クロガネンゲイジ @ ウィキ
ルールを肉付けする設定たち
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※あまり深く考えないこと
舞台設定
未来の地球です
そこそこ未来。宇宙から資源を得られるほど技術が進むも、地球の外に移住しようとするほどの動きにはならず、日常の風景と化すほど長引いた世界規模の無人機戦争を経て、新たなエネルギー源によって人々の生活も地球環境も激変した、それから数十年が経った頃。
世界規模の無人機戦争
世界中の経済活動は機械化・自動化が進み、人々が持て余した労働力は様々な問題を引き起こした。結果、「やらかす人々」から暇を奪うために仕事を与えねばならず、しかし人々の生活に必要な産業は今更人間に任せられない。
ということで、
ということで、
- 宇宙から得られる無尽蔵の資源を用いて兵器を作り、戦争をさせる
- 兵器は無人機、または遠隔操作で制御し、人の居ない戦場で戦わせる
という大規模な茶番劇を世界規模で実施することで、人々の生活を安定させるようになった。通称『大戦』。
大戦期の兵器事情
兵器技術の発展具合は火力>装甲であり、その差はどうやっても覆せないほどとなっていた。たとえば戦車戦をやろうものなら、超遠距離から補足され、カモフラージュは即座に見破られ、百発百中のレールガンが一撃必殺の威力で敵車両の胴体を吹き飛ばす。そのような光景が当たり前だった。
そんな速度で決着されてはやってられないということで、産業用の人型ロボットに”低威力”の武器を持たせて、戦場に放り込んでは泥臭い撃ち合いを延々と続けさせる戦い方にシフトすることになった。このロボットたちが後に『ランナー』と呼ばれることになる。
そんな速度で決着されてはやってられないということで、産業用の人型ロボットに”低威力”の武器を持たせて、戦場に放り込んでは泥臭い撃ち合いを延々と続けさせる戦い方にシフトすることになった。このロボットたちが後に『ランナー』と呼ばれることになる。
大戦の終結
突然の出来事。世界各地に大小様々な空間の穴、通称『ゲート』が開き、その際の衝撃や流入してくる物質らによって災害が引き起こされた。
大戦どころではなくなった世界各国は即座に停戦、災害からの復興に勤しむことになる。この際、ゲートから流入してくる『エーテル』を発見したことが、後の人類文明を大きく変化させていく。
大戦どころではなくなった世界各国は即座に停戦、災害からの復興に勤しむことになる。この際、ゲートから流入してくる『エーテル』を発見したことが、後の人類文明を大きく変化させていく。
大戦終結から現在に至るまで
宇宙からの資源獲得を生業としていた資源採掘業者らは、その拠点の大半を地球衛星軌道上に置いていたため、解門および大災害の被害を免れることができた。
復興作業に勤しむ国々に対しての資源提供は勿論、衛星写真などの情報も数多く提供し支援した彼らは、支援と引き換えに様々な利権を獲得。やがて各業者は協力し、"地球の表面"を覆う資源提供・監視(管理)網を構築する。自力では復興すらままならない世界各国は実質的にその支配下となり、やがて宇宙資源採掘業者(ら)は合併、『統制機構』と名を変え、地球全土を管理する組織となる。
復興作業に勤しむ国々に対しての資源提供は勿論、衛星写真などの情報も数多く提供し支援した彼らは、支援と引き換えに様々な利権を獲得。やがて各業者は協力し、"地球の表面"を覆う資源提供・監視(管理)網を構築する。自力では復興すらままならない世界各国は実質的にその支配下となり、やがて宇宙資源採掘業者(ら)は合併、『統制機構』と名を変え、地球全土を管理する組織となる。
