スミス1,,高価なる真珠 ジョセフ・スミスの著 第1章 聖書翻訳の抜粋
スミス1,*-*,マタイ伝24章、欽定訳の第23章末尾の節より始まる。
スミス1,1,われ汝らに告ぐ”’主の御名により、天の雲に乗り、すべての聖き天使たちと共に来る者は幸福なり’と汝ら
の言う時の来るまでは、今より後汝らわれを見てわれは予言者によりて誌されたる彼なるを知ることなかるべし”。
その時イエスの弟子たち、イエスの栄光を受
スミス1,1-1,右に冠を受けたまいし後、再びこの世に来りたもうべきを覚れり。
スミス1,2,イエス出でて宮を去りたまえり、而して弟子たちイエスの言を聞かんとて御許に来り言いけるは”主よ、汝
は’これらのものは打ち崩され、汝らに荒れ果てて残さるべし’と言いたまいたれば、この宮の建物に就きて示した
まえ”と。
スミス1,3,イエス彼らに言いたまいけるは”汝らすべてこれらのものを見て、これらの意味を覚らざるか。誠にわれ汝
らに告ぐ、この宮の上には、ここに1つの石も崩さるることなくほかの石の上に遺らじ”と。
スミス1,4,而してイエス彼らを去り、オリブの山に上りたもう。イエス、オリブの山に坐したまいし時、弟子たちひそか
に御許に来りて言う”われらに告げたまえ。この宮とユダヤ人の滅亡とに就きて、汝の言いたまいしこれらのこと
は何時あるか。また汝の来りたもうと、世の終
スミス1,4-1,すなわち世の終りなる悪しき者の滅亡とには何の前兆あるか”。
スミス1,5,イエス答えて言いたもう”汝ら何人にも騙されぬように心せよ。
スミス1,6,多くの者わが名前を名のりて来り’われはキリストなり’と言いて多くの人を騙さん。
スミス1,7,その時、人々汝らをなやみに遇わせ、また殺さん。また汝らわが名のために、すべての国民に憎まれん。
スミス1,8,その時、多くの人つまずき、且つ互いに裏切らん。
スミス1,9,また多くの偽予言者起りて多くの人を騙さん。
スミス1,10,また不法多くなるが故に多くの人の愛ひややかにあならん。
スミス1,11,されど最後まで固く立ちて、打ち勝たれざるものは救わるべし。
スミス1,12,この故に汝ら、エルサレムの滅亡につき予言者ダニエルによりて言われし’荒れす憎むべき者’を見ば、
その時汝ら聖なる所に立つべし(読む者さとれ)。
スミス1,13,その時ユダヤに居る人々は山へ逃げこめ。
スミス1,14,屋上に居る者は逃げよ。而してその家の中より何物をも取出さんとて戻るな。
スミス1,15,畑に居る者もそn着物を取らんとて帰るな。
スミス1,16,その日には、みごもりたる者と乳飲児に乳を飲ます者とは禍なるかな。
スミス1,17,故に汝らの逃ぐることの、冬にも安息日にも起らぬよう主に祈れ。
スミス1,18,その時、ユダヤ人とエルサレムに住む者に大いなるなやみあらん。イスラエルの王国の始めより今に至
るまで嘗てかかるなやみのイスラエルい神より遺わされしことなし。否、この後にもまたイスラエルに遺わさるるこ
とあらじ。
スミス1,19,彼らに下るすべてのことは、やがておそい来らんとする悲しみの始めに過ぎず。
スミス1,20,もしその日少くせられずば、かれらは1人だに救わるることなからん。されど賎民のため、誓約に従いて
その日少くせらるべし。
スミス1,21,見よ、ユダヤ人につき、われ汝らにこれらのことを言えり。またエルサレムにおそい来らんとするこれら
の日のなやみの後、もし人ありて汝らに’見よ、キリストここにあり’或いは’かしこにあり’と言うとも信ずるなかれ。
スミス1,22,その時また偽キリスト、偽予言者起こりて大いなる徴と不思議とを現わし、為し得べくんば、誓約により
て選民をも騙さんとするなり。
スミス1,23,見よ、われこれらのことを選民のために汝らに告ぐ。また汝ら戦争と戦争の噂とを聞かん。心して思い
煩うなかれ。すべてわが汝らに告げしことは起らざるべからず。されど、いまだ終りにはあらず。
スミス1,24,見よ、われ前に汝らに告げたり。
スミス1,25,されば、人もし汝らに’見よ、彼は荒野にあり’と言うとも出で行くな。’見よ、彼はひそかなる部屋にあり’と
言うとも信ずるな。
