鬼畜王ランス

登録日:2012/04/19(木) 00:07:02
更新日:2023/07/23 Sun 17:20:16
所要時間:約 16 分で読めます





「リーザスはまだか……」



鬼畜王ランスとは、1996年にアリスソフトによって発売された地域制圧型SLGである。
エロゲ史上最高クラスの売り上げを誇り、戦国ランスと共に今なおRanceシリーズの代名詞的作品である。


あらすじ

LP3年、ヘルマンで盗賊団を乗っ取り優雅な盗賊生活を満喫していたランスだったが、暴れすぎたせいでヘルマン軍に討伐される。
その際、ランスは辛うじてヘルマン軍から逃れるが、相棒のシィルがヘルマン軍に捕まってしまう。
ランスはシィルを救いだし憎きヘルマンに復讐する為、リーザスの軍事力を求めて女王リアとの結婚を承諾しリーザス国王に就任。
そして、世界は激しく変動していく……

概要

巨大国家間の戦争、人間を遙かに超えた魔人との戦い、さらにはこの世界の創造神にさえにも挑むという壮大なストーリーが展開される。
ただし、本作は完全な外伝であり、本作における出来事は全てifストーリーである。
このため、本作の出来事は後のシリーズ作品に一切引き継がれていない。

一人の冒険者として描かれる正史と異なり、王として一国を動かし時代を加速させていく英雄色の強いランスが見られる。
また、進め方次第で鬼畜の名に恥じない悪行の数々も用意されている。

自由度がかなり高く、序盤さえクリアすればどの勢力とも開戦可能で、ランス以外は誰が死んでもor仲間にしても話が進むという特徴がある。
さらに、プレイヤーの行動によってルートが分岐し、
  • OP前に 物語が終了する『盗賊王エンド』
  • 創造神に挑む『創造神ルート』
  • マリアと宇宙へ飛び立つ『マリアエンド』
  • ランスが魔王となる『魔王エンド』
等が存在。

販売開始から10年近くにわたって定価で市販されて尚売れ続け、販売終了後の現在、フリー配布宣言で無料配布中。(つまりTADA)
  • 数年間エロゲ雑誌でランキングに残り続ける
  • ランダムイベントがあまりに多く、その点に関してはデバッグ無しで販売された。
  • 本作の完成度が高すぎたり、仮プロジェクト名がランスVだったりしたため、3回も続編の開発が頓挫し、10年近くにわたってシリーズが中断した。
  • 発売から約10年後の次作発売時まで鬼畜王ランス系のSS投稿サイトが機能していた。
など、多くの伝説を残している。

なお、(2020年)現在はインストールしてプレイする際に、一工夫しないとBGMが鳴らない悲しいプレイになってしまう。
非公式ツールを使えばBGMを鳴らすことが出来るのだが、配布フリー宣言で配布されている状態ではそのツールに非対応のため、
他のアリスソフトのゲーム等からこの作品のものより新しいSYSTEM3.x*1の起動ファイルを引っ張ってこなければならない*2
以前はアリスソフトの公式サイトで最新のSYSTEM3.9が配布されていたのだが、現在は配布が終了してしまっている。
一応、ブラウザ上で鬼畜王のプレイ環境を用意してくれているページなんかもあるので、
インストールでのプレイが難しいと判断したらこちらを使ってみるのも手。

圧倒的なキャラクター数(なんと200名近くもいる)にも関わらず、各々にバラエティに富んだ設定、イベントが存在しているのも魅力の一つ。
後に正史作品で鬼畜王初出のキャラが正式に登場したり、この作品で起こるいくつかのイベント、設定が正史に沿った形で取り入れられた。
以下はその一例
  • ゼスの人々とゼスの身分制度
  • 山本五十六と妊娠イベント
  • ランスの子供
  • ミネバの玉座での死
  • 魔人レイとメアリー
一方、正史には取り入れられず抹消された設定や、鬼畜王のキャラをベースに正史では見た目or性格(あるいは両方)が変わったキャラ*3
鬼畜王でしか登場しないキャラクターも少なくないので、本作のイメージを引きずって正史をプレイするのはイロイロと危険である。

個性的なイベントや会話が多く、部下コマンドでとりあえず話を聞いてみるのも面白い。
ランスが権力者となったことで鬼畜具合も磨きがかかり、ハーレムを形成、週に一度女を呼んではHも出来る。
また、ほとんどの女キャラはいずれかのエンディングを迎えると幸・不幸が判定される。
中にはゲームオーバーにならなくてはならなかったり、特定のキャラを死なせなくてはならなかったり面倒なのも多く、全てを埋めることが出来たら立派な廃人として誇ってもいい。

システム

プレイヤーターン時に「戦争」「強制徴収or施設訪問」「迷宮探索」「兵員増加&補充」「武将会話」「ハーレム」「施設建設」が各1回ずつ可能となっており、防御ターンでの敵の攻撃を退けながら大陸統一を目指すというのが基本的な流れとなっている。
戦争は文字通り相手の土地を侵略し、制圧していく。多方面に喧嘩を売ってると3~4連続攻撃が来るなんてのもザラ。
また、戦争とは別に各地に存在するダンジョンへ潜ることも出来る。キャラクターによってはダンジョン内で重要なイベントがあったりも。

