地雷に仕込むことが可能。
…廃墟だらけの世紀末な世界なので釘や金属片など簡単に手に入る世界なのに、あえて貨幣として使われるコーラの瓶蓋を仕込むことができるというのが、このゲームがヒャッハーホームデザイナーなどと呼ばれる所以である。

所持金を弾薬として撃ち出す銃。
本作の所持金は全て硬貨で、価値が高い方からプラチナ、ゴールド、シルバー、カッパーとあるのだが、価値が高いコインほど攻撃力が高く設定されている。
一方でこの銃そのものには攻撃力が設定されておらず、ダメージは完全にコインの価値に依存している。
ゴールドの時点で他の最強銃+最強弾薬に匹敵する攻撃力で、プラチナともなると攻撃力はゴールドの2倍にもなる。
しかし連射速度が最速クラスなのであっという間に所持金が消えていき、撃ったコインは当然回収不可能。
そしてこの銃は通常の入手手段が「敵の襲撃イベントで敵から0.025%の確率でドロップ」という相当根気が必要なもの。
条件さえ揃えば馬鹿げた火力を叩き出すものの、ネタ武器の域は出ない。

堕ちた魔戒法師メンドーサによる魔女狩りが横行するヴァリアンテ国を駆け抜ける女魔戒法師。
女だてらにめっぽう強く、糸車型の魔導具や男顔負けな体術によるアクションが目立つが、何気に金貨型の爆弾も使用。ただし攪乱目的のため魔獣ホラーおよび暗黒騎士相手には少々心もたない。

紙幣

  • 御坊茶魔(おぼっちゃまくん)
タイマン勝負で紙幣を武器にしたことがある。
もっとも、その使用方法は万札をゴールテープ状に何本も繋げ、お助け軍団が文字通りゴールテープのように茶魔の前に張る。
そして相手に「かかってこいや」とすると、相手は怒りながらその万札を破りつつ突き進んでくるが
もったいなさで途中で降参するという、「っていうか、世の中、金だろ?」を文字通り体現した使い方をした。

  • アントレプレナー(C)
所持する「ミダスマネー」をどう見てもライトセーバーな「ダイレクト」に形成したりするが、基本は資産を元手にしたアントレやフレーションで戦闘している。

「血祭党」という悪の組織を率いる大金持ち。モデルはマグマ星人
本人の実力は大したことないのだが、純金製の手裏剣を使ったり、 札束をばら撒いてその隙に逃げ出す などの姑息な戦法を得意とする。
なお、札束ばら撒きは敵であるウル忍が揃いも揃って強欲だったため、綺麗に決まっていた。また、純金製手裏剣も わざと当たりに行く バカがいたりと意外と役に立っている。

  • 城南電鬼(戦え!?バトンQ)
お金をバラ撒いて動きを封じる「サツタバリアー」を使用する。
またお金ではないが金目の壊れものを盾にしてその隙に攻撃するのが基本戦法。

  • キャッシュ(リッチ警官キャッシュ!)
同作の主人公で、超金持ちの凄腕警察官。
「この世は金がすべて」「金を正しく使えるヤツが勝つ」という信念を持ち、有り余る資産を惜しみなく投じた豪快な奇策で事件を解決する。
普段は施設の買収、人員や乗り物の動員などといった形で金を使うことが多いが、銀行に入った泥棒を大量の札束*5に埋もれさせ拘束したこともある。

大宇宙一の御曹司で、「いくらでも自分の思い通りに金を動かすことができる」と豪語していたが、実は言葉通り札束を操作する能力を持っていたことが判明。
金を降らせてラッキーマンを誘惑し、札束の足場で針山の上に誘導して殺そうとしたが、大吉圏外状態から復帰したラッキーマンのラッキーにより、
自らが隠していたにせ金印刷機に巻き込まれて自分がお札(10円)になってしまった。
その後はラッキーマンに所持されたままいつのまにか第3小宇宙のメンバーになっており、後の戦いで思わぬ活躍をすることに。

同作の主人公。サブストーリー「会社経営」を進めることで「札束ビンタ」という特技を覚えることができる。
株価ランキングでの順位を向上させていくと、威力が増した「札束ビンタ・改」や「札束ビンタ・究極」を習得する。究極になるとなぜかエフェクトが豪華になる。
ちなみにお金を使う必要はなく、代わりにMPを使用する。
ぶっちゃけより会社経営をより進めた時に手に入るサテライトレーザーの極みの方が使える。

本作の主人公で、生殖能力と引き換えに体から一万ベルク紙幣を生み出す「力」を得た少年。
とはいえ、生み出されるものは単一の紙幣のコピーであることから、記号番号の関係で『偽札』として扱われる。
交渉手段として使われる以外にも、身体の一点から大量の札束を生むことで身を守る盾として使ったり、敵の構えた銃を払ったり、果ては札束の触手や濁流を生み出して質量攻撃を行ったりと物理的な使い方もされている。
なお、生殖能力の代わりに得た力であるためかカネを生むときは顔を紅潮させ息を荒げる




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  • 現金
  • 一番有効な攻撃法→札束ビンタ
  • 技項目
  • 飛び道具
  • 金遁の術
  • とある同心の超硬貨砲
  • 投げ銭
最終更新:2025年04月20日 07:33

*1 失われた予算は劇中で企業のロゴや商品を登場させる「プロダクト・プレイスメント」で補う。

*2 ダメージ計算式が(使用者のLv-防御力+10)×150となっている。レベル99・装備・ジョブマスター補正で力と魔力を最大にしたバッツにルーンアクス装備で倍率112止まり。

*3 「技の使用時のレベル」を参照するので、何らかの理由で途中でレベルが上がった場合、上がる前の使用分は元のレベル分の倍率、上がってからの使用分は上がったレベル分の倍率が適用される。

*4 ニュー台湾ドルの略。単位は「元」で補助単位に「角」「分」がある。

*5 銀行は業務柄必要以上のお金を溜め込まないので、キャッシュ本人が用意したと思われる