美少女戦士セーラームーン

登録日:2010/01/21 Thu 16:20:32
更新日:2022/07/04 Mon 13:23:58
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概要

講談社の月刊少女誌『なかよし』で1992年~1997年まで連載されていた武内直子の漫画作品。TVアニメ(1992〜1997年)、ミュージカル(1993〜2005年)が同時並行で制作され、2003年には実写化もされた。
同作者の『コードネームはセーラーV』を元にした講談社と東映のメディアミックス企画。
当時人気だった「美少女仮面ポワトリン」とスーパー戦隊シリーズを合体させて誕生し(ドラマ版ワンダーウーマンの影響も噂される)、世界中で大ヒットした90年代前半の日本のアニメの代表作品の一つ。
三石琴乃久川綾を一躍人気声優に押し上げて「大きなお友達」という言葉を生み出したり、アニメ・声優・漫画・コスプレ・ライトノベル・同人業界等、その後のサブカルチャーに与えた影響は計り知れない。

5年間製作され、第一期(アニメ無印)ダーク・キングダム編、第二期(R)ブラック・ムーン編、 第三期(S)デス・バスターズ編、第四期(SuperS)デッド・ムーン編、第五期(セーラースターズ)シャドウ・ギャラクティカ編で構成。
原作とテレビアニメでは登場人物大半の性格や設定とストーリー展開が異なり、ほぼ別作品に等しい。

本作で内部・外部太陽系惑星の名前、英語名を覚えた小さなお友達や大きなお友達は多かった模様。

あらすじ

東京・十番街に住む、おっちょこちょいで泣き虫だけど明るい中学2年生・月野うさぎはある日、言葉を喋る不思議な黒猫のルナに出会い、愛と正義のセーラー戦士・セーラームーンに変身。
仲間のマーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス、謎の青年紳士・タキシード仮面らと協力しながら、街の平和をおびやかす妖魔を退治していく。
セーラー戦士たちはルナに指令を受ける。それは“幻の銀水晶”と“月のプリンセス”を探し出して守ること。しかし、妖魔を繰り出す敵組織「ダーク・キングダム」も幻の銀水晶を狙っていて…

メディアミックス

原作漫画(1992年1月〜1997年2月)

美少女戦隊の皮を被った少女漫画。「永遠」をテーマに(女性の欲望もテーマらしい)、うさぎと衛の宇宙を巻き込んだ前世からの恋や、セーラー戦士の壮絶な主従百合を描いた。
第四部から第五部の間の内部四戦士が主人公の「受験戦争編」や、ちびうさが主人公の「ちびうさ絵日記」という番外編があり、「亜美ちゃんの初恋」と吸血鬼の話はアニメ化された。

男性向けヒーローのフォーマットを女性向けに置き換え、強い女と弱い男が登場する構造になっている。
なかよしなのに少コミ並みに性的で朝チュンもある(作者はエッチな漫画を描きたかったらしい)。作者が『デビルマン』に影響されたとかで、なかよしとは思えないようなグロ描写が多く、多くの幼女にトラウマを残した。
神話ベースの設定を詰め込み、当時の芸能人を登場人物のモデルにしたり(水野亜美=酒井法子、火野レイ=観月ありさ、地場衛=東山紀之)、ハイブランドやミュシャなどに影響された服飾デザインと美麗カラーなどに定評がある。
作者が宝石オタクであり、敵キャラの名前は鉱物に由来した名前が多い。
ただしうさぎ一家と美奈子以外は空気率が高く、テレビアニメのような活躍をイメージすると肩透かしを食う。

「幻の銀水晶」自体が権威の象徴で、ほぼ全編を通して月野うさぎと「幻の銀水晶」のチートっぷりが徹底。第五期ではエターナルセーラームーンが最強キャラの上位に一時期君臨したほどのインフレを起こす。
うさぎと「幻の銀水晶」が存在する限り戦いは終わらないらしく、さらにセーラーコスモスの存在を考えると、単なるハッピーエンドとは言えない結末だった。
セーラー戦士の核であるセーラークリスタルの設定はあの作品の某宝石ほど極悪ではないにせよ、似た部分がある……というか、元ネタではないかと思われるレベルであるえげつない設定だったりする。*1
作者が宝石店のガチお嬢なせいか設定全般がバブリー。カラーページに本物の宝石を貼り付けていたらしい。
80~90年代初期の文化事情が色濃く反映された恋愛至上主義的・ニューエイジ的な作中描写、作者が本気で「直子姫」を自称する癖の強い人物だったりと、本編内外でも好みが分かれる点はちらほらある。
キャラクターやストーリー、変身呪文「メイク・アップ」のアイデアは原作者の武内直子だが、後述のテレビアニメのスタッフからの認識は原案者に近く、作品のヒットによっていろいろ揉めたらしい。


テレビアニメ(1992年3月〜1997年2月)

90年代版のテレビアニメは第一期、第二期R、第三期S、第四期SuperS、第五期セーラースターズの順で放映された。
若手時代の佐藤順一(第一期)、幾原邦彦(R〜SS)、五十嵐卓哉(スターズ)がシリーズディレクターを担当。
劇伴を担当した有澤孝紀は多彩なジャンルのBGMで、JASRAC国際賞を受賞した。
キャラデザはRまでを只野和子、Sからは伊藤郁子、スターズは為我井克己が担当。
只野和子のレトロ少女漫画調のキャラデザと、伊藤郁子の00年代風の華美なキャラデザはそれぞれファンが多く、瞳の描き方がキャラで異なるのが特徴。現在の版権絵は伊藤絵トレス職人のマルコ・アルビレオが担当するが、どこかぎこちないという声も。

子供向けアニメ作品を意識してテーマを「友情・努力・勝利」や「団結と助け合い」に置き換え、前番組の「きんぎょ注意報」がギャグアニメだった影響からギャグ要素が増えた。
ちびっ子やオタク層の支持を受けて「ドラゴンボール」と並ぶ国民的アニメに成長する。
同時進行の都合上、原作に合わせるのはスケジュール的にほぼ不可能な事情も関係しているが、原作者に提出された設定とストーリーのアイデアを切り捨ててしまい、独自設定と独自キャラクターを発表したアニオリ要素の塊である。

