教136,,教義と聖約 第136章
教136,*-*,1847年1月4日、アイオワ州カウンシル・ブラフスの近くミズーリ河の西岸、オマハネーションのイスラ
エル陣営の冬季野営地に於て、大管長ブリガム・ヤングを通じて給まりたる主の御言と御旨。西部に移住するため
の編制計画。義しき行いをなせと言う訓戒。喜
教136,*-*-1,悲しみの時にも主を賞め称うべきこと。予言者ジョセフは自身の血を以て証を結び固むる必要あり
しこと。
教136,1,西部に向って旅行中なるイスラエルの陣営に関し主のたまえる御言とその御旨。
教136,2,末日聖徒イエス・キリスト教会に属するすべての日地ぼとおよびこれと共に旅する人々は、主なるわれら
の神のすべての誡命と律法とを守る誓約と約束とを以て諸部隊を編成すべし。
教136,3,この諸部隊は100人長、50人長、10人長あり、その上に1人の隊長と2人の福隊長とを載きて編成せら
れ、12使徒の指揮を受くべし。
教136,4,而して、われらの誓約はかくの如し。すなわちわれら、ことごとく主の法令を履み行うべし、と。
教136,5,隠部隊は、各自の嘉納なるすべての曳車用牛車、車輌、糧食、衣服、その他の度の旅行に必要なる
品々をことごとく準備すべし。
教136,6,部隊の編成せられたる時は今度あとに留る者のために全力を尽して備えをなすべし。
教136,7,各部隊は、その隊長およぼ組長と共に来春出発し得る人数を決定し、強壮にして事に慣れたる人々を
充分なる数だけ選出し、曳車用牛馬、種子および農具などを携えて、春作の種まきを為さんがために開拓者として
行かしむべし。
教136,8,各部隊はその分配を受けたる財産の高に従い、貧者、寡婦、父なき児、および軍隊に入りたる者の家
族を均等に負たん負擔し、これらの人々の意に反して寡婦および父なき児らの怨声を主の耳に達しせしむることな
かれ。
教136,9,各部隊は、今季間あとに残るべき者のために家屋と穀類を収穫すべき土地とを準備すべし。これ、主の
その民に関する旨なり。
教136,10,あらゆる人々みなその力と財とを尽して、主がシオンのステーキ部を置く地bノ移すことを努めよ。
教136,11,汝らもしこの事を、潔き心と全き忠信とをもて為さば祝福を受けん。また汝らの羊の群、牛馬の群、畑、
家屋、家族などは祝福を受くべし。
教136,12,わが僕エズラ・ティー・ベンソンおよびエラスタス・スノーは1部隊を編成せよ。
教136,13,また、わが僕オルソン・プラットおよびウイルフォード・ウッドラフは1部隊を編成せよ。
教136,14,また、わが僕アマサ・ライマンおよびジョージ・エー・スミスは1部隊を編成せよ。
教136,15,而して、その隊長、100人長、50人長、10人長、を任命し、
教136,16,この任命を受けたる人々は行きて聖徒にこのわが旨を教え、以て平和の地に何時なりとも行く備えを
なさしむべし。
教136,17,行きて、わが汝らに命じたるところの如くせよ。汝らの敵を怖るるなかれ。彼らは、わが業を止むる力な
ければなり。
教136,18,シオンはわが時期至りて贖わるべし。
教136,19,もし何人にても自らを立つることを求めてわが助言を求めざれば、その者は力あることなくその愚なる
行いは露さるべし。
教136,20,汝ら求めよ。互いに汝らの誓約をことごとく守れ。而して兄弟のものを貪ることなかれ。
教136,21,汝ら悪より離れて、主おなを徒らに呼ぶことなかれ。われは主なる汝らの神、すなわち汝らの先祖の
神、アブラハム、イサク、ヤコブの神なればなり。
教136,22,われは、イスラエルの子らをエジプトの地より導き出したる者なり。わが腕は末の世にわがイスラエルの
民を救わんために伸べられたり。
教136,23,汝ら互いに争論するを止めよ。また他人の悪口を言うを止めよ。
教136,24,酒に酔うことを止めよ。汝らの言をして互いに徳の向上に資するところあらしめよ。
教136,25,汝、もし隣人より借りたらばその借りたるものを返すべし。而して汝もし返済する能わざる時は、隣人の
汝を咎めざらんため直ちに行きて隣人に告げよ。
教136,26,汝もし隣人が物を紛失したることを知らば、努めてこれを捜索しその手にこれを復するまで尽力しべ
し。
教136,27,汝その持てる物の保存に努め、以て賢き管理人となるべし。これは神より無代価にて与えられたる賜
物にして、汝はその管理人なればなり。
教136,28,もし汝心楽しき時は歌を唱い楽を奏し舞踏を舞い、讃美と感謝の祈りをもて主を讚め称えよ。
教136,29,もし汝悲しき時は、汝に喜びあらんため祈願をもて主なるなんじの神を呼び求めよ。
教136,30,汝の敵を怖るるなかれ。彼らはわが掌中にありて、われわが思のままに為せばなり。
