LJDAM

えるじぇいだむ

航空機から投下される誘導爆弾ファミリーの名称。
実在する。

下表のように、重量と誘導方式ごとにアメリカ合衆国軍の型番が割り振られている。

重量 GPS/INS誘導 GPS/INS+セミアクティブレーザー誘導
500ポンド GPU-38 GBU-54
1000ポンド GBU-32 GBU-55
2000ポンド GBU-31 GBU-56

解説

まず、LJDAMの原型となったJDAMについて解説する。
1990年代に当時主流だったレーザー誘導爆弾よりも安価で、雲やチリなどでレーザーが使用できない環境でも精密誘導可能な爆弾を目標として開発された。
多くの誘導爆弾と同様に、安価な無誘導爆弾に誘導キットを取り付けて誘導爆弾とすることでコストを削減している
誘導システムは、GPS衛星からの測位信号を受信して算出した自己位置と目標座標への誤差を尾翼を動かして修正する方式を採用した。これにより、レーザーが使用できない悪天候でも問題なく誘導を行うことが可能になった。
命中精度は、公式にはCEP13m以下、GPS信号が受信できない場合でも、慣性誘導装置によってCEP30m程度と言われている。
特殊なレーザー受信機が必要なレーザー誘導爆弾に対して、一般的なGPS受信機のみで済むためコストパフォーマンスに優れている。
しかし、レーザー照射点を追尾し続けるレーザー誘導爆弾が持っていた移動目標攻撃能力は失われている。
この問題を解消するため、JDAMの先端部分にレーザー誘導システムを追加して移動目標攻撃能力を付与したのがLJDAM。
単純な価格はJDAMやレーザー誘導爆弾よりも高いが、移動目標攻撃用のレーザー誘導爆弾と悪天候用のJDAMを並行搭載する無駄や、2種類の誘導爆弾を運用する兵站コスト等から採用される事例が増えている。

作中での活躍

パーパルディア皇国戦以降、航空自衛隊の主力精密誘導爆弾として大量生産と備蓄が進められた。

グラ・バルカス帝国戦の第一次バルクルス基地攻撃で使用され、16機のF-2が短時間でバルクルス基地に壊滅的な損害を与えた。

ヒノマワリ王国奪還作戦で、F-2の精密爆撃により征統府を始め幹部官舎や兵舎等重要施設に大打撃を与えた。

作中で明確に使用描写があるのはF-2だが、改修を受けたF-15J改BP-3CP-1も運用できる可能性がある。


関連項目
カテゴリ兵器日本国

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〔最終更新日:2023年07月07日〕

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最終更新:2023年07月07日 19:34