統制機構は決して悪の支配者ではないので、あくまでも真面目に、世界の復興に尽力した。唯一絶対(そして自前で資源を調達できる)の管理者によって指揮されることで、世界の復興は瞬く間に進んだ。合理的かつ強引な取捨選択が推し進められる中で反発もあったが、それらは圧倒的な"力"によって黙らされた。このときに運用された実力執行部隊が『ジ・オーダー』の原型となる。
ゲート
異空間へと繋がる謎の穴。向こう側からエーテルの流入がされ続けていることから、別の空間に繋がっているだろうと想像されてゲートと名付けられてはいるが、ゲート内部の超圧力に阻まれ、その奥の調査・研究は全く進んでいない。
観測されている中で最大規模のものは北極海上空にある直径数十kmのもの。また、これに次ぐ大きさのゲートが南太平洋の東側にも存在している。
観測されている中で最大規模のものは北極海上空にある直径数十kmのもの。また、これに次ぐ大きさのゲートが南太平洋の東側にも存在している。
解門
大戦終結のきっかけとなった、世界規模、同時多発のゲート発生現象。わずか数時間の間に大小様々なゲートが発生したことにより気流や海流が大きく乱れ、その後数週間かけて世界中に自然災害を巻き起こし続けた。
当初は『開門』現象と呼ばれていた。
後の分析により「通常、ゲートは時間経過とともに縮小。やがて自然に消滅する(ゆえに、これまで気づかれていなかっただけで小規模なゲートは幾度となく発生し続けてきていた)」ことが分かったのだが、解門時に発生したゲートらは10年以上経過しても縮小の傾向が見られないことから、「栓(水門)が壊れてしまったのだろう」という意味で『解門(壊門)』と呼称を改められている。
後の分析により「通常、ゲートは時間経過とともに縮小。やがて自然に消滅する(ゆえに、これまで気づかれていなかっただけで小規模なゲートは幾度となく発生し続けてきていた)」ことが分かったのだが、解門時に発生したゲートらは10年以上経過しても縮小の傾向が見られないことから、「栓(水門)が壊れてしまったのだろう」という意味で『解門(壊門)』と呼称を改められている。
エーテル
ゲートから地表に流入し続ける謎のガス、またはその結晶体。設定その他諸々に理屈が通っていることにするためのご都合全開素敵物質。
エーテルガス
ゲートより地球に流入し続けるガス状のエーテル。空気より重く、今や地表全土に満ちてはいるのだが、地球の大気組成が大きく変わるような事態にはなっていない。
呼吸などを通して生物に吸収され、その体内に蓄積される。エーテルを取り込んだ生物はその濃度に応じて新陳代謝などが活性化される。
それは人間も同様で、それゆえに作中時代の人々は健康で、強靭で、寿命が短い。
呼吸などを通して生物に吸収され、その体内に蓄積される。エーテルを取り込んだ生物はその濃度に応じて新陳代謝などが活性化される。
それは人間も同様で、それゆえに作中時代の人々は健康で、強靭で、寿命が短い。
エーテル結晶
生物に吸収、蓄積されたエーテルが、やがてその体内で濃縮。結晶となったもの。
エーテル結晶に一定の周波数の電流を流すと、その何倍ものパワーを発生させながら少しずつ崩壊していくという性質がある。その効率が桁外れであったため、これを利用した電池が世界のエネルギー事情を一変させた。しかもその発電効率はエーテル結晶が大きいほどに跳ね上がる。
需要に支えられ、畜産業は食糧と発電を同時に担う産業として大きく発展する。
エーテル結晶に一定の周波数の電流を流すと、その何倍ものパワーを発生させながら少しずつ崩壊していくという性質がある。その効率が桁外れであったため、これを利用した電池が世界のエネルギー事情を一変させた。しかもその発電効率はエーテル結晶が大きいほどに跳ね上がる。
需要に支えられ、畜産業は食糧と発電を同時に担う産業として大きく発展する。
怪獣
結晶が大きいほど発電効率が良く、吸収してきたエーテルが多いほど体内では大きな結晶が育つ。では、その大きさを期待されるほどに高濃度のエーテルガスを吸収し続けた生物はどうなるか?