強制徴収は制圧した都市から金品やアイテムを奪うもの。よく言えば税金徴収か。収入は基本的にその都市の経済力に比例する。
この手のゲームとしては珍しく、強制徴収にはデメリットが無い。なので暇なときはバンバン徴収しよう。
また、徴収時に徴収した街でイベントが起こったり、別のイベントのフラグが立ったりもする。
兵員増加or補充は1ターンに1度、どちらかしか使えない。増加する際、無理に人を増やそうとすると莫大なコストもかかるので注意。

武将会話は文字通りユニットキャラと謁見して話すもの。キャラによってはいなかったりランス本人が直々にそのキャラに会いに行ったりなんてのも。これをしておかないとキャラクリに関わるキャラも多数。
ハーレムは女性とHするもの。やはりこれもキャラクリに関わるキャラ多数。キャラによっては自殺したり逃げられたり等してロストしてしまうことも。ランスの経験値もなにげに上がるしCG回収のために積極的に行おう。
施設建設は多量のコストを払い、その施設を建てていく。建設中なのに他の施設を建設は出来ない。施設はキャラのイベントに大きく関わるものが多いので金に余裕があれば積極的に建てよう。特に、病院は建てておかないといざという時に多くのキャラの生死にかかわるので最優先で建設したい。

キャラクター

非常に数が多いので主要キャラのみを挙げていく

リーザス王国

肥沃な土地と恵まれた立地の国でこのゲームの主役。
この当時ではまだゼスとヘルマンは平定できていないため、敵国となる。
ランスがこの国の王となることでゲームがスタートする。
+ ...
ランス
主人公。緑の鬼畜戦士。
今回はリーザスの王になり、集団戦闘の才能も見せつける。
当初の目的はシィルの救出だったが、他国を制圧し最終的には魔人の地域までも制圧してしまう。
なお、本作のランスは本編のランスなら絶対にやらない様な事も、進み方次第でやってしまう。
シィルが居ない時は猶更であり、あくまでifとしてのランスという面が強い。
あと鎧のデザインが正史とは全く違う、かなり独特なデザインに。正史ではダークランスが色違い版を身に着けている。

シィル・プライン
ランスの奴隷で(本人は絶対に認めないが)最愛の魔法使い。今回はもこもこ控えめ。
彼女の存在がエンディング分岐に関わるのでストーリー通しての真ヒロインと言えるだろう。
しかし、そんな彼女すら容赦ないことになるのが本作の特徴である。

カオス
ランスの愛剣。
剣の癖に喋ることが出来る(しかもおっさん臭く下品)
序盤はある教会に封印されているが魔人ジークに盗まれるが、紳士なジークとはソリが合わずランスのもとに寝返る。
場合によってはランスの手元に返らないまま進めることも可能。

リア・パラパラ・リーザス
リーザス女王で、相変わらずダーリン大好き。
本編開始直後、ランスと念願の結婚を果たす。
本来は政治が得意な有能キャラだがその役割をランスとマリスに取られたためただのアホの子となっている。
シィルに嫉妬して彼女に辛辣な態度をとったりうしに変えたりするのでプレイヤー人気は低め。

マリス・アマリリス
ランスとリアの側近。
本ゲームにおけるナビゲーター的存在で間違いなくランスの次に出番が多いキャラである。
そのおかげか数多のヒロインたちを差し置いて当時の人気投票で5位だった。
盆踊り。

見当かなみ
我らが不遇忍者。
専用EDが存在するが見ると彼女と彼女をそそのかした忍者に強い殺意が沸くこと間違いなし。
今回は武将としては参加せずメナドの専属忍者だが、そのメナドがあまり強くないため影が薄い。

バレス・プロヴァンス
黒の将軍。ゲーム内で最強クラスのユニットキャラだがランスには耄碌ジジイ扱いされる。
このゲームではまだスー*4が養子になっていなかった為か白の軍副将でもある一人娘を溺愛しており、娘とともに出撃させると力がみなぎったり*5かなりの子煩悩である。

リック・アディスン
赤い死神。今作では攻撃より防御のほうが大切なため打たれ弱い彼は少々使いにくいかもしれない。
だがヘルマンを山越え*6で攻略するには彼の力が不可欠。

レイラ・グレクニー
親衛隊隊長。
魔人信長の嫁にされ、腹を膨らませたレイラは非常にショッキングなシーンの一つだろう。
また、彼女が死ぬことで多くのキャラが仲間になるフラグが立つためピカの生贄としての人気も高い。

コルドバ・バーン
青の軍将軍。でかい。
リックとは真逆の防御型のキャラ。上述の通りこのゲームは防御の高さがものをいうので防御力の高い彼は非常に優秀。
彼を使わないことは一種の縛りプレイとして成立するレベル。
余談だがシィルによく似た嫁がおり、彼女のイベントではランスの鬼畜さが最大限に活かされる。

エクス・バンケット
白の軍将軍。ランスのあまりにもあんまりすぎる演説を聞いた元上司に焚き付けられる形で反乱軍のリーダーとなる。
条件次第で再びリーザス軍に戻ってくるが、地味に条件は分かりづらい。詰んだと思った瞬間リセットするタイプの人間には特に分かりづらい。
アイテムと運が関わってくるが何気に素の兵数で山越えが可能なキャラ。
03では一瞬だけ登場してランスに献策したが、却下され即座にフェードアウト。そのためだけに立ち絵を用意するスタッフの情熱ぶり