リボンを使った華麗な変身シーンとアクションを追加した本作は、うさぎと衛以外のキャラクターや、原作では数カットで死亡する悪役の掘り下げも行われた。
世界観を最小限に抑え、構成をキャラ萌えに全振り。「幻の銀水晶」のパワーダウンが図られ、セーラー戦士も前世を気にせず対等な友情を築いている。タキシード仮面(月影の騎士)の迷言も特徴である。
対する敵サイドも、第二期以降は幹部同士の会話の中に生活感や人間臭さが盛り込まれた。

本作のヒットはサトジュンこと佐藤順一(少女の心理描写は業界でも評価が高い)と、イクニこと幾原邦彦(イクニが抜けてからのスターズは失速した感も拭えず)の功績も大きいという声も聞かれる。
イクニの趣味なのかゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどが必ず登場。「男がスカートをはくのが気にならなくなる」という現象が起きる。海外で「世界一ゲイなテレビ番組」と取り上げられたこともあった。
変身シーンは全裸のシルエットが登場するきわどいものだが、芸術性が高く美しさやカッコよさの印象が勝つ(服を描かないのは作画コストを減らすためであり、どんな服装からでもバンクに繋げられるという利点もある)。原作者はエッチだと喜んでいたらしい。
カメラワークも全体的にシームレスで極端なズームやパースの使用もなく、作画技術の高さも際立つ。

「戦隊もののパロディ」を言い訳に視聴する大きなお友達が大量発生したと言われるが、いくらオタクに人気があっても主人公サイドの露出度は控えめ。その分、敵の女怪人は過激になっていったが。
その後より女児向けにブラッシュアップされたプリキュアなど同一ジャンル作品の誕生に大きな影響をもたらした。
オタク受けを狙ったのか、はたまたスタッフの趣味なのか、健康的なお色気やリョナ描写とか、妙に性的な女怪人デザインにも力を入れていたとかいなかったとか。
本作からイクニの毒と哲学を内包した作家性が強く現れるようになり、降板と独立を経て「少女革命ウテナ」へと繋がっていく。

ちなみに劇場版Rに感動して3回も観たという庵野秀明はセーラーウラヌスとセーラーネプチューンの変身バンクの演出を担当。
さらに次回作「新世紀エヴァンゲリオン」はセーラームーンの影響を大きく受けており、碇シンジ役の緒方恵美の抜擢や、綾波レイ(火野レイの名前と水野亜美の髪型を拝借)・葛城ミサト(収録に来た三石琴乃がモデル)・渚カヲル(イクニがモデル説あり)の元ネタにもなっている。


実写版(2003〜2004年)

TBSで放送されたテレビドラマ版は北川景子の女優デビュー作で、杉本彩がノリノリでクイン・ベリルを演じた。脚本を小林靖子が全話執筆し、電王OOOトッキュウジャーでも見られない純度100%の靖子にゃんを堪能できる。
白倉伸一郎Pによると実写化の発案者はあの那須博之監督で、モー娘主演の映画化が頓挫した後でドラマ化決定した代わりに、かのデビルマン(実写)を作ることになった…らしい。
ミュージカル版とはヴィッグの色彩が異なり、衣装はシンプルになった。時代を反映してゲーセンのクラウンはカラオケ店になり、変身ブローチはペンダントに、変身ペンはブレスレットに、通信機は携帯電話に変更され、オリジナルセーラー戦士が登場する。

原作第一期に沿った内容だが、「贖罪と選択」をテーマに、月と地球を破滅させたセレニティとエンディミオンの恋を登場人物がどう受け止めるかが主題になる(本作に限っては、ダーク・キングダムも月と地球の滅亡に直接関与していない)。
制作前に白倉Pが「原作至上主義でやる」と発言してアニメ派にはバッシングされたが、原作を尊重しつつアニメの要素も取り入れている。
前世・現世・仲間への考え方の違いによる登場人物の葛藤や思春期少女のリアルな心情描写、アニメや原作でも描かれなかった衛とダーク・キングダム四天王の主従関係を掘り下げるなど、ドラマ性の高い脚本面や力の入ったアクション面が評価されている。
しかし、シリアスな展開からおもちゃを買わないハイティーン層に人気が出てしまい、図らずも同時期のプリキュアに世代交代した感があったようではある。

原作重視の設定から作者はアニメより気に入っているそうだが、ファンタジー作品の実写化でありがちな「衣装や必殺技などがどうにもチープに見えてしまう」「(前述の事柄とある程度被るが)戦闘シーンが女の子の反応を意識してかチープ」等々の問題を解決できなかった点から、多くのアニヲタたちには黒歴史となった。というかが人気過ぎたのだった。
北川景子の黒歴史呼ばわりされることもあるが、むしろ本人は「演技の基礎を学んだ大切な作品」と語っており、現在でもセーラー戦士を演じた5人は互いの誕生日などに「戦士会」と呼ばれる女子会を開くほどの仲。

美少女戦士セーラームーンCrystal(2014〜2016年)

2014年には原作漫画のシナリオをアニメ化した「Crystal」がニコニコ動画で先行公開され、2015年に作画修正版がテレビ放送された。
通称は「セラクリ」で、90年代版アニメと区別されている。
月野うさぎ役の三石琴乃以外の声優が全員入れ替わり、以降の媒体(90年代版アニメの玩具音声を除く)ではセラクリ版声優に交代している。

