遊戯王ZEXALの問題点-パロディ編ー

遊戯王ZEXALがスタートしたのは、アニメ遊戯王シリーズのスタートから11年後のことであった。*1
そういった歴史や継続に伴うネタ切れの影響がどこまであったのかは不明だが、結果としてゼアルには過去作品のパロディと思わしき要素がかなり多くなっている。

パロディも表現における1つの手法ではあるのだが、言うまでもなく、他作品の威を借るという他力本願な姿勢ではオリジナリティーなど生まれようもない。
実際、5D’sまでの遊戯王シリーズには毎回新しい要素があったのだが、ゼアルにはそれが全くなく、内容の殆どが過去作品で行われていたことの二番煎じでしかなかった。
また、作品の内容が酷い時ほどパロディが目立つため、実質的に自己否定からの逃避としてパロディが使われている傾向にある。

このページでは、そんなゼアルで行われていたパロディを記す。


パロディについて


パロディと似た意味を持つ言葉として、「パクリ」「オマージュ」「リメイク」といったものがある。
これらは混同されることが非常に多い言葉ではあるが、それぞれ意味や用法は以下のように異なる。


パクリ オマージュ パロディ リメイク
言葉の意味 他人の作品を盗用すること。 敬意や賛辞の意を表すことを目的として、他人の作品の特徴を自分の作品に反映させること。 風刺、嘲笑、ギャグ等を目的として、他人の作品や発言の特徴を自分の作品に反映させること。 自分が過去に作ったものに少し手を加えて新作として発表すること。
著作権上の問題が発生しない他人の作品を元にすることもある。
「リメイク」とは基本的に後者を指し、前者は「焼き直し」と称されることが多い。
それを公表するか しない。
他人の評価を自分のものにすることが目的であるため。
する。
敬意や賛辞の意を表すことが目的であるため。
しない。
ただ、しなくともパロディと分かるように表現する。
場合による。
過去の評価をブランドにして金銭等を得ようとしている場合は公表するが、手抜きでしかない場合は公表しない。
著作権上の問題 著作権侵害になる。
ただ、後述のようにパクリであるかどうかの証明は実質的に不可能である。
著作権侵害になることもある。
たとえ作者に敬意や賛辞としての目的があったとしても、オマージュ元となった作品の作者がどう受け取るかは別問題であるため。
著作権侵害になることもある。
目的が目的だけに、程度がどうであれ否定的意見は確実に向けられる。
著作権侵害にはならない。
ただ、手抜きであることには何ら違いなく、元作品に思い入れがあるファンも存在するため、程度がどうであれ否定的意見は確実に向けられる。


見ての通り、「パクリ」「オマージュ」「パロディ」「リメイク」の線引きは、それを行う者の思想次第としか言えない。
そのため、他人がこれらを正確に判別することは、人権侵害でも行わない限り不可能である。

ただ、同調や共感の有無でしか物事の是非を判断できず自分の線引きこそを絶対とする人間や、他人の問題(?)を自分の悪意の免罪符にしている人間は非常に多い。
ただでさえ曖昧になりがちな概念であることに加え、相互理解の姿勢が全くないため、結果としてこの話題はかなり荒れやすいのである。



例えば、作者にとっては「オマージュ」のつもりでも、見る者にとっては「パロディ」に見えるかもしれない。
肯定的評価の結論を絶対としているならば、「パロディ」も「オマージュ」に、「手抜き」も「リメイク」になり得る。

槍玉に挙げられやすい「パクリ」に関してもそれは同じで、それが「パクリ」であるかどうかを断言できるのは作者しかいない。
なぜなら、この世にある全ての創作物をチェックすることなど不可能だからである。

作者本人に「パクリ」の意思がなくとも、「たまたま」ネタが重複してしまうこともあるだろう。
逆に言うと、作者本人に明確な「パクリ」の意思があったとしても、「たまたま」だと言い張るパターンもある。
これに無関係な第三者までもが主観と結論ありきで加わるのだから、もはや収拾がつかない。*2
その作品に悪意のある人間が他作品との共通点だけを持ち出して「パクリだ!」と非難する一方で、その作品に依存している自分を否定したくない人間が他作品と共通しない点だけを持ち出して「これはパクリじゃない!」と主張するのは、よくある光景である。

ただでさえ正確に判別できない物事であることに加え、誰もかれもが自分の現実にだけは目を向けないよう必死このような一方的な意見しか飛ばない現状では、「著作権法違反の非親告罪化」が人権侵害や創作活動の萎縮や差別主義者にエサを与えることにしか繋がらないのも当然と言えよう。
無論、ネットの普及に伴って昔以上に跋扈することになった著作権侵害を野放しにしていいというわけでもないのだが。
自分本位に野山を食い荒らした鹿の末路は、有無を言わせぬ猟師に殺されるか、次の年に餓死するかのどちらかなのである。