怪獣と化す。
怪獣と化す。
新陳代謝などの過剰な活性化は肉体を変異させ、巨大化、凶暴化といった影響与える。
人里に降りれば被害をもたらすが、巨大なエーテル結晶という替えのきかない資源を得るためには根絶するわけにもいかない。ゆえにハンター業の需要が成り立つ。
人里に降りれば被害をもたらすが、巨大なエーテル結晶という替えのきかない資源を得るためには根絶するわけにもいかない。ゆえにハンター業の需要が成り立つ。
ランナー
全高4〜6mの戦闘用ロボット。あるいはそれを利用した作業用機械。
元を辿ると大戦期の兵器やそれ以前に普及していた作業用機械のため、無線操縦技術は成熟していたのだが、作中時代ではゲートやエーテル発電の影響で電波による通信は不安定になり、無線通信(操縦)を行うためのコストが上がっているため、有人式に主流が移っている。
また、戦闘用のランナーはコックピットスペースを持ちつつ頑丈さを求められるため、大型化が進んでいる。
元を辿ると大戦期の兵器やそれ以前に普及していた作業用機械のため、無線操縦技術は成熟していたのだが、作中時代ではゲートやエーテル発電の影響で電波による通信は不安定になり、無線通信(操縦)を行うためのコストが上がっているため、有人式に主流が移っている。
また、戦闘用のランナーはコックピットスペースを持ちつつ頑丈さを求められるため、大型化が進んでいる。
ランナーの調達
主な調達方法は大戦期に放棄されたランナーの回収、再利用である。
- 大戦以前の時点で保守ノウハウが成熟しきっていたことから、野晒しで放置されていた機体であっても多少のメンテナンスで動作状態まで復活させられる
- 大戦期は延々と製造→投入が繰り返されていたため、パーツ取りの材料に困らない
- 大戦期の残骸の回収業者には補助金が出る
などなどの理由から、そこらでパーツを集めてきて中古ランナーを組み立てるコストが異様なほどに安い。
新造品と比べると性能は落ちるし、使い捨て前提の信頼性にはなってしまうが、圧倒的な安さはそれらのデメリットを補って余りある。
新造品と比べると性能は落ちるし、使い捨て前提の信頼性にはなってしまうが、圧倒的な安さはそれらのデメリットを補って余りある。
ランナーの運用
有人機をリーダーとし、数台の無人機をその制御下に置いた、チームでの運用が基本となる。
- 完全無人の自動制御は禁止されている
- 無線操縦は可能だが、コストがかかるため多用したくない
- 人口減少の果て、人命を軽視できるような時代ではない
という事情から、
- 有人機の数は極力抑える。トラブルが生じたときに備え、2機1組のタッグが基本。
- 無人機を侍らせて戦力を稼ぐ。有人機により都度指示を出す半自動制御で運用し、さらに通信距離を100mほどに絞ることでコストを抑える。
がスタンダードなスタイルとして定着した。
ランナー戦闘の需要
基本は怪獣退治。(ランナー同士の戦闘は、基本的にチームの戦闘能力を誇示するためのデモンストレーション目的である)
解門から数十年、ゲート付近の高濃度エーテル環境で生まれ育った野生動物らは怪獣の群れとなっており世界中で人々に被害を(そして大きなエーテル結晶を)与え続けている。被害の予防やサイズの大きなエーテル結晶の獲得といった需要は尽きることが無く、世間には怪獣ハンターとして生計を立てるランナー乗りが多数存在している。ちなみに免許制。
解門から数十年、ゲート付近の高濃度エーテル環境で生まれ育った野生動物らは怪獣の群れとなっており世界中で人々に被害を(そして大きなエーテル結晶を)与え続けている。被害の予防やサイズの大きなエーテル結晶の獲得といった需要は尽きることが無く、世間には怪獣ハンターとして生計を立てるランナー乗りが多数存在している。ちなみに免許制。
余談 この頃の日本について
解門時に発生した津波や暴風雨により太平洋に面した沿岸部は壊滅的な被害を受けた。千葉はや東京は広い地域が水没して地図を書き換え、首都機能は関西に移管。神奈川も横須賀線沿線あたりまでが壊滅という惨状。
秩父の山々には小〜中規模のゲートが帯を描くように多数発生しており、一帯は異常なほどにエーテルが濃い。野生の熊や猪はもはや元が何だったのか分からないくらいの怪獣に変化した。エーテル溜まりと化した山梨は魑魅魍魎の跋扈するジャングルと化し、人が近寄ることすらできなくなっている。
秩父の山々には小〜中規模のゲートが帯を描くように多数発生しており、一帯は異常なほどにエーテルが濃い。野生の熊や猪はもはや元が何だったのか分からないくらいの怪獣に変化した。エーテル溜まりと化した山梨は魑魅魍魎の跋扈するジャングルと化し、人が近寄ることすらできなくなっている。