第1期と第2期のキャラクターデザインは佐光幸恵だが、「原作のデザイン」と「アニメとして作画しやすいデザイン」の間を上手く取れなかったのか、先行公開は隔週更新なのに作画崩壊が多発、キャラデザも似せきれていない状態だった(目だけは原作者の監修らしいが、作画とのバランスが取れていないのか、顔の大きさに反して異様に目が大きい)。
佐光はインタビューで「アニメ(として作画しやすい絵柄)と漫画の中間点を探ったが、やはり漫画寄りにするようにとの変更要請が多かった。現場の方々にとっては動かしにくくて申し訳ない」とコメントしている。
第2期の一番の見せ場であるセーラーちびムーン覚醒を描いた25話では一部場面(恐らく作画監督が直接担当したカット)が他のシーンと比べると異様なほど描き込まれており、作画面も原作に近付けようとした結果作画の難易度が跳ね上がり、スタッフの体制やその他諸々が追い付かずにアニメーションのクオリティを維持できなかったと推察できる。

ストーリーもギリギリの尺にオリジナル展開まで捻じこんでしまい、細かなシーンだけでなくギャグがカットされたためにテンポは悪化、登場人物は極端に単純思考・恋愛脳化されてしまう。旧作の前世否定・友情路線まで入れようとしたのでもうgdgd…
原作が月間連載で飛ばし気味&説明不足な展開が多く、原作者が入れ切らなかったという新展開が期待されたが、実際は不自然な形で四天王を生存(その後全滅)させたり、ヴィーナスの代わりにムーンが聖剣使ったりするだけだった。残念。
リアルソードマスターヤマトと揶揄され、漫画・90年代版アニメのファン双方の非難を浴びた。
第2期ではだいぶ持ち直したものの汚名返上とは行かず、堺監督は東映を退社に追い込まれてしまう。
また、ニコニコでは第1期先行配信直前に90年代版アニメを一挙配信したのもまずかった。先行配信動画のコメントは破綻した作画と脚本を冷やかして90年代版と比較するもので埋め尽くされ、結局第2期を最後に配信中止される。

第3期では担当監督は今千明、キャラクターデザインはプリキュアの高橋晃に交代した。
キャラデザは原作を意識し過ぎて作画難易度が跳ね上がった反省を踏まえてか、2期までの雰囲気を崩し過ぎない程度に90年代版アニメに寄せたデフォルメが加えられ、一部では「プリキュアそっくり」という揶揄もあるものの、作画自体は安定した。
脚本も原作の改変を最低限に留めることで一定の評価を得ている。
しかし、ニコニコ配信を第2期で中止した事と、地上波放送の少ない環境や宣伝の乏しさで認知度向上には至らず、2018年現在のタイアップ商品は90年代版アニメのデザインが殆どを占めてしまっている。

2018年夏に劇場公開予定であった第4期は延期、キャラクターデザイナーは90年代版の只野和子が務めると発表された。


美少女戦士セーラームーンEternal(2021年)

新型コロナウイルス感染拡大の煽りで何度か延期されるも、2021年に劇場公開された。原作第4期を前後編に分けた長編アニメ映画。
前述で不安視された只野和子のキャラデザは、90年代版アニメの特徴的な目の描き方に原作のすらっとした体型をミックスし、アニメ・原作ファン双方の好評を得ている。

コロナ渦真っ只中の世情や、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』や同日公開の『銀魂 THE FINAL』を筆頭に強力なライバルが出現しただけではなく、知名度が高い90年代版アニメやプリキュアとの作風の違いや、原作未読者置いてけぼりの構成でライト層に敬遠されたこともあり、残念ながら同時期公開のアニメ映画で最下位の興行収入となってしまった。
特に興行収入一位の『鬼滅の刃』のテーマは原作漫画と対照的、売れ方も90年代版アニメと類似するだけに、世代交代を象徴するような気がしないでもない。


美少女戦士セーラームーンCosmos(2023年)

最終章にあたる原作第5期のアニメ映画。2023年に前後編形式で公開予定。


バンダイ版ミュージカル(1993〜2005年)

セラミュと略されていたが、ネルケ版登場後はバンミュと呼ばれる。
SMAPの聖闘士星矢を参考にアイドルグループの桜っ子クラブさくら組主演で開始され、主演女優が4代に入れ替わりながら12年間上演。

オリジナル版と改訂版の年2作が上演され、90年代版アニメをベースに原作漫画の設定の一部も使用された。2.5次元と呼ばれる実写化の成功例の一つ。
1993年の開始当初は「学芸会」と揶揄されたが、1994年に平光琢也が脚本に加わってからは完成度が格段に上がり、専門雑誌にも取り上げられるようになる。

小坂明子のテレビアニメのBGMを踏襲した煌びやかな音楽と、冬杜花代子の原作漫画の耽美な世界観を言語化した歌詞は、テレビアニメと原作の設定を融合させたミュージカルの作風を象徴している。
テーマ曲の『La Soldier』がイクニに気に入られ、劇場版 美少女戦士セーラームーンR制作に繋がっていった。音響監督も担当した小坂は400曲以上を提供している。
殺陣やワイヤーに火薬等のヒーローショー要素を取り入れており、舞台映えを意識してかスパンコールとラインストーンがあしらわれ、二重スカートがついた派手な衣装が特徴。

常に打ち切りの危機に晒されながら原作終了の五年間を超え、初代キャストの卒業公演が追加制作される。その後原史奈主演で制作続投が発表され、四代目の黒木マリナまで12年間上演された。


ネルケ版ミュージカル(2013〜2017年)

通称ネルミュ。20周年プロジェクトで「Crystal」と同時進行する予定だったが、「Crystal」の放送延期で1年早くスタートし、ダークキングダム編からシャドウ・ギャラクティカ編までの5作が上演された。
原作をベースに90年代版アニメの設定も使用され、キャストはオール女性の宝塚スタイル。

タキシード仮面役の大和悠河、セーラーウラヌス役の汐月ゆう、セーラーネプチューン役の藤岡沙也加を筆頭に宝塚出身女優の出演率が高く、演出も少しヅカっぽいのが特徴。 
主役5戦士は第3作までの大久保聡美チーム(御事情で交代を繰り返したセーラーマーキュリー役を除く)、第5作までの野本ほたるチームに入れ替わりながら公演された。
脚本・演出はバンダイ版の平光琢也が続投し、劇伴は佐橋俊彦が担当。バンダイ版のセルフオマージュ要素を盛り込みながら、原作をなるべく再現する姿勢で高評価を受けている。