閑話休題。

結局のところ、「パクリ」「オマージュ」「パロディ」「リメイク」について断言できるのは、これらに「オリジナリティーがない」ということだけなのだ。*3
「パクリ」は犯罪なので論外だが、「オマージュ」「パロディ」「リメイク」に関しても、それありきとするべきではないだろう。
これらに頼り切っている作品に否定的意見が向けられるのは、必然としか言えない。*4
都合が悪くなるとパロディに逃げるゼアルは尚更である。



なお、ゼアルの場合はゼアル自体が[[遊偽王]]遊戯王作品であるため、遊戯王のパロディを行っても著作権上の問題はない。
自作品をパロディ元とする場合は、基本的に「セルフパロディ」と称して区別される。
ただ、遊戯王を作っているスタッフはそれぞれ異なるため、厳密に言うなら、ゼアルにおける「セルフパロディ」は「《銀河眼の光子竜》を模した《廃品眼の太鼓竜》」等しか指さないことになる。
無論、遊戯王以外をパロディ元としている場合は著作権侵害になったとしても文句は言えない。



また、一部ゼアル信者はARC-Vで他の遊戯王シリーズのキャラや世界観が作中に登場したことを「パクリ」と非難していたりもする*5が、これは「スターシステム」と呼ばれるもので、全く別の概念である。
スターシステムの是非をどう語るかは個人の自由でしかないが、こちらも著作権侵害にはならないしなりようがない。

ちなみに、「スターシステム」らしきものはゼアルも行っており、22話で明日香やアキにしか見えないモブを登場させている。

水着姿中学生として。

こいつらしいというかなんというか…………とりあえずリスペクトの欠片もないと言わざるを得ない。
これもまた、ゼアル信者のARC-V叩きがダブスタになる理由の1つであり*6、ゼアルに過去作との繋がりがないと言われる理由の1つでもある。


パクリ一覧


前述したように何が「パロディ」なのかは断言できることではないのだが、それでは話が進まないため、以下にはゼアル本編にあった「パロディになり得る要素」を記す。*7
無論、「第1話では攻撃力3000のモンスターと戦う」「クリボー系統が登場する」等の「シリーズ恒例の要素」*8や、「デュエル庵の木像」のような「本来はストーリー的に意味があった筈のもの」は、ここには含めていない。
なお、ゼアルには遊戯王以外からのパクリもかなり多いが、それらまで挙げだしたらキリがないため、ここではパクリ元を遊戯王関連のものに限定している。



ゼアル信者にとっては以下のようなものも「オマージュ」や「リスペクト」になるらしいが、彼らの結論ありきの物言いが破綻していることは抜きにするにしても、とてもそうは見えない。
話が逸れるためここには記さないが、初代のオマージュが多かったGXとゼアルを比べると、元ネタの扱い方の差は歴然である。*9

まぁ何度も言うように明確な線引きは不可能であるため、以下の要素が「パロディ」なのか「オマージュ」なのか「オマージュやリメイクと称した手抜き」なのか「ネタが頻繁に重複するほど引き出しに乏しいだけ」なのか「過去作要素を出しとけばリスペクトになると思っていただけ」なのか「過去作要素を出してウケなかったら雑な脚本の責任を過去作に擦り付けられると思っていただけ」なのかは、各々の判断に任せるとしよう。