作中キャラクターらはそんな関東圏を主な活動範囲としている。立川には統制機構が有する基地があり、西関東方面全域を管轄している。さらにその付近にはランナーの整備工場なども集まっており、人口も多い。また、秩父怪獣群は定期的に各方面へ降りてくるため、その迎撃対応やはぐれの駆除といった仕事が尽きることはなく、雇用は安定している。
有人機と無人機の役割分担
有人機(指揮官機)
パイロットが直接乗り込み、指揮下の随伴機を制御するためのコントロールユニットを備える。コックピットスペース確保のため胴体は大きく、センサー類は頭部を外付けする形で搭載している。センサー類が得た情報に対しパイロット自身が即座に対応できるため、その反応速度は早いとされる。
大半がコックピットスペースになっているとはいえ、それでも胴体は小さめで、コックピットの居住性は悪い。モニタの類は最小限しかなく、パイロットはHMDまたは網膜投影により外部からの視覚情報を得る。操縦桿やフットペダルはあるが、操縦方法のメイン部分はパイロットの思考を読み取る形となっており、機械装置はマニュアル補正のためのもの。人体の四肢を動かすための思考を読み取り、身体の延長のように機体を扱わせるため、機体形状は人型(両手両足がある)シルエットに限定される。(人型以外の機体を作ることは技術的には可能だが、搭乗後のパイロットの脳に与える影響が大きく、特別な事情が無い限りは禁止されている)
大半がコックピットスペースになっているとはいえ、それでも胴体は小さめで、コックピットの居住性は悪い。モニタの類は最小限しかなく、パイロットはHMDまたは網膜投影により外部からの視覚情報を得る。操縦桿やフットペダルはあるが、操縦方法のメイン部分はパイロットの思考を読み取る形となっており、機械装置はマニュアル補正のためのもの。人体の四肢を動かすための思考を読み取り、身体の延長のように機体を扱わせるため、機体形状は人型(両手両足がある)シルエットに限定される。(人型以外の機体を作ることは技術的には可能だが、搭乗後のパイロットの脳に与える影響が大きく、特別な事情が無い限りは禁止されている)
コックピットのシート形状は、車の座席のようや椅子型や、バイクのシートのように跨る形が機体の設計に合わせて選ばれる。機体股関節の上に椅子型のシートを設けるような作りが一般的。一方で高機動型と呼ばれる機体らは、脚部を大きくするために胴体の縦幅を縮め、コックピットを背中側に逃がすようにずらし、パイロットは機体に乗りかかるような姿勢を取る(バイクのシート型)設計が多い。
パイロットを保護する措置はあるが、4~6mという位置に胴体を持つロボットのコックピットで激しく揺さぶられることになるため、エーテルにより肉体が強化されている作中世界の人間の肉体があってやっと耐えられると考えてもらってよい。普通の人間なら首が折れて死ぬような揺れ方になろうと、作中のキャラクター達なら耐えられるし、各所の靭帯が傷もうがちゃんと回復する。心配はいらない。
無人機(随伴機)
従来同様の無人機。センサー類や制御系を胴体に収められるため、やや小ぶりなシルエットで有人機と同等のスペックを持てるが、あくまでも使い捨て前提で運用されるために機体耐久性は軽視される(コストを抑えられる)のが一般的である。
完全な無人制御が禁止されているため、その動作には都度、有人機からの許可や指示が必要となる。たとえば攻撃を行う際にも
1.センサーで敵を捉える
2.その旨を有人機に伝える
3.有人機が状況を判断し、攻撃指示を出す
4.攻撃を実施
という手順が必要で、通信のラグもあるため、反応速度は遅くなりがちとされる。
ただし事前に動作内容をプロットしておくことができ、パイロットという生身の枷も無いので、動作命令を強制されることで有人機には不可能な速度で行動するといった芸当が可能。
完全な無人制御が禁止されているため、その動作には都度、有人機からの許可や指示が必要となる。たとえば攻撃を行う際にも
1.センサーで敵を捉える
2.その旨を有人機に伝える
3.有人機が状況を判断し、攻撃指示を出す
4.攻撃を実施
という手順が必要で、通信のラグもあるため、反応速度は遅くなりがちとされる。
ただし事前に動作内容をプロットしておくことができ、パイロットという生身の枷も無いので、動作命令を強制されることで有人機には不可能な速度で行動するといった芸当が可能。
統制機および執行機
