教101,,教義と聖約 第101章
教101,*-*,1833年12月16日、オハイオ州カートランドにて予言者ジョセフ・スミスにたまえる啓示。当時ミズーリ
州に集合し居たりし聖徒らは、非常なる迫害を蒙りつつありたり。暴徒は聖徒らをジョクソン郡に於けるその家族より
追出し、聖徒らの中にはヴァン・ビュー
教101,*-*-1,居を定めんとしたる者ありしも、迫害は彼らに従って至りぬ。その当時、教会の主体はミズーリ州ク
レイ郡に在りたり。教会の個々の会員に対する死の脅威しばしばなりき。教会の人々は、家庭の諸道具、衣服、家
畜その他の個人的財産を失い、またその収穫の多くは損
教101,*-*-1-1,受けたりき。わが教会の歴史、第1巻、456頁(英文)を見よ。聖徒たちが罪を犯したるためにそ
の身の上に降りかかりたる苦難。主の憤りは、万国の民に注がるべし。シオンより嘗て放逐されたる者の中、心潔き
者たちは復帰すべし。シオンに属する他のスーテキ部
教101,*-*-1-1-1,設立さるべきこと。福千年の平和時代に附髄せる幸福なる有様。貴人と”かんらん”の木の譬
話。聖徒の集合を続くべきこと、嘗て敵のため圧迫を受けたる者たちは、その損害の保証をせがむべきこと、合衆
国憲法の創設は、主によりて指図せらる。女と不正なる判事の
教101,1,われ誠に、苦しめられ迫害せられ、そのゆずりの地より放逐せられたる汝の兄弟たちに就きて汝に告
ぐ。
教101,2,そは、彼ら罪を犯したる結果、主なるわれは彼らを苦しめたる苦難を彼らの身の上に襲い来らしめたるな
り。
教101,3,されど、われなお彼らをわが手に有つべし。而して、われ来りてわが宝の珠を飾る時彼らをわがものとな
さん。
教101,4,故に彼らは、その独子を犠牲となすを命ぜられたるアブラハムの如くにすら、必ず懲しめられ試みられざ
るべからず。
教101,5,およそわが懲しめを耐え忍ばずして、われを拒む者は聖くせらるるを得ず。
教101,6,見よ、われ汝に告ぐ、彼らの中にはあつれき、総論、嫉み、紛争および汚らわしき貪りの欲望ありき。故
にこれらによりて、彼らはそのゆずりを汚せり。
教101,7,彼ら、彼らの日mなる珠の声に耳傾くること遅かりし故に、彼らの神なる珠は彼らの祈りに耳傾けて事あ
る時に彼らに答うることを遅くす。
教101,8,事なき時に、彼らわが助言を軽んじたり。されど事ある時は、彼ら止むを得ずわれを探し求む。われ誠に
汝に告ぐ、彼ら罪を犯すといえども、わが旨の中彼らに対して愛憐に充つ。われ必ずしも全く彼らを捨てんとせず、
されば怒りの日に慈悲を思い起すべし。
教101,9,われ誓いを立て、わが汝に与えたる先の誡命によりてわが命を下せり。すなわち、われわが民のために
わが怒りの刃を下さんと。およそ今までにわが言いたる事は、御名その如くなるべし。
教101,10,わが誓を立て、わが汝に与えたる先の誡命によりてわが命を下せり。すなわち、われわが民のために
わが怒りの刃を下さんと。およそ今までにわが言いたることは、御名その如くなるべし。
教101,11,わが憤りは、これより間もなく万国の民に限りなく注がる。而して、われこのことを彼らの持つ邪悪のさか
ずき満つる時に為さん。
教101,12,その日、すべてのやぐらの上に在る者、すなわちイスラエルの民は救わるべし。
教101,13,また、これまで追散らされたる者たちは集めらるべし。
教101,14,またすべてこれまで、泣き悲しみ居る者たちは慰めらるべし。
教101,15,またすべてこれまで、わが名のために生命を与えたる者たちは冠を受けん。
教101,16,故に、シオンに就きて汝ら心安かれ。そは、一切生くる者わが手の中に在ればなり。汝らつつしみて、
わが神なることを知れ。
教101,17,シオンの子ら如何に追い払わるるとも、シオンはその場所より移るべからず。
教101,18,およそ滅亡ずして存し、心の聖き者たちは帰り来らん。これらの人々とその子供たちは永遠の喜びの
歌を唱いて彼らのゆずりに来り、シオンの荒れたる地を築き上げん。
教101,19,すなわち、予言者たちの言に応ぜんためにすべてこれらのことは起るべし。
教101,20,見よ、わがこれまでに定めたる所の他に定められたる所なし。またわが聖徒らの集合すべき業のため、