教136,31,わが民は、すべてのことに試煉を受けざるべからず。かくして彼らはわが与えんとして持てる光栄、す
なわちシオンの光栄を受くるために準備せらる。而して、およそ懲しめを堪え忍ばざる者はわが王国に適しから
ず。
教136,32,智恵なき者はその眼開けて見ることを得、その耳開けて聞くことを得んために、自らを卑うして神なる主
に呼び求めて智恵を得よ。
教136,33,われわが”みたま”を世に遣わして、真にへり下る者悔いる精神ある者に智恵を授け、神を敬わざる者
を罪ありとすればなり。
教136,34,汝の同胞は、汝と汝の証とを拒みたり。すなわち、汝を追い出せる国民なり。
教136,35,今や彼らの禍の日は来る。すなわち嘆きの日なり。すなわち産の苦しみに悩む婦の如し。彼ら速に悔
い改めずんば、実に速にせずんばその嘆き大いならん。
教136,36,彼ら予言者らを殺し彼らに遣わされたる者を殺し罪無きの血を流したれば、その血彼らに向って地の
中より叫ぶ。
教136,37,されば汝ら、これらを見て驚くなかれ。そは汝らいまだ潔からざればなり。また、汝らいまだわが栄を受
くる能わず。されど汝ら忠実にわが言いたる言をすべて守らば栄を見ることを得ん。この言はアダムの時よりアブラ
ハムに至り、アブラハムよりモーセに至り、モー
教136,37-1,イエスとその使徒に至り、イエスとその使徒よりジョセフ・スミスに至るまでのものにして、われジョセフ
- スミスを、わが天使らすなわちわれに事うる僕を以てまた天よりわれ自らの声を以て、わが業を世に出さんために
呼びたり。
教136,38,彼は真実その礎を置き忠信なりき。故にわれは彼をわが許に引取れり。
教136,39,多くの者、その死によりて驚けり。されど、こは彼が己が証詞を自らの地を以て結び固め、人に尊崇せ
られて、悪人罪ありとせらるるためには必要なることなりき。
教136,40,われは汝らを敵より救い出せしにあらずや。実に遺されたる者はわが名を証しする証人となりしにあら
ずや。
教136,41,さて、この故に聴け、汝らわが教会の人々よ。また汝ら長老も共に耳を傾けよ。汝らはわが王国を受け
たり。
教136,42,汝ら努めてわが誡命をことごとく守るべし。汝らの上に審判下り、汝らの信仰は失せ、而して汝らの敵
汝らを破らざらむためなり。さらば、今はこれを以て止む。 アーメン。アーメン。
公137,,公式の宣言
公137,1,大方の各位
公137,2, ユタ州政府委員の内務卿に送附せる近頃の報告中、目下なお多妻結婚の式が挙げられ、また40件
以上にのぼる多妻結婚昨年6月以来または昨年中にユタ州に於て結ばれ、また当教会の主脳者らが公開の説教
中に多妻結婚の実施を継続するを教えこれを奨励せいと申立
公137,2-1,至急報ソルトレーク市より政治的目的を以て送られ今世上にひろく発表せられ居るを以て、この故
に、余は末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長として、これらの避難は虚構なることをここに最も厳粛に宣言するも
のなり。われらは、現今多妻主義または多妻結婚を教
公137,2-1-1,また何人にてもこれを実行するを許すものにあらず。また、余は40件またはその他何れの件数に
上る多妻結婚も、かの期間中に当教会の神殿または州内何れの箇所に於ても挙行されたることを否定するものな
り。ここに1事件の報告ありて、1889年の春ソルトレー
公137,2-1-1-1,ダウメント・ハウル”に於てこの種の結婚挙げられたりと結婚せるものたちその中に於て申立つれ
ども、今に至るも余は何人が挙式せるや知るを得ず。またこの事に尽き就きて為されたる事は、何によらず余の関
知せざるところなり。この申立てよる事件の結果として、
公137,2-1-1-1-1,ウメント・ハウス”は余の司令によりて直ちに取こわされたり。議会が多妻結婚を禁ずる法律を
制定し、またその法律は最高裁判所により憲法に基くと宣言されたるが故に、余はこれらの法律に服従し、また余
の管理する教会の会員を動かして同様にこの法律に服従せし
公137,2-1-1-1-1-1,こに宣言す。特記せられし期間中に教会員に為したる余の教えまたは余の同僚の教えた
る中には、多妻結婚を強いて覚えこませまたはこれを奨励すると、道理に適うように解説し得るところ何ものもなし。
而して当教会の如何なる長老も、かくも如き教えの意味を含むと
公137,2-1-1-1-1-1-1,を使用したる時は直ちに譴責せられたり。而して余は、今余の末日聖徒に対する忠告
は、国法によりて禁ぜられたる如何なる婚姻もこれを結ぶことを止むべし、と言うにあることを公に宣言す。
公137,3,末日聖徒イエス・キリスト教会大管長 ウイルフォード・ウッドラフ
最終更新:2008年07月05日 04:21