いずれにせよ、新しさのない作品がつまらないと言われること自体は当然でしかない。


ゼアル 元ネタ 概要
遊戯王/遊戯王デュエルモンスターズ
遊馬アストラル 二人の遊戯 記憶を失った人物が主人公に取り憑くという展開が全く同じである。
ただ、表遊戯と違ってアストラルはその存在意義が度々疑問視されており、人によってはゼアル化するするための素材扱いされている。
皇の鍵 千年パズル 主人公とそれに取り憑く人物を邂逅させた道具。
家族から貰ったという入手方法や、砕かれたことがあるのも同じ。
千年パズルは千年アイテムの1つであり、その製法なども明らかになっているが、皇の鍵が何だったのかは最後まで謎のままだった。
ARビジョン ソリッドビジョン 当該ページ参照。
ナンバーズ 《オレイカルコスの結界》 所持者の欲望や心の闇を増幅させるカード。
なお、《オレイカルコスの結界》は敗北した者の魂を封印するが、ナンバーズの場合はカイトが敗北した者の魂を奪う。
ナンバーズ アンティルール こちらを参照。
神代 凌牙 イーサン・シャーク 異名と名前が同じだが、その重複には何の意味もなかった。
KCグランプリ編でモブとして登場したキャラをパロディ元にしても誰かがかまってくれるわけではないため、これはスタッフに配慮がなかった結果としてたまたま重複しただけだと思われる。
マジックコンボ 原作の演出 原作の「決闘者の王国編」では、魔法カードをモンスターに関連させて使った際に「コンボ」という吹き出しが出るという演出があった。
ゼアルにおいては、1話で凌牙が《ビッグ・ジョーズ》を《アクア・ジェット》で強化した際に、凌牙の取り巻きが「マジックコンボだ!」と発言している。
原作の演出は、当時世間にトレーディングカードゲームがあまり浸透していないことを踏まえた上での演出だったが、当然ゼアルの頃にはそのようなことはない。
遊戯王を知らない子供向けの表現だったと捉えられる一方で、ゼアルに登場するデュエリストのレベルの低さを示していただけとも言える。
実際、ゼアルでは「カードを1枚使っただけ」でやたら褒めるという展開が目立つ。
アストラル キース レベルの低いデュエリストに背後から助言するキャラ。
遊戯も城之内に対して一言だけ助言したことがある他、絽場のように相手の手札の情報を不正に受け取っていた者もいる。
なお、成長型のキャラである城之内は2回目の時点で遊戯の助言を断っているが、同じ成長型のキャラであった筈の遊馬の場合はアストラルに反発するだけだった。
表裏 徳之助 羽蛾 雰囲気が若干似ている他、デュエルを有利に進めるために自分のカードを相手のデッキに忍ばせるというやり口が同じ。
なお、これと似たことは後にベクターも行っており、ゼアルだけに限定した場合でも二番煎じである。
《ベビー・トラゴン》 《ベビードラゴン》*10 カード名をいじったモンスター。
譲与されることで手に入れたカードという点でも同じ。
なお、OCG出身のカードにも龍と虎をモチーフにした《タイガードラゴン》が存在するが、こちらは意識していないと思われる。
天城 カイト 海馬 瀬人 ブラコン。
尤も、海馬はブラコンという程ではない上に、カイトもハルトの病気が曖昧なまま治っていたことになったゼアルⅡ以降はハルトのことを殆ど気にしていない。
《銀河眼の光子竜》 《青眼の白龍》 意識していないと言うには無理があるモンスターで、技名も酷似している。
進化体の首が3つなのも、派生体として特殊召喚効果を持つ儀式モンスターが存在するのも同じ。
なお、デザインは原作者が担当している。
三沢 六十郎 武藤 双六 どちらも主人公にデッキを託している老爺。
主人公のデッキは、この託されたデッキをベースにしている。
なお、遊馬のデッキは一馬の使っていたデッキでもある。
ガガガ ブラマジ ガガガマジシャン》と《ガガガガール》が、ブラマジ師弟を意識している。
なお、《ガガガマジシャン》と《ガガガガール》は、師弟ではなく先輩後輩の関係である。
闇遊馬 闇遊戯 20話のサブタイトルでそう称されている。
1つ目のエンディング映像の最後にもそれらしきシーンがあったが、結局これが何だったのかは謎のままだった。
というか、本編での遊馬はNo.96に体を操られていただけであり、特に闇堕ちしていたというわけではない。
ハートピース スターチップ
パズルカード
大会の参加資格であり、これを集めた者が決勝大会に進出できるシステム
原作では城之内とキースに、ゼアルでは遊馬とアンナに参加資格がなかったが、不正に参加している。
No.7 ラッキー・ストライプ ラッキーストライプ 詳細はこちら
モノレールの上でデュエル 列車の上でデュエル
太陽を破壊 月を破壊
バクラ 使用カードのデザインコンセプトが同じ。
正確に言うとバクラは「オカルトデッキ」使いだが、《ダーク・ネクロフィア》や《呪いの双子人形》等、使用カードには人形関連のカードも見られる。
速見 秀太 イシズ 当該ページ参照
アストラル、死す…!? 城之内 死す 当該ページ参照
WDC決勝大会 決闘者の王国大会予選 デュエルに影響するフィールドが予め設置されているというルールで行われている。