これまでにわが定めたる所の他に何ら定められたる所はあるべからず。
教101,21,されど、ついに聖徒を容るる余地なき日来たらば、その時はわれ彼らに指定すべき他の場所あり、而し
てこれらの地はシオンのあげ幕またはシオンの力となるためにステーキ部と呼ばれん。
教101,22,見よ、およそわが名を呼び、わが永遠の福音によりてわれを礼拝する者たち寄り集りて聖き場所に立
つはわが旨なり。
教101,23,されば、これより来らんとする啓示に備えよ。その時、この世を隠せるわが幕屋の中なるわが神殿の覆
いの幕は取り去られて、あらゆる生者共にわれを見るべし。
教101,24,その時、すべて全地の面に住めるあらゆる腐るべきもの、すなわち人も、野の獣、空の鳥も、海の魚に
至るまでことごとく焼き尽さるべし。
教101,25,万物もまた酷熱にとけ、万物ことごとく新になり、かくてわが知識と栄光全地の上に住まらん。
教101,26,而して、その日には人の憎しみ、獣の憎しみ、実に一切生くる者の憎しみはうぇあが面の前にあらざら
ん。
教101,27,またその日には、およそ何人の願うところもことごとく聞き届けられん。
教101,28,またその日には、サタンは何人を誘う力も有つことなからん。
教101,29,また死ぬることなきを以て如何なる悲しみもあることなからん。
教101,30,その日、誰にても幼児は年とるまで死ぬることなく、その生命は樹の齢と等しかるべし。
教101,31,而して、彼の死ぬるや眠ることなからん。すなわちこの世に於て眠ることなくして、瞬く間にその身変り
て天に上げられ、その安みは栄光に輝かん。
教101,32,実に、われ誠に汝らに告ぐ、主の来りたもうその日にはすべての事を顕わしたまわん。
教101,33,すなわちすでに過ぎ去りしこと、また何人も知らざる隠れたること、この世の造られたる事物のこと、また
この世の目的、終りなど、
教101,34,すなわち最も貴きこと、天上のこと下界のこと、地の中のこと地の上のこと、また天にあることなどを顕し
たまわん。
教101,35,而して、およそわが名のために迫害を受け、信仰をもて堪え忍ぶ者たちは、たとえ召されてわがために
その生命を失うとも、なお彼らはすべてこの光栄に与るを得べし。
教101,36,この故に死に至るまでも怖るるなかれ。この世の中に手は汝の喜びは満たされざれども、われに於て
汝の喜び満たさるればなり。
教101,37,故に体も体の生命も心に懸くることなかれ。されど、霊と霊の生命とを心に懸くべし。
教101,38,而して、堪え忍びて汝ら己れを失わざらんがために、常に主の面を見んことを努むべし。さらば、汝ら
永遠の生命を得ん。
教101,39,人々わが永遠の福音に召され、また永遠の誓約を結ぶ時は、その人たちは世の塩にして人に味をつ
くる者と認めらる。
教101,40,かるが故に、彼らは人の味と呼ばる。されば、もしその世の塩にして味を失わあ、見よ、その後は何ら
駅なくただ捨てられて人の足下に踏みつけらるるのみ、
教101,41,見よ、ここにシオンの子らに関する智恵あり。正に多くの者に関すれども、全体にはあらず。シオンの子
らは罪を犯したる者なり。この故に必ずこらしめを受けざるべからず。
教101,42,すなわち、およそ高ぶる者は卑くせられ、自ら卑くする者は高く挙げらるべし。
教101,43,さて、汝らがシオンの贖いに就きてわが旨を知らんために1つの譬を示すべし。
教101,44,ある貴人いと選抜きのよき土地を1箇所持ちしが僕らに言えり。わが葡萄園に行き、正にこの選抜きの
土地に入り行きて12本の”かんらん”の木を植えよ。
教101,45,また、万人らをその木の周りに置き、1個のやぐらを建てて、そこより周りの地を見渡してやぐらの植えよ
り番をなし、かくして敵奪わんとして来りわが葡萄園の果を取納めんとする時、わが”かんらん”の木をそこなわしむ
るなかれと。
教101,46,さてこの貴人の僕たち、行きて主の命じたる如く為し”かんらん”の木を植え、生垣をめぐらし、番人を置
き、而して1個のやぐらを建て始めたり。
教101,47,彼らなおその礎を築き居る中に彼ら同志にて語らい始めけるは、わが主このやぐらに何の必要ありや、
