#image(dairan.png,title=いかにもゴジラという感じ) *概要 1994年 12月9日(『ゴジラVS[[スペースゴジラ]]』の公開初日と同日)に発売された。 PCエンジンの『ゴジラ 爆闘列伝』のスーパーファミコン移植版である。 ただし容量の都合で登場怪獣は全8+2体に減少し、PCE版に登場していた[[ラドン]]、[[ヘドラ]]、[[バトラ]]などは削除されている。 新たに[[モスラ>シューティング魔理沙#id_1604ec64]](成虫)が追加され、 『爆闘列伝』でボスキャラとして登場していたビオランテ植獣形態がプレイアブルキャラになった。 [[常時浮いている上にリスクも無く軽快に空を飛ぶキャラ>シューティング魔理沙#id_1604ec64]]がいたかと思えば、 [[画面半分以上を占める巨体なのにジャンプもしゃがみもできないキャラ>ビオランテ]]がいたりと、 キャラゲーらしく原作再現には熱心だがバランスはあまり重視されていない。 その分[[マニアックな小ネタ>ジョジョの奇妙な冒険]]が非常に充実しており、[[原作再現度>北斗の拳]]はかなり高い (モスラがバトラを呼び出したり、ガイガンの技の中に流星人間ゾーンに登場した時のものまである)。 当時のSFCのゲームとしては各キャラの技の数が非常に多く、超必殺技や隠し技も存在。 システム的に見ても当時流行していたパワーゲージをちゃっかり導入していたり、時代先取りのスタンゲージを採用している。 格ゲーとしてのバランスは荒削りながら見るべきところは多く、家庭でワイワイと対戦するには秀逸な出来と言って良い。 これらの点が、今でも知る人ぞ知る人気があることに繋がっている。 なおPCエンジン版・本作共に開発は『高機動幻想ガンパレード・マーチ』で名を上げたアルファシステムだったりする。 ---- *システム&aname(g_system) #image(KaijuuDaikessen567.PNG,title=対戦画面。体力下のゲージはショックゲージで、パワーゲージに当たるのは下部の怪獣型アイコンである怒号ゲージ) **ショックゲージ 体力ゲージの下にある空のゲージ。 攻撃を受けると溜まっていき、満タンになると一定時間[[気絶]]状態になる。 この間は操作を受け付けないため無防備になり、一方的に相手からの攻撃をくらってしまう。 『[[ストリートファイターIII]]』のスタンゲージと似たようなシステムだがこちらのほうが上昇しやすい。 **怒号ゲージ 画面下部に点在するゲージで、キャラごとに対応した形状になっている。 『[[サムライスピリッツ]]』の怒りゲージのように、攻撃を受けることで溜まっていく。 満タンになると形状が変わって攻撃力がアップし、[[超必殺技]]が使えるようになり、発動すると空になる。 また、満タン時はショックゲージもあがりやすくなっていて気絶すると怒号ゲージは空になってしまう。 ---- *動作 **基本動作 |十字キー|移動、ジャンプ、ガード しゃがみ(ジャンプ等は怪獣によっては不可)| |Yボタン|弱攻撃| |Xボタン|強攻撃| |Bボタン|組みつき(対応コマンド入力で投げ技に移行 相手側はB連打で抜けられることもある)| **特殊動作 |ダッシュ|Aボタン+十字キー(キャラによってダッシュ(ラン)型、ステップ型の2パターン)| |咆哮|Aボタン2回押し(相手のショックゲージを溜める。相手との距離が近いほどゲージ上昇が増える。一部キャラは使用不可)| ---- **キャラクター #image(Godzilla-Kaijuu-Daikessen-serect1.PNG) -初期キャラクター >[[ゴジラ]]、[[アンギラス]]、[[キングギドラ]]、[[ガイガン]]、[[メガロ]] >[[メカゴジラ(昭和)>メカゴジラ]]、[[ビオランテ]]、[[モスラ>シューティング魔理沙#id_1604ec64]]、[[メカゴジラ(平成)>メカゴジラ]] -隠しキャラクター >[[スーパーメカゴジラ>メカゴジラ]]、[[轟天号]] ---- **ゴジラ爆闘烈伝 PCエンジンにて1994年2月26日発売。 