ジ・オーダーが扱う専用ランナーのことを、統制機(指揮官機に相当)や執行機(随伴機に相当)と呼ぶ。専用部品を大量に用いており、機体駆動系が一般的なランナーのそれと比べて強力に作られているため、各種動作に余裕が持てる。
また、統制機構直属ゆえの特権として、ある程度の自立行動機能が組み込まれているため、執行機(無人機)自らが敵からの攻撃に対して即座に反撃することができる。極端な話、執行機らだけを戦場に投下し、許可されている範囲の自動行動(反撃)でその一帯を制圧させることすら可能。
また、統制機構直属ゆえの特権として、ある程度の自立行動機能が組み込まれているため、執行機(無人機)自らが敵からの攻撃に対して即座に反撃することができる。極端な話、執行機らだけを戦場に投下し、許可されている範囲の自動行動(反撃)でその一帯を制圧させることすら可能。
ランナー戦
クロガネンゲイジのゲームで扱う戦闘は、ランナー部隊同士での小規模戦闘である。上述のとおり、自身の戦闘能力をアピールするためのデモンストレーション的な意味合いが強い。
一般的なランナー戦の戦場は直径2〜300m程度とされ、その戦闘時間は1〜2分で十分とされる。
一般的なランナー戦の戦場は直径2〜300m程度とされ、その戦闘時間は1〜2分で十分とされる。
ユニットの出撃
通常、ランナーは起動状態を保ちながら自らの足で戦場へと侵入する。ただし後方から最前線へ移動するにはそれなりの時間を要し、戦闘時間が短いことから、エーテルエネルギーを利用した物質ワープ技術『ヴォイドシフト』を使用して戦場の任意の地点(味方機をビーコンに利用するため、その側に)直接"投入"することもある。
作中時点の技術では、ヴォイドシフトの対象は無機物に限定され(人間はシフトに耐えられない)、さらにシステム起動率を抑えてcpuらを保護しておく必要があるので、投入から行動開始までに時間を要する。ただしOSが立ち上がりきる前であっても、機体駆動系の動作内容をプリセットした命令を与えることで無理矢理動かすことができる。(メーカー保証外)
作中時点の技術では、ヴォイドシフトの対象は無機物に限定され(人間はシフトに耐えられない)、さらにシステム起動率を抑えてcpuらを保護しておく必要があるので、投入から行動開始までに時間を要する。ただしOSが立ち上がりきる前であっても、機体駆動系の動作内容をプリセットした命令を与えることで無理矢理動かすことができる。(メーカー保証外)
随伴機ユニットの破壊と再出撃
随伴機ユニットが撃破されると、
1.自らが戦闘不能となったことを判断
2.その旨を指揮官に伝える信号を発信
3.それを受け取った指揮官は自身のメモリ領域から当該機の制御情報を削除、代替機に対応するためにリマッピング
4.リマッピング完了にあわせて代替機を出撃させる
という行程が実施される。通信強度などに左右されるが、この行程には通常10〜20秒ほどを要する。
1.自らが戦闘不能となったことを判断
2.その旨を指揮官に伝える信号を発信
3.それを受け取った指揮官は自身のメモリ領域から当該機の制御情報を削除、代替機に対応するためにリマッピング
4.リマッピング完了にあわせて代替機を出撃させる
という行程が実施される。通信強度などに左右されるが、この行程には通常10〜20秒ほどを要する。
コア
周囲の通信を安定させるための整波装置。通常のランナー運用(怪獣駆除など)では活動地域一帯に無数にバラ撒き、皆が共同で利用するが、ランナー戦では互いのチームが一機ずつ展開する。自腹。
敵のコアを攻撃できるということは、それだけ敵陣に攻め込めていることのアピールになるため、戦力評価に加点されやすい。
敵のコアを攻撃できるということは、それだけ敵陣に攻め込めていることのアピールになるため、戦力評価に加点されやすい。
オブジェクト
ランナー戦はあくまでもデモンストレーションの場であり、最終的な目的は怪獣迎撃戦闘の能力評価である。そのため、戦場のより広い領域を確保している、その場を保持し続けていることは単純な戦闘能力以上に評価される。(敵から逃げ続けて損耗を抑えるような戦い方では防衛戦を任せられない)
ランナー戦では戦場各所に目印としてオブジェクトが設けられ、これを確保・保持し続けることが最大の評価要素とされる。
ランナー戦では戦場各所に目印としてオブジェクトが設けられ、これを確保・保持し続けることが最大の評価要素とされる。
オーバーキル
敵を倒すことそのものは加点要素として弱いが、敵を撃破し、わざわざ近づいてトドメを指し、アピールまでする。という行為は、それだけの余裕をもって戦闘を進めていることのアピールになる。
