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『トンデモ一行知識』をもっと楽しく読み込むためのガイド
【渋滞】
渋滞の定義は「車のスピードが20Km以下で、
車の行列が1.5Km以上の長さにわたる場合」のこと。
『トンデモ一行知識の世界』 P.104
道路公団ごとに異なるし、一般道路か高速か、都市部か郊外部かでも異なる。
唐沢説は、日本道路公団と首都高速道路公団の定義を混ぜて変形させたもの?
【利根川】
利根川の古名は「坂東太郎」。
筑後川の「筑紫次郎」、吉野川の「四国三郎」とともに、
兄弟名にちなんで名づけられた。
『トンデモ一行知識の世界』 P.106
「兄弟名にちなんで」だと、それの元になった兄弟がいたかのような扱い。
これは「ちなんで」みたいな表現が正しいのでは?
それ以前に”利根川の古名は「坂東太郎」”って、
太郎・次郎・三郎という呼び名が古名というのも間違いだね。
利根川は昔から利根川。これは愛称とかでいいのではないかと。
【イリオモテヤマネコ】
一般に猫は水を嫌うが、イリオモテヤマネコは犬かきで上手に泳げる。
『トンデモ一行知識の世界』 P.107
ヤマネコも猫のうちとするのならば、イリオモテヤマネコに限らず、
ベンガルヤマネコも、カナダオオヤマネコも、ボブキャット (オオヤマネコの一種) も、
ジャガランディも、泳ぎが得意だそうだが。
そもそも野生に暮らすヤマネコが泳げなかったとしたら、
そちらの方が驚きのような気もする。家猫だって、水は嫌うが泳げるのだし。
ネコ科の動物に話を広げれば、ジャガーやトラ等も、泳ぎが上手いと言われている。
そこで、あえてイリオモテヤマネコを持ち出すのなら、「犬かきで」とわざわざ断るのは変。
他のネコは確かに犬かきのように頭を水上に出して泳ぐ。
しかしイリオモテヤマネコの水泳の特徴は、犬かきにあるのではなく
潜水して水中の獲物を捕らえることができる、というトンデモナイもの。
なぜそこをスルーして、他のネコにもできる犬かきをネタにするかな。
【長い地名】
漢字でもっとも長い地名は京都市の「嵯峨二尊院門前北中院町」
『トンデモ一行知識の世界』 P.109
残念ながら嵯峨二尊院門前北中院町より嵯峨二尊院門前善光寺山町の方が1文字長い。
【派出所】
駐在所と派出所の違いは、いつも同じ警察官が住んでいるのが駐在所。
通勤してくるのが派出所。
『トンデモ一行知識の世界』 P.110
唐沢の本に書かれている雑学は昔からある雑学本からの孫引きが多いのはしょうが無い。
しかし、1994年に「派出所」という名称はなくなり、すべて「交番」に統一されている。
その件は「こち亀」の両さんたちがいるあそこはどうなる? とニュースにもなって、
世界で唯一漫画の中にある亀有だけに残されたなどと言われていたのを知らなかったのかと。
ちなみに「トンデモ一行知識の世界」は1998年刊行の本。
【ボイン】
世界中で一年間に豊胸手術を受ける女性の数は約二百万人。
『トンデモ一行知識の世界』 P.113
多分ガセビア。
この本が出たのは 1998 年だけど、その前年の 1997 年の時点で、
アメリカで豊胸手術を受けた女性が 1 年間で約 10 万人。
200 万人という数字は、アメリカの人口を約 3 億、世界の人口はその 20 倍の
約 60 億として、アメリカでの10 万人を単純に人口比のまま 20 倍したような値だ。
つまり、発展途上国を含む全世界の女性が、
先進国かつ豊胸手術の盛んな米国並の割合で手術を受けでもしない限り、
到達できない数値。
American Society for Aesthetic Plastic Surgery (ASAPS)によると、2005年に
アメリカで、シリコンまたは生理食塩水バッグを用いた豊胸手術を行った女性は
36万人以上に上るそうです。1997年に同様の豊胸手術を行った女性はおよそ
10万人だという事なので、その数は3倍以上に増えていることになります。
【ナルト】
ラーメンにつきもののナルトは、四国の鳴門市ではつくっていない。
『トンデモ一行知識の世界』 P.115
作っているか作っていないかは調べてもよく解らないけど、「で?」という雑学。
【ネアンデルタール人】
ネアンデルタール人とクロマニヨン人の頭のよさは、 猿と人間ほどに違っていた。
『トンデモ一行知識の世界』 P.116
この一行知識は何を言いたかったのか意味不明。
【猿】
猿は人間より毛が三本足りない」というが、
実際にはほとんどの猿が人間よりずっと毛深い。
『トンデモ一行知識の世界』 P.116
「ほとんどの猿が人間よりずっと毛深い」と別にワザワザ教えてもらわなくても。
人間より毛深くない猿、猿より毛深い人間について語るのが、
トリビアとか雑学とか一行知識とか呼ばれるべきものではないか。
【2001年宇宙の旅】
昔、早稲田大学漫研が描いたマンガで映画『2001年宇宙の旅』のパロディがあったが、
それにHAL9000のパロディのSAL8997というコンピューターが登場していた。
SAL(サル)だけに、HAL9000よりユニットが3コ、足りないのだそうだ。
『トンデモ一行知識の世界』 P.116
これだけ書いて、話題は体毛の話になり
「猿は人間より毛が三本足りない」という成句は今の読者にどれだけ通じるのかな
みたいな事を書いているんだけど…
早稲田の漫研がこのパロディを発表した “昔”というのがいつのことか分からないのだが、
この本が出た1998年には、A・C・クラークは 既に『2010年』を発表している(1982年)。
映画が公開されたのが1985年。
そして、そこに登場するHALの兄弟機の名称がSALなのである。
なぜこのエピソードに触れないのだろう。
早稲田の漫研が1982年以前にそのパロディを 発表していたなら、それは面白い西手新九郎だろうに。
さては唐沢俊一は 『2010年』見てねえんだな。
面白い派生ネタはなぜかスルーという唐沢の法則。
つまり派生ネタまで繋がる知識が無いって事なんじゃないのか?
【ハムラビ法典】
世界最古の法律書「ハムラビ法典」の中に
「酒場の経営は女性により服装は胸部露出のものとする」と書かれている。
『トンデモ一行知識の世界』 P.120
最終更新:2017年05月22日 21:56