緊張この世に必要とするもの考慮せられたり。
教104,*-*-1,珍しき姓名の明しには、第78章の前書を見よ。協同制度に於ける誓約を破りたる若干の人々た
ち、罪ありとせられたり、主は欺かれず。貧しき者を世話するは、聖徒らの最も必要なる義務なり。カートランドに於
ける協同制度は、ミズーリに於けるシオンの協同制度と
教104,*-*-1-1,この分離は1つは会員側の背罪のために起り、1つはミズーリに於ける聖徒らの四散せる状態に
よりて起りたり。協同制度のために金庫備えらる。人々信仰を有ち且つ謙らば、主はこの度かぎりその民をして財
政上の束縛より逃れしむることを約したもう。
教104,1,わが友よ。わが誠に汝らに告ぐ、われすべての財産に関する助言と1つの誡命とを汝らに与う。この財産
はわが教会のために、またわが来る時まで人々を救うために、協同制度としてまた永遠の制度として組織し樹立す
るよう命じたる制度に属するものなり。
教104,2,すなわち来る時には、わが命令を与えたる者たちもしも忠実ならば、恩恵に恩恵を加えらるるべき不変
不易の約束をもて来る。
教104,3,されど、もしも彼らにして、忠実ならずば彼ら将に咀わるべし。
教104,4,この故にわが僕らの中には、わが誡命を守らずして貧欲によりまた真しやかなる言をもて誓約を破りし者
もあるなれば、われこれらの者にいと厳しく且つ苦しき咀いを下したり。
教104,5,主なるわれ、わが心の中に告げたり。すなわち何人にてもこの制度に属する者にして背罪人なりと判りた
る時は、言い換うれば、すなわち汝の結びたる誓約を破りたる時は、生涯咀いを受けわが欲する者によりて脚下に
踏みつけらるべし。
教104,6,そは主なるわれ、これらのことに於て欺かるることあるべからざればなり。
教104,7,すなわち、またすべてこは汝らの中罪なき者が不正なる者と友に罪を受けざらんがため、また汝らの中
罪ある者は罪を免れざらんがためなり。何となれば主なるわれ、わが右手に於ける栄の冠を汝らに約束したればな
り。
教104,8,この故に汝ら背罪人と判りたらば、生涯わg愛木戸降りより脱るる能わず。
教104,9,汝ら背罪のために断ち切られなば、贖いの日に至るまでサタンに打ち叩かるることを免れ得ず。
教104,10,われ今汝らに即刻、汝ら制度の中何人にても背罪人なること判りて然もその悪を悔改めざる者をサタ
ンにわたし打叩かしむる権能を与え、然も彼汝らに災を及す力を許さざるべし。
教104,11,それ故に、われ汝に1つの誡命を与う。汝ら組織を作りてすべての人をその管理の職に任ずべしこれ
わが智恵なり。
教104,12,かくして、すべての人その命ざられたるところの管理の職に就きてわれに報告をなすべし。
教104,13,そは、わが生くる者の為に創りて備えたるこの世の幸福を掌どる者として、すべての人をしてその責に
任ぜしむるは主なるわれ必要とするところなればなり。
教104,14,主なるわれは諸々の天を拡げ、わが手づから創れるもの、すなわちこの地を築きたり。されば、その中
にあるよろずのものはわがものなり。
教104,15,あらゆるものはわがものなれば、わが聖徒らを扶養するはわが目的なり。
教104,16,されどその事たるや、必ずわが道に適いて行われざるべからず。見よ、この道は主なるわれ、わG亜聖
徒らを扶養するため命を下したるところにして、貧しき者は高くせられ、それにて富める者は低くせられんことこれな
り。
教104,17,地は物に満ち足りて余りあり。然り、われよろずの物を備えて人の子らにこれを与え、人各々を自由意
志によりて動く者となす。
教104,18,この故に、もし何人たりともわが造りし多くの物の中より取り、わが福音の律法に従いてこれを貧しき者
乏しきに自己の取前をわかつことをせざる時は、悪人と共に地獄に落ちて苦悩を受け目を挙げて望み視ん。
教104,19,さてこの協同制度の財産に就き、われ誠に汝らに告ぐ、
教104,20,すなわちわが僕ペラゴラム(シドニー・リグドン)は、わが命ずる時に正にわが欲する如く、わが葡萄園