メナド・シセイ
リーザス赤の軍副将。ショートのボクっ娘。かわいい。
彼女絡みのイベントは非常に分かりにくい反面攻略法を知らないと大変なことになる。
それでいて特に強いわけでもない。
鬼畜王プレイヤーからの人気も非常に高く、主要キャラの親友と言う美味しい立ち位置のキャラだったためか過去作のリメイクでも新規に登場している。

アールコート・マリウス
リーザス女子士官学校を首席で卒業した女の子。
高い軍師能力を持つが内気すぎる性格なので、ランスの手で自信を持たせてあげないといけない。
ランス・クエストでも名前・性格を変えずに登場。出会い方がやや違うところを除けばほぼそのまま登場している。
彼女のライバルであるラファリアもチルディ・シャープとして正史に登場。

ヘルマン帝国

3でリーザスを襲った敵国。9での舞台でもある。
資源が貧しく寒いため、よく資源を狙いリーザスやゼスと交戦している。
ここの兵は魔力が低いので、志津香やガンジーといった魔法使いが役に立つ。
+ ...
シーラ・ヘルマン
ヘルマン王女で薬中。パットンとは血の繋がらない兄妹。
正史だと回復魔法が使えたり石を投げたりやたらとパワフルなお姫様だが、こちらでは才能限界値など潜在LVこそ正史と同等に高いもののただの一般人。
正史では救われてよかった。 

ステッセル・ロマノフ
ヘルマン帝国を裏で操る男。色々ヤバいことをやってる。
こいつの所業はシーラから話を聞いたランスもさすがにドン引きしていた。
ヘルマンを制圧して西のほうを臨時徴収すると彼の顛末が見れる。

ミネバ・マーガレット
ヘルマン攻略の際の事実上のラスボス。
目的の為なら手段を選ばず、味方は勿論弟の死をも厭わない非情な性格。
しかし徹底した悪役ぶりが評価されており、ランスと一騎打ちをして玉座で満足そうに死ぬ描写はこのゲームの中でも名シーンとしてプレイヤーから高い支持を受けている。

ロレックス・ガドラス
ヘルマン第五軍の将。今は酒と女に溺れてダメ親父と化しているが・・・?
必殺技「弐式豪翔破」は数千人もの敵を一気に切り裂けるという恐るべき性能を秘めている。

クリーム・ガノブレード
ヘルマン第四軍の副将。自分の頭脳に絶対の自信を持っており、実際に高い軍師能力を有する。
優秀なキャラだが放置していると逃げられる…が、実はそのフラグが立つのは一度でもハーレムに呼んだ時なので呼ばなきゃ問題ない。
大悪司の長崎旗男や戦国の戦姫等の放置したら逃げられるキャラの走りと言えよう。

パットン・ミスナルジ
ヘルマンの元王子。アミバ面だった3と精悍な6以降の中間と言ったデザイン。
ユニットは迷宮戦に特化しているおり、兵数も少なく増員コストも高い為、お世辞にも優秀とは言ない。
序盤~中盤において戦闘域の少ない戦闘で必殺技の武舞乱舞が使える程度である。(後半にはほぼ自爆技と化す。)
仲間にするのが容易かつ王道展開な為、初期などは仲間にされるが、やりこんでいくと最強の必殺技を持つキャラであるロレックスと排他関係にあるためプレイヤーに捨てられることが多い。

ハンティ・カラー
謎多き黒いカラー。当時は非常に謎の多いキャラであったが9でその謎が少し解けた。
パットンを仲間にするときは彼女とレッドアイ対策のためのフリークが本命の人も多いだろう。
魔法LV3で才能限界1000と言う化け物だったが9で彼女の謎が解けた時、その化け物じみた才能も納得のいくものだっただろう。

ソウル・レス
OP前に出てくる盗賊兄妹の妹の方。シィルと共に捕まってしまう。
彼女の配下である盗賊はコスパがよく、数を増やしやすいため探索では強かったりする。
ランスを慕っているが彼女が幸せになるためにはランスが関わってはいけない。
また、盗賊の世界しか知らなかったため常識及び教養が著しく欠如している。
正史でも9での登場案があり、兄と共にラフも描かれたのだが、結局登場しなかった。
しかし、その際のラフデザインは意外なキャラクターへと流用された。

バウンド・レス
ソウルの兄。非常に面倒な手順を踏まないと仲間にならない。
割とシスコン気味であり、妹に手を焼いている。
妹と違い、彼はかなりの常識人。

エレナ・フラワー
家族にいじめられている薄幸の少女。ヘルマンで戦闘後に確率で現れ、彼女との邂逅を重ねるとハーレム入りする。
彼女とのイベントは少女漫画の様なイケメンランスが見られる。
正史でもランス9で登場したが、多くの鬼畜王プレイヤーが度肝を抜かれることになった。

フレイア・イズン
ヘルマン出身の女忍者。冒険者風の衣装に身を包み、鮮やかな桃色の髪と右目の泣き黒子が特徴のちょっと派手目のお姉さん。ペットの単眼生物ノリマキを連れ、はすっぱな口調で喋り自信過剰で能天気な性格を持つ。ランスのことをボーヤと呼ぶ。
ヒューバートへの支援が一定数になるとイベントが発生する。尚、ヘルマンへの忍者工作に失敗し捕まると王妃パメラに誅殺され不幸となる。
正史においても9にて登場するが、名前以外容姿から立場、さらには性格まで全て別人と言っていいほど異なっている。


