モーセの書第８章 - モルモンの本

ﾓｰｾ8,,高価なる真珠　　モーセの著　第８章
ﾓｰｾ8,*-*,１８３０年１２月、予言者ジョセフ・スミスに啓示されしままを誌す。（終）
ﾓｰｾ8,1,エノクの寿命は、すべて４３０才なりき。
ﾓｰｾ8,2,エノクの息子メツセラは、主がエノクに為したまいし誓約の成就せんため取り去られざりき。主はエノク
と、誠にノアは彼の子孫より出ずと誓約したまいし故なり。
ﾓｰｾ8,3,メツセラ予言して曰く、わが子孫より（ノアより）すべてこの世の王国出で来るべし、と。而して彼は栄を彼
自らのものとせり。
ﾓｰｾ8,4,さて、その地に大いなる飢饉出で来りぬ。主、甚しき咀いもて地を呪うたまいしかば地に住める多くの人
たち死せり。
ﾓｰｾ8,5,メツセラは１８７才にしてラメクを生めり。
ﾓｰｾ8,6,ラクメを生みし後、メツセラ７８２才生きて息子娘たちを生めり。
ﾓｰｾ8,7,メツセラの寿命は、すべて９６９才にしてこの齢に彼死せり。
ﾓｰｾ8,8,タメクは１８２才にして１人の息子を生めり。
ﾓｰｾ8,9,ラメクこの息子をノアと名づけて曰く、この息子、われらが業と、われらが手による労苦とに就きてわれら
を慰むるところあるべし。主の咀いたまいし地のためにかくあるなり、と。
ﾓｰｾ8,10,ラメクは、ノアを生みし後５９５才生き永らえて息子娘たちを生めり。
ﾓｰｾ8,11,ラメクの寿命は、すべて７７７才にしてこの齢にかれ死せり。
ﾓｰｾ8,12,ノアは、４５０才にしてヤペルを生めり。また４２才の後ヤペルの母によりてセムを生めり。またノア５００
才の時ハムを生めり。
ﾓｰｾ8,13,ノアとその息子たちは、主の言を聴きてこれを心に留めたれば、彼らは神の息子たちと呼ばれたり。
ﾓｰｾ8,14,而して、これらの人たち地の面に殖え始まりて、女の子たちこれらに生るるに及べる時、人の子らこれ
らの女子の美しきを見てその好めるままに取りて妻とせり。
ﾓｰｾ8,15,主ノアに宣いけるは、汝の息子たちの女子は自らを売り渡せり。見よ、わが怒りは人の子たちに向いて
燃ゆ。彼っらわが声を聴かんともせざればなり。
ﾓｰｾ8,16,ノア予言をなし、神に属けることを太初にありたるままに教えたり。
ﾓｰｾ8,17,主ノアに宣いけるは、わが”みたま”常には人を励まさじ彼はすべて肉ある者の必ず死ぬるを知るべけ
ればなり。されど、彼の寿命は１２０才なるべし。もし人悔い改めずんば、われ彼らに洪水を遺わさん。
ﾓｰｾ8,18,この頃、著情に巨人ありき。巨人たちノアの生命を取らんとしてノアを求めしも、主、ノアと共に在して主
の力ノアの上にありき。
ﾓｰｾ8,19,主はノアをその神権に按手聖任したまい、出で行きて、エノクに教えられし如く人の子らに主の福音を
宣べよ、と命じたまえり。
ﾓｰｾ8,20,ノア、人の子らに悔い改めよと呼ばわりたるが、人々ノアの言を聴かざりき。
ﾓｰｾ8,21,また、彼らノアの言う所を聞きし後、ノアの許に来りて言いけるは、見よ、われら神の子なり。人の女子
らをめとりしにあらずや。今われら、飲み食いをなして、めとり嫁ぎつつあるにあらずや。然もわれらの妻は子を生
みて、その子らは古えの人、大いなる名ある人と
ﾓｰｾ8,21-1,勇士なり、と。かくて彼らノアの言を聴けざりき。
ﾓｰｾ8,22,神、人の悪の地に大いになれると、すべての人その心の念の図るところ高ぶりて、常にただ悪しきのみ
を見たまえり。
ﾓｰｾ8,23,ノア、民にその教えを説くことをつづけて曰く、聴けよ、わが言に心を留めよ。
ﾓｰｾ8,24,信じて汝らの罪を悔い改め、誠にわれらの先祖の如く神の子イエス・キリストの御名によりてバプテスマ
を受けよ。さらば聖霊を受けて、あらゆること汝らに明らかにせらるべし。もし汝らこれを為さざれば、洪水汝らの
上に来らん、と。これらの言にもかかわらず彼ら
ﾓｰｾ8,25,ノアそれを悔いて、その心は主地の上に人を造りたまいしにこれを心に憂いたもうを苦しめり。
ﾓｰｾ8,26,主宣えり、われわが造りし人を地の面より亡ぼさん。人も獣も這うものも空の鳥にいたるまで亡ぼさん。
わｇ厭かれっらを創り彼らを造りしをノア悔ゆればなり。彼らノアの生命をとらんと求めたれば、ノアわれを呼びた
り。
ﾓｰｾ8,27,かくの如く、ノア主の目の前に恵を得たり。ノアは義しき人にしてその世の完き者なりき。ノア神と共に歩
めり。またセム、、ヤペテの３人の子も然せり。
ﾓｰｾ8,28,世は神の前に腐りて、暴力地に満ちたり。
ﾓｰｾ8,29,神、世を見たまいしに、見よ、そは腐りたり。そは、すべての肉あるもの世に於けるその道を腐敗せしめ
たればなり。
ﾓｰｾ8,30,神、ノアに宣いけるは、すべての肉あるものの終末わが前に近づけり。世は暴力に満ちたればなり。見
よ、われすべての肉あるものを地よりほろぼし去るべし、と。