にて働きつつある間、管理人たらんためと扶持を得んために今住める地とタハネス(革なめし場)の地に任を受け
よ。
教104,21,而して、すべての事は皆シネハ(カートランド)の地に住めるこの制度の評議とこの制度の一致賛成ま
たは支持の挙手によりて為すべし。
教104,22,この管理の職と祝福とは、主なるわれこれをわが僕ペラゴムラ(シドニー・リグドン)に彼の祝福として授
け、彼につずく子孫に及ぼすなり。
教104,23,而して彼わが前にへりくだらば、われいよいよ祝福に祝福を加えん。
教104,24,またわが僕マヘムソン(マーテン・ハリス)には、わが僕ゾンブル(ジョン・ジョンソン)が以前の受嗣ぎの
地に替えて得たる土地の管理人となるために任を受けしめ、彼と彼につずく子孫の任となさしめよ。
教104,25,而して彼忠実ならば、われ祝福に祝福を加えて彼と彼につずく子孫に及ぼさん。
教104,26,またわが僕マヘムソン(マーテン・ハリス)をして、わが僕ガゼラム(ジョセフ・スミス2代目)の指図する所
に従い、わが言を宣ぶるために彼の金銭を献納せしめよ。
教104,27,またわが僕シェデラオメク(フレデリック・ジー・ウイリヤムス)に、その今住むところの土地を与えよ。
教104,28,またわが僕オリハー(
オリヴァ・カウドリ)には第1号地、すなわちレーンシャイン舘(印刷所)に使用すべ
き家に隣接するを区切る土地また彼の父の住える土地を与うべし。
教104,29,またわが僕シェデラオマク(フレデリック・ジー・ウイリヤムス)およびオリハー(オリヴァ・カウドリ)には、レ
ーンシャイン舘(印刷所)とこれに付属する一切の物を与えよ。
教104,30,これ、彼らに命ぜらるべき管理の職なり。
教104,31,彼らにして忠実ならば、見よ、われ彼らを祝福し祝福に祝福を増し加えん。
教104,32,これは彼らと彼らにつずく子孫のために、わが彼らを任じたる管理の職の始めなり。
教104,33,彼ら忠実ならば、われ彼らと彼らにつずく子孫をいよいよ祝福し、正に祝福に祝福を加えん。
教104,34,またわが僕ゾンブル(ジョン・ジョンソン)には、その住える家と嗣業とを与えよ。ただし、わが家を建つる
ために保留せる土地、こはその嗣業に属するものなるが、それとわが僕オリハー(オリヴァ・カウドリ)に与うることを
すでに指定したる土地とをすべて除く。
教104,35,彼忠実ならば、われ祝福に祝福を加えん。
教104,36,”みたま”の声いよりて彼に知らされ、またこの制度の評議によりまたこの制度の支持の挙手によりて知
らさるるならば、わが聖徒らの年を建てんためにすでに区分せられたる土地を彼が売却せんことはわが旨なり。
教104,37,而して、こは彼と彼につずく子孫の祝福のため、わg厭かれを任じたる管理の職の始めなり。
教104,38,彼忠実ならば、われ祝福に祝福を加えん。
教104,39,またわが僕アハシダ(ニューエル・ケイ・ホイットニー)をして、今住える家と土地とオゾンダ(商業舘)の
ある土地と建物と、またオゾンダ舘の南に当る隅の土地と、シュール舘(灰置場)のある土地に就きて任を受けしめ
よ。
教104,40,而して、われすべてこの事をわが僕アハシダ(ニューエル・ケイ・ホイットニー)に、彼の管理の職のため
と、彼と彼につずく子孫の祝福のためと、シネハの地(カートランド)なるわがステーキ部のために創立せるこの制
度の有てるオゾンダ舘(商業舘)との為に任命
教104,41,誠に、こはわが僕アハシダ(エヌ・ケイ・ホイットニー)を任じたる管理の職にして、正にこの全部のオゾ
ンダ舘(商業舘)に彼とその代理者と彼につずく子孫とを任ずる管理の職なり。
教104,42,而して彼わが与えたる誡命を守るに忠実ならば、われ彼と彼につずく子孫に祝福を与え、祝福に祝福
を増し加えん。
教104,43,またわが僕ガゼラム(ジョセフ・スミス2代目)をして、わが家を建つるために区分せる土地、すなわち長