ゼス王国

6の舞台で魔法絶対主義の国。魔法の使えない者は奴隷として最前線で戦わされる。
国王不在のため四天王のリーダー山田千鶴子が実質的支配者となっている。
ヘルマンとは逆に魔力が高いので物理で……と言いたいところだが、前衛に出てくる奴隷兵の数が多いため、
リーダー狙いの必殺技で部隊壊滅を狙うか、兵数を多く削る必殺技(魔法含む)で屠ると良い。
後衛の魔法使いには五十六やマリア等の物理遠距離が役に立つ。
+ ...
ラグナロックアーク・スーパー・ガンジー
ゼス国王。
勝手に勘違いしてランスに惚れ込む。魔法使いの中では最強の必殺技を持つ。
仲間にする方法さえ知っていればカスタム組より早く加入するため非常に頼りになる存在。
正史では見た目が大幅に変わったが破天荒なところは一緒。
自分に好意を寄せるウィチタや千鶴子の想いを無視し、ランスに嫁がせようとしたり、
実の娘であるマジックの気持ちも無視したり、彼もまたある意味での鬼畜王である。

マジック・ザ・ガンジー
ガンジーの娘でゼス王女。ゼスを救う一心で悪魔に魂を売ってしまう。正史とは異なり最後までランス嫌いを貫いた。
鬼畜王版のデザインは正史だとマジックの母親(故)として流用されている。

アニス・沢渡
ゼス四天王の一人・山田千鶴子のお供。
魔法LV3と言う化け物だが頭が非常に弱く千鶴子と漫才をしている。
志津香と排他関係であり助けても仲間として加入しないという問題点を抱えており、基本見捨てられる。
鬼畜王ではシステム上強さをあまり感じさせなかったが正史ではやたらと操られる、しかも設定に恥じずかなり強いとプレイヤーにトラウマを与えた。

山田千鶴子
山田さん。ケバいのは正史でも一緒だが、鬼畜王ではアニスを本気で厄介者として嫌っているという最大の違いがある。
あと意外にもランスと関わることが幸福条件だったりする数少ないキャラ。
ちなみにガンジーと一緒に出撃させると彼女の力がみなぎる。どうやら心の底ではガンジーへの想いを捨てきれていないようだ。

ナギ・ス・ラガール
志津香の父違いの妹。顔も知らぬ姉を殺すために父に育てられてきた。
ハーレムでHした時の経験点が全キャラ最高であり、志津香を育てなかった場合彼女は志津香の上位互換となるため志津香を捨て、彼女を選ぶプレイヤーも多数。
なお、彼女もランスと関わることが幸福条件である。
正史でもほぼ変わらず登場するが、最終的には誰も予想できなかった立ち位置に。

パパイア・サーバー
ゼス攻略の最大イベント、ピカを作った張本人。
ピカとは出撃した町と部下を跡形もなく吹き飛ばしてしまう最強最悪の魔法兵器。
ゼスに侵攻すると最低1発は貰ってしまうため、ピカの生贄が最低でも1人は必要となる。
マイナスイベントしか無く弱い火星大王や、死ぬことで新たなキャラを仲間にするフラグの立つレイラ、胸糞なイベントのあるキンケード辺りは生贄の人気が高い。
実はもう1つピカを作り上げており、ゼス降伏後捕らえた彼女から話を聞かないとゼス宮殿が消滅する。

JAPAN

戦国ランスの舞台となった現実の日本によく似た小国。
自由都市ポルトガルと同盟を結んでおり、ポルトガルを制圧すると使者がやってくる。
また、交戦中忍者を送ってくることがあり、将軍を暗殺するイベントも存在する。
+ ...
織田信長
JAPANのほぼ全土を掌握する魔人。香姫という娘がいる。
戦国ランスのラスボス、魔人ザビエルその人だがこの頃はまだ信長に寄生している以外の設定が固まっていなかったのだろう。

山本五十六
織田信長の配下の武将。山本家の再興を目指している。
ハーレムで何度も呼ぶと、確率でランスの子供を授かる。妊娠するとランスが五十六の体を気遣い始めるのはかなり微笑ましい。
子供の名前もプレイヤーが5つの選択肢から自由に決められる。人気なのは二十一。
後に正史でも同様の立ち位置で登場。専用ルートまで存在するほど優遇されている。最終的にはランスの運命の女にもなった。
戦国ランスの五十六ルートEDは鬼畜王プレイヤーならば熱くなること間違いなし。正史でも乱義という名の子供が生まれた。
当時行われた鬼畜王の公式人気投票では、200以上いるキャラの中で1位を取った。鬼畜王初登場のキャラクターがあのランス(2位)を差し置いて1位に輝いたのは偉業であり、今でもトップクラスの人気を誇る。

香姫
信長の娘。魔人の娘ゆえか左手が異形のものをしている。エンディング及び世界の核心に関わる超重要キャラ。
正史では信長の妹という設定となり、魔人の娘という設定は黒姫に継承された。

柴田勝家
てばさきに乗る騎兵。
こちらでは五十六にナンパしている等戦国とは大幅に設定が変わったが、この頃から実はロリコンという裏設定があったらしい。
戦国では最初から強力な仲間として使うことが出来る。彼が乗っていたてばさきはオミットされ、武田家の半専用職となった。

