教131,,教義と聖約 第131章
教131,*-*,1834年5月16日並びに17日に、イリノイ州レーマスにて予言者ジョセフ・スミスによりて与えられし教
え、わが教会の歴史、第5巻、392頁(英文)を見よ、日の栄の王国に於ける階級、新しく且つ永遠の結婚誓約の
意義、ひときわ確なる予言の言、人が無智
教131,*-*-1,救わるるの不可能なること。霊は物質なり。
教131,1,日の栄には3種の天界、すなわち3種の階級あり。
教131,2,而してその最も高きものを得んために、人はこの神権の位(すなわち新しく且つ永遠の結婚誓約を言う
に入らざるべからず。
教131,3,人もし然らずんばそれを得ることを得ず。
教131,4,人は他の天界に入るを得べし。されど、そはすなわちその人の光栄の国の行き止まりにして、また殖ゆ
ること能わず。
教131,5,1843年5月17日)ひときわ確なる予言の言とは、ある人が聖き神権の権能を通じて啓示によりてまた予
言者の”みたま”によりて永遠の生命に入るを結び片目られたることを知るを指す。
教131,6,人は無智にして救わるること不可能なり。
教131,7,そもそも、実態を有せざる物質のごときはあることなし。すべての霊は物質なり。ただ、ひときわ極微純粋
にして、ひときわ浄き眼のみよくこれを見極め得るなり。
教131,8,われらこれを御ること能わず。されどわれらの肉体浄めらるる時、われらは霊はこれすべて物質なるを見
ん。
教132,,教義と聖約 第132章
教132,*-*,1843年7月12日に誌されたる。イリノイ州ノーヴーにて予言者ジョセフ・スミスによりて給える啓示にし
て、新しき且つ永遠の誓約に関し、中に結婚誓約の永遠性また同じく多妻に関する啓示を含む。主に対する予言
者の質問。新しく且つ永遠の誓約を受くる用意
教132,*-*-1,ことを告げたもう。この律法の条件。主により定められたる聖なる神権の権能は、儀式の中に発動し
て墓を越えて効果を及ぼさざるべからず。俗世に権能による結婚は、この世に生くる間のみ効あり。結婚の形式、
この世より永遠にわたる如くに見ゆるとも、主の指し示
教132,*-*-1-1,如く聖なる神権の権能により挙行せらるるにあらざれば、この儀式は墓を越えて有効なるものた
ることなし、この世のみならず永久の正しく認証されたる結婚に言に絶する祝福を伴うこと。神たる位に達するため
の要素。永遠の生命と言う意味。主の命令ありたる時にの
教132,*-*-1-1-1,承認さるること。姦淫の罪悪。予言者の妻エマ・スミスに給える命令。
教132,1,誠にかくの如く主は汝わが僕ジョセフに言う。汝多くの妻と側女とを持つこと主義と教理とに関し、主なる
われ、わが僕なるアブラハム、イサク、ヤコブと、またわが僕なるモーセ、ダビデ、ソロノンたちを、何によりて正しと
認めたる所以を知り且つ覚らんがためわれ
教132,1-1,尋ねたるを以て、
教132,2,見よ、見よ、われは主なる汝の神なり。この事に就きて汝に答うべし。
教132,3,この故に、わがまさに汝に与えんとする教えを受け入れてこれに従わんため、汝の心構えをなすべし。
すべて、この律法を啓示さるる者共はこれに従わざるべからざればなり。
教132,4,見よ、われ汝に1つの新しき且つ永遠の誓約を啓示す。而して汝らもしこの誓約を守らざるときは行き止
りとなるべし。何人もすべてこの誓約を拒絶するを得て、而もわが光栄に入るを許さるる者あらざればなり。
教132,5,すべてわれによりて祝福を受けんと願う者は、その祝福を与うるために定められたる律法と条件を創世
の前より定められたるままに守らざるべからず。
教132,6,この新しく且つ永遠の誓約に就きては、こはわが最高完全なる光栄のために定められたるものにして、