バンダイ版よりもウィッグの完成度が格段にアップし、実写版とバンダイ版を足して割ったようなシンプルな衣装にレースやラインストーンがあしらわれている。
ちびうさ役の子役だった竹中夏海が振り付けを担当したり、初代セーラームーン役の大久保聡美がセーラーコスモス役で復帰するサプライズもあった。


乃木坂46版ミュージカル(2018~2019年)

通称乃木ミュ。25周年プロジェクトの一環として乃木坂46主演のミュージカルが制作。構成・演出・振り付けはTAKAHIROが担当することが発表され、ダークキングダム編の内容で上演された。
主役5戦士は山下美月主演のTeam Moon、井上小百合主演のTeam Starのダブルキャスト制。タキシード仮面役はネルケ版セーラープルート役の石井美絵子、クンツァイト役はネルケ版タイガーズ・アイ役の安藤千尋が演じている。

操演士が操るマペットとして黒猫ルナがミュージカルでは25年ぶりに登場し、大阪なると海野ぐりかずがミュージカル初出演した。
スパンコールがちりばめられた、ややバンダイ版を思わせる派手な衣装が特徴。

2019年には久保史緒里を主演に、5戦士を入れ替える形で再演が行われた。


スーパーライブ版ミュージカル(2018年〜)

フランス・パリジャポニズム2018の公式企画のパフォーマンスショーとして企画され、ワシントンやニューヨークのブロードウェイでも公演された。
演出・振り付けは乃木坂46版のTAKAHIROが続投し、楽曲はヒャダインが担当している。
主役5戦士はトリプルキャスト制で、衣装やウィッグは実写版に近い。ネルケ版で悪役やセーラースターメイカーを演じた立道梨緒奈がタキシード仮面役として出演している。

2021年現在、新型コロナウイルス感染拡大を受けて上演停止中。


アイスショー

タイトルは「美少女戦士セーラームーン Prism On Ice」。
セーラームーン/月野うさぎ役をロシアのフィギュアスケート選手エフゲニア・メドベージェワが務める予定。そのほかのキャストに宮原知子、長洲未来、アリッサ・シズニー、ベッキー・ベレスウィル、アンドリュー・ジェイソン・ブラウン、無良崇人、ディラン・モスコビッチ、橋本誠也が名を連ねている。
2020年6月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、2021年6月4日から6月6日にかけて振替公演が行われることになっていたが、2022年6月3日から5日に再延期された。


登場人物

(以下92年~97年までのCV/Crystal/実写版担当女優とする。

主要人物

◆月野うさぎ/セーラームーン(三石琴乃/三石琴乃(続投)/沢井美優)
月を守護に持つ、愛と正義のセーラー服美少女戦士・セーラームーンに変身する。決め台詞は「月に代わっておしおきよ!」
初登場時は十番中学2年生の14歳。金髪のお団子ツインテールを持つ。ドジで泣き虫な上、おっちょこちょいなアホの子。専業主婦の母親と雑誌編集者の父親、小学生の弟との四人暮らし。
遅刻と寝坊と赤点の常習犯で、弟の進悟には「バカうさぎ」呼ばわりされている。旧アニメでは食い意地も汚いが、コミュ力がかなり高く、やる時はやるいい子。
6月30日生まれ。蟹座のO型で誕生石は真珠。好きな食べ物はアイスクリームとケーキ。嫌いな食べ物は人参。趣味は遊ぶことと食べることと寝ること。
実は月の王国の王女セレニティの生まれ変わりであり、月の王国の秘宝「幻の銀水晶」を持っている。
なんと30世紀では地球の女王のネオ・クイーン・セレニティに!おしとやかに成長したようだが、過去に誤字脱字だらけで汚い字の手紙を送っている。…頭は相変わらずのようだ。
スターズ最終回では全裸になるが、そのせいで現在スターズがテレビ放送できないという事態に。
実写版では地球を滅亡させた世界の破壊者。おのれ!セーラームーン!演じた沢井美優氏は現在声優もやっており、騎士竜戦隊師匠のひとりでもある。

◆地場衛/タキシード仮面古谷徹/野島健児/渋江譲二)
本作のヒロイn……ヒーローにしてうさぎの恋人。幼少期に交通事故で孤児になった上に記憶をなくし、ほぼ全編通して拉致・洗脳・呪われる・殺されるとロクな目に遭っていない。
初登場時は私立元麻布高校2年生(旧アニメは遺伝子工学科の東西大学1年生)。旧アニメ版に限ってだが、服装センスの壊滅的なダサさに定評がある。
8月3日生まれのA型。獅子座。好きな食べ物はチョコで嫌いな食べ物はグリーンピース(旧作アニメではピーマン)。
前世はセレニティと禁断の恋に落ちた地球の王子エンディミオン。実写版では前世の件で「地球を見捨て滅びの要因を作った」とクンツァイトに憎まれた。
セーラー戦士をサポートするが、旧アニメ版ではスタッフや古谷氏が遊びに遊んだ結果タンゴ風のテーマ曲を背景にシュールな台詞と現れるネタキャラと化し、付いたあだ名が「初恋クラッシャー」。特に「ぶーらぶらー」は有名。
原作では治癒能力とテレキネシス能力を持つサイコメトラーで、「タキシード・ラ・スモーキングボンバー」が必殺技。旧アニメではムーンの危機を感知すると瞬間移動し、特製の薔薇やステッキで攻撃する。
旧アニメでは大学1年生*2で、仮面+タキシード+マントの奇妙なルックスや、中学生のうさぎとデキていることで、大きなお友達には「変態仮面」「ロリコン」呼ばわりされている。
原作では高校生で、早々にうさぎと既成事実を作った。普通にかっこいい少女漫画のイケメン……なのだが、セラクリでは少女漫画特有のキラキラ演出や、連載当時のロマンス至上主義的な価値観でうやむやにされていた不審な行動(深夜にうさぎの部屋の窓に現れる不法侵入未遂やら、戦闘の疲労でぶっ倒れたうさぎをお持ち帰りした上、付き合ってもないのに突然愛称を付けて馴れ馴れしくする)が悪目立ちしてしまい、某所でやはり「変態仮面」呼ばわりされてしまう。

