E・HERO アナザー・ネオス

登録日:2012/02/09 Thu 21:58:44
更新日:2025/05/09 Fri 13:03:07
所要時間:約 4 分で読めます




《E・HERO アナザー・ネオス》とは、遊戯王OCGのモンスターである。

デュアル・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1000
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。

第5期第5弾「TACTICAL EVOLUTION」で登場したデュアルモンスター
パック発売当時のアニメ・漫画には登場していない、OCGオリジナルのカード。

デュアルなので再度召喚しないと効果を使えない。
しかし再召喚したところで得られる効果は、自身を《E・HERO ネオス》として扱うようになるだけ。

他のカードと組み合わせないと実用性皆無な効果だが、《E・HERO アナザー・ネオス》の真髄は効果ではない。
そう、それは……
サポートカードの多彩さ


突き詰めれば
「E・HERO」で「攻撃力が1900」で「デュアル」で「光属性」で「戦士族」で「星4」なこと


である。

まず、手札に加える方法が多彩。
戦士族なので《増援》に対応する他、《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドーミスト》《E-エマージェンシーコール》といった、(E・)HEROサポートも受けられる。
自分の場ががら空きなら《ヒーローアライブ》によるリクルートも可能。メタビート的な戦い方をするアナザーネオスデッキでは、コストであるライフ半分が重すぎるのは内緒

戦闘においては、みんな大好きガチムチ天使《オネスト》は勿論のこと、攻撃する場合限定ではあるものの《摩天楼 -スカイスクレイパー-》の恩恵を受けられるため、高打点も突破しやすい。
サーチ手段を共有できる《E・HERO オネスティ・ネオス》を手札に用意しておけば、手軽に4400打点で殴れる。

戦闘以外でも活用する術は豊富。
レベル4のデュアルモンスターなので、1:1交換の速攻魔法《デュアルスパーク》のリリースコストとして利用可能。
E・HEROなので、俺とお前を超☆融☆合こと《超融合》で属性融合HEROの素材となり、神属性以外のあらゆるモンスターを融合素材にして除去できる。 
さらに墓地に落ちても、《ヒーロー・ブラスト》によってフリーチェーンでサルベージしながら、攻撃力1900以下の相手モンスターを破壊できる。

光属性であるため、《ミラクル・フュージョン》で除外しつつ、除外状態のE・HEROの数を参照して攻撃力を上昇させる《E・HERO The シャイニング》の素材にできる。
また、《E・HERO The シャイニング》の墓地効果によって、除外状態からの回収も容易。


優遇ってレベルじゃねーぞ!


このカードをメインアタッカーとする【光デュアル】が活躍した当時は、簡単に場に出てくる1900打点というのは非常に処理がしにくかった。
戦闘破壊できるだけの打点を用意しようとS召喚X召喚を狙うと、素材を《デュアルスパーク》されたり、
出した大型を《デュアルスパーク》or《超融合》で瞬く間に処理されてアド損を起こしたりと、処理できる状況にたどり着くまでが一苦労だった。

何度も召喚される為、気が付いたらずっと《E・HERO アナザー・ネオス》のターン!!なんていうのも良くある話だったりする。
本家である《E・HERO ネオス》とは違い、サポートカードが非常に強力かつ発動条件が緩かったのもポイント。

ネオス「…………」

とはいえ苦手な相手もいて、効果で1900打点になることで相討ちに持ち込んでくるうえ、相手が1ドローのアドバンテージを得る《カードガンナー》は難敵だった。


と、このカードはE・HEROの中でも一時代を築いたガチカードなのだが……ここで問題が一つ。

このモンスターはデュアルモンスターなのだが、

まず再度召喚されない
ま ず 再 度 召 喚 さ れ な い


大事な事なので(ry

「召喚権が余っているなら、再度召喚しても別に損はしないのでは?」と思うかもしれないが、
再度召喚する際に《激流葬》などの反応系罠や、効果モンスターメタに引っかかるリスクが生まれてしまう。
それを加味すると、再度召喚しない……というか再度召喚してはならないとすら言われてる

というわけで今日も《E・HERO アナザー・ネオス》はいつも通りの名前で頑張ってます。
テーマソング:「昔の名前で出ています」


ネオス「この裏切り者ォォォ!!」


一応意味はないわけではなく、再度召喚する事で《E・HERO ネオス》専用のサポートを受ける事ができるようになる。
また、デッキに戻してコンタクト融合もできるようになる。やったねアナネオ!
まあ《デモンズ・チェーン》に引っかかるようになったりもするけどな!

流石に近年は度重なるカードパワーのインフレと環境の高速化により、「下級アタッカー」そのものの活躍の機会はほぼ失われている。
そこに至るまでも、
  • X召喚に繋ぎやすい《E・HERO バブルマン》や、お手軽に戦力を増強できるM・HEROの台頭。
  • 有力なサーチ手段でありながらアドが減らないアタッカーとしてのライバルでもあった《E・HERO エアーマン》の規制緩和。
  • 【HERO】の戦術自体が、1ターンに融合L召喚を繰り返して大量のアドを稼ぐ展開系へと変化。
といった要因から、単独でアドを稼ぐ能力を持たないこのカードの採用率は下落していった。

ただデュアルのサポートカードも増加しており、フリーチェーンのカードを駆使して相手を妨害する昔ながらの【HERO】【光デュアル】では、エースモンスターとして活躍できるだろう。




追記・修正は、彼を再度召喚してネオスの代価として使ってからお願いします。


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最終更新:2025年05月09日 13:03