自由都市

国に縛られず自由に都市を運営している。
マリアや志津香が住んでいるカスタムもここにあり、ランスの自宅や遊園地もこの自由都市にある。
+ ...
マリア・カスタード
シリーズお馴染み眼鏡っ娘天才科学者。
専用強化施設があったり専用EDがあったり優遇される。
彼女自身もかなり強いし優遇というよりは最早贔屓というべきか。

魔想志津香
こちらもシリーズお馴染みマリアの友人の魔女。
ツン成分が濃い目のツンデレ、というか本作ではほぼデレがない。だがそこがいい。
初見でピカの材料にされて唖然となるのは誰もが通る道。
ゼスのナギorアニスと排他関係にある。

ミル・ヨークス
マリア達と同じくカスタムからやってきた幻獣を率いて戦う女の子。
子供ゆえにランスに相手にされないがもしかしたら大人にすることも…?
なお、彼女が操る幻獣は徴兵で増やすことが出来ず、戦闘に多く出してレベルを上げることで増やすことができる。防御力が高く育てればレッドアイ戦で活躍する。

ミリ・ヨークス
ミルの姉。アイテムがないとHさせてくれない、病気で死ぬ、魔人にさらわれて死ぬ等今回は非常にめんどくさい女となっている。
ただし病気イベント発生前にミルのイベントを終わらせるとバグで病気フラグ自体が潰れる。
正史では上述の病気が原因で亡くなったようだ。遺え~い…

火星大王
自由都市火星の支配者。
クルピストン星人と人間のハーフであり、全てが奇天烈でマーベラス。
温厚で敵を作りにくい性格、交渉すると将軍として就職を条件に降伏してくれる、
一度敵に回すととんでもない切り札で反撃されるなど、
仲間にするのが推奨されるキャラだが、実は「気に入った女性をランダムで誘拐」(ゲームから除外)するため、
ゼスに侵攻するまでは火星を放置して、侵攻したら味方に引き入れすぐにピカ(大量破壊兵器)の生贄にするのが推奨される。
正史ではレベル神(登場キャラの経験値を管理し、レベルや才能限界を上下させる神様)として登場。とある人物の才能限界(いわゆるレベル上限)を引き上げる存在に。

メリム・ツェール
不幸な眼鏡の女の子。
探索する時の重要キャラでもあり、割りと出番は多い。
物語冒頭でランスと戦ったルーベランは彼女の姉であり、この姉妹を再会させることも出来る。

セル・カーチゴルフ
カオスを封印している神官の少女。
ランスに化けたジークに騙されカオスを盗まれたり、そのカオスを取り返すために荒くれと手を組み、再び騙されたりと詰めの甘さが目立つ。
正史では割と有能なのに鬼畜王における彼女は極めて無能なため、扱いはよろしくない。

カラー

森の奥で静かに暮らす、額にクリスタルを埋め込んだ一族。所謂エルフ。
額のクリスタルが魔力増強のアイテムとして価値があるため人間に狙われる。
+ ...
パステル・カラー
カラーの女王。
穏やかで心優しい女王。当初は人間への不信感が人一倍強かったが、ランスのおかげで解消された。
正史ではポンコツ村長女王であり、鬼畜王でのキャラクター性はパステルの母親として流用された。

リセット・カラー
パステルとランスの娘。
あのランスがでれでれの親馬鹿となるシーンは非常に微笑ましい。
鬼畜王に登場する父親はろくでなしばかりだが、ランスはかなりまともな親だと判明したシーンでもある。*7
正史でもパステルとランスの娘として登場。正史でもやはりランスの親バカが判明する原因となった罪な娘。
鬼畜王ではただランスの娘というだけだったが、正史ではストーリー上で重要な役割を持つキャラクターとなった。
鬼畜王版、正史版共にかなり人気が高い。かつて隆盛していた鬼畜王の二次創作でも大人気だった。

魔人・ホーネット派

前魔王の命により魔王リトルプリンセスの覚醒を待ち、人間との共存を望む派閥。
3でホーネット派に属していたノスとアイゼルが死んだため不利な立ち位置となっており、実際のゲーム中でもサテラ以外は不遇な役回りとなっている。
+ ...
ホーネット
ホーネット派のボス。前魔王ガイの娘。
ケイブリスとサテラを優遇させたためか彼女はやたら不遇。
でも悲劇のお姫様という分かりやすい属性なので扱いに反してプレイヤー人気は高い。
正史では最終作でようやく登場し、ヒロイン枠は用意されなかったものの公式のヒロイン人気投票で二位をかっさらっていった。

サテラ
美樹の護衛としてやってくる。石のゴーレムを産み出す魔人。
部下になってもすぐにはハーレム入りせず、ランスがタイマンで分からせないといけない。
ランスをそそのかし美樹を殺させ、魔王ランスの側近となる専用EDが存在する、本作の裏ヒロイン。
正史ではランスに抱かれるまで結構時間がかかった。んゆーっ!

