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『トンデモ一行知識』をもっと楽しく読み込むためのガイド
【二〇〇〇年】
亡くなったSF作家の星新一は、自らも薬学を学んだ人だが、二〇世紀
は機械工学の時代、二一世紀は化学薬学の時代、と言っていたという。
二〇〇〇年を迎えて、星氏の予言が当たればもうすぐクスリ時代に突入
するわけだ。
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.161 ~ P.162
二〇〇〇年対応の医薬品名簿を見ていると新しいミレニアムを迎える
にふさわしい新製品もたくさんあるが、同時に古い懐かしい薬もまだ残って
いて、そういう人をホッとさせるだろう。
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.162
この『トンデモ一行知識の逆襲』の出版は 2000 年なんだけど、
その時点で、2000 年が「二一世紀」だの「新しいミレニアム」だのと
思い込んでいた人も珍しい。
つい最近、唐沢俊一が「われわれは2000年、新世紀を迎えた」書いた件については、
2008年7月の雑誌『月刊ほんとうに怖い童話』 で
やがて1999年になり、世界はさして破滅もせず、
平穏な中でわれわれは2000年、新世紀を迎えた。
と書いているワケだが、これはどうも、そのときだけの勘違いではなかったらしい。
2000 年から 21 世紀が始まると、一貫して信じていたようだ。
【タカヂアスターゼ】
このタカヂアスターゼ、〈略〉薬の方は「タカヂア錠」としてちゃんと健在である。
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.163
×「タカヂア錠」
○「新タカヂア錠」
こういう細かい間違いが異常に多い。
ってここは編集部の校正も全然なっていないて事なんだろう。
【ハムスター】
ハムスターという英語名はドイツ語の「hamstern」(貯金する、ものを貯える)に由来する。
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.168
これ、突っ込んで調べている人がいて、どうも逆みたい。
つまり、ドイツ語で買い占めるという意味の hamstern の由来が、動物のハムスター。
で、動物のハムスター Hamster の語源はスラブ系 (Slavisch) で、chomĕstar からきているのではないかと。
で、hamstern が買い占めだの蓄えるだのという意味をもつようになったのとはあまり関係なく、
動物のハムスターをさすドイツ語の hamster という言葉が、そのまま英語のhamster の語源となったらしい。
【ネコ】
猫科の中で唯一、国際保護動物に指定されていない動物は、猫。
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.169
イリオモテヤマネコなどは、猫だけど立派な国際保護動物なんだが。
まあ、唐沢俊一という人が、ヤマネコもネコのうちと考えているかいないか謎
というか、国際保護動物としての指定の有無を語るのに、「猫」は大雑把過ぎ。
【ペテン】
ペテンというのはもともと頭の隠語で「テッペン」の文字を並びかえたもの
『トンデモ一行知識の逆襲』 P.175
隠語で頭をペテンと言うことはある (「あいつはペテンのええ奴や」とか) が、
「もともと」と言っているからには、「ペテン師」などの「ペテン」の語源のことを
指していると思われる。
この「ペテン」は詐欺を意味する中国語「bengzi」が訛った語。
最終更新:2017年05月29日 16:18