教66,,教義と聖約  第66章
教66,*-*,1831年10月25日、オハイオ州オレンヂにてウイリヤム・イー・ムレリンに予言者ジョセフ・スミスによりて
下したまえる消し。その日は、ある重要なる大会の第1日なりき。わが教会の歴史、第1巻、219頁(英文)を見よ。
啓示を受くる者の悔改めと改心と
教66,*-*-1,賞めたもう。個人的の弱さと、特殊な誘惑に陥り易きを警めたもう。もし、導きと教えを施す業に献身
すれば、正義に於て大いなる成功を治め、ついに祝福を受くることを予め告げたもう。
教66,1,見よ、主はかくの如く、わが僕ウイリヤム・イー・ムレリンに言う。汝、己れの邪曲を退けてわが真理を受け
入れたれば、汝は幸福なるかな。こは、主なる汝らの贖い主、世の救い主、わが名を信ずる者を皆救う救い主の言
なり。
教66,2,われ誠に汝に告ぐ、汝は人の子らに遣わされたるわが完全なる福音、すなわちわが永遠の誓約を受け入
れたるために幸福なり。こは、古えの予言者たちと使徒たちとによりて誌されし如く、人の子らの生命を得てこの末
の世に顕るべき栄光に与る者とならしめんためのも
教66,3,われ誠に汝に告ぐ、わが僕ウイリヤムよ。汝は潔くなれり。されどことごとく潔きにあらず。この故に悔い改
めよ。われの見て喜ばざるところを悔い改むべしと主は言う。主は名njそれらのことを示すべければなり。
教66,4,さて誠に主なるわれ、今汝に就きてわが欲するところ、すなわち汝にかかわるわが意を示さん。
教66,5,見よ、われ誠に汝に告ぐ、汝国より国に町より町を経廻りて、わが福音のいまだ宣べられざるこの周りの地
方にこれを宣ぶることはわが意なり。
教66,6,この土地に長らく留まるべからず、またいまだなおシオンに上り行くべからず。されど汝送り得るならば遅
れ、そのほかに汝の財産を顧るなかれ。
教66,7,汝東の地方に行きて、あらゆる土地にてあらゆる人々に向い、そのあらゆる教会堂にて証をなして人々と
論ずべし。
教66,8,汝、わが僕サミュエル・エッチ・スミスを伴え。彼を見捨てることなく汝の教えを与うべし。およそ忠実なる者
は何所に在りても強くせられん。而して、主なるわれ汝と共に行かん。
教66,9,病める者には按手を施せ、然らばその者は癒えん。主われ汝を遣わすまでは帰るなかれ。苦しみに堪え
よ。求めよ。さらば与えられん、叩けよ、さらば開かるることを得ん。
教66,10,煩わしさを求むるなかれ。すべての不正を捨てよ。姦淫を犯すなかれ。そはすなわち汝が悩まされ来り
し1つの誘惑なり。
教66,11,汝、これらの言を守れ。そはこれらの言は皆真実なればなり。而して汝の務めを全力を尽して遂行し、多
くの人々の頭に永遠の喜びのうたを宿らせて、シオンに推し勧めよ。
教66,12,汝、終りまでこの事をつずくべし。さらば恩恵と真理に充ち満ちたるわが父の右手に坐して永遠の生命
の冠を受けん。
教66,13,誠に主なる汝の神、汝らの贖い主、すなわちイエス・キリストかくの如く言う。 アーメン。
教67,,教義と聖約  第67章
教67,*-*,1831年11月、オハイオ州ハイラムにて、予言者ジョセフ・スミスによりて下したまえる啓示。啓示の下り
しはある特別大会の際にして、予言者ジョセフ・スミスによりてすでに主より受けたる啓示の公表は熟慮の後実行に
移されたり。第1章の前書を見よ。多くの
教67,*-*-1,兄弟たちは、当時出版するため編集せられたる啓示は彼らに降りし聖霊によりて証せられし如く誠
に真実なりと厳かに証せり。予言者の記録によれば、本書第1章として知られたる啓示を神より受けたりし後、啓示
と言とに関して予言者と人々との間に若干の会話ありた
教67,*-*-1-1,その次にこの啓示を給わる。主、その誡命の真実なることを確言したもう。その座に居りし或る者
の持てる秘かなる野心、すなわち神の啓示の言葉遣いよりも、われらは上手なる言葉遣いを為すという野心暴露さ