メガラス
同じく美樹の護衛としてやってくる。ホルスの魔人。
その圧倒的な速さに追いつけるのはライバルのマッハピヨだけ。
無口だが意外と俗っぽい。サテラより攻撃性能が高いので序盤の対魔人戦では引っ張りだこ。リーザス聖剣を持ってるのはだいたいコイツ。
鬼畜王で登場した魔人の中では、唯一正史作品での直接登場を逃してしまい、正史では救済されたキャラクターが多い中、屈指の不遇・負け組となってしまった。

シルキィ・リトルレーズン
ホーネットの側近。モンスターを合成してキメラを産み出す魔人。
が、敵としても味方としても戦う事はない。たぶん一番不遇。でも公式人気投票では並み居るキャラクターを押しのけ20位にランクインしている。
正史でも若干不遇であったり、能力が変わったりしたが、だいぶ愉快なキャラクターになっている。

ラ・ハウゼル
炎の魔人。淑女で優等生という肩書きだが実態はただのシスコンレズ。
散々な目にあった挙句、加入するタイミングが遅いため活躍の場があまりない、放置してると大変なことになる、というかわいそうなキャラ。無事救出に成功し姉と再会させると、無事に和解できるなどそれなりに幸福となる。
正史救済組の一人。

魔人・ケイブリス派

ホーネット派と対立し、無理矢理自分が魔王となろうとする急進派。
ケイブリスのことは嫌いだがケイブリスに人質に取られたり、ホーネットのことがケイブリス以上に嫌いだったりする者の集まりである。
+ ...
ケイブリス
ケイブリス派のボス。ホーネットと対立する。
表向きのラスボスのはずだが今作トップクラスのネタキャラ。カカカカミーラさん!?
プレイヤーの行動次第で魔王になる。
その際のステータスは破格のものであり、魔王化したこいつを倒せたなら立派な廃人。
このゲームではやたら小物臭かったため正史ではラスボスとして不安と懸念の声があったがその小物っぷりを極限まで磨き上げ、逆にラスボスとしての威厳と貫禄を見せつけた。
(ルート次第では)表向きの悲願だった魔王になれた、真の夢を思い出した、一度死んでも復活した、専用BGMが用意されている…等正史でもこれ以上ない扱いを受けており、スタッフからも非常に愛されているキャラと言える。

レイ
元人間で電気の魔人。
メアリーと言う人間の老婆の恋人がいる。
プレイヤーの涙腺と心を痛く突いてくるが彼を殺さないとカオスが手に入らない。
正史においてメアリー共々設定を大幅に修正されて登場。鬼畜王では悲しい結末しかなかったが、こちらではこれ以上ない救いを手に入れられる正史救済組筆頭とも言えるキャラ。

ジーク
皆大好き我らが黄色い人。正史版と違ってちょっとキモい。
ランスに化けるのだが礼儀正しすぎて逆に怪しまれた。(ランスは下品で外道。それを一番知っているシィルからは一発で変装を見破られ攻撃をされてしまう羽目に)

ラ・サイゼル
氷の魔人。妹のハウゼルに反抗するためケイブリス派に所属しているが実態はやっぱりシスコンレズ(+ツンデレ)。
プレイヤーの行動次第で妹共々仲間に出来るが、仲間になるのがゲーム最終盤で彼女たちを最大限にいかせないのが辛いか。
元々は神であり、力尽きた彼女達を放置すると合体して元の姿に戻ってしまい大変なことになる。
しかし、元が魔王より格上の神である故にケイブリスが魔王になっても寝返らない。
正史では妹より早く登場しランスの餌食となる。

レッドアイ
このゲームにおける最大のトラウマな魔人。コルドバの鉄壁すら容易く貫いてしまうと言えばこいつがどれだけ強いかわかるだろう。
余りの強さ故に救済策がいくつか用意されているほど。
イベントにより本気を出したフリークが単独で戦い惜しくも敗れるもののフリークの決死の攻撃で痛手を負わせることは出来る。
正史ではゲーム開始直後に人間最強の魔法使いアニスに寄生し、最強と最強の夢のコラボレーションを見せプレイヤーを激しく燃え上がらせた罪な奴。

カイト
優しさ故に人を憎む悩める魔人。ミドリ病という奇病と縁があり、ミドリ病患者が捨てられる緑の里を度々訪れている。
彼も正攻法で勝とうとするとレッドアイ並に強い&女の子の幸不幸に関わるためイベントで攻略するのが推奨される。
正史でもキャラクター性は同様だが、導く者の介入で汚染魔人と化してしまった。
フレッチャー*8に負けたり緑の里の人間をほぼ壊滅させられ汚染したまま退場したりそもそも魔人としてはサテラと並び最弱と言う設定になってしまったりゲーム内の強さも鬼畜王に比べ弱いと言われたり(後に大幅に強化された新たなクエストが追加されたが)不遇。
闘神都市2ではカイトクローンと呼ばれる彼を模した雑魚モンスターが先駆けて登場している。

ワーグ
夢を操る幼女魔人。エンディングに関わる重要キャラ。
このゲームにおける彼女は無邪気な幼女そのもので無邪気故の狂気を見せる魔人となっている。
無邪気さと幼さの表現のためか彼女の台詞には漢字が殆どなく非常に読みづらい。
このゲームにおける彼女がケイブリス派についた理由は能力の乱用をしたことでホーネットに叱られて、それによる逆恨み。ケイブリスは能力を使っても叱らなかったためそちらについたとのこと。
正史では元々はホーネット派にいたもののケイブリスに脅迫されてそちらについた。また、能力の制御が出来ず意図せず相手を眠らせてしまうことから心を閉ざし距離を置いており、それ故かかなり大人びている。


その他

+ ...
小川健太郎
別の世界から来た青年。
魔人の無敵結界を破ることができる聖刀日光を所持。
美樹を救うためにやってきた。やや電波系な正史とは性格が異なりこちらは普通の好青年。

来水美樹
魔王リトルプリンセスである女の子。あるアイテムを定期的に与えないと魔王として覚醒する。
魔王だけあってユニット性能は凶悪で、ほぼ自動的に戦闘に勝利可能。当然彼女を使わないだけで立派な縛りプレイとして成立する。
それにしても彼女の護衛のリーザス魔法兵は罪人か何か?