★内部太陽系セーラー戦士
◆水野亜美/セーラーマーキュリー久川綾/金元寿子/浜千咲(泉理香))
水星を守護に持つ水と知の戦士・セーラーマーキュリーに変身する。水と氷霧を操り、決め台詞は「水でもかぶって反省しなさい!」
初登場時は十番中学2年生。IQ300の天才少女で青髪ショートの心優しい優等生。全国模試では常に上位で、母親と同じ女医を目指している。趣味は読書とチェス。
9月10日生まれ。乙女座。A型。好きな宝石はサファイア。好きな食べ物はサンドイッチ。シングルマザーの母親と二人暮らしで、父親は日本画家。頭の良さを敬遠されて友達がいなかったが、うさぎとルナに会って人生があらゆる意味で変わった。
ちなみに綾波レイの元ネタ。おしとやかな性格で男性視聴者から圧倒的な人気を誇り、子供を泣かせた声豚に対する中の人の皮肉で『大きなお友達』という言葉が生まれた。
主に後方支援系で攻撃力は低いが、その分頭脳戦では活躍する。しかし、四期(SS)で攻撃力が大幅アップ。初期は分析用のゴーグルとDS似のスーパーコンピューターを使っていた。原作とセラクリでは肩のプロテクターがない。
実写版ではダークマーキュリーに悪堕ちしてしまった。中の人は後にフルーツライダーのお姉さんに。最近ではインディードのCMでコスプレを披露したり、お笑い芸人と共演している。
ちなみにモデルは武内直子の漫画「ミス・レイン」の主人公で、初期案ではサイボーグ設定だったらしい。


◆火野レイ/セーラーマーズ(富沢美智恵/佐藤利奈/北川景子)
火星を守護に持つ炎と戦い(アニメでは情熱)の戦士・セーラーマーズに変身する。炎と魔除けの護符を操り、決め台詞は「火星に代わって折檻よ!」
火川神社の孫娘の霊感少女で、巫女もやっている。黒髪ロングの勝ち気な少女。初登場時はお嬢様学校のT.A女学園中等部2年生。ちなみに綾波レイの名前の由来。
4月17日生まれ。牡羊座。AB型。好きな宝石はルビー。特技は座禅。嫌いな食べ物は缶詰のアスパラ。趣味は読書と占い。
自家製の護符による「悪霊退散」や占いが得意。戦闘では攻撃の要として活躍し、必殺技のイメージ映像では梵字が浮き上がる。神社の娘が曼荼羅を使ってるのは気にするな。
原作では男とテレビが嫌いなクールビューティー。旧アニメではうさぎの喧嘩友達でちょっとオタクなツンデレ娘。
幼少期に母親が病死し、多忙で見舞いにも来なかった国会議員の父親と仲が悪く、祖父が宮司の火川神社に身を寄せている。ペットのカラスの名前はフォボスとディモス(火星の小惑星)で、原作での正体はセーラー戦士だったりする。
実写版では「マーズレイ子」でアイドルデビュー。実写版で演じた北川景子の事務所の黒歴史だが、本人はこの事実を隠すどころか、"自身が役者として演技を学んだ作品"と語っており、DAIGOとの結婚披露宴では他の4人と共に主題歌を披露した。戦隊やライダーものと違いスーツアクターに戦闘シーンを代わってもらえないことを北川景子がグチっていた。
後の北川景子作品にも時々セーラーマーズが元ネタの「悪霊退散」ネタが使われており、2021年には、なんと主演ドラマで母役がアニメ版うさぎになっていた。


◆木野まこと/セーラージュピター(篠原恵美/小清水亜美/安座間美優)
木星を守護に持つ雷と保護(アニメは勇気)の戦士・セーラージュピターに変身する。雷と植物を操り、決め台詞は「痺れるくらい後悔させるよ!」「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」
初登場時は十番中学の転校生。茶髪ポニテの男勝りな姉御肌で、薔薇のピアス、中学生離れしたグラマーな体型、指一本で缶を破壊する怪力を持つ。制服が合わずに転校前の中学の制服を着ている。
12月5日生まれ。射手座。O型。好きな宝石はエメラルド。趣味は料理とバーゲン。嫌いな食べ物はジャガイモ(実写版のみ)。
喧嘩が強いさっぱりした性格だが、セーラー戦士で一番家庭的かつ女子力が高く、将来の夢もお嫁さんか花屋さんかケーキ屋さん。転校前に憧れの先輩に振られたトラウマで他人より大きい体と怪力にコンプレックスを感じている。
かなり一途で惚れっぽく、特にアニメでは失恋した先輩に部分的に似ているだけで「センパイ病」を発症する。実は両親を飛行機事故で亡くしており、天涯孤独の身である。
雷と植物を操るのは、ジュピターが異名のユピテルと同一視されるゼウス由来だとか。
実写版の安座間美優は後にCanCan、AneCanの専属モデルとして現在も活躍中。過去にはズムサタレギュラーだった。