さ40ロッドなる土地、また彼の父の今住える嗣業に就きて任を受けしめよ。
教104,44,而してこはすなわち彼に祝福を与え、また彼の父に祝福を与えんために任命したる管理の職の始めな
り。
教104,45,見よ、われは彼の父のためと彼を扶持するために嗣業を1つ残し置きたれば、この故に彼の父はわが
僕ガゼラム(ジョセフ・スミス2代目)の家の中の者に数えらるべきなり。
教104,46,而してわが僕ガゼラム(ジョセフ・スミス2代目)忠実ならば、われその家に祝福をいや増して加え、また
正に祝福に祝福を増し加えん。
教104,47,われ今、シオンに就きて1つの誡命を汝らに与う。すなわち、汝ら今よりもはや協同制度としてシオンの
兄弟たちに高速さるることなかるべし。ただかくの如くになるなり。
教104,48,すなわち汝らこの制度を組織せる後、シネハ(カートランド)の市なるシオンおステーキ部の協同制度と
称えよ。而して汝らの兄弟たちは、組織せる後シオンの市の協同制度と称えよ。
教104,49,彼らは彼らの名により、また連盟に於て制度を組織し、而して彼らの名いよりまた連名に於て事業を為
すべく、
教104,50,汝らは汝らの名により、また連名に於て事業を為すべし。
教104,51,この事をわれ汝らの救いと、また彼らの救いの為になさん事を汝らに命じたり。そは彼らの逐い出さるる
ことと、またまさに来らんとすることのために然せるなり。
教104,52,かの誓約は、貪りとまことしやかなる言による罪悪のために破られたれば、
教104,53,すなわち、この故に兄弟たちと共に汝らの協同制度は解散され、汝らただ今より彼らと規約にて縛られ
ず。ただわが語りし如く、汝らの財政の許す範囲と会議の支持の挙手が指示するところにしてこの制度の評議に於
て承諾されたる限りの債務に就きて蚤、彼らの規約に
教104,53-1,ものとす。
教104,54,またわが汝らに任命したる管理の職に関し汝らに1つの誡命を与う。
教104,55,見よ、すべてこれらの財産は皆わが有なり。然らずば汝らの信仰は空しく、汝らは偽善者となり、汝らの
われと結べる誓約は破られたるなり。
教104,56,而してもし財産がわが有ならば、汝らすなわちわが管理人なり。然らざれば、汝らはわが管理人いあら
ざるなり。
教104,57,されどわれ誠に汝らに告ぐ、われ汝らをわが家の管理人、すなわち誠にわが管理人に任じたり。
教104,58,而してこのためにわれ汝らに組織を造り、わが言すなわち完全なる聖典すなわちわがこれまでに与え
たる啓示と、また今より後時々与うべき啓示とをシネラ(印刷)すべきことを命じたり。
教104,59,こはこの世にわが教会と王国とを建てて、われわが民と共に住わん時の備えを為さんためにして、然も
そお時は今や近づきたり。
教104,60,されば汝ら金庫のための場所を1つ備えて、これをわが名のために奉献すべし。
教104,61,また汝らの中よりこの金庫を掌どる者を1人指定し、この祝福を受くる様按手聖任すべし。
教104,62,而してこの金庫は須らく封印をなし、あらゆる聖き物を皆この中に納め、汝らの中何人といえどもその
物またはその1部をも己が物と言うことなかれ。そは、皆汝ら一同に属すべきものなればなり。
教104,63,われ今より即刻それを汝らに与う。されば汝らわが語りし如くこれらの聖き物シネラ(印刷)するために、
この聖なる物以外に汝らを任命したる管理の職を必ず行きて利用すべし。
教104,64,またこの聖き物より生ずる利益は、須らくこれを金庫の中に保べく、またこれには封印を施し、何人たり
ともこの制度の支持の挙手または命令によるほかはこれを使用し、或いは金庫の中より取出し、または施したる封
印を破ることなからしむべし。
教104,65,かくの如くして、汝ら聖い物より生ずる利益は、神聖なる目的のために金庫に保管すべし。
教104,66,而して、この金庫は主の神聖なる金庫と称えらるべく、そが神聖にして主に奉献さるるために封印を施
すべし。
教104,67,また、ここになお別の金庫を備え、それを管理する会計を1人任命し、金庫には封印を施すべし。