わが最高完全の光栄を受くる者はこの律法を守らざるべからず、またこれを守るものとす。然らずば、その者の行き
止りなるべし。主なる神言う。
教132,7,われ誠に汝らに告ぐ、この律法に属ける条件は次の如し。すなわち、一切の誓約、契約、約束、義務、
宣誓、誓言、履行、関係、交際または予約にして、為されまたは結べるるとき、聖任されしものによりて為されず、ま
た今も永世にも亘りて結び固むる権能を保有する
教132,7-1,世に於てわが聖任したる者の媒ちを通じて啓示と誡命とによりて為されず。また”約束の聖きみたま”
によりて今も永世にも亘りて結び固められずば、すなわちまたこれら最と聖くあらずば、死にし者より復活する時も
その後にも何らの効験効能または効力あることなし
教132,7-1-1,この権能を保ようわれがこの世に於て聖職に任命したる者とは(われはこれをわが僕ジョセフに任
命して末の世に於てこの権能を保有せしむ、而も、この権能とこの神権の鍵とを授与さるる者はこの世に於て1代
唯1人のほかにあることなし)。以上の事然るは、以上の
教132,7-1-1-1,結ばれざる一切の誓約は人の死を以て終りを告ぐればなり。
教132,8,見よ、わが家は秩序の家にして混乱の家にあらずと主なる神言う。
教132,9,主また言う。わが名によりて為されざる捧物をわれいかで受くべきか。
教132,10,または、わが命ぜざりしものを汝らの手より受け入るることをせんや。
教132,11,主は言う。正にわれとわが父が創世の前より汝らに定めたる律法によらずして汝らに命ずることを為さ
んや。
教132,12,われは主なる汝の神なり。われこの誡命を汝に与う。すなわち人はわれに由らずまたわが律法なるわ
が言によらずして父に来るべからず、と主は言う。
教132,13,主なる汝らの神言う。この由にあるあらゆるものは、たとえ人により王により公によりまたはそのほか権力
によりまたは名義上のことにより、何にてもあれわれに由らずまたはわが言によらずして定めたることは、崩れ去りて
人の死にたる後復活に於てもその以後に於て
教132,13-1,なかるべし。
教132,14,およそ遺るところのものはわれに由るなり。われに由らざるものは何にても振棄てられて滅ぶべきなり。
教132,15,この故に、ある男もしこの世に於て妻をめとるに、われに由らずまたわが言によらずしてめとり、またそ
の男この由にある限りその妻と誓い、妻またその男と誓うに、この誓いも婚姻も彼ら死にてこの世の外に去る時は効
力あることなし。この故に、この2人この世の外
教132,15-1,如何なる律法もこれを結ぶことなし。
教132,16,この故に、彼らこの世の外に去る時は、めとり嫁ぎすることなくして彼らは天に於て天使に任命せらる。
而してこれらの天使は、彼らよりも遥に高き光栄に適しき、また優れたる光栄、永久の効ある光栄に適しき者に奉
仕すべき奉仕の僕なり。
教132,17,これらの天使はわが律法を守らざりし故に、殖ゆることを得ずしてただ別離孤独にて最高の栄えに進
み得ることなく救われたるまま永久に変らず。これを以て、彼らは神々にあらず永久に神の天使たるなり。
教132,18,われまた誠に汝らに告ぐ、もしある男妻を娶り今も永世にもとこれと誓うに、もしその誓われに由らずま
たはわが律法なるわが言によらず、わが聖職に任じてこの権能に任じたる者を通じて”約束の聖きみたま”によりて
結び固められずば、彼らこの由の外に去る時その
教132,18-1,無効にしてまた効力なし。その故に、彼らわれに由りてまたわが言によりて結ばるるにあらざればな