詳細はこちら
神月 アンナ キース
羽蛾
竜崎
大会参加者の参加資格を奪うことで、大会に不正参加。
5D’sの炎城ムクロも同じことをしている。
大会そのものではないものも含めた場合、徳之助も大会参加者の衣服を奪って大会前夜祭に参加していたりする。
V 闇のプレイヤーキラー 自分のモンスターを隠して相手から見えないようにしている。
なお、闇のプレイヤーキラーは《闇晦ましの城》の効果で行っているため不正行為ではないが、Vの場合は完全に不正行為である。
臆病者扱いされていた闇のプレイヤーキラーと異なり、何故かVは一切糾弾されていない他、そもそもイカサマしたことにすらなっていない。
《デステニー・ストリングス》 《狂戦士の魂》 魔法カードの効果による8回連続攻撃だが、ゼアルの方は使用者のⅣとデュエル構成担当者がミスをやらかしたため、相手へのトドメにはなっていない。
《狂戦士の魂》が発動するシーンは遊戯王のネタ動画が蔓延する大きなきっかけになったシーンでもあるため、パロディせずにはいられなかったのだろう。
《RUM-バリアンズ・フォース》 千年ロッド これを使って洗脳した人間を手駒にしていた。
千年ロッドの方には千年アイテムという対抗策や闇マリクの性格の影響もあったが、バリアンズ・フォースの方にはわざわざデュエルする理由付けがない。
ナンバーズを奪いたいなら、そのまま遊馬達を洗脳すればいいだけである。
真月 零 ナム 主人公たちのコミュニティに善人を装って偽名で潜入し、友情ごっこを行う。
わざとやられ役になるところ、他人を洗脳して操るところ、当人が小物で内部に潜む黒幕に乗っ取られるところまで同じ。
なお、「ナム」はマリクの偽名である。
《炎の護封剣》 《光の護封剣》 特にシリーズ化するわけでもなく出た「護封剣」カード。
なお、OCG出身のカードにも《闇の護封剣》というものがある。
後に《護封剣の剣士》というモンスターも登場させていたが、デザイン以外に関連性はなかった。
《デス・ハンド》 《デスハンド》 ギラグの使用カードだが、原作の151話でレアハンターが使用していたカードと名前が重複してしまっている。
1コマしか登場しなかったモンスターをパロディしたところで誰かがかまってくれるわけではないため、これはスタッフに配慮がなかった結果としてたまたま重複しただけだと思われる。
ベクターの顔芸 闇マリクの顔芸 遊戯王における顔芸は、闇マリクが元祖である。*11
顔芸キャラとしては他にもGXで登場した斎王がいるが、顔芸自体は度々登場しているため、ベクターのアレが何番煎じであるかはもはや数えきれない。
ついでに言うと、闇マリクや斎王とは異なり、ベクターは顔芸とセリフが完全に乖離しており、あんな表情になるような心境でもなかったため、ウケ狙いで行ったことが露骨だった。
マッハ ペガサス・J・クロフォード どちらも長い髪で自身の左目を隠している。
マッハの正体が(馬としての)ペガサスということで意識したのだろう。
というか、ARビジョンを見るには左目が影響してくる筈だが、隠して大丈夫なのだろうか?
《No.54 反骨の闘士ライオンハート》 《魂のリレー》 ライフ0の状態でもデュエルを続行できるようになるカード。
実際はライフが0になった時点でデュエルの勝敗が決するため、ルール上は不可能な行為である。
なお、同作品内でも同じ展開を2度行っており、DMでは《蛇神ゲー》の効果で、ゼアルでは《FNo.0 未来皇ホープ》の効果でライフ0のままデュエルを続けている。
5D’sでも《インフェルニティ・ゼロ》の効果で同じ展開があった。
なお、正確に言うとゼアルの場合は効果がどうこう以前の問題であり、2枚とも演出がデュエルの処理と乖離していただけである。*12
103話 熱き決闘者たち 遊戯王デュエルモンスターズ等で使われている有名な曲で、「遊戯王国国歌」とも評される。
ゼアルでは103話のサブタイトルに使われたが、その内容には熱さの欠片もなかった。
というか、よりにもよって普段暑苦しいアリトゴーシュが洗脳されて冷めていたタイミングで使っている。
《蝉鳴くバリア -ミンミンフォース-》 《聖なるバリア -ミラーフォース-》 露骨なパロディであり、効果も酷似している。
ただの蝉がミラーフォース以上の力を持つ*13のもどこかおかしいが、そもそもがパロディなので気にしたら負けか。
ナッシュの記憶 王の記憶編 記憶を失っている人物が記憶を取り戻すまでの話で、ナッシュも転生した王である。
ただ、その内容は唐突かつ滅茶苦茶としか言いようのないものになっており、ツッコミだしたらキリがない。
なお、文明レベルが中世以下であったナッシュの記憶の中でベクターが「デュエルモンスターズ」という単語を口にしているため、ペガサスが創造したゲームという設定との矛盾が発生している。
やはりゼアルには過去作との繋がりなどないということだろうか?
闇のゲーム 闇のゲーム ナッシュの記憶の世界にいた過去のベクターがナッシュとのデュエルをこう称した。
ただ、実際の闇のゲームとは似ても似つかず、当然ベクターが千年アイテムを使っていたというわけでもないため、とりあえず過去作要素を出しときゃいいというリスペクトのない姿勢が露骨である。