日光
健太郎の持つ聖刀。カオスと対をなす伝説の剣。
人間の姿になったり使い手となるために儀式が必要だったりする。
健太郎のリアクションを見るに、つまりそういうことなのだろう。

ブリティシュ
リーザスの近くに封印されているコンクリ男。
最近は見かけないが過去のシリーズではEDのオチ担当でもあった。
情けない外見と性格だがその正体とは…?

レディ
世界各国を放浪するレディ娼隊のリーダー。最高峰の美貌とカリスマを持つ。
その正体はカフェ・アートフルと言う名前の眼鏡っ娘神官でかつてカオス達と共に旅したパーティの一人。
仲間にすることもでき、最強のパーティと呼ばれるに相応しい強さを誇る。
前衛に彼女とクリーム、後衛にマリアと千鶴子を配置して眼鏡っ娘部隊を組ませた人も多いのでは?この眼鏡艦隊はバランスも取れており実用的だったりする。

ホ・ラガ
世界の最果てに住まう老人。
色々重要情報を教えてくれるが見返りとして…… アッー!

アリオス・テオマン
この世界の勇者。
長年カラーの村で性奴隷として捕らえられていたが同じく捕らえられてしまったランスによって解放される。
出番はこれととあるEDでランスと対峙するパターンのみだが、このゲームにおいてはランスも彼と面識があるため友好的に接していた。
正史ではお邪魔キャラとしてプレイヤーへの反感を買うことになるが、とあるカードと共に彼を仲間にすると非常に強く、賛否両論。

ムーララルー/デュラン・テュラン
AL教の法王。ただの冴えない中年親父だったがレダ(鬼畜王当時のAL教の神)に力を与えられた結果法王になったようだ。
巧みな話術とカリスマで人心掌握し、その裏で色々好き放題している。
聖職者にあるまじき外道であることがAL教制圧後判明する。
正史ではランス8マグナムのヒロインであるクルックーの父親だが、既に亡くなっており人物像は不明。

エンジェルナイト
ケイブリス撃破後、とある条件で現れる神の軍勢。上記のレダもこの一人。
一人一人が魔人と同等かそれ以上の強さを誇り、迎撃に出すと美樹すらも死ぬ可能性がある。
ランス8マグナムでも二人がかりであの強さだったのだからそんなのが何千の部隊を率いていたらそりゃ勝てる訳がない。重要都市以外は放棄しよう。

??????
この世界の創造神。
何処から大陸の様子を眺めているとされるが、その真意は……?

エンディング

当然多大なネタバレを含むため閲覧注意。
+ ...
盗賊王 まあよしグッドだがはは!
OP前の負け戦で勝った時はこのエンディング。
後に盗賊王と呼ばれ、国家でも手が出せない盗賊王国を築き上げる。
なお、勝つためにはランスアタックを複数回当てなければならないのだが、ランスが狙われず、他のキャラが狙われる、ランスアタックで2のダメージを出さなければならないため運の要素がかなり強い。

陥落 さらば俺の輝ける日々
リーザス城を制圧されたらこれ。
条件を満たし、リーザス城を放棄するとエクスが現れ、仲間になるのだが…わかりづらい。

死亡 ランス、戦場で散る
ランスが戦闘で死亡したらこれ。当然ランスをピカの生け贄にしてもこうなる。ちなみにランス以外のキャラはいくら死のうが問題なくイベントが進行する。

暗殺 ひどいよかなみちゃん
かなみを怒らせるイベントを起こし、かなみにゼスを偵察させると男の忍者と出会い、イベントを進めるとその男と組んだかなみに殺される。
かなみの幸福条件なのだが、スタッフいわく、ランスとの間に子供を孕んでいたらしく、恋人の忍者に逆上されて子供もろとも殺されるのだとか。どこが幸福やねん。

暗殺 最後が子供だなんて
JAPAN攻略中に起こるイベント。
子供のくの一に殺される。信長攻略と共に割と難しいところだったりする。
今の世界観だと、彼女ではなく、鈴女*9が出てきたのかもしれない。

薬殺 きれいな花にはトゲがある
シィルが不在の時に、ソルニアとカチューシャ*10をハーレムに呼ぶと殺される。

魔王 リトルプリンセス
美樹と出会うイベントで美樹を襲うとこれ。
防衛しようと力をつかったら、制御しきれずリーザス城を崩壊させ、健太郎を死なせてしまう。美樹の不幸フラグでもある。
ランスを恨むのはわかるが、健太郎を死なせたのは自業自得だったりする。