と。
教101,48,而して、久しく相議りて彼ら同志言いけるは、今は平和なる時なるにわが時なるにわが主このやぐらに
何の必要ありや。
教101,49,この金銭を両替屋に与うるはよからずや、これらのことを為す必要なければなり、と。
教101,50,而して、彼ら互いに意見合わざる中に、甚しく怠惰となりて彼らの主の命令を聴かざりき。
教101,51,然るに、敵夜の中に来りて生垣を壊りたり。貴人の僕らは起きて驚き逃げ走りたれば、敵は彼らの造れ
るものを打ちこわし、また”かんらん”の木をそこなえり。
教101,52,さて見よ、その葡萄園の主なる貴人、彼の僕らを呼び集めて言いけるは、こは何の故ぞ、この大いなる
災の本は何ぞや。
教101,53,汝ら何ぞ正にわが命じたる如くに為さざりしか。すなわち汝ら葡萄園に植え付けを為し、その周囲に生
垣を築き、塀の植えに番人共を置きたりし後、敵襲い来らば大事なればまたやぐらを建てて1人の見張をその植え
に置き、わが葡萄園を見張り、ねむるべきにあらざり
教101,53-1,これらを為さざりしは如何。
教101,54,見よ。やぐらの植えなる見張は敵のなお遠きに在る間にこれを見留めたりしならん。それよりして汝らは
備えをなし、敵の生垣を壊らざる様に防ぎ守り、而して打ち壊す者の手よりわが葡萄園を救い得たらんに。
教101,55,而して葡萄園の主僕1人に言けるは、汝往きてわが僕らの残れる者共を集め、わが留まれと命じたる
者を除きて、わが家の全勢力なるわが兵者わが若人と、わが家の力なるすべてのわが僕の中の壮年なる者とを引
連れ、
教101,56,直ちにわが葡萄園の地に往きてわが園を取返せ。こは、わがものなればなり。われ価を以てこれを購
めたり。
教101,57,この故に、直ちにわが土地に入り行きてわが敵の塁壁をくずし、その物見やぐらを取こわして見張の物
たちを追払うべし。
教101,58,而して汝に反抗して集る者あらば、これにわが讐を復すべし。かくして、われ程なくわが家を残れる者
たちと共に至りてその地を占むべし、と。
教101,59,僕その主に言いけるは、これらの事何時あるべきか。
教101,60,主、その僕に言いけるは、わが意のままなり。汝直ちに行きておよそわが命じたる事をすべて為せ。
教101,61,さらば、汝に与うるわが確認の印と祝福とはこれなり。すなわち、汝はわが家の中の忠実にして且つ賢
き管理人、わが王国の統治者なり、と。
教101,62,而してその僕直ちに行きて、何事にまれその主の命じたる一切の事を為し、多くの日を経てすべての
事ことごとく成就したり。
教101,63,また、われ誠に汝らに告ぐ、すべての教会員、その救いのために正しく且つ適切なる途に進んで導か
るるならば、すべての教会員に就きてわが内にある智恵を汝らに示さん。
教101,64,これわが聖徒らの集る業の続き行かんためにして、かくしてまた彼らをわが名によりて聖き所に打ち建
てんためなり。そは、刈入れの時すでに来りて、わが言必ず成就するに違いなければなり。
教101,65,この故に、われはわが民を小麦と毒麦の譬話に従いて集めざるべからず。こは、われ父の王国に来り
てあらゆる人にその行いに応じて報いを与うる時、小麦は倉の中に安全に納められて永遠の生命を得、且つ日の
栄えの冠を与えられんためなり。
教101,66,然るに、毒麦は束にたばねて強くしばられ、かくて消ゆることなき火にて焼かる。
教101,67,この故に、聖徒らがわれのこれまで命じたる場所に引きつずき集らんがため、われ全教会員に1つの
誡命を与う。
教101,68,さりながら、先の誡命にてわが語りし如く汝ら急ぎて集ることなく、また逃げ走りて集らずして、すべての
事豫め備えをなすべし。
教101,69,而してすべての事備えを為さんために、これらのことに就きてわがこれまでに与えたる誡命を守るべ
し。
教101,70,すなわち、その誡命に言うところまたは教うるところは、わが聖徒らの集合を開始するため、シオンの地
とわが指定し置きたる地の周りの地域に価を払いて購い得る限りの土地を買入るることなり。
教101,71,すなわち、ジャクソン郡およびその周りの郡に於て買える限りの土地を買込み、その余はわが手に任し
置くべし。