一応、このデュエル時にはナッシュのモンスターが墓地に送られる度にナッシュに仕える兵士が死亡するという因果関係がよく分からない特殊なルールもあることにはあった。
そしてそれにナッシュは激怒していたのだが、何故か《陰謀の大災害》の効果でモンスターが大量に墓地に送られていた時だけ妙に反応が薄い。
また、ナッシュは「何故オレ達の戦いに他の奴らを巻き込む!」と言っていたが、ベクターはナッシュが巻き込んだ兵士達を利用していただけであり、それ以前にナッシュは兵士達に玉砕指令を出していたこともある。
それまで召喚獣バトルをやっておきながら急にデュエルしだした理由もはっきりしておらず、意味が分からない。
闘いの儀 闘いの儀 主人公のラストデュエルで、相棒との別れに影響する。
ただ、ゼアルの方はデュエルする意味が全くなかった上に、ラストデュエル後も普通にアストラルに会いにいっていた。
最後の最後まで原作を馬鹿にしているのである。……まぁ、こいつ的には最後じゃなかったわけだが。
遊戯王デュエルモンスターズGX
天城 カイト エド・フェニックス 空から目的地にダイビング。
その際にエドが言った「イヤッホォォォォウ!」というテンションの高い叫び声がネタにされているため、視聴者にそう反応してほしかったのかもしれない。
三沢 六十郎 三沢 大地 苗字が同じだが、その重複には何の意味もなかった。
三沢は遊戯王シリーズの登場人物の中でもかなり有名な方であるため、たまたま重複したとは考えにくい。
結局これも、かまってほしかっただけなのだろう。
デュエル庵 サイバー流道場 秘蔵のデッキが納められている道場。
サイバー流道場のデッキはヘルカイザー亮の手に、デュエル庵のデッキは遊馬の手に渡った。
ゼアル 十代とユベル デュエリスト同士が合体する展開。
なお、後にアポリアも似たようなことをやっているが、こちらが魂の合体であるのに対し、あちらは物理的に合体している。
チャーリー・マッコイ 斎王 琢磨 詳細はこちら
アリス どちらも人形のモンスターを使用。
アリスの方はバラバラになった人形の合体をコンセプトとした「ドールパーツ」であり、毎度毎度モンスターを並べてからのエクシーズ召喚しかできないⅣの無個性さが目立つ。
そして少女*14であるアリスのイメージを基準にすると、Ⅳが特殊な趣味の持ち主に見えてくる。
実際、アリスが使用する《さまよいのビスクドール アリス》等とⅣが使用する《ギミック・パペット-ベビーフェイス》等は、どちらも女児向けのお人形がモチーフである。
ドッグと忠吉 小原と大原 こちらを参照。
動物がデュエル 動物がデュエル GXでは猿や虎が、ゼアルでは犬や狸がデュエルしている。
GXでは一応の理屈が説明されていたのだが、ゼアルの方は何の説明もないまま普通にデュエルを行っていた。
デュエル中に食事 デュエル中に食事 こちらを参照。
なお、この行いはGXの時点で「食事フェイズ」と呼ばれてネタにされていた。
バリアン七皇 セブンスターズ 人数が7人の敵組織で、主人公達が持つ物を奪いにくる他、味方かつ過去に死亡している人物が混ざっているのも同じ。
なお、セブンスターズは7人中5人を十代が倒しているが、バリアン七皇は7人中5人をバリアン七皇が倒している。バカなの?*15
真月 零 早乙女 レイ 名前が同じだが、その重複には何の意味もなかった。
なお、ARC-Vでも「レイ」という名前の人物が登場しており、更に重複することになった。
一部ゼアル信者はこれを見てGXのレイを「かわいそう」扱いしていたため、真月の存在は忘れてしまったようである。かわいそう。
片桐 大介 天上院 吹雪 当該ページ参照。
ギラグのカード サイバー・ダーク 使用者に謎のリアルダメージを与えるカード。
「サイバー・ダーク」は「リスペクトの精神に欠けている」ことを理由に封印されていたが、このダメージの影響もあったのだろうか?
というかそんな危ないものを弟に引き継がせるなという話である。
ギラグの方はダメージを受ける演出の存在意義が皆無で、ただの尺稼ぎにしかなっていなかった。
サルガッソ 異世界編 敵の手に落ちた友人を助けるために主人公と仲間達が異世界に行くという展開で、GXでは仲間を失うという辛い現実が続いた十代が、ゼアルでは自分の扱われ方に不満を持って拗ねたアストラルが闇堕ちした。
GXでは十代の成長のために重要な物語となった異世界編であるが、ゼアルではGXのつまみ食いのような展開*16でストーリー上の存在意義が全くなく、何番煎じかという顔芸と前代未聞のイカサマを誘発しただけに終わり、問題等は全て丸投げにしている。
なお、ゼアル信者は独断専行が目立った十代を罵倒した仲間達を非難することでGX相手にマウントを取っていたりするが、状況が異なる上にそもそもゼアルの方は遠足気分で付いてきた仲間とやらに尺稼ぎ以外の存在意義がなかった。*17
月でデュエル 木星でデュエル 正確に言うと、木星の衛星の1つである「イオ」で行われたデュエルである。
《N・アクア・ドルフィン》が初登場した話でもあるため、印象に残っている視聴者も多いのではないだろうか。