らる。最も賢き者すらいと小さき啓示の1つだに真似し得
教67,*-*-1-1-1,主挑みたもう。
教67,1,見よ、而して聴け。比所に寄り集りたるわが教会の長老たちよ。汝らの祈りはわれこれを聞き、汝らの心は
われこれを知り、汝らの願いはわが前に達せり。
教67,2,見よ、見よ、わが眼は汝らの上にあり。而して、永遠の宝はわが汝らに与うる財宝なり。
教67,3,汝らは汝らに給わる恩恵を受くべしと信ぜんと努めしが、見よ、われ誠に汝らに告ぐ、汝らは心の中に怖
れを抱きたれば誠にこれがために恩恵を受けざりしなり。
教67,4,さて主なるわれ、汝らの眼前にある誡命の真理なることに就きて1つの証をなす。
教67,5,汝らの眼は、今までわが僕ジョセフ・スミス(2代目)の上にあり。汝らこれまで彼の言を知り彼の欠点を知
れば、汝らは心中に彼に優る言を以て表すために知識を求めたり。これもまた汝らの知るところなり。
教67,6,さて、汝ら今わが誡命の書より正にその中の最も小さいものを捜せ。而して汝らの中にて最も賢き者を指
定せよ。
教67,7,すなわち汝らの中誰にても、もし汝らの選べるわが誡命の如くに書くことを得ば、汝らわが誡命の真理な
るを知らずと言うことをわれ正しとせん。
教67,8,されど、もし汝らにして汝らの選びしものと同じものを書き得ざる時に、もし汝らわが誡命は真理なりと証せ
ざれば罪ありとせらるべし。
教67,9,汝ら、わが誡命には義しからざるところなきを知る。およそ義しきことは天より来る。すなわち、光明の御父
より来るなり。
教67,10,またわれ誠に何自らに告ぐ、今汝ら充分に謙遜ならざるが故に、もし汝ら猜忌と恐怖とをとり棄ててわが
前にへりくだらば、幕は裂けて汝らわれを見またわれ在るを知らん。こは汝ら肉欲を有する心にても肉体の心にて
もこれを見るにあらずして、霊の心を以てこれを見
教67,10-1,これ汝らの特権にして、またこの導きと教えを施す業に按手聖任したる汝らに与うる約束なり。
教67,11,およそ神の”みたま”によりて変るにあらざれば、いかなる時にも肉身にて神を見たる者誰もあらざるを以
てなり。
教67,12,また、肉体を有する者は何人も神の前に留ること能わず。肉欲の心に従う者もまた然り。
教67,13,汝らは今神の前に留ること能わず、また、人の為に導きと恩恵を施す天使と共に居ることも能わず、ま
た、人の為に導きと恵みを施す天使と共に居ることも能わず。この故に汝ら全くせらるるまで引きつずき耐え忍ぶべ
し。
教67,14,汝ら心をひるがえすことなかれ。わが時節至りて汝ら適しき者となるや、わがジョセフ・スミス(2代目)の
手によりて汝らに附与せられたるものを見、且つこれを悟ることあらん。 アーメン。
教68,,教義と聖約  第68章
教68,*-*,1831年11月、オハイオ州ハイラムにてオルソン・ハイド、ルーク・エス・ジョンソン、ライマン・イー・ムレリ
ンらに関し、予言者ジョセフ・スミスによりて下したまいし啓示。この啓示は、上記の長老たちに関し神の御旨を知ら
せたまえと言う祈願に答えて給り
教68,*-*-1,聖なる神権に按手聖任されたる者の言は、彼ら聖霊に感動したるままに語る時聖典の言と呼ばる。
更に監督を按手聖任することの予表。アロンの正統の子孫の有する権利。大祭司は監督に按手聖任され得るこ
と。小児に関する両親の義務、特に福音の原則に就きて教うべ
教68,*-*-1-1,安息日を聖日として守ること。怠惰なること、この寄のものを貪ることは、共に罪あるとせらる。
教68,1,わが僕オルソン・ハイドは、人々より人々へ、国より国へ、悪しき人々の集りに於て、また彼らの会堂に於
て生ける神の”みたま”によりて永遠の福音を宣べ、且つすべての聖典に関して論じ、これを彼らに解き明すべき聖
職の按手任命を受くることによりて召されたり
教68,2,見よ、見よ、こはかくの如き神権に按手聖任されて出で行く使命を受けたる御名の者にとりて1つの範例
なり。
