一般に用いられる場合、ある創作物のキャラクターが同じ設定のまま別の作品へと登場することを指す場合が多い。 その他、音楽用語やスピーカーに関する用語、音楽アルバム名や自動車名などにも使われる言葉でもあるが、ここでは割愛している。 メディア作品では主に小説、漫画(特に[[アメリカンコミック>アメコミ]])やアニメ、ゲーム等のジャンルで用いられる。 ちなみに似たような手法として、 同一作家が同一キャラクターを異なる作品に様々な役で登場させる''スター・システム''や、 ある作品に登場する主人公以外のキャラクターを異なる作品に主人公として登場させる''スピンオフ''等がある。 ---- **格闘ゲームにおけるクロスオーバー #image(crossover.jpg,title=夢の競演。,,width=350) 昨今の格闘ゲームでもクロスオーバー作品は多数制作されている。 SNK社内の別シリーズのキャラクターが一堂に会した『[[THE KING OF FIGHTERS]]』シリーズや、 大手アメコミ出版社MARVELとカプコンが提携し両社の版権キャラが競演した『[[MARVEL VS. CAPCOM]]』シリーズ、 当時の2大格ゲーブランドとも言えるカプコンとSNKが組んだ『[[CAPCOM VS. SNK]]』シリーズ、『[[頂上決戦 最強ファイターズ>頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM]]』、『[[SNK VS. CAPCOM>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』、 ネオジオ格闘の集大成を謳った『[[NEOGEO BATTLE COLISEUM]]』、 アニメ制作会社であるタツノコプロとカプコンが組んだ『[[タツノコ>タツノコファイト]] VS. CAPCOM』シリーズ、 (ジャンルは違うが『[[NAMCOxCAPCOM]]』) …等といった、企業の垣根を超えたクロスオーバータイトルも(主にカプコンがメインとして)見受けられる。 ---- **MUGENにおけるクロスオーバー 主にストーリー動画に顕著に表れている。 初期の代表的な例としては[[影気ままなストーリー]]のうp主が[[ブランドー一家]]とのクロスオーバーを行っており、 これが切っ掛けとなったか否かは不明だが、以降、各ストーリー動画のうp主が、 応援する他のストーリー動画のキャラやネタなどを拝借し、カメオ出演させる等、様々な方法を用いたクロスオーバーが行われている。 また、その後[[ニコMUGENうp主交流掲示板>http://www1.atchs.jp/mugenupnushi/]]や、[[ストーリー総合外部板>http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12624/]]といった、 動画同士や個人同士以外でのやり取りの場がニコ動内の掲示板の他にも生まれたことにより、 後述する大規模なクロスオーバー作品もそれまでよりよく制作されるようになった。 実際に動画内で見られるクロスオーバーとしては以下のようなパターンがある。 ***作品の世界観に関して何かしらの繋がりがあるパターン ・[[志貴と無限市物語]]、[[東北紅魔卿]]、[[Drえーりん診療所]]、[[楓流メイフィールド]]、&br()[[便利屋のリーゼさん]]、[[まったりcafe「鬼神」]]、[[MUGEN商店街の人々]]、[[リュウが咲く!]] ***ネタのクロスオーバーによるパターン ・[[便利屋のリーゼさん]]←→[[ロック・ボガードの憂鬱]]&[[クロス・ゼロ]]←→[[ネスツの栄光]] ・[[ロック・ボガードの憂鬱]]←→[[アリスさん姉妹]]←→[[志貴と無限市物語]] ・[[東北紅魔卿]]←→[[パーフェクトソルジャーは動かない]]←→[[暴君の嫁探し]]←→[[居酒屋mugen]] ・[[神奈子の野望]]、[[ザキレイ>崎さんと霊夢の便利屋爆走記]]、[[三匹が逝く!!]]&br()(別名紳士同盟。地獄の場所が同一。紳士同盟には[[パーフェクトソルジャーは動かない]]も含む。) など。 他動画などで確立された[[カップリングネタ>ニコMUGENの二次創作ネタ#夫婦]]の輸入もクロスオーバーの一環に入る。 ただ、クロスオーバーというものは必ずしも喜ばれるとは限らない。 (ニコMUGEN界隈内での)元の二次創作作品が好きであり、他の二次創作作品と一緒にされたくないという人もいるかもしれない。 更にクロス元の動画も視ていないとネタが解らず、視聴者を置いてきぼりにしてしまう可能性もある。 下手をすればクロス元の動画に迷惑が掛かるかもしれない。&color(red){要注意}。 そしてこのMUGEN自体も、元は格闘ゲーム創作ツールでありながら、 大半が版権を有するゲームのシステムやキャラクターのデータを無断でコピー、使用、改造、そして配布しているのが実情。 当然だがこの行為に憤慨するファン(だけに留まらないが)がいることを念を推して記述する。 過去にこういった行為が行われ製作者サイトへの突撃やキャラ潰し、行き着く所まで行くと殺人予告やハッキングによる個人情報晒しなどが行われた例もあり、 とある製作者がこういった嫌がらせに耐えきれず&bold(){自殺}してしまう悲しい事件も発生してしまった。 //事件の詳細を知りたいのですが… (事件後[[ネット上>http://www.2ch.net/]]では自殺に追い込んだ犯人グループへの賞賛コメントが大量に溢れかえった。憤慨するべきことである) そのMUGENにおけるクロスオーバーは所詮&bold(){二次創作}程度のものに過ぎず、 決して原作作品やそれを語るコミュニティに持ち込んで良いものでは無い。&color(red){厳禁}である。 ---- **MUGENにおける大規模クロスオーバー 2008年9月に開催された[[ストーリー動画対抗戦・無限交差]]を始めとして、 主に「メインとなる世界に、他動画のキャラ達が参加者として集まる」という形でのクロスオーバーが多く、 ストーリー色を強く出しつつも、進行はトーナメント等の大会形式に則って行われるという場合が殆どである。 上記で挙げられている[[NAMCOxCAPCOM]]や、スーパーロボット大戦シリーズを思い浮かべるとわかりやすいかもしれない。 ***大規模クロスオーバー作品一覧(OPにあたる動画の投稿が古い順) [[ストーリー動画対抗戦・無限交差]] 2009年6月完結。 [[ストーリー対抗祭・クロストーナメント【2008】]] 長期更新停止中。 [[ストーリー対抗会話無しタッグトーナメント]] 多数のストーリー動画のキャラが参加しているという意味ではクロスオーバー作品だが、 この動画はストーリー要素が無く、純粋な大会動画となっている。2009年6月完結。 [[大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-]] ターン制のシミュレーション形式となっており、 実際にうp主が各ターンの行動を決定し、それが反映されている。 [[クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~]] [[俺と俺の嫁が最強だトーナメント【嫁自慢トナメ】]] 正確にはクロス作品ではないが、「うp主本人」のクロスオーバーという側面があるため、特殊な例としてここに挙げる。 [[MUGEN都市~ Infinity Fusion~]] [[シンクロナイズド・ストーリーズ]] 更新停止中のストーリー対抗祭・クロストーナメントの参加者をフォローする形で開催された。 [[ストーリー動画対抗ッ!体育祭]] [[【MUGEN×Twitter】 Mugetter]]