しかし、ゼアル信者は「月でデュエル」というタメもなにもあったものではない唐突な展開を超展開と称し、他の遊戯王シリーズのファンや遊戯王を知らない相手に未視聴アピールマウントを取っていたりする。
なお、5D’sにも「オゾンより下なら問題ない」という電波ソングネタ*18があるため、そのネタでかまってもらうためにオゾンより上に行ったというのもあるのかもしれない。
ヌメロン・コード ダークネスの話 「世界は1枚のカードから始まった」という設定。
GXの方も詳細が不明だったが、ゼアルの方は詳細が不明なだけでなく矛盾まで発生しており、後の話ではヌメロン・コードではなく《ヌメロン・ドラゴン》から世界が始まったことになっていた。
デュエルを楽しむ心 デュエルを楽しむ心 描写も伏線も一切ないまま遊馬が失っていたことになっていた心。
GXでの十代と同様、ラストデュエルで遊馬はそれを思い出したことになっているが、矛盾が甚だしい。
詳細はこちら
遊戯王5D’s
ナンバーズ クロック・ナイト 特定の「No.」が振られたカード群。
「クロック・ナイト」の方は時計がモチーフなので数字が1~12まであり、読み方が異なる。
例えば、「No.12」の場合は「ナンバーズじゅうに」ではなく「ナンバートゥエルブ」と読む。
神代 凌牙
ゴーシュ
矢薙 典膳 自分のカードを他人に譲与する展開で、受け取った者から「大切に使わせてもらう」という旨のセリフがあるのだが、《時の魔術師》等と違って基本的にそのカードは再登場しない。
ゼアル信者は遊馬が《H-Cエクスカリバー》を使っている一方で遊星が《トーテムポール》を使わないことを小馬鹿にしていたりするが、当の遊馬も凌牙からもらった《アーマード・エクシーズ》を一切使っていなかったりする。*19
ついでに言うと、遊馬は視聴者デザイン企画で登場したモンスターも二度と使わなかった。*20
カイトの口笛 鬼柳のハーモニカ セルフBGMで登場。
鬼柳の件はその変化に担当声優が大笑いしたらしいが、初登場時の唐突な二番煎じだったカイトの方はどうだったのだろうか?
カイトの自己紹介 オープニング 5D’sの4番目と5番目のオープニング曲が流れる直前に牛尾*21が毎回言っている「人々は5D’sと呼んだ」というシーンへの「※呼びません」というツッコミネタを流用したもので、カイトは「人は俺をナンバーズハンターと呼ぶ」と言っている。
なお、このオープニングが初めて流れた時点では誰もそう呼んでいなかったが、後に「チーム5D’s」を結成したことで本当にそう呼ばれるようになった。
カイトの装備 満足同盟の装備 ワイヤー付きの拘束具で対戦相手のデュエルディスクを拘束し、デュエルから逃げられないようにする。*22*23
満足同盟の場合は敗北者のデュエルディスクを爆破するが、カイトの場合は敗北者の魂を奪う。
カイトの服装 ブルーノやプラシドの服装 デュエル前にコスチュームチェンジ。
ブルーノやプラシドは服装がライディングスーツになる。
カイトの服装にも「ナンバーズの影響を受けないようにするため」という意味があったこともあったが、カイトの体に負担がかかるという設定も含めてすぐ形骸化した。
Dゲイザーの代わり チーム・ラグナロク デュエルを行う時に左目が変化する。
バリアンの勢力は目が変色する一方、Dr.フェイカーの技術を使っていると思われる者達は変色だけでなく目の周りにタトゥーのようなものが浮かび上がっている。
結局、何故Dゲイザーを使わなかったのかは謎のままだった。
召喚口上 召喚口上 モンスターを召喚する際に口上を述べる演出。
厳密に言うと初代の頃からこういった演出はあったが、本格的に使われだしたのは5D’sからである。
ゼアルでは当初エクシーズ召喚の共通口上しかなかったのだが、後に個別に口上を言うようになっていた。
これにより、ただでさえ長く諄いエクシーズ召喚の演出が更に長くなった*24他、遊馬及びスタッフの語彙力や口上と反する属性等への疑問も生じている。
天城 カイト ジャック・アトラス ジャックは《レッド・デーモンズ・ドラゴン》のことを、カイトは《超銀河眼の光子龍》を「我が魂」扱いしている。*25
なお、カイトは銀河眼に特別な思い入れなどないらしい。
本編以外では、ストラクチャーデッキ「青眼龍轟臨」のCMでも海馬*26が《青眼の白龍》のことを「我が魂」扱いしている。
凌牙のバイク Dホイール 凌牙のバイクがDホイールかどうまでは不明だが、その駆動音は完全にDホイールであり、見た目もアンチノミーのDホイールに似ている。
5番目のオープニング冒頭では、5D’sを露骨に意識した演出も見られた。
というか中学生なのにバイクに乗っていいのだろうか?*27
矢薙 典膳 使用カードのモチーフがどちらもオーパーツ。
「水晶ドクロ」や「カブレラストーン」等、完全にネタが重複しているモンスターも存在する。
スキャンダル・スナイパー プラシド 当該ページ参照。
デュエルコースター ライディングデュエル 当該ページ参照。
真月 零 ジャック・アトラス 髪型がほぼ同じ。
一応、髪色や後ろ髪が若干違う。