教68,3,すなわち、また聖霊によりて感ずるままに語るべきことは彼らに対する範例なり。
教68,4,およそ聖霊に感じたる時語るところはことごとく聖典の言となり、主の意となり、主の精神となり、主の言とな
り、主の声となり、世の救いに導く神の能力となるべし。
教68,5,見よ、わが僕らよ、これ主の汝らに約束するところなり。
教68,6,この故に、汝ら大いに元気を出して怖るることなかれ、そは主なるわれ汝らと共に在りて汝らを守ればな
り。されば汝ら、われすなわちイエス・キリストに就きて、われは生ける神の子、昔在り、今在り、後に来るべき者なる
ことを証すべし。
教68,7,これ、わが僕オルソン・ハイドまたわが僕ルーク・ジョンソン、わが僕ライマン・ジョンソンわが、わが僕ウイリ
ヤム・イー・ムレリンおよびそのほかわが教会の忠実なるすべての長老たちに言う主の言なり。
教68,8,汝ら全世界に出で行き、一切の生くる者に福音を説き、わが汝らに与えたる権威を以て働き、御父と、子
と、聖霊の名によりてバプテスマを施すべし。
教68,9,信じてバプテスマを受くる者は救わるべし、然れど信ぜざる者は救われず。
教68,10,而して、信ずる者はまたそれに伴う徴に恵まるることすなわち録されたるが如し。
教68,11,また、汝らには時代の徴と、人の子の来るべき徴とを知さるべし。
教68,12,すべて御父の証したもう者たちには、これに永遠の生命を結び固むる権能を汝らに与えられん。アーメ
ン。
教68,13,それ誓約と誡命のほかに附け加えらるべき事項次の如し。
教68,14,更に今後然るべき主の時機至らば、他の監督たちを教会の為に特に按手任命し、すなわち最初の監督
と同じく教会の役務に服せしむべき者たちなおあるなり。
教68,15,これを以てこの監督となるべき者は、それにふさわしき大祭司たちにして、もしアロンの正統の子孫にあ
らざる限りは、メルケゼデク神権の大管長会より任命されざるべからず。
教68,16,もしその者アロンの正統の子孫なる時は、またもしその者アロンの息子たちの長子なる時は監督職に就
くべき適法なる権利あるものとす。
教68,17,およそアロンの息子たちの長子たる者は、アロン神権の管理者たる権を有し、またこの神権の鍵すなわ
ちその権能を保つ者なればなり。
教68,18,アロンの正統の子孫にして且つその長子たるにあらずば、アロン神権の鍵を保つべきこの職につく適法
なる権利なし。
教68,19,さりながらメルケゼデク神権の大祭司は、小神権に属する職のすべての職を行う権能あれば、アロンの
正統の子孫を見出し得ざる時は、メルケゼデク神権の大管長会の按手によりてこの権能に召されて特に按手聖任
されしならば、監督の役職を行うことを得、
教68,20,またアロンの正統の子孫も、またこの大管長会の使命を受け、それにふさわしき者と認定せられ、油をそ
そがれてこの大管長会の手によりて聖職の按手任命を受けざるべからず。然らざれば、その神権の職を行うべき
適法なる権威を認めず。
教68,21,されど、父より息子に伝わるべきその神権の権利に関する定法あるにより、アロンの正統の子孫は、もし
いつにてもその系統を証明し得るとき、または上記の大管長会の手により主より来る啓示によりて真に確証せらるる
時は、油をそそがれてその職に任命せられんこと
教68,21-1,を得べし。
教68,22,また、この監督職を行うために特にその訳に按手任命せらるる監督あたは大祭司は、教会の大管長会
の前に於けるほか、如何なる罪に対しても吟味を受けまたは罪の宣告を受くることなし。
教68,23,されどこの大管長会の前にありて、言い破るべからざる証によりて罪ありとせられたらば罪の宣告を受く
べきなり。
教68,24,されど彼もし悔い改めなば、教会の誓約と誡命とに従いこれを赦すべし。
教68,25,また、シオンまたは組織せられたるシオンのステーキ部内にて子供を有する両親あらば、その小児8才