教101,72,さて誠にわれ汝らに告ぐ、全教会員はその持てる金をことごとく寄せ集めて、各自適当なる時にこれら
のことを為せ。但し急ぎて事を為さずして、すべての事汝らの前に準備せらるる様守るべきなり。
教101,73,また徳高き人々、而も賢き人々を任命してこれを遣わしこれらの土地を購うしむべし。
教101,74,また東方の国々に於ける教会員も、その確立したる時は、もしこの助言に従わんと欲するならば土地を
買入れてそこに集合するもよし。かくの如くして、彼らはシオンを設立するを許さる。
教101,75,今や自らイエスの名を冠するわが教会の人たちにして、もし進んでわが声を聴くとせば、シオンを贖い
てその荒れ廃れてる地を堅固にし、もはや打倒されざるための貯えは今にもすでに満ち充ちたり。
教101,76,またわれ汝らに告ぐ、その敵のために追払われたる者たちは汝らの上に統治者として置かれ権威を持
ちたる者の手によりて償いと損害を受くる様切に願いつずくるはわが意なり。
教101,77,すなわち、わが彼らに制定を許したる、また正しく且つ神聖なる原則によりてあらゆる人々の権威と保
護とを守るために維持すべき人民の律法と憲法とに従いて、汝らの上に権威を持つ者に切に願い、
教101,78,かくして、人ことごとくわれより与えられたる良心に従い、未来に関する教義と原理に適う行を為し、かく
て審判の日に至りて自己の罪を負うべきなり。
教101,79,故に、何人も相互に束縛するは正しきにあらず。
教101,80,われ実にこの目的のためにわが挙げたる賢き人々の手によりてこの国の憲法を制定せしめ、流血によ
りてこの国を贖えり。
教101,81,今われ、シオンの子らを何に譬えんか。われこれを婦と正しからざる法官とに譬えん。そは、人々絶え
ず祈りて心を落すべきにあらざればなり。その譬に曰く、
教101,82,すなわち、ある都市に1人の法官ありけり。その人神を畏れず、また人を人とも思わず。
教101,83,またその都市に1人の寡婦ありけるが、この法官の許に来りて言いけるは、わが敵に讐を返したまえ、
と。
教101,84,法官暫くこれを聴き入れざりしが後に心の中に言えるよう。われ神を畏れず、また人を人とも思わずと
いえども、この寡婦われを煩わすにより、しばしば来りてわれを悩まさざらんためその敵に讐を返すべしと。
教101,85,われ、シオンの子らをかくの如くに譬えん。
教101,86,彼ら須らく法官の足下に切に願うべし。
教101,87,法官もしこれを聴かずば、須らく知事の足下に切に願うべし。
教101,88,知事もしこれを聴かずば、須らく大統領の足下に切に願うべし。
教101,89,而して、もし大統領これを聴かざる時は、主は起ちてその隠れ家より出で来り怒りて国民を苦しめん。
教101,90,而して、主は甚しき不興と激しき怒りとにより、その来る時これらの悪しき不忠実不正なる管理人を断ち
切り、これらの受くる分を偽善者と不信者の中に加えん。
教101,91,正に彼らは外の暗きに捨てられ、そこにて泣き悲しみ切歯するなり。
教101,92,この故に、彼らの耳開けて汝らの叫び声を聞き、かくてわれ彼らを愛憐てこの事彼らにおそい来たらざ
らんために汝ら祈るべし。
教101,93,およそ、わが汝らにこれまでに語りしことは必ず然かるべし。これ人々言逃れあることなく、
教101,94,賢人および統治者、彼ら嘗て考え及ばざりし事を聞き知り、
教101,95,また、義人と悪人とを識別せんためわが業すなわちわがくすしき業にとりかかり、またわが働き、すなわ
ちわがくすしき働きを行わんがためなり。汝の神言う。
教101,96,また、われ汝に告ぐ、わが僕シドニー・ギルバートが、われわが民に設けたるわが倉庫をわが敵の手に
売らんとするはわが誡命とわが意に違えり。
教101,97,わが設けたるところのものは、自らわが名を冠する者たちの承諾によりてわが敵に穢さしむることなか
れ。
教101,98,こは、わがすでにわが口より言い、また今やまさに諸国民の上に来らんとする事などに鑑みて、われに
対しわが民に対して甚だ重く且つ嘆かわしき罪なり。
教101,99,この故にわが民のそこに住むを許されずといえども、わが設けたる所のものに対してわが民が権利を
