モーセ3,,高価なる真珠  モーセの著 第3章
モーセ3,*-*,1830年12月、予言者ジョセフ・スミスに啓示されしままを誌す。(続)
モーセ3,1,かくの如く天地成りぬ。その万群ことごとくまた然り。
モーセ3,2,われ神、第7の日にわが工とそのすべて造りたりしものを竣りたり。すなわちそのすべての工を竣りて、
わが神、それらを善しと観たり。
モーセ3,3,われ神、第7の日を祝福してこれを聖めたり。そはわれ神、その創り為したる工をことごとく竣えて、この
日に休みたればなり。
モーセ3,4,さて見よ。よく聞くべし。われ主なる神の天地を造りたる日に天地の創られたる時、天地の生成したるは
かくの如し。
モーセ3,5,野のすべての木はいまだ地にある前にして、野のすべての草はいまだ生えざる前なりき。そはわれ主な
る神、わが語りしすべてのものを、これらがいまだ地の面に自然に在るに先だち霊として創りたればなり。またわ
れ主なる神、雨を地の面に降らせず、われ神すでにこ
モーセ3,5-1,人の子らを造りたるも、いまだ土地を耕す人なし。そはわれ天に於て彼らを創りて地お面にも水の中に
も空の中にもいまだ肉ある者なかりければなり。
モーセ3,6,されど、われ主なる神、言を出したれば霧地より上り来りて土地の面をあまねく湿したり。
モーセ3,7,われ主なる神、土の塵を以て人を造り、生命の生きをその話孔に吹き入れたり。人すなわち生ける”霊の
結合体”となりぬ。すなわち地の上に於ける最初の肉ある有nにしてまた最初の人間なり。さりながら、すべてのも
のは前に創られたるがこれらはわが言により霊と
モーセ3,7-1,為されしなり。
モーセ3,8,わが神、エデンの東の方に1つの園を設けてわが造りし人をそこに置きたり。
モーセ3,9,われ主なる神、人の観るに美しきすべての樹を自然に土地より生ぜしめ、かくて人これを観るを得たり。
このすべての樹もまた一種の生ける”霊の結合体”となりぬ。そはわが創りたる日に霊なりければなり。それは、わ
れ神それを創りしその世界に、まことにわれが人
モーセ3,9-1,ために備えたるすべてのものすら創りしその世界にそのまま在りたればなり。しかし人はその食うに善
きことを観たり。われ主なる神、その園の中に生命の樹と善悪を知るの樹もまた植えたり。
モーセ3,10,われ主なる神、1つの皮をエデンより出でしめて園を湿さしむ。而してこの河は、かしこより別れて4つの
河の源となれり。
モーセ3,11,われ主なる神、その第1の名をピソンと呼べり。これはわれ主なる神が多くの金を創りしハビラのセンチ
をめぐるものなり。
モーセ3,12,その地の金は良し、またデリアムとしまめのうかしこにありき。
モーセ3,13,第2の河の名はギホンと呼べり。これはエチオピアの全地をめぐるものなり。
モーセ3,14,第3の河の名はヒデケルなりき。これはアッスリヤの東に向いて流るるものなり。第4の河はユフラテス
なりき。
モーセ3,15,われ主なる神、かの人をとり彼をエデンの園に置きてこの園の手入れをなさしめ、またこれを守らしめ
たり。
モーセ3,16,われ主なる神、その人に命じて言いけるは、この園のすべての樹よりは汝の意のままに食うことを許さ
る。
モーセ3,17,されど善悪と知るの樹よりは汝食うべからず。然はあれども、食うと食わざるとは汝に任す、そは汝に
与えられたればなり。されど、わが汝に禁じたるを忘るな。汝これを食う日には必ず死ぬべければなり。
モーセ3,18,われ主なる神、わが生みし独子に言いけるは、人独りなるは善しからず、これを以てわれ彼にふさわし
き1人の助け手を彼のために造らんと。
モーセ3,19,われ主なる神、土よりして野のすべての獣と空のすべての取りとを造り、アダムがこれらを何と呼ぶか
を見んとて、これらにアダムのところに来よと命じたり。彼らもまた生ける”霊の結合体”なりき。われ神、生命の息
を彼らに吹き入れたればなり。而してアダムがす
モーセ3,19-1,生物を呼ぶところを以て、皆その名とすべしと命じたり。
モーセ3,20,アダムは、すべての家畜と空の鳥と野のすべての獣に名をつけたり。されどアダムには彼にふさわしき
助け手1人もあらざりき。
モーセ3,21,ここに於てわれ主なる神、アダムを深く眠りに陥らしめ、彼睡りたればその肋骨の1つをとり、その肋骨
を取りし所を肉をもて塞げり。
モーセ3,22,われ主なる神、男より取りたる肋骨を以て1人の女を造り、これをその男のところに連れ来れり。
モーセ3,23,アダム言いけるは、これぞわが骨よりの骨、わが肉よりの肉なるを知る。これは男より取りたる者なれ
ば、われはこれを女と名づくべしと。
モーセ3,24,この故に、男はその父母を離れてその妻と結び合い2人1体となるべし。
モーセ3,25,かの男とその妻とは、2人共に裸のままにして恥しく思わざりき。
最終更新:2008年07月05日 04:37