の時、悔改め、生ける神の子キリストの信仰、バプテスマと按手による聖霊の賜などの教義を教えて理解せしめざ
れば、罪その両親の頭に留るべし。
教68,26,およそシオン、またはその組織せられたるステーキ部内に住める者の律法はかくの如し。
教68,27,またその子供たちは8才の時、彼らの罪の赦しを得さすバプテスマと按手を受くべし。
教68,28,また両親はその子供たちに祈ることと、主の前に正しく歩むこととを教えざるべからず。
教68,29,シオンに住む民は、また安息日を守りてこれを聖くすべし。
教68,30,シオンに住む民は、その任命せられたる働きあらば、これを憶えて全く忠実に務むべし。およそ怠る者
は主に憶えらるべければなり。
教68,31,今やわれ主は、シオンに住める民を悦ばず。そは、怠る者その中にあり、彼らの子らもまた今や次第に
悪事に増長し、永遠の富を熱心に求めずしてその眼は貧欲を以て充さるればなり。
教68,32,かかることはあるべからず。故にすべからく彼らの中よりこれを無くすべきなり。この故にわが僕オリヴァ・
カウドリは、シオンの地にこの言を伝えよ。
教68,33,われまた彼らに1つの誡命を与う。およそ、祈るべき時にわが前に祈りをなすことを守らざる者は、わが
民を審く者の前に覚えらるべし。
教68,34,これらの言は真実なれば、これを以て、これに背きまたこれより取捨すべからず。
教68,35,見よ、われはアルパなりオメガなり、さればわれ速に来る。 アーメン。
教69,,教義と聖約  第69章
教69,*-*,1831年11月、オハイオ州ハイラムにて予言者ジョセフ・スミスによりて給まりたる啓示。11月1日に催さ
れたる特別大会にて、啓示の集録を速に出版する企画可決せられたり。11月3日、現在本書大133章に載せられ
たる啓示は”教義と誓約”に附け加えら
教69,*-*-1,”追加”と呼べる。大会の議決により、オリヴァ・カウドリは啓示と誡命を集録せる原稿を印刷に附する
ため、ミズーリ州インデパンデンスへ持参する命を受けたり。また彼はミズーリ州に教会樹立のため先に寄附せら
れたる金を携行するはずなりき、彼の旅路は寒村を
教69,*-*-1-1,辺境へ向わんとする道なりき。旅行の同伴者欲しかりき。わが教会の歴史、第1巻234頁(英文)
を見よ。ジョン・ホイットマーは、オリヴァ・カウドリの身の安全と、また彼の為に同道すべきこと。ジョン・ホイットマー
は、歴史記録者並びに記録係として彼の義務
教69,*-*-1-1-1,行うこと。巡回長老よりの報告と計算書は、ミズーリ州インデペンデンスが忠信なりし、シオンの
地へ差立つるべきこと。
教69,1,主なる汝の神言う。わが僕オリヴァ・カウドリの為にわが言うことに耳を傾けよ。真実にして忠信なる者彼と
共に行くにあらざれば、われより受けたる命令とシオンの地に携行すべき金銭とを彼1人に預くるはわが智恵にあ
らず。
教69,2,この故に主なるわれは、わが僕ジョン・ホイットマーわが僕オリヴァ・カウドリと共に行かんことを欲す。
教69,3,彼はまたわが教会に関して、これより目に見るところ知るところのすべての重要なる事件を誌して、教会の
歴史録を作ることをつずけんことを、
教69,4,また、彼はわが僕オリヴァ・カウドリその他の人々より助言と助力とを受けんことを欲す。
教69,5,而して、また広く世に遣わされたるわが僕らは、その管理人の職に付ての報告書をシオンの地に送り出さ
ざるべからず。
教69,6,シオンの地は、すなわちこれらのものを受けて処理すべき地位にあればなり。
教69,7,さりながら、わが僕ジョン・ホイットマーは、度々、諸書諸教会を経廻欄り、かくしてそれだけ容易に知識を
得べきなり。
教69,8,而して彼は教えを説き解釈をなし、書き、写し、選択し、教会員のためにまたシオンの地にこれより成長す
る青年たちのためになるすべてのものを手に入れて、これをとこしえに代々所有すべきなり。 アーメン。
教70,,教義と聖約  第70章