主張しまた所有権を保有するはわが意に適えり。
教101,100,さりながら、われ彼らに必ずしもそこに住むべからずとは言わず。彼らもしわが王国に適う業を為し、
王国に適う実を結ぶならばそこに住むを得べければなり。
教101,101,彼ら家を建つるも、別の者をしてこれをつがしむることあるべからず。彼ら葡萄園に植えつけをしてそ
の実を自ら食うべきなり。誠に然り、 アーメン。
教102,,教義と聖約 第102章
教102,*-*,1834年2月17日、オハイオ州カートランドにて開かれたる末日聖徒イエス・キリスト教会最初の高等
評議員会の組織に関する議事録。
教102,1,この日啓示により24人の大祭司の総会ジョセフ・スミス(2代目)の邸に集りを為し、キリストの教会の高等
評議員会の組織に着手す。而して、この高等評議員会は12人の大祭司と、必要に応じて1人乃至3人の管理者よ
り成るべきものなり。
教102,2,この高等評議員会は、教会員または監督らの会議によりて、当事者に満足を与うる様に纏むる能わざる
教会内部に起り得る重大なる紛争を調停するため、啓示によりて任命せられたり。
教102,3,ジョセフ・スミス(2代目)、シドニー・リグドンおよびフレデリック・ジー・ウイリヤムスは、本会議の賛成によ
りて管理者たることを承認せられ、ジョセフ・スミス(初代)、ジョン・スミス、ジョセフ・コー、ジョン・ジョンソン、マーテ
ン・ハリス、ジョン・エ
教102,3-1,カーター、ジェレド・カーター、
オリヴァ・カウドリ、サミュエル・エッチ・スミス、オルソン・ハイド、シルヴェ
スター・スミス、およびルーク・ジョンソンらの大祭司は、本会議に於て全会一致を以て選ばれ、教会のため常任評
議員となる。
教102,4,それより上記の評議員らは、彼らは任命を受諾したるる否や、また天の律法に従ってその職務を務むる
や否やを尋ねられしに、彼らこれに対し、彼らの任命を受諾し賜わりたる神の恵に従いその職務を尽すべき旨を答
えたり。
教102,5,教会の名によりまた教会のために支持の挙手を行い、上記の雹議員らを任命したる本会議の構成員
は、その数43人にして次の如し。すなわちその中9人は大祭司、17人は長老、4人は祭司、13人は会員なり。
教102,6,決議事項。高等評議員会は、前記評議員の中7人または正式に任命せられたるその後継者を入れて7
人出席なき時は発動する権能なきものとす。
教102,7,これら7人は、欠席せる評議員らの代りに役を勤め得る能力あり且つこれに恥じざる者と認め得る他の大
祭司を任命する権能あり。
教102,8,決議事項。前記評議員中、何人にても死亡のため、または犯罪のためその職をやめさせられ、またはわ
が教会精度の教域外に移転して欠員を生じたる時は、何時にても会長または管理者の指名によりてこれを補充
し、教会の名に於て行動するために、それを承認する目的
教102,8-1,召集されたる大祭司らの総会に於て為す支持の挙手によりて承認を受くるものとす。
教102,9,教会の大管長にして、またこの評議員会の会長たる者は、啓示によりて任命さられまた教会員の支持の
挙手によりて彼が管理を行うことを承認せらる。
教102,10,而してこの大管長、教会の評議員会を統轄するはその職務上の威厳の然らしむるところにして、自己
と同様にして任命せられたる他の2人の管理者の補佐を受くる特権を有す。
教102,11,而して、この補佐の任命を受けたる者の1人もしくは2人不在の時は、補佐なしに自己1人にてこの評
議員会を統轄する権能を有す。また、この大管長自身不在なる時は、補佐たる管理者の2人もしくは何れか1人、
彼に代りてこの評議員会を統轄する権能あり。
教102,12,何時にても前記の形式に従い、キリストの教会の高等評議員会正式に組織せらるる時は、12人の評
議員らは抽せんによりて、12人の中誰が最初に発言すべきかを確かめ、1番より初めて引きつずき12番に至るま
で順序を確むべき義務あり。
教102,13,何件に就き執行するため何時この会議の招集せらるる時も、12人の評議員はその事件の難易を考慮
せざるべからず。而して、その件もし困難ならざる時は、前記の抽せん法によりて、ただ2人の評議員のみその件
に就きて述ぶるべし。