魔王 真鬼畜王誕生
サテラを何度も抱くと、ランスが魔王になってほしいと求めてくる。
カオスを手に入れた状態でその提案に乗るとランスが美樹を殺し、その血を飲んで魔王と化す。
シィルがいると邪魔をされるので、彼女をうしに変えてもらうなり死なせるなりしておこう。救出前なら無条件で可。
なお、シィルが死亡した際、ランスが「お前が止めてくれたことも躊躇なくするんだろうな」と呟くが、恐らくこの伏線だと思われる。
バッドエンド扱いだが、シンプルにスケールの大きなエンディングであるためユーザー人気は非常に高い。

神 破壊、そして創造
創造神フェイズでゲームオーバーになるとこれ。
世界が平和になってしまったため神の逆鱗に触れ、世界をリセットさせられるのだろう。
再びこの光景を見せられることになるハンティの心中や如何に…*11

下僕 神の言いなり
最後の選択肢を誤ると神にシィルを人質にされ、ランスが再び戦争を行う為に世界に混乱を招かせる暴君と化してしまうエンディング。
このシィルの氷漬け&不在によるランスの不機嫌モードは戦国で逆輸入された。

統一 世界は俺様の物!
ケイブリスを撃破した時、全ての地域を制圧できていなかったらこれ。通常エンドでもあり、プレイヤーの多くは初回プレイでは大抵このエンドを迎えると思われる。
その際、マリスが未制圧の地域を教えてくれる。これが真エンディングへの伏線となっている。
全ての地域を制圧していた場合はエンディングにならず、そのまま創造神ルートへ。
ガンジーやパットンといった国のトップがランスに蜂起する終わり方であり、図らずも世界が再び戦乱になったため、人類にとっても創造神にとっても平和な世界になったと思われる。

宇宙へ よかったねマリア!
マリア研究所を何度も訪ねるとマリアから宇宙船の話を聞かされる。
それに承諾すると彼女が宇宙船を作成し、ランスが発射ボタンを押してしまい、二度と戻れない宇宙空間を二人でさ迷うこととなる。
ランスと二人きりになれる夢を叶えた為かマリアの幸福条件でもある。
ハッピーエンド扱いのため、このエンディングを迎えれば最速でキャラクリやCGが見れるようになる。
このゲームではマリア贔屓がかなり散見されたが、これはその極地と言っていいだろう。

世界王 素敵よダーリン最高!
最後の選択肢で正しい答えを選んだ時、シィルが不在だとこれになる。
リアが妊娠し、ランスはリーザスの、そして大陸の王として生涯君臨することとなる。もしかするとこのリアの子はザンス*12なのかもしれない。
このエンディングを迎えるとリアとマリスが幸福になる。*13

幸福 ランス再び冒険へ
最後の選択肢で正しい答えを選んだ時、シィルが居るとこれになる。
リアに離婚届を突きだし、盗んだリーザスの宝をシィル一人に持たせ、王位を捨て再び冒険者に戻るトゥルーエンド。このエンディングこそがこのゲームのグランドフィナーレとも言えよう。
勿論シィルの幸福条件だが、逆にリアとマリスの不幸条件でもある。

初回限定版特典本

その名の通り、本作の初回限定版に付属していた冊子。
(1996年当時の)ランスシリーズの世界観設定がガッツリ載せられており、実際のゲーム中では一切出てこない設定もバンバン載っている*14
また、本作に登場するほぼすべてのキャラクターのプロフィールが載せられており、中には意外な趣味を持つキャラクターも。
さらに制作スタッフによる読み物や漫画まで収録されており、読み物の「ランス、温泉に行く」と「ETERNAL HEROES」の二つは、ランスシリーズを語る上で欠かせない読み物である。
当然ながら現在では入手困難なのだが、この特典本も実は配布フリー宣言の対象となっており、有志がスキャンしてアップロードした物が配布されている。
本作をプレイしてもしなくても、ランスシリーズに触れているなら是非読むのをおススメする。


追記修正は魔王ケイブリスを撃破してから。

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最終更新:2023年07月23日 17:20

*1 アリスソフトが当時使っていたゲームエンジン。鬼畜王のものは3.5のVer1.00。

*2 件のツールで要求されるのはSYSTEM3.5のVer1.13以上。3.6や3.8、3.9でも可

*3 例:ソウル→アルカネーゼ ソミータ→イージス ラファリア→チルディ等

*4 3で登場した野生児。リメイク版でバレスの養子となり、そちらが正史となっている

*5 特定の武将と一緒に出撃させると力がみなぎりパワーアップするシステム

*6 ヘルマンの境界である山から奇襲を仕掛ける。1部隊でしか出撃できず、失敗すると強い将軍が襲いかかってくる諸刃の剣

*7 このゲームにおけるランス以外で他のまともな父親はバレスとヘルマン将軍レリューコフのみ

*8 3に登場した豚男。昔は最強の格闘家だった

*9 戦国、クエストで登場したくの一。くの一レベル3、忍者レベル2という最高峰の才能を持つチート忍者

*10 ヘルマンの悪女コンビ。ロレックスをダメ親父にしたのは彼女ら

*11 9参照。ハンティのトラウマとなっているようだ

*12 正史におけるリアとランスの息子。傲岸不遜だが本質は非常に真面目

*13 マリスは心からリアを愛しており、リアの幸せが自分の幸せ、リアの不幸は自分の不幸でもあると考えている。

*14 その後設定変更が何度も行われ、現在とは全く違う設定になっている部分もあるので注意