■ 概要
青の都市ブルアットルは運河や港、大森林などといった豊かな領土を持つ都市国家の連合国だった。その政治形態は法的整理が繰り返され、現在では民主制に基づく一国として纏まっている。
当時の名残として貴族という制度こそ残っているものの、それらは政治屋という側面でのみ運用されているに過ぎない。
海洋では超大型レゾナント『リヴァイアサン』が都市の守護をしており、リヴァイアサンへ捧げる大きな祭りが4年に1度開かれている。
■気候と風土
運搬から農業用水にまで用いられる大運河。豊富な水産資源と森林資源を持つブルアットルは、非常に豊かな生活が営まれている。
領土は最も広く、地方まで行くとなれば馬車で数日はかかるだろう。
一方でその広大過ぎる領土故に、地方では騎士隊などといった治安機構の恩恵を十分に受けられず不満の声も上がっている。
■ 有名な都市
『海洋都市 バリューナ』
ブルアットルの首都。
大型船舶が停泊できる巨大な港を持ち、流通や文化、政治の中心として栄えている。
その結果、過密化が進んで広大な領土とは裏腹に土地不足となっている。
またリヴァイアサンを祀る海底神殿への入口はここにあり、感謝祭の折には大統領の手によって供物が捧げられている。
『娯楽海岸 サンビーナ』
煌く海岸。白い砂浜と透き通った海。
毎年夏になれば大勢の観光客で賑わい、《アクアバード商会》によるテーマパークも併設された、リンフォンに並ぶ一大リゾート地。
夏のシーズンでなくともテーマパークの影響もあって観光客の足は絶えることはない。
花火大会でも有名で、海岸から夜空を彩る光はまさに絶景。
貴族の間ではここに別荘を持つことが一種のステータスとされている風潮があるほどだが、一般客向けの宿は意外とお手頃価格。
■ 特産品と産業
『ブルアットル船』
海によって栄えたブルアットルの造船技術は高く、キャラック船やガリオン船などいくつもの種類の船が日夜開発されている。
漁はもちろんのこと、大量輸送にもブルアットル船は利用されており、海岸沿いに大型都市が並ぶのはこれらが理由だ。
これらの船を用いて、ブルアットルの近海にある寒流と暖流のぶつかる潮目では大量の魚が水揚げされている。
最終更新:2020年08月10日 15:01