ミザエル ジャック・アトラス ジャックは《地縛神スカーレッド・ノヴァ》を、ミザエルは《No.107 銀河眼の時空竜》をカードの中に吸収して自分のしもべにしている。
《CNo.107 銀河眼の時空竜》 《極神皇トール》 どちらも対峙していたモンスターと共鳴しており、デュエルしていた場所を崩壊させかけている。
結果としてそのデュエルは中断した。
No.96
Dr.フェイカー
レクス・ゴドウィン 《RUM-バリアンズ・フォース》の発動後、どういうわけか筋骨隆々とした体になっていた。
本編では無視されたが、Dr.フェイカーもオープニング映像で同様の変化が見られる。
ゴドウィンの方はシグナーとダークシグナーの力を全て取り込んだことが理由。
なお、この現象を示す「デュエルマッスル」という言葉の元祖は闇遊戯である。
尤も、あちらはネタとして筋肉が誇張されたわけではなく、単に表遊戯との作画の違いでしかない。
石版のカード 紅蓮の悪魔 石版化しているカードを使用するデュエルで、ナッシュの記憶の世界で行われた【ナッシュvsベクター】戦でこのカードを使用した。
建物内部で上からカードが降ってくるのも同じだが、ゼアルの方は遥か昔の話なので、カードのデザインや言語が現代のものであることの不自然さが目立つ。
しかもどういうわけか、ナッシュが使用するカードもベクターが用意しているのだが、特別弱いデッキを持たせた様子や積み込みを行った様子はない。
この件に限らず、妙な所で正々堂々としている男である。
追悼エンディング 追悼エンディング 作中で死亡したキャラの追悼として行われた演出。
5D’sで反響が大きかったことに味を占めたのか、ゼアルでは何度も何度もしつこく行っており、故人を小馬鹿にもしていた。
デッキから罠 手札から罠 本来は予めセットしていなければ発動できない罠カードの性質を無視する効果を持つ罠カード。
クロウが《デルタ・クロウ-アンチ・リバース》を手札から発動したのが始まりで、その後も類似するカードがいくつか登場している。
手札から発動する時点で概念崩壊なのだが、ゼアルでは手札に引き込む必要すらなくなってデュエル自体が崩壊した。
5D’sより優位に立とうとして完全にスベっている。
決戦前にカードを渡す 決戦前にカードを渡す 遊星はゾーン戦の前に、遊馬はアストラル戦の前に集まった仲間からカードを渡されている。
遊星はそれらを受け取り、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》に繋げていたが、遊馬は受け取らず断っていた。
超融合!時を越えた絆
三勇士 メインイラスト 唐突に呼称が登場した遊馬達三勇士とやらが、「超融合!時を越えた絆」のメインイラストにおける遊戯達のポーズを真似している。
4番目のオープニングのラストシーンでも似たようなことをやっているため、毎回雑なパロディを見せられることになる。
遊戯王OCG
《針剣士》 《ハリケーン》 遊戯王OCGに存在する《ハリケーン》を意識したモンスターであり、効果も《ハリケーン》に似ている。
また、その見た目はまんま一寸法師である。
なお、原作でも城之内が《ハリケーン》を使っているが、あれはOCGカードを逆輸入したものであり、《ハリケーン》が原作出身のカードというわけではない。
《カオスエンド・ルーラー-開闢と終焉の支配者-》 2体のカオス 遊戯王OCGには、《カオス・ソルジャー-開闢の使者》と《混沌帝龍-終焉の使者》という2体の超強力なカオスモンスターが大暴れしていた時期がある。
ゼアルに登場した方はそれら2体を明らかに意識しており、効果も上記の2体を遥かに凌駕する滅茶苦茶なものとなっている。
使用されたカードではなく、ハートランド美術館に展示されていたカードなのだが、ただのネタでもマウントを取るあたりがなんともゼアルらしい。
132話 《我が身を盾に》 遊戯王OCGに存在するカードで、ライフコストと引き換えにモンスターを守るカード。
ドルベが124話で唐突に「バリアンの白き盾」を自称していたため、その影響でこんなサブタイトルになったものと思われる。
また、この影響なのか、「我が身を盾に」のイラストの一部をドルベに変えたコラ画像まで作られていたが、…………うん。
なお、ドルベは「我が身を盾に」したわけではなく、ダメージを防ぐカードの謎のデメリットで自滅しただけである。
ゲーム
モブ タッグフォース 「カードゲームもできるギャルゲ」とか言われているタッグフォースに登場する女キャラに似たモブが、ちょくちょく背景に登場している。
一方、ゼアルのキャラに人気がなかったからなのか、ゼアル期にタッグフォースは発売されず、最後のタッグフォースとなった「タッグフォース6」の中古価格が急騰するという珍事が起きた。
なお、タッグフォースはその後ARC-V期に復活しているが、雑な作りであったためあまり評判は良くない。
ネット
ずっとオイラのターン ずっとオレのターン ネットで作られた海馬のAAが元ネタで、無論非公式である。
ゼアルが素人の二次創作レベルの作品という事実を示しているとも言えよう。
なお、当の海馬はこのようなことを言ったわけでもなければしたわけでもない。