また、撃破されゆく敵機に素早く近づいてトドメを差す行為は、上述の撃破〜再出撃の行程の信号発信を妨害する効果をもたらす。これが成立すると、撃破されたユニットを指揮する指揮官機は味方が撃破されたことを自力で認識せねばならず、再出撃までの行程を遅延させることができる。
※この設定を考えるとオーバーキル処理はクールタイム遅延を先にやるべきなのだが、ゲーム性の都合で順番を前後させている。
また、撃破されゆく敵機に素早く近づいてトドメを差す行為は、上述の撃破〜再出撃の行程の信号発信を妨害する効果をもたらす。これが成立すると、撃破されたユニットを指揮する指揮官機は味方が撃破されたことを自力で認識せねばならず、再出撃までの行程を遅延させることができる。
※この設定を考えるとオーバーキル処理はクールタイム遅延を先にやるべきなのだが、ゲーム性の都合で順番を前後させている。
勢力
クロガネンゲイジが扱う勢力はすべて合法的な存在である。いわゆる悪役を出すと話がややこしくなるため、ゲーム中に登場させる予定は無い。
コンダクターズ
ランナー乗りで構成される傭兵派遣業。規模は様々。特定のランナー製造業者とのスポンサー契約を結んでいる場合が多く、同型、同ロットの武装を大量に調達することで調達コストを抑えつつ個体差を抑え、運用を安定させている。
またその上、装備を最小限に絞ることで随伴機出撃時の制御情報マッピングに要する時間を抑えるテクニック、通称「ミニマムパッケージ」を利用し、絶え間なく随伴機を投入し続ける物量圧殺戦法を得意とする。
またその上、装備を最小限に絞ることで随伴機出撃時の制御情報マッピングに要する時間を抑えるテクニック、通称「ミニマムパッケージ」を利用し、絶え間なく随伴機を投入し続ける物量圧殺戦法を得意とする。
アンチェインド
同じく雇われのランナー乗りだが、こちらは短期・単発の契約を中心に動くフリーランスたち。個人で活動する者が多いため随伴機の大量発注のような動きは取りづらく、その代わり自身のランナー操縦技術に自信を持っている者が多い。愛機を徹底的に改造する者が多く、せっかく中古パーツを使ってコストを抑えられるランナーを利用しているのに、わざわざ特注のワンオフパーツを取り付けてローンに苦しむ者が後を絶たない。
指揮官機は通常、その機体制御能力の半分近くを随伴機の制御に充てている。この割当を一時的に変更して自身の機体運動制御に回し、随伴機の管理を放棄して愛機をフル稼働させるというテクニック、通称「アイハブ」を好んで用いる。(メーカー保証外)
指揮官機は通常、その機体制御能力の半分近くを随伴機の制御に充てている。この割当を一時的に変更して自身の機体運動制御に回し、随伴機の管理を放棄して愛機をフル稼働させるというテクニック、通称「アイハブ」を好んで用いる。(メーカー保証外)
ジ・オーダー
統制機構直属の実力執行部隊。衛星軌道から来たる正義権力の鉄槌。地球規模の正義の味方集団。特権を活用した規格外高性能ランナーの性能に物を言わせた力ずくでの制圧・粉砕を良しとする。
設定上の運用では、「敵を圧倒する高性能機を敵の倍以上の数で一斉に投入し、有無を言わせぬ暴力押し付けムーブで強引に黙らせる」という運用体型を採る(それができるからこそ損耗を抑え、継続的に活動し続けられる)のだが、それをやるとゲームとして成立しないので、ゲーム上では少数精鋭寄りのエリート勢力としてデザインしている。
設定上の運用では、「敵を圧倒する高性能機を敵の倍以上の数で一斉に投入し、有無を言わせぬ暴力押し付けムーブで強引に黙らせる」という運用体型を採る(それができるからこそ損耗を抑え、継続的に活動し続けられる)のだが、それをやるとゲームとして成立しないので、ゲーム上では少数精鋭寄りのエリート勢力としてデザインしている。
プランダラーズ
関西地方にある学術研究都市群にて実験、開発中の「ファンタズマ・エーテルドライヴ」技術を機体に搭載した実験機部隊。データ収集のため関東に遠征中。
「ファンタズマ・エーテルドライヴ」技術
大気中のエーテルガスを発電に利用しようとする技術。実現すれば補充無しにほぼ永遠のエーテル発電が可能となる。作中時代の完成度では、「これから動こうと発電量を高めている機体を攻撃し、高負荷状態のエーテル結晶にダメージを与え、周囲に霧散したエーテルガスによって一瞬だけエーテル濃度を急上昇させる」まで整えてやっと機能する程度の完成度で、エーテルガスの利用効率は目標値に全く届いていない。