CD-ROMのため容量が大きく、「怪獣大決戦」よりも登場怪獣が多い。 ストーリーモードではゴジラ以外は使えないが、''対戦相手に合わせて姿が変わる''。 ゴジラには各映画ごとの十種以上のドット絵が用意されている。 &nicovideo(sm4714483) ステージごとに二種の怪獣から相手を選択して戦い、 最終ステージはそれまでの戦いと[[ボーナスステージ]]での得点で選べる相手が変わる。 なお、ボーナスステージはゴジラクイズである。 対戦モードではゴジラに加え、倒した怪獣が選択可能となる。 必殺技は[[龍虎の拳]]に似た方式で、自然回復するゲージを消費して使用する。 操作そのものは一般的な対戦格闘とはやや異なる独特な感覚である。 -登場キャラクター >ゴジラ、アンギラス、[[ラドン]]、ガイガン、キングギドラ(宇宙)、[[ヘドラ]]、 >メガロ、メカゴジラ(1)、ビオランテ(花獣)、キングギドラ(ドラゴン)、バトラ(幼虫) -ボス >スーパーXⅡ、メカゴジラ(2)、ビオランテ(植獣)、[[メカキングギドラ>キングギドラ]]、[[バトラ(成虫)>バトラ]]、スーパーメカゴジラ ---- **MUGENでは かつては[[ゴジラ]]と[[キングギドラ]]の2体しか存在していなかったが、 現在では[[メカゴジラ(平成)>メカゴジラ]]や[[モスラ>シューティング魔理沙#id_1604ec64]]、 [[メガロ]]や[[ガイガン]]、[[アンギラス]]、[[轟天号]]も製作され、殆どのキャラクターが揃っている。 ただし一部のキャラは原作と異なる仕様なので注意。 一応、メカゴジラ(昭和)も未完成ながら存在していた模様。 ゴジラとキングギドラは[[AI]]がない上に、性能面でも他のゲームに遅れを取っていた為、 [[怪獣]]系キャラの中では[[SFCウルトラマン>ウルトラマン(ゲーム)]]の怪獣たちに出番を奪われがちだったが 現在は性能やAIが充実した怪獣も増えており、見劣りがしないようになってきている。 現在では「怪獣大決戦」の仕様にかなり忠実なジロウガキ氏のガイガンとメカゴジラ(平成)、muu氏の手掛けたキングギドラとゴジラ、アンギラスが公開されている。 どれもデフォルトでAIが搭載されており、普通の格ゲーキャラとも戦わせやすい強さに仕上がっている。 他にも独自にアレンジされた「メガロ+」や『怪獣大決戦』の前作である『爆闘列伝』のメカキングギドラ、バトラも公開されている。 これらのバトラを除く2体にもAIが搭載済で、強さは前述の5体とほぼ同じくらいで使いやすい。 なお対凶キャラ戦向けの性能のメガロも存在している。 以前はこのメガロしか公開されておらず、他のキャラに比べると明らかに強めだったので、 強さを揃えたい場合にはメガロの方を弱体化するか、ゴジラなどの方を強化する必要があった時期もある。 またこれらの怪獣よりも更に強力な、狂クラスの強さに改変されたk氏改変版のゴジラ、キングギドラ、ビオランテや愛茶氏によるアンギラスも存在している。 というより『怪獣大決戦』の怪獣の充実の流れにおいて最初に公開されたのがこのゴジラであり、 多くの動画で活躍しており知名度も高い。それゆえゴジラといえばこちらの改変版が思い浮かぶ人も多い。 MUGENの怪獣キャラといえば全て狂キャラ(以前から登場していたウルトラ怪獣は多くが凶~狂キャラだった)だという誤解をしている人もいるかもしれないが、 上記の通り、現在では普通のキャラとも戦える強さの『怪獣大決戦』のキャラクターも何体かMUGENには存在している。 そうした『怪獣大決戦』のキャラは動画にも使いやすい性能である為か他の格闘ゲームが混じった大会動画における活躍も少しずつ増えつつある。 //説明が昔のものだったので、現在の状況に合わせた説明に加筆修正。