◆愛野美奈子/セーラーヴィーナス(深見梨加/伊藤静/小松彩夏)
「コードネームはセーラーV」の主人公で、初回の頃から活躍していたうさぎ憧れのセーラー戦士。金星を守護に持つ愛と美の戦士・セーラーヴィーナスに変身する。決め台詞は「愛の天罰、落とさせて頂きます!」
金髪ロングと大きな赤いリボンが特徴の残念な美少女。初登場時は芝公園中学2年生。
外見も性格もスペックもうさぎにそっくりだが、運動神経は超人的でアイドルを目指している。専業主婦の母親と商社マンの父親との三人暮らし。
10月22日生まれ。天秤座。B型。好きな宝石はトパーズ。好きな食べ物はアイスとカレーとラーメンと餃子。趣味はアイドルの追っかけで特技はバレーボール。
初登場のアニメ無印はアランという片想いの相手への恋に破れたお姉さんキャラだった(担当声優は元基お兄さんの彼女・西村レイカも演じている)。しかしR以降は金メッキが剥がれ、間違って覚えた諺を連発する天然アホの子と化した。Sではカオリナイトとの決戦回、はるかとみちるに正体がバレる重要回、更にSSの主役回でも盛大なギャグをブチ込んで色々台無しにしている。
原作ではガサツなドルオタだが、実はうさぎ(というかセレニティ)至上主義者で、セレニティの影武者として初登場した。何かと銀髪や白髪のイケメンと因縁がある。
実写版は本当にトップアイドルになっている。性格もおバカキャラとは真逆で、外部系戦士のスタンスに近い。不治の病を患っており、なんと最終話直前に病死した。


◆ちびうさ/セーラーちびムーン(荒木香恵/福圓美里/登場せず)
愛と正義のセーラー服美少女戦士見習い・セーラーちびムーンに変身する。月の光を操り、決め台詞は「未来の月に代わっておしおきよ!」
キモカワイイお守り用玩具「ルナPボール」を連れた幼女。実は30世紀の未来から来たうさぎと衛の娘で、本名は「うさぎ・スモールレディ・セレニティ」。成人後の名前は「レディ・セレニティ」。
母親と同じ6月30日生まれ。好きな食べ物はプリンで嫌いな食べ物は人参。苦手なものはお留守番。90年代版アニメでは7歳だが、原作は900歳の合法ロリ(全成人の外見年齢20歳&平均寿命1000歳超えの30世紀でも肉体・精神が子供のままは珍しいらしい)。
うさぎと違って成績優秀なしっかり者で、将来はうさぎよりスタイルが良くなる予定。90年代版アニメの必殺技は当たれば強いほぼノーコンで、ギャグ要素として使われる。
心の闇を利用され、エロ可愛い敵の女幹部ブラック・レディに急成長&闇堕ちしたことがある。でも「見た目は大人、頭脳は子供」の逆コナン状態だった。
普段はうさぎをバカにしてケンカしているが、本心ではうさぎのような立派な大人になりたいと思っている。ペガサス(に変身した少年エリオス)に出会ってからは二人の仲を邪魔しなくなるが、エリオスはエンディミオンの双子に近い存在なので、結局ファザコンのままと言えなくもない。
旧アニメ版Rでは「あたしがまもちゃんのお嫁さんになる!」と言ってうさぎを怒らせたが、Sの再登場後は「お友達づくり」と称してボーイフレンド探しに夢中になっていた。しかし遭遇した美少年が某ジャガイモ小僧の性格など碌なのがおらず、ほたるに出会ってからは男漁りを止めている。


◆ルナ(潘恵子/広橋涼/潘恵子(人間態:小池里奈))
うさぎのパートナーである人語を喋る雌の黒猫。月の王国の使者でうさぎに変身ブローチを授けた。額の三日月ハゲを塞がれると喋れなくなる。まれに美少女化するが、ぶっちゃけ育子ママとネヘレニアにそっくり。でも可愛いは正義。
うさぎの姉的存在で、月のロストテクノロジーで変身アイテムなどの機械類を開発したり、クラウン地下に無断建築した司令室からセーラー戦士をサポートする。
アルテミスと結婚して娘のダイアナを授かる予定だが、旧アニメ版では最後まで彼にデレなかった。飼い主に似たのか時々人間のイケメンにぽーっとなるが、旧アニメ版無印31話ではレッドバトラーなるデブ猫に惚れられてドン引きしていた(アルテミス登場前の話で、旧アニメ版セーラームーン屈指のギャグ回である)。
実写版では動く猫のぬいぐるみという設定で、くしゃみをすると幼女に変身し、セーラールナに二段変身して妖魔と戦うこともあった。
セラミュではバンダイ版の初演で登場したきり。乃木ミュで25年ぶりにパペットとして出演する。


◆アルテミス(高戸靖広/山口勝平/大林洋平)
美奈子のパートナーの白猫で、ルナとお揃いの三日月ハゲがある。美奈子に変身ペンを授けた月の王国の使者。美奈子の兄貴分でこちらも苦労人。美奈子のシャワーシーンをさり気なく覗く淫獣。
ルナに好意を持っているが、劇場版SSやスターズではイケメンの人間にルナを取られかけてしまう。原作第四期で変身した人間態はイケメンだった。
実写版ではやっぱり動くぬいぐるみであり、孤独な美奈子の理解者として登場した。
セラミュの初演にルナと出たことがあるが、全身タイツの男優という衝撃的なビジュアルだった。


★外部太陽系セーラー戦士
◆天王はるか/セーラーウラヌス緒方恵美/皆川純子/登場せず) 
天王星を守護に持つ天空と飛翔の戦士・セーラーウラヌスに変身する。風と重力を操り、タリスマンの「スペース・ソード」を持つ。決め台詞は「天王星の風騒ぐ、新たな時代に誘われて、セーラーウラヌス、華麗に活躍」
「百合界のカリスマ」で有名な天才高校生レーサー。中性的な容姿を持ち、スポーツ万能かつ爽やかな振る舞いで女子にモテる。パートナーのみちるとの肉体関係を示唆する台詞がある。
1月27日生まれ。水瓶座。B型。好きな宝石は琥珀。趣味はドライブ。苦手なものは告白(アニメではモテる男)。
はるかたちは宇宙を監視して侵入者と戦う外部太陽系三戦士の生まれ変わりである。初登場時は16歳で、実はうさぎたちと一歳しか離れていない。無限学園に通っていたが、後に十番高校に転入した。
旧アニメ版では男装の麗人でアンチヒーローとして登場。「汚れた手」を気にする場面があり、同名のサルトルの戯曲がモチーフの可能性も。モテる男が嫌いらしく星野とは犬猿の仲で、衛の名前を一度も呼んだことがない。カセコレでは本編で人気と出番を喰われた衛にイビられた。ウラネプ変身シーンのコンテを切ったのは庵野秀明。緒方恵美は劇場版Rで演じた幼少期の衛を評価されて碇シンジ役に抜擢された。
原作およびCrystalでは性転換能力持ちのふたなり。男性時と女性時で骨格そのものが違い、一人称や言葉遣いも変わる。