教104,68,汝ら管理の職を行うに当り、神聖なる目的のためわれ自身のために取除け置きたる神聖なる書のほ
か、わが汝らを任じたる家屋、土地または家畜またはすべての物に於ける財産を利用して得たる全部の金銭は、こ
れを受くるや否や直ぐに100金、50金、10斤づつを
教104,68-1,従って金庫に納むべし。
教104,69,言を換えて言えば、汝らの中、人もし5タレント(ドル)を得ばこれを金庫に納めよ。10、20、50、或い
は100タレントを得るもまた同様にせよ。
教104,70,而して、汝らの中何人もこれを己が物なりと言うことなかれ。そは、己が物なりと言うを得ず、またその1
部たりとも己が物なりと言うを得ざればなり。
教104,71,ただこの制度の支持の挙手と一致の承諾あるほかは、その1部たりとも使用しまたは金庫より取出すこ
となかれ。
教104,72,またこれを為すには、汝らの中何人にても会計に向いて、われ管理の職を補うためにこれを必要とすと
言わば、この制度はこれに対して支持の挙手をしまた一致承諾によるべきものとす。
教104,73,すなわち、もし5タレント(ドル)にても10、20、50或いは100タレント(ドル)にても、会計は彼の要求す
る金額をその管理の職を助くるため与うべきなる。
教104,74,すなわち、その人罪人なることを知られ、誠なく智恵なき管理人たることの制度の会議の席上にて明ら
かにあらわるるまで然すべし。
教104,75,されど、その人教会の正会員の1人として資格に欠くる所なく、忠実にして智恵ある管理人なりせば、
会計の敢てその要求を拒まざる以て以上のしるしとすべし。
教104,76,されど罪を犯せる時は会計はこの制度が為す会議と支持の挙手にかけらるべし。
教104,77,而して、この会計誠なく智恵なき管理人たること判明すれば、彼はこの制度が為す会議と支持の挙手
にかけられてその地位よりしりぞけられ、別の者を以てこれに代らしむべし。
教104,78,またわれ誠に汝らの債務に就きて告ぐ。見よ、汝らことごとくその債務を償却すべし。これわが旨なり。
教104,79,また、汝らわが前にへり下り、勤勉、謙遜および信仰による祈りによりてこの祝福を得んことはわが旨な
り。
教104,80,汝ら勤勉、謙遜にして、信仰をもて祈りをなさば、見よ、われ汝らの貸主らの心を和げ、ついに汝らが
救わるる手段を与うべし。
教104,81,この故に、汝ら速にケインハノック(ニューヨーク)に書を認むべし。すなわち、わが”みたま”の書取らす
るままにこれを認むべし。さらばわれ汝らの貸主らの心を和げ、汝らに苦痛を与えんとする念を心の中より取去るべ
し。
教104,82,而して汝ら謙遜、忠実にしてわが名を呼び求むれば、見よ、われ汝らに勝利を与えん。
教104,83,われ汝らに約束を与う。汝ら今1度だけ束縛を逃れて自由の身となるべし。
教104,84,汝らもし、何100ドル、または何1、000ドルづつ金を借入るる機械を得て、ついに汝らのきずなを全く
逃れ得てもそは汝らの特典なり。
教104,85,わが汝らに私たる財産を、汝らにとりて善しと思わるる如く一致の承諾または他の方法により、汝らの名
を以て今1度だけ担保とせよ。
教104,86,われこの旅に限り、汝らにこの特典を与う。されば見よ、もし汝らわが誡命に従い、わが汝らの前に出し
たることに早速取りかかるならば、すべてこれらの物はわが物にして汝らはわが管理人なれば、およそ家の主はそ
の家を敗るが如きことを為しめざるべし。誠に然り
教104,86-1,アーメン。
教105,,教義と聖約 第105章
教105,*-*,1834年6月22日、ミズーリ州フイシングリバーにて予言者ジョセフ・スミスによりてたまえる啓示。ミズ
ーリ州に於ける聖徒らに対する暴行は甚しくなり、数郡より来れる組織的団体は教会の人々を滅ぼさんとする意志
を声明せり。予言者はシオンの陣営として知