教102,14,されど、その事件困難なりと考うる時は4人を任命すべく、更に困難なる時は6人なるべし。されど、如
何なる場合にも6人以上を任命して述べしむべからず。
教102,15,訴えられたる者は、すべての場合侮辱と不正とを防止するために、評議員会の半数に対して弁護を受
くる権利を有す。
教102,16,この会議に於て陳述すべく任命せられたる評議員らは、事件の証拠を調査せる後、会議に事件の真
相を提示すべし。而して、ことごとくは人は公平と正義に従いて陳述を為すべし。
教102,17,抽せんによりて偶数、すなわち2、4、6、8、10、および12などの数を引き当てたる評議員らは、訴えら
れたる者の為に立ちて侮辱を不正とを防止すべき者なり。
教102,18,すでに証拠述べられ、その件に就き陳述するために任命せられたる評議員らの言終りたる後、訴えた
る者と訴えられたる者とはすべての場合自己の為に会議の席に於て発言する特権を有す。
教102,19,証拠の陳述、並びに評議員と、訴えし者、訴えられたる者らの言終りたる後、大管長はその件に関して
有する自己の見解に従って裁決を為し、12人の評議員らに支持の挙手によりこの判決に同意を求むべし。
教102,20,されど万一、これまで発言せざる自余の評議員または評議員の中の1人にして、証拠と弁論とを公平
に聴取りたる後大管長の判決に誤りあるを発見したる時は、その旨を表明するを得て事件は再審せらるべし。
教102,21,而してもし慎重に再審の結果、その件に就き更に何らかの追加すべき見解を発見せば、これに従いて
大管長は判決を変更すべし。
教102,22,されど何らの追加すべき見解もなき時は、前判決成立して評議員は多数決を以てこれを決定する権
能を有するなり。
教102,23,教義もしくは原則に関して論争ある時に、会議の人々の心に事件を明瞭に理解せしむるに足る記述
なき時は、大管長は主に請うて啓示により御旨を示さるることを得。
教102,24,大祭司たちは、巡回中当事者の1方または双方の請求あらば前記の形式により会議を招集してこれを
組織し、論争を調停する権能を有す。
教102,25,また上記大祭司の会議は、1時かくの如き会議を統轄するため評議員の中より1人任命する権能を有
す。
教102,26,上記の会議は、その議事に判決に伴う証言の一切の陳述を附したるものの1通の写しを教会の大管
長会の隻に在る者の最高会議に直ちに回附すべき義務あり。
教102,27,もし当事者の双方またはその何れかの1方当教会の判決に服さざる時は、これを教会の大管長会の
席に在る者の最高会議に控訴して再審せらるることを得。然る場合には、この会議はあたかも前判決は無き者の
如く、前記の形式に従って取扱わるべし。
教102,28,巡回中大祭司のこの種の会議は教会に関する最も困難なる事件に就きてのみ招集すべく、尋常一般
の事件は決してかかる会議を招集するに足らず。
教102,29,巡回大祭司または常駐大祭司は、かかる会議を招集すべきや否やを宣言すべき権能を有す。
教102,30,高等評議員会または巡回大祭司と、12使徒の構成する巡回高等評議員会との間には区別ありて、そ
の判決の効力異なる。
教102,31,前者の判決には控訴の余地有り得るも、後者にはその余地あるべからず。
教102,32,後者は背罪のありし際、教会の最高幹部によりて是非を論ずるために招集され得るのみ。
教102,33,決議事項、大管長会の席に在る会長または管理者は何にてもかかる事件の控訴されたる時、訴願お
よびこれに伴う証拠陳述などを討究したる後、該件が正しく再審の資格ありや否やを決定する権能を有す。
教102,34,かくして、12人の評議員らは抽せんの手続きを執り、何人が最初に語るべきかを定めたり。その結果
次の如し、1、オリヴァ・カウドリ、2、ジョセフ・エッチ・スミス、4、ルーク・ジョンソン、5、ジョン・エス・カーター、6、シ
ルヴェスター・スミス、7、ジ
教102,34-1,7、ジョン・ジョンソン、8、オルソン・ハイド、9、ジェレド・カーター、10、ジョセフ・スミス(初代)、11、
ジョン・スミス、12、マーテン・ハリス、祈祷終りて、右の会を休会せり。 書記オリヴァ・カウドリ、オルソン・ハイド。