  • SEVENSで出て来た世紀末獣戦士伝説とロクロスは制作陣の正気を疑った -- 名無しさん (2024-09-26 23:19:27)
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最終更新:2024年09月26日 23:19
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*1 東映版を含めない場合

*2 というか騒ぎ立てるのは大抵第三者であり、当該作品の作者達は全く気にしていないことが多い

*3 一応オマージュと主張されたものにはオリジナリティーがある場合もあるが、やはりそれも線引き次第である

*4 嫌いな人はやり方に関係なく嫌うが

*5 非難に使われる言葉では「小野ニー」という表現が最も多い

*6 ARC-Vに客演した明日香のことをボロクソに叩いていたので尚更

*7 本格的に探せば他にもいっぱいあると思う

*8 前者の方はゼアルで法則が崩壊したが

*9 そのGXもGXで《ラーの翼神竜》のコピーカードを登場させたこと等は叩かれているかつ話題に出されると都合が悪いらしく、ゼアル関連の言論弾圧の酷さが非常に分かりやすい

*10 《ベビー・ドラゴン》と表記されることもある

*11 原作でも演出として度々顔が崩れており、アニメの作画でそれが誇張された

*12 どちらも一旦ライフが0になってからライフが回復している。これらのカードの効果は回復する効果ではないのだが

*13 ミラーフォースと違って守備表示のモンスターも破壊できる

*14 正確に言うと少女を模した人形だが

*15 自滅も「倒した」ことに含めると、普通に倒された七皇がミザエルしかいないことになる。

*16 20話以上かけた物語を5話に薄めたようなもの

*17 GXの方の仲間たちの態度は《邪心経典》の影響なのだが、その辺の事情は無視している

*18 変にカットした結果としてそうなっただけであって、作詞自体は電波ではないのであしからず

*19 なお、遊星はラリーから借りた《ワンショット・ブースター》なら何度も使っている。むしろ「必ず返す」と言っていたのに返した様子がない

*20 遊星の《ドリル・シンクロン》と《ドリル・ウォリアー》は2回以上登場している

*21 正確に言うと牛尾というよりナレーターではあるが

*22 イエーガーはデュエルディスクを外して逃げていたりもしたが

*23 カイトの方も作画が面倒なのか拘束後にワイヤーが消えるため、拘束しているようには全く見えない

*24 口上そのものも5D’sよりも長め

*25 《超銀河眼の光子龍》はハルトの影響を受けたカードの筈なのだが

*26 カイバーマンかもしれない

*27 Dホイールには専用のライセンスが必要