教105,*-*-1,一隊の酋長となりて、衣服食料を運搬してカートランドよりこの地に来りてありたり。この一隊がフイ
シングリバーにて野営せる間に予言者はこの啓示を受けたり。わが教会の歴史、第2巻、第5章乃至第8章(英文)
参照。めずらしき姓名の解き明しには、第78章の
教105,*-*-1-1,見よ。教会の人々は、その背罪なかりせば彼らの敵より贖われしならん。進んで貧者に頒たざる
物は罪ありとせらる。シオンの贖いは延期せらる。教会の人々は損害を償わしむるため法官に訴うべきこと。ジャク
ソン郡とそれに近接せる郡の土地を贖うべし。カートラン
教105,*-*-1-1-1,建築中なる主の宮居に於てエンダウメントを授けらるること。召の日に次で来たるは選びの日
なり。聖徒らは平和の旗じるしをかかぐべし。
教105,1,誠にわれ、わが苦しめる民の贖いに関するわが旨を知らんとして寄り集れる汝らに告ぐ、
教105,2,見よ、われ汝らに告ぐ。われ1人1人就きて言わず、教会全体に就きて言うなれど、もしわが民罪を犯さ
ざりせば彼ら今にも贖われ居りしならんに。
教105,3,されど見よ。彼らはわが彼らに要求したるところにおとなしく従うことを覚らずしてあらゆる悪に満ち、彼ら
の中の貧しくして苦しめる者たちに聖徒たるにふさわしく物資を頒たず。
教105,4,日の栄の大国の律法の要求する和合一致に従いて一致協力せず。
教105,5,およそ日の栄の王国の律法の諸原則によらずんば、シオンを建つること能わず。これによりて建てず
ば、シオンをわれに受け入るることかなわざるなり。
教105,6,されば、わが民の律法に従順なることを覚るまでは必ずこれを懲しむるを要す。もし必ず要すれば、彼ら
の受くることによりて打ち懲しめらるるなり。
教105,7,われこの事を言うは、わが民を導くために任命せられたる教会の最初の長老たちに就きてにあらず。そ
は彼らことごとくは、この咎めを受くるにあらざればなり。
教105,8,されど、われ外にあるわが教会員に就きてこれを言うなり。多くの者ありて言わん。彼らの神何所に在り
や。見よ、神は悩める時に彼らを救うならん。救わずんば、われらシオンに上り行かずしてわれらの金銭を保つべし
と。
教105,9,この故に、わが民罪を犯したるために、わが長老たちは暫しの間シオンお贖いを猶豫することわがため
に必要なり。
教105,10,そはわが民をして備えをなし、去らに完き教えを受け、経験を持ち、その義務とわが彼らに求むること
を更に完く覚らしめんがためなり。
教105,11,而して、わが長老たちがいと高きところより権能を賜わるまではこの事あるべからず。
教105,12,見よ、彼ら忠実にしてわが前に引きつずきへり下らば、われ大いなるエンダウメントを彼らに授けまた祝
福を注がんものと用意せり。
教105,13,この故に、わが長老たちがシオンの贖いを暫しの間猶豫するはわがために必要なり。
教105,14,見よ、われはシオンの戦を為すことを彼らに求めず。そは、われ先の誡命によりて告げし如く、誠にわ
が約束を果すべければなり。すなわち、われは汝らのために戦わん。
教105,15,見よ、われは打ち滅ぼす者を遣わしてわが敵を破り、これをついえしむべし。されば今より多くの年を
経ずして、わが敵をしてわが選ばれたる民を汚し、またわが聖徒らの集るために聖くしたる土地に於てわが名をけ
がすに任さず。
教105,16,見よ、わが僕ボーラク・エール(ジョセフ・スミス2代目)にわが家の強者、すなわちわが家の戦士、青
年、壮年の者に、わが民の贖いのために集りてわg亜敵のやぐらをこぼちその見張りの者を追い散らすように言え
と命じたり。
教105,17,されど、わが家の強者供わが言を聴かざりき。
教105,18,されどその中にはわが言を聴きし者たちあるがため、彼らにしてもし変ることなく忠実ならば、われ祝福
とエンドウメントを授けんものと用意せり。
教105,19,彼らの祈りは聞かれたり。われその捧物を受け納れん。かくして彼らが信仰を試みらるるためここまで
引き来らるるも、わが必要とするところなり。