教70,*-*,1831年11月、オハイオ州カートランドにて予言者ジョセフ・スミスによりて給まりたる啓示。予言者が記
録に残したる歴史によれば、11月の1日より12日までに4回の特別大会開かれたり、最後の集会にて、後に”教義
と誓約”と呼ばるる”誡命の書”の重要
教70,*-*-1,考慮されたるが、予言者はこれはこの終末の世の教会の基となるものにしてまた世を益するものなる
ことを述べ、 わが救い主の王国の奥義の鍵が再び人間に委任せられたることを示したり。わが教会の歴史、第1
巻、235頁(英文)を見よ。この書の印刷と配布とに
教70,*-*-1-1,処理は、予言者ととに指名されたる長老たちに委任さられたり。この事業によりて増加する余剰財
産は、教会の為に奉献さるべきこと。神の御業に働く仕事を物質的に支うるために容易を為すこと。俗世のこと、例
会のこと、何れの義務に任命さるるとも勤勉に働く者は
教70,*-*-1-1-1,受くるにふさわし。
教70,1,見よ、而して聴け。汝らシオンの民および汝ら遠くの所にあるわが教会のすべての民よ。わが僕ジョセフ・
スミス(2代目)、またわが僕マーテン・ハリス、またわが僕オリヴァ・カウドリ、またわが僕ジョン・ホイットマー、またわ
が僕シドニー・リグドン、またわが
教70,1-1,ウイリヤム・ダブルユ・フェルプスらに誡命としてわが下す主の言を聞け。
教70,2,われ彼らに1つの誡命を下す。この故に汝ら耳を傾けて聞け。かくの如く主は言えばなり。
教70,3,主なるわれ彼らに命を下して、わがすでに与えまたはやがて与えんとする啓示と誡命との管理人に任じた
り。
教70,4,而してこの管理人の職のことに就きては、われ審判の日に聞きただすところあらん。
教70,5,この故に、われ彼らを任命してこの役務に就かしむ。されば、こは神の教会に於ける彼らの役務にして、
すなわちその役務を管理し、それらに関することすなわちそれらによる利益を処理することなり。
教70,6,この故にわれ彼らに1つの誡命を与えて、これらの利益は教会員にもまた世の人々にも与えざらしむ。
教70,7,さりながら、彼らの必要なる物に対する必要以上に利益を受けたらば、須らくこれをわが倉庫に納むべ
し。
教70,8,而してその利益は、シオンに住む民とその子孫は王国の律法に従いて世つぎとなるならば、これをシオン
の住民に聖くして与えまたその子孫にも与うべし。
教70,9,見よ、これはすでに主なるわれの任命を受け、またはこれより受けんとするあらゆる人が、その管理任の職
務に於て主より要求せらるることなりとす。
教70,10,見よ、およそ生ける神の教会に属する者は何人もこの律法を免るることなし。
教70,11,誠に監督も神の倉庫を管理する代理人も、またこの世に属けるものの管理人の職に任ぜられたる者も、
御名この律法を免るることなし。
教70,12,およそ霊のことを授くる任命を受けたる者の、この世に属けるものを授くるため管理人の職に任命せられ
たる者と正に同じ値を得るは相応しきなり。
教70,13,否、それにも増す豊かなる値すらあるべく、すなわちその豊かさは”みたま”の顕れによりて更に豊けくな
るべし。
教70,14,さりながら、この世につけるものに就きては汝ら皆平等にしてこれをおしむなかれ、然らずば豊なる”みた
ま”の顕れは取り去らるべし。
教70,15,今、この誡命はわが僕あが今なお存する中、彼らのためと彼らの頭上にわが祝福の現われんことと、そ
の精励の報酬とその安全とのために彼らに与えらるるなり。
教70,16,食糧と衣服とゆずりと家と土地とに就きては、主なるわれ如何なる事情にてもこれを配置し、主なるわれ
如何なる所へもこれを送らん。
教70,17,そは、彼ら多くの事に忠実にして罪を犯さざりしを以て、良く行いたればなり。
教70,18,見よ主なるわれは恩恵深くして彼らを祝福すれば、彼らこれらの悦びを得ん。誠に然り、 アーメン。
最終更新:2008年07月05日 03:54