り、と主は言う。彼らこの世の外に去る時、その誓は未来の世にて受け入れられず、その故は諸天使および諸神あ
りてその処に任ぜられ、これらに由りて其所を通過する
教132,18-1-1,なり。これを以て彼らはわが栄を受け嗣ぐこと能わず、わが家は秩序の家なればなり、と主なる神
言う。
教132,19,また、われ誠に汝らに嗣ぐ、ある男もしわが律法なるわが言によりまた新しく且つ永遠の誓約によりて
妻を娶り、これがわれによりてこの権能と神権の鍵を与えられ聖職に任ぜられたる者によりて為さるる時、彼らに次
の如く言わるるならば、すなわち汝ら第1の復活に
教132,19-1,来るべし、而してもしそれが第1の復活の後ならば次の復活に出で来るべし、而して汝ら王位、王
国、公国、そお他権能、領土すべての頂上と奥とを受け嗣ぐべし、と言わるるならば、なお”約束の聖きみたま”によ
りてその結婚が結び固めらるるならば、それより子羊
教132,19-1-1,書に汝罪亡き者の血を流す殺人を犯すべからずと誌さるるに汝らわが誓約を守り罪無き者の血
を流す殺人を犯さずんば、何事にまれわが僕の彼らに授けたる事はすべて今より永遠に亘りて彼らに為さるべく、
また彼らこの世に外に去る時は充分効力あるべきなり。彼らは
教132,19-1-1-1,置かれたる諸天使諸神の前を通り過ぎ、各々その頭に結び固められたる如く、各々最高の栄
えに進むを得てあらゆる事に光栄を受くべし。この光栄は最高完全の光栄にして、永久にその子孫の続くことな
り。
教132,20,それより、彼らは神々となるべし。彼らは終りなければなり。されば彼らは続く故に永遠より永遠に至る
べし。それより彼らはすべてのものの上にあらん。すべてのもの彼らに従えばなり。それより、彼らは神々とならん。
彼らはすべての権能を有し、諸天使彼らに従え
教132,21,誠にまことにわれ汝らに告ぐ、汝らわが律法を守るにあらざればこの光栄に達するを得ず。
教132,22,およそ最高の栄えに進を得て生命をつずくるに至る門は狭く、道は補足してこれを見出す者は少し、
そは、汝らこの世に於てわれを受け入れず、またわれを知らざるに由る。
教132,23,されど、もし汝らこの世に於てわれを受け入れなば、汝らわれを知りて最高の栄に進を得ん、すなわち
わが在るところに汝らもまた在らん。
教132,24,こは、永遠の生命なり。すなわち、唯一の智恵ある真実の神と、その神の遣わしたまいしイエス・キリスト
を知ることなり。われは、その遣わされたる者なり。故に、汝らわが律法を受け入るべし。
教132,25,それ死に至る門は大きくしてその道は広し。而して其所より入る者数多し。彼らはわれを受け入れず、
またわが律法を守らざるによる。
教132,26,誠いまことにわれ汝らに告ぐ、ある男もしわが言によりわが命ずるところに従いて妻を娶るに、その夫ま
たは妻何にても罪を犯し、または何事にても新しく且つ永遠の誓約を破り且つあらゆる神を穢す行いを為し、また
罪無き者の血を流す殺人の罪を犯さずば、もしかれ
教132,26-1,”約束の聖きみたま”によりて結び片目らるるならば、最初の復活に出で来りて最高の栄に進むを
得。されど、贖いの日に至るまで肉体にて亡ぼされ悪魔に付されて打ち叩かるべきなり、と主なる神言う。
教132,27,この世に在りてもまたほかの世に在りても赦さるることなき聖霊を穢す罪とは、すなわちわが新しく且つ
永遠の誓約を受け入れたる後人を殺して罪無き者の血を流すことと、わが死にたるを承諾することを言うなり、と主
なる神言う。人もしこの律法を守らずば、決して
教132,27-1,入ること能わずして断ち切らるべきなり、と主は言う。
教132,28,われは主なる汝の神なり。われ汝にわが聖き神権の律法を与えん。これはこの世の在りし前に、われと