教105,20,今、われ誠に汝らに告ぐ、われ汝らに1つの誡命を与う。すなわち、ここまで上り来れる程の人々にして
この周りに留り得る限りの者は留るべし。
教105,21,されど、東の国々に家族あるが故に留る能わざる者たちは、わが僕ジョセフに命令を出さしむる程に暫
しの間留るべし。
教105,22,われこの事に就きて彼と議るべし。而して何事によらず、彼が彼らに命ずるところはことごとく充らさるべ
し。
教105,23,またこの周りの地方に住めるすべてのわが民は須らくよく忠実にして祈りを断たず、わが前に謙るべ
し。而して、これまでわが啓示するところをわが表しても善しとするまで人に表すことなかれ。
教105,24,審判に就きて語らず、信仰をも誇らず、また大いなる業をも誇らずして、民の感情に合致するところに
従いて1つの地方に於て出来得る限り心して寄せ集むべし。
教105,25,而して、見よ、われ汝らが民に向いて”律法に従いて審判と正義とをわれらのために行い、われらの損
害をわれらに就きて償え”と言いつつある間、汝らの平和に且つ安全に息むことを得んために、汝らをして人々の
気に入られ人望を集めしめん。
教105,26,さて見よわが友よ。われ汝らに告ぐ。かくの如くして汝ら人望を集めて、ついにイスラエルの軍は極めて
大いなるものとなるべし。
教105,27,われ人々の心を和げ、あたかも嘗て折々パロの心を和げたる如くして、わが僕ボーラク・エール(ジョセ
フ・スミス2代目)およびバニミー(すなわちわが任命したるわが長老たち)をしてわが家の強者たちを集むる暇を得
しむべし。
教105,28,また賢き人々を遣わさしめて、ジャクソン郡にて贖い得るほどの土地は悉くこれを買入れ、またその周り
の近接せる郡に於てもかくせよと命じたることを成就せしむべし。
教105,29,これらの土地を贖うはわが旨にして、贖いたる後はわが命じたる奉献の律法によりてわが聖徒らこれを
保有すべきなり。
教105,30,またこれらの土地を購めたる後は、イスラエルの軍自らの金銭を以て購めおきたる所有の地を占め、こ
れを襲わんとするわが敵のやぐらをこぼち、その見張人を追い散らし、またわれを憎む者の中の34代の者にいた
るまでわが敵に讐を復すはわれこれを罪無しとすべし
教105,31,されどまずわが軍をして甚だ大いなるものとなし、わが前に聖きものとならしむべし。かくして、明らかな
ること日の如く、清らかなること月の如く、万国の民をしてその旗を怖れしむべし。
教105,32,またこの世の諸々の王国をして、シオンの王国は誠にわれらの神とそのキリストの王国なれば、いざわ
れらその律法に従うべし、とやむを得ず認めしむべし。とやむを得ず認めしむべし。
教105,33,われ誠に汝らに告ぐ、わが教会の最初の長老たちは、カートランドの地にわが名のために建てよと命じ
たるわが家の中に於て、いと高きところより授かるエンダウメントを受くるは誠にわが必要とするところなり。
教105,34,シオンとシオンの律法に関しわが与えたるこれらの誡命は、シオンの贖われし後にこれを遂行して成
就すべし。
教105,35,召の日はすでに終りて、選びの日今来れり。故に、今は須らく価値あるものを選ぶべし。
教105,36,”みたま”の声によりてわが僕は選ばれし者たちを明らかに知らされ、而してこの者たちは聖くせらるべ
し。
教105,37,およそ彼ら受くるところの助言を守らば、多くの日を経てシオンに就けるすべての事を成就すべき権能
を受けん。
教105,38,またわれ汝らに告ぐ、汝らに危害を加えたる人々と和を乞うのみならず、またあらゆる人々とも然せよ。
教105,39,平和の旗を高くかかげ、地の極までも平和を宣言せよ。
教105,40,また汝らの内にある”みたま”の声によりて、汝らに危害を加えたる民と平和を結ぶ提案を為すべし。然
らば、すべての事について汝らの為にならん。
教105,41,この故に汝ら忠実なれ。見よ、みよ、われ誠に終りまで汝らと共に在るなり。誠に然り、 アーメン。