◆海王みちる/セーラーネプチューン(勝生真沙子/大原さやか/登場せず)
海王星を守護に持つ深海と包容の戦士・セーラーネプチューンに変身する。深海の水を操り、タリスマンの「ディープ・アクアミラー」を持つ。決め台詞は「海王星の潮騒ぐ、新たな時代に誘われて、セーラーネプチューン、優雅に活躍」
はるかの嫁。百合界のカリスマの片割れである。まだ高校生だが天才バイオリニストにして有名画家。
3月6日生まれのO型。魚座。誕生石はアクアマリン。趣味は化粧品集め。苦手なものはナマコ。将来の夢はバイオリニスト。
抱擁の戦士ゆえか母性的で、おしとやかな上流階級のお嬢様だが、性格はむしろ勝ち気で男前。
旧アニメ版ではどっしり構えた性格ではるかを精神的にサポートし、ギャグシーンでさえ動じずにエレガントに振る舞う。「はるかのいない世界なんて守ってもしょうがないじゃない」という有名な名言がある。
原作ではスターズ編で夜天に化粧をこき下ろされてブチ切れ、はるかに「こわいよ、みちる」とツッコまれた。数億円のストラディバリウスを持っており、はるかと住んでいる億ションの家賃も支払っていると思われる。


◆冥王せつな/セーラープルート(川島千代子(引退)/前田愛/登場せず)
何世紀もの間、時間と空間の狭間の「時空の扉」を一人で守ってきた孤独な戦士。冥界の風を操り、タリスマンの「ガーネット・ロッド」を持つ。決め台詞は「時空の星、冥王星を守護に持つ変革の戦士、セーラープルート」
現世では理学部の女大生である。そこBBAって言うな。セラミュでは何度もおばさん扱いされてるけど
時空の扉に迷い込んだちびうさと仲良くなり、時空を移動するアイテム「時空のカギ」を渡した(原作では奪われた)。
10月29日生まれ。蠍座。A型。好きな宝石はガーネット。趣味はショッピング。将来の夢はデザイナー。
武内直子お気に入りキャラ。90年代版アニメでは不遇だったがミュージカルで救済された。原作では時を止めるタブーを犯して死亡し、ネオ・クイーン・セレニティの力で現代の地球に転生。理学部からちびうさの学校の養護教諭になった。未来の衛であるキング・エンディミオンに憧れ、その娘であるちびうさに「遠くからそっと思うだけの見守る愛の形だってあるの」と告げている。
冥王星が惑星から準惑星に降格されたため一部で「クビ」呼ばわりされるが、モチーフが占星術とするとあまり関係がない。そもそも主人公が惑星どころか衛星だし。


◆土萠ほたる/セーラーサターン皆口裕子/藤井ゆきよ/登場せず)
父親の土萠教授がオーナーの無限学園に通う小学6年生。大きなお友達御用達の黒髪おかっぱの病弱な少女で、「萌え」由来説がある。決め台詞は「沈黙の星、土星を守護に持つ破滅と誕生の戦士、セーラーサターン」
幼少時に火災事故で重症を負い、父・土萠教授にサイボーグ化されて(旧アニメ版ではダイモーンとの取引で)生還し、波乱万丈すぎる人生を歩む。ミストレス9に寄生されたせいで友達がいなかったが、ちびうさとの運命的な出会いで心を救われた。
1月6日生まれ。山羊座。AB型。好きな宝石はフローライト。好きな食べ物は蕎麦で苦手な食べ物は牛乳。趣味は読書とランプ集め。将来の夢は看護師。
サターンとしては大鎌の「サイレンス・グレイブ」で滅びが近い世界に終焉をもたらし、新世界を創り出す使命を持つが、その破滅の力は自らも滅ぼす両刃の剣である。
ちびうさの魂を奪ったミストレス9に体を乗っ取られ、黒髪ロングの巨乳美女に急成長&闇堕ちするが、セーラーサターンに覚醒してちびうさを救い、ファラオ90を道連れに消滅する。その後セーラームーンの力で転生し、赤子から急成長した。
旧アニメ版では唯一変身バンクが存在せずゲームで作られたのみだったが、セラクリでは初めて変身シーンができた。
余談だが、新旧アニメの担当声優の皆口裕子と藤井ゆきよは後に某アニメ親子役で共演している。


その他の登場人物

★セーラーカルテット
◆セーラーセレス/花使いセレセレ(天野由梨/上田麗奈/登場せず)
◆セーラーパラス/玉使いパラパラ(豊嶋真千子/諸星すみれ/登場せず)
◆セーラージュノー/軽業師ジュンジュン(渡辺久美子/原優子/登場せず)
◆セーラーベスタ/猛獣使いベスベス(萩森侚子/高橋李依/登場せず)
原作に登場するちびムーンの守護戦士で、小惑星の守護を持つ四姉妹のセーラー戦士。第四部(Supers)に登場したデッドムーンサーカスのアマゾネス・カルテットの正体。ただし旧アニメ版では不思議な力を持つ謎の少女たちということになっている。
初登場時の姿は幼女のくせにビキニというとんでもない格好だった。ちなみに直子姫が幼児体型を描けないのでロリ巨乳。
原作第五部で過去の世界に戻ったちびうさに同行した。ちびちびをちびうさの妹か娘と勘違いするが、ちびちび=セーラーコスモスの正体が「未来のセーラームーン」と知って元の世界に帰った。最終決戦に同行し、結末を見届けるという、結構重要なポジションだったりする。ちなみに『ぱられる・せぇらぁむ~ん』では、うさぎの実の娘で成人期のちびうさと会っていないらしい。
漫画以外ではバンダイ版ミュージカルに唯一登場し、ネルケ版にはアマゾントリオが優先されて出演せず。劇場版Eternalに登場予定。