わが父との定めたりしそのままなり。
教132,29,アブラハムはすべてを受けたり。彼は何事を受くるも啓示と誡命とわが言とによれり、と主は言う。而し
て、彼は最高の栄えに進むを得てその王座に坐せり。
教132,30,アブラハムはその子孫とそのすえ(わが僕ジョセフ汝もそのすえなり)に就きて約束を受けたり。すなわ
ち、そのすえはこの世に在らん限り存続すべく、またアブラハムとそのすえにつきては、ほかの世に在りても絶ゆる
ことなかるべきことこれなり。この世に在りても
教132,30-1,この世の外に在りても、空の星の如く数多くして絶ゆることなく、すなわち浜の砂は数えらるとも彼ら
を数え尽し得ざるべし。
教132,31,この約束はまた汝の約束なり。汝はアブラハムより出で、この約束はアブラハムに為されしによる。この
律法によりてわが父の事業は続き、父はこれによりて光栄を得たもう。
教132,32,この故に汝行きてアブラハムの業を為せ。汝わが律法に入れ、さらば救わるべし。
教132,33,されど、もし汝わが律法に入れずば、わが父のアブラハムに為したる約束を受くるを得ず。
教132,34,神アブラハムに命じたまい、サラはハガルをアブラハムに与えて妻となせり。サラは何故にこれを為し
たるか。これ律法なりしが故なり。而して、ハガルより多くの人々生れ出でたり。故にこれは約束を成就することの1
なりき。
教132,35,されば、アブラハムは罪ありとせらるるべきか。われ誠に汝に告ぐ、然らず。そは、主なるわれこれを命
じたるが故なり。
教132,36,アブラハムは息子イサクを犠牲にせよ、と神より命ぜられたり。それにも関らず、汝人を殺すなかれとは
録されたり。然るにアブラハムは、その子を犠牲にするを拒まざりき。而して、アブラハムはこれにより義とせられた
り。
教132,37,アブラハムは側女を与えられ、これらはアブラハムの子らを生めり。然るに、アブラハムは義しとせられ
ぬ。この側女たちはアブラハムに与えられたるものにして、彼はわが律法を守りたればなり。また、イサクもヤコブも
共に神より命ぜられたることの外何事をも為さ
教132,37-1,而して、彼ら神より命ぜられたることのほか何事をも為さざりしにより、約束に従い最高の栄に進むを
得て王位に坐せり。彼らは天使にあらずして神々なり。
教132,38,ダビデもまた多くの妻と側女を受けたり、ソロモンおよびわが僕モーセもこれと同じ。また創世の始めよ
り今に至るまで、その他多くのわが僕たちもかくの如し。されど、彼らはわれより受けざりし事のほかには何事も罪を
犯したることなし。
教132,39,ダビデの妻と側女たちは、わが僕ナタンとこの権能の鍵を有ちし他の予言者たちの手によりわれの与
えたるものにして、ただウリヤとその妻の場合を除けばこれらの事に於てダビデに何らわれに対して罪を犯さざり
き。ただウリヤとその妻のことによりて、彼は最高の栄
教132,39-1,進むことより堕ちて彼の受け取る分を受けたり。されば、ダビデはこの世の外にありてその妻たちを
受け嗣ぐ能わず。われ彼らを別の者に与えたればなり、と主は言う。
教132,40,われは主なる汝の神なり。われ汝、わが僕ジョセフい命を与えてすべての事を回復せしむ。汝欲すると
ころを願うべし。さらば、わが言に従いて汝に与えられん。
教132,41,汝ら姦淫のことに関してわれに尋ねたるにより、誠にまことにわれ汝らに嗣ぐ、もしある男ありて新しく且
つ永遠の誓約に由りて1人の妻と娶りたるに、もしこの女別の男とともに居り、且つわれこれを聖なる儀式に由りてこ
の女に選び与えたることなければ、この女は
教132,41-1,罪を犯したるにして滅ぼさるべきなり。