スミス1,26,暁の光東よりさし出でて西の方まで光輝わたり全地をおおう如くにまた”人の子”も来るべし。
スミス1,27,われ今汝らに1つの譬を示さん。見よ、何所にてもしかばねのある所にはつねに鷲寄り集る。かくの如く
わが選民も地の4方より集められん。
スミス1,28,而して彼ら、戦争の噂とを聞くべし。
スミス1,29,見よ、われ、わが選民のために語るは、民は民に国は国に逆らいて立ち、また飢饉、疫病、地震ところ
どころにあらんためなり。
スミス1,30,また不法多くなるが故に多くの者の愛ひややかにならん。されど、打ち勝たれざる者は救わるべし。
スミス1,31,また王国のこの福音は、すべての国民に証をなさんため全世界に宣べ伝えられん。而して後に、終りす
なわち悪しき者の滅亡は至るべし。
スミス1,32,また予言者ダニエルによりて言われし’荒らす憎むべき者’はその言の如く実現すべし。
スミス1,33,これらの日のなやみの後、直ちに日は暗く月は光を放たず星は空より落ち天の力震動すべし。
スミス1,34,誠にわれ汝らに告ぐ、これらのことのゆくさき示さるる寄は、その過ぎ行く前にわが汝らに語りしことこと
ごとく成就すべし。
スミス1,35,天地の過ぎ行く時来るとも、わが言は過ぎ行くことなくしてことごとく成就せん。
スミス1,36,わが先に語りたりし如く、これらの日のなやみありて天の力震動したる後、そのとき”人の子”の兆天に現
わるべし。その時地上の諸族みな嘆き、かつ能力と大いなる栄枯とをもて天の雲に乗り来る”人の子”を見ん。
スミス1,37,誰にてもわが言を宝とするものは騙さるることなからん。人の子の来るや、その天使たちを大いなるラッ
パの音と共に彼に先立ちて遺わし、天使たちは天のこの極まで4方より選民の残れる者を寄せ集めん。
スミス1,38,それ、いちじくの樹の譬を学べ、その枝なお柔かにして葉めぐめば汝ら夏の近きを知る。
スミス1,39,かくの如く、わが選民よ。人々これらのことごとくを見ば、”人の子”すでに近づきて門辺に至ると知れ。
スミス1,40,されど、その日その時を知る者なし。天にある神の使たちも知らず、ただわが乳のみ知りたもう。
スミス1,41,されど、ノアの時にありし如く”人の子”の来る時にもまた然あるべし。
スミス1,42,洪水の前に時にありし如く、彼らにも然あるべし。ノアの箱船に入る日までは、人々飲み食い、めとり嫁
ぎなどし、
スミス1,43,洪水の来りて彼らをことごとく取り去るまでは知らざりければなり。人の子の来るも然あるべし。
スミス1,44,その時録されたることは成就すべし。すなわち終りの日に2人畑に居らんに、1人は取られ他の1人は
残さるべし。
スミス1,45,2人臼ひき居らんに、1人は取られ他の1人は残さるべし。
スミス1,46,われ1人に語るは、すべての者に語るなり。されば、目を覚し居れ。汝らは汝らの主の来るは何れの時
なるかを知らざればなり。
スミス1,47,されど汝らこれを知れ。家主もし盗人何れのころおい来るかを知らば、目を覚し居てその家を破らしめ
ず備えを為し居らん。
スミス1,48,この故に汝らも備えをなし居るべし。”人の子”は思わぬ時に来ればなり。
スミス1,49,さらば主人が然るべき時に食物を与えさするために、その家の者たちを司どる者として立てたる忠実に
して賢き僕は誰なるか。
スミス1,50,その主人の来る時、かくの如く為し居ることを見らるる僕は幸福なり。誠に汝らに告ぐ、主人はその僕を
して主人の所有物をことごとく司どる者となすべし。
スミス1,51,されど、もしかの悪しき僕おのが心の中に、わが主人の帰るはおそしと言いて、
スミス1,52,その同僚の僕らを叩き始め、酒のみたちと飲食を共にするならば、
スミス1,53,その僕の主人、待ち設けぬ日、気付かぬ時に来りて、
スミス1,54,これを寸断し、偽善者と同じくその受くる分を定めん。そこにて嘆き歯がみすることあらん。
スミス1,55,かくの如く’彼らはその民の中より絶たるべし。されど世の終りはいまだしといえども程なくあらん’と言え
るモーセの予言に従いて悪しき者の終りは来るなり”。
最終更新:2008年07月05日 04:44