★セーラースターライツ
◆星野光/セーラースターファイター(新山志保/?/登場せず)
◆大気光/セーラースターメイカー(津野田なるみ/?/登場せず)
◆夜天光/セーラースターヒーラー(坂本千夏/?/登場せず)
テクノ系少年アイドル「スリーライツ」。正体は母星をギャラクシアに滅ぼされ、行方知れずのプリンセスを探しているキンモク星のセーラー戦士。母星の名前がテキトーなのは気にしてはいけない
決め台詞は「夜の暗闇貫いて、自由の大気駆け抜ける、3つの聖なる流れ星、セーラースターライツ、ステージ・オン!」
アニメでは男から女のセーラー戦士に性転換する前代未聞の変身シーンだが、原作では男装の麗人である。
星野がうさぎに惚れて白泉社作品っぽい三角関係ラブコメになったり、大気は成績トップを争った亜美と、夜天はドルオタの美奈子とフラグが立った。
旧アニメ版では最終回まで戦死せず純主役級の扱いだったが、原作では中盤で途中退場しラストのうさぎと衛の結婚式シーンにいないと扱いが不遇。
ミュージカル版ではコント・スリーライツを結成して好評だったため(言い出しっぺは大気役の小野妃香里)、ネルケ版に変わってまでもコントが継承された。


◆大阪なる(柿沼紫乃/佐藤聡美/河辺千恵子)
うさぎの親友。宝石店の娘でしっかり者の優等生(さすがに亜美には及ばないが)。1月1日生まれの山羊座。
初期では何度も妖魔に襲われ、セーラームーン達に助けられた。
旧アニメの無印では「三条院正人」と名乗るダーク・キングダムの四天王・ネフライトに恋をして両思いになるが、ネフライトと敵対していた四天王・ゾイサイトから自分を庇ったネフライトに目の前で死なれてしまう。
ネフライトの死に落ち込むが、神父の諭しとうさぎの後押しで海野と付き合い始めた。SuperSではネフライトのことをどこかで覚えているのか、将来の夢が看護師だった。
セーラームーンの謎本では、6人目の仲間のセーラーサターンになる予定だったという説が書かれていた。
旧アニメの中の人はホークス・アイの嫁でほたるの親友。実写版の女優さんは、バンダイ版ミュージカルでかなりはっちゃけたセーラーマーキュリーを演じていた。


◆海野ぐりお(難波圭一/山下大輝/登場せず)
うさぎのクラスメイトで情報通。情報源はパソコンである。お金持ちの天野ぐりかずというそっくりな従兄弟(美奈子の同級生)がいる。
瓶底眼鏡をかけた気弱なオタク少年。うさぎの事が好きだったが、アニメではなるちゃんとくっついた。
旧アニメの中の人は無印のオカマゾイサイトも演じ、やたらゾイサイトの出番が多かったのはギャラの関係である。
カリスマ登場までは海野ぐりおがセーラーネプチューン、天野ぐりかずがセーラーウラヌスになるんじゃないかとネタ混じりに囁かれていた。


◆古幡元基(佐藤浩之/岡本寛志/黄川田将也)
ゲームセンター「クラウン」のアルバイト。うさぎ、レイ(アニメ)、まこと、美奈子の憧れのお兄さん。恋人に西村レイカがいる。
旧アニメ版では衛の親友で麻布工業大学の生徒。また、レイカは海外へ留学しており、いつも元基は彼女の帰りを待っている。
原作第二期でクラウン地下の秘密基地がバレてしまい、セーラー戦士の正体を知って協力者になる。終盤にもなると忘れ去られたが。
実写版ではイケメンなのにモテない天然キャラで、ペットのカメ吉を溺愛するカメオタク。まことに惚れており、拾ってきたネフライトをネフ吉と名付けて雇った癒しキャラ。special actで晴れてまことと結婚した。


◆桜田春奈(川島千代子/神田朱未/大寶智子)
うさぎの担任教師で、問題児のうさぎに苦労させられっぱなし。
春っぽい名前から、うさぎに「春だ」というあだ名を付けられてしまった。可愛い名前なのにね。
「コードネームはセーラーV」に登場する桜田夏菜警視総監の妹である。






追記・修正しないとお仕置きよ!






以下、重大なネタバレ有り


子供向けアニメのアニメ版セーラームーンだが、
実は過去に視聴者がショックのあまりに熱を出したりなどで、保護者からクレームの嵐が寄せられたことがある。

無印最終回直前の45話セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦で、主人公のうさぎ以外が壮絶な戦死を遂げてしまうのである。

無印最終回の46話うさぎの想いは永遠に!新しき転生では衛が死亡し、うさぎもクイン・ベリルと相打ちで戦死するが、
「普通の女の子に戻りたい」という銀水晶への最後の願いで、戦士の記憶をなくし第一話に戻る形で転生を遂げる。
(当時病欠の三石琴乃の代わりに急遽荒木香恵が代役したため、当人はとても悔しい思いをしたらしく、カセットコレクションのドラマではうさぎが仲間の死を振り返る形で三石版最終回が存在する)

もっとも続編『R』が決まり、また戦わなくてはいけなくなったのだが…

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最終更新:2022年07月04日 13:23

*1 セーラー戦士の本体はこの石であり、これが存在する限り何度でも転生して戦いの宿命に生まれる上に肉体はこの石の付属物でしかない。

*2 尺の都合で日常描写がどうしても倍増し、うさぎとの腐れ縁描写のために変更された説アリ。実写版では原作とアニメの間を取った高校3年生で、日下陽菜という幼馴染の実家の援助で生活している設定