教132,42,もしこの女、新しく且つ永遠の誓約に入らずして別の男とともに居らばこの女は姦淫の罪を犯したるな
り。
教132,43,もしこの女の夫別の女とともに居らんに、彼すでに誓を立てたる者ならば、彼はその誓いを破りしにより
姦淫の罪を犯せるなり。
教132,44,されどもしこの女、姦淫の罪を犯さずして潔白、誓言を破ることなく且つその夫の所業を知る時は、わ
れは汝わが僕ジョセフに啓示し、それよりわが聖なる神権の権能によりその女取り去りて、姦淫の罪を犯したること
なくして誠実なる男にこれを与うべき権能を汝に与
教132,44-1,そは、かくの如き男は多くの者を支配する者なればなり。
教132,45,われ汝に神権の権能と鍵とを付し、これによりてよろずの事を回復し、時期至らばよろずの事を汝に知
らしめん。
教132,46,誠にまことにわれ汝に告ぐ、何にても地に於て汝の結び固むるところは・に於ても結び固められ、何に
ても地に於て汝のわが無によりわが言によりて結ぶところは天に於て永遠に結ばるべし。また、何者の罪にても汝
地に於て赦すところの罪は天に於て永遠に赦され、ま
教132,46-1,罪にても汝地に於て留むるところの罪は天に於て留められん、と主は言う。
教132,47,また誠にわれ汝に告ぐ、何人にても汝の祝福する者はわれこれを祝福し、何人にても汝の咀う者はわ
れこれを咀わん、と主は言う。主なるわれは汝の神なればなり。
教132,48,われまた誠に、わが僕ジョセフに告ぐ。地に於て汝の与うる何にてもあれ、またわが言とわが律法により
地に於て何人を誰にまれ与うるとも、そは祝福を受けて咀いを受くることなく且つわが力伴わん。また、天に於ても
地に於ても罪ありとせらるることなし、と主は言
教132,49,われは主なる汝の神にして、世の終りまでもまた永遠より永遠までも汝と共にあるべし。われは誠に汝
が最高の栄に進むを得ることを結び固め、わが父の王国に於て汝の先祖なるアブラハムと共に居るべき1つの王
座を汝のために備うべし。
教132,50,見よ、われ汝の犠牲を見たればすべて汝の罪を赦さん。われはまた、汝がわれの語りたる所に従いて
払いたる犠牲を見たり。この故に、行け。さらば、われアブラハムの子イサクにつきてアブラハムの捧物を受けたる
が如く汝の逃るべき途を備えん。
教132,51,われ誠に汝に告ぐ、わが汝に与えたる汝の妻、わが婢なるエマ・スミスに1つの誡命を与う。彼女は、彼
女に提供せよと汝に命じたるものに自ら抑えて与らざれ。そは、アブラハムに為したる如く、汝らすべてを試さんと
して為したればなり。またこれ、われ誓約と犠牲
教132,51-1,汝に捧物を求めんがためなり。
教132,52,わが婢エマ・スミスは、わが僕ジョセフ・スミスに与えたる人々にして徳操あり且つ純潔なる者をことごと
く受け入るべし。されど、純潔ならずして純潔なりと称えし者たちは滅ぼされん、と主なる神言う。
教132,53,われは主なる汝の神なれば、汝はわが声に従わざるべからず。われはわが僕ジョセフに数多のことの
支配者となるを許す。彼は小数の事に就き忠実なりし故に、われこれより彼を強くせん。
教132,54,われ、わが婢エマ・スミスに命ず。彼女はわが僕ジョセフを固く守りてこれと結び合うべし、決してその
他の者にかくあるべからず。彼女もしこの誡命に従わんとせざれば滅ぼさるべし、と主は言う。われは主なる汝の神
にして、彼女もしわが律法を守らざれば滅ぼすべ
教132,55,されど、もし彼女この誡命に従わんと欲せずば、その時わが僕ジョセフは彼の言いたる如くことごとくこ
の事を彼女に為すべし。されば、われ彼を祝福して彼を弥増さん。すなわち、父と母と兄弟姉妹と家と土地と妻と
子供らに就き、この世に於ては100倍を与え永遠
教132,55-1,於ては永遠の生命の冠を与えん。
教132,56,われ、また誠に告ぐ、わが僕はわが僕ジョセフの咎を赦すべし。さらば、婢のわれに対して背ける違は
赦されん。われ主なる汝の神、彼女を祝福して彼女を弥増しその心に悦びを与うべし。
教132,57,またわれ告ぐ、わが僕ジョセフは敵来りて彼を滅ぼさざらんためその財産を手離すなかれ。サタンは滅
ぼさんとすればなり。われは、主なる汝の神にしてジョセフはわが僕なり。見よ、みよ。われ汝の先祖アブラハムと共
に在りし如く、彼と共に在りて彼を最高の栄に進
教132,57-1,光栄を与えん。
教132,58,そもそみ、神権の律法に就きてはそれに関する多くの事あり。
教132,59,誠にもし人ありて、アロンの如くわが声とわれを遣わしたまいし者の声によりてわが父に召され、われこ
の人にこの神権の権能の鍵を授与するに、もしこの人わが名によりわが律法に従いわが言によりて何事を行うとも
そは罪に当らず、われまた彼を正しと認むべし。
教132,60,この故に、何人もわが僕ジョセフを攻むべからず。われ彼を正しと認むれべなり。また、彼の咎のため
にわが彼に求むる犠牲を捧げしむればなり、と主なる汝らの神言う。
教132,61,また、この神権の律法の上より言う、もし何人たりとも1人の処女を娶り、更に、今1人の処女を娶らんと
望むに、最初の者これを承諾しこの男第2の処女を娶るに、2人とも処女にして他の男に誓いを立てたることなけれ
ば、この男は律法によりて正しと認めらる。こ
教132,61-1,姦淫の罪を犯す筈なし。2人共この男に与えられたればなり。己れの属して他の何人にも属さざる
者に就きて、姦淫の罪を犯す筈なければなり。
教132,62,而して、もしこの男この律法によりて彼に与えられたる10人の処女を有つとも、彼は姦淫の罪を犯す筈
なし。そは、10人の処女は彼に属し彼に与えられたれば、これを以て彼は正しと認めらるる故なり。
教132,63,されど、もしこの10人の処女の中の1人または何れかが、男に嫁ぎたる後他の男とともに居らば、これ
姦淫の罪を犯したるにより滅ばさるべし。そは、この処女たちはわが誡命によりその子孫の殖えて地に充たさんた
め、また創世の前よりわが父によりて為されたる約
教132,63-1,充たさんため、また永遠の世に於て最高の栄に進み、かくして人々の霊を生まんがために彼に与え
られたればなり。ここに於てわが父の御業は絶ゆることなく、かくして御栄は父に在るなり。
教132,64,また、誠にまことにわれ汝らに告ぐ、もし何人にても1人の妻を有ちその人この権能の日sgiを保有せ
ば、その妻にこれらの事に関するわが神権の律法を教うるに、その時妻はこれを信じ彼に事うべし。然らずばその
女は滅ぼさるべし。主なる汝らの神言う、われはそ
教132,64-1,滅ぼさん、と。われはすべてわが律法を受け入れこれを守る者ことごとくの上に、わが名を高めんと
すればなり。
教132,65,この故に、その妻もしこの律法を受け入れざるも、その夫が主なる神なるわれが彼に与うべきものをこと
ごとく受くるはわれこれを正しとす。何となれば、その妻信ずることなく且つわが言に従いて夫に事えざりしによる。
また、この時その妻は咎ある者となり、夫はサ
教132,65-1,律法より免る。サラは、その夫アブラハムにハガルを妻として与うべしとわが命じたる時に、わが律法
に従いてアブラハムに事えたるなり。
教132,66,さて、われ誠にまことに汝らに告ぐ、この律法に就きては今より後更に啓示すべし。されば、今はこれを
以て足れりとせよ。見よ、われはアルパなりオメガなり。 アーメン。
最終更新:2008年07月05日 04:20