フランケンシュタイン

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フランケンシュタイン」を以下のとおり復元します。
#image(ボリス・カーロフ.jpeg,width=250,title=最も有名なフランケンシュタインの怪物
演:ボリス・カーロフ)

&size(30){&i(){&b(){「 It's Alive It's Alive! 」}}}

フランケンシュタインとはメアリー・ウォルストンクラフト・ゴドウィン(メアリー・シェリー)が
1818年3月11日に匿名で出版したゴシック小説『フランケンシュタイン』、あるいは同書の主人公である[[スイス人科学者(を目指す学生)>イカデビル]]の名前である。
よく誤解されるが、「フランケンシュタイン」とは人造人間の名前ではなく、それを作った人(ヴィクター・フランケンシュタイン)の姓である。
映画や漫画に登場する人造人間が「フランケンシュタイン(orフランケン)」と呼ばれることが多いが、正確には&b(){「フランケンシュタインが作った怪物」}である。
このような呼ばれ方をするのは、フランケンシュタインが人造人間に名前を付けなかったので、固有の名前を持っていないからである
(まあX線撮影を「レントゲン」と呼ぶように発見者・開発者の名前が物の通称につくのはよくあることだが)。
なお、当時メアリーは19歳(書き上げたのは21歳)という若さでこの作品を生み出したというから驚きである。

**原作ストーリーネタバレ
//製作者の方の「フランケンシュタイン」を人造人間との区別と字数の関係で「ヴィクター」表記にしました。
スイスのジュネーヴ(厳密には当時は連邦未加入のジュネーヴ共和国)の名家出身の青年、ヴィクター・フランケンシュタイン。
彼は15歳の時落雷のパワーを見たのをきっかけに科学者を志し、故郷を離れてドイツ・インゴルシュタットの大学で自然科学を学んでいた。
だが、ある時を境にヴィクターは、生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれる。
そして、狂気すら孕んだ研究の末、『理想の人間』の設計図を完成させ、それが神に背く行為であると自覚しながらも計画を実行に移す。
自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それを繋ぎ合わせることで11月の侘しい夜に怪物の創造に成功した。
しかし、誕生した怪物は、優れた体力と人間の心、そして、知性を持ち合わせていたが筆舌に尽くし難いほど容貌が醜かった。
(現在はボリス・カーロフ演じた上記画像のイメージが強いが、
 原作小説の記述だと「肌が黄色く筋肉や動脈が透けて見える」と人体模型のような容姿をしている)。
そのあまりのおぞましさにヴィクターは絶望し、怪物を残したまま鍵もかけずに部屋を出たので分別のつかない怪物は外に出て迷子になってしまう。
彼は強靭な肉体を与えられたがために野垂れ死ぬこともなく獣のように生き延びるが、
そのうち知恵をつけ字が読めるように成り、偶然持っていたヴィクターの日記から「製作者が自分を嫌っていたこと」を知って失意する。
孤独のなか自己の存在に悩む怪物は「親切にすれば受けいれてくれるのではないか?」と考え、
一時は山奥の村人に陰ながら善意の協力をしてみたりするも、結局醜さ故に人間達からは忌み嫌われ迫害され、
山を越えて遠く離れたヴィクターの実家近くへ辿り着き、そこで偶然ヴィクターの弟と遭遇しカッとなって彼を殺害してしまう。
その後ヴィクターと邂逅した怪物は交渉の末、自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人造るように要求する。
怪物はこの願いを叶えてくれれば二度と人前に現れないと言われ、ヴィクターも一度は約束仕掛けるが、更なる怪物の増加の可能性と、
怪物同士の不和→ショックで暴走(これは映画『フランケンシュタインの花嫁』で実際に発生)を恐れたヴィクターはこれを拒否してしまう。
創造主たる人間に絶望した怪物は、復讐のためヴィクターの友人・妻を次々と殺害し、逃亡。
憎悪にかられるヴィクターは怪物を追跡するが、やがて北極に向かう船上で息を引き取る。
そして、創造主から名前すら与えられなかった怪物は、怒りや嘆きと共に氷の海に消えた。

(以上、wikipediaより転載、改変)

この作品は最初のSF小説と言われ、当時のゴシック・ロマン文学に多大な影響を与えた。
「歪んだ科学によって生み出された怪物の悲哀」や「一線を越えてしまった科学者の破滅」といった定石は、
この作品で確立されたと言える。

また数多くの映画が製作されており、一番最初に映画化したのはかの発明王トーマス・エジソン。
そしてフランケンシュタインの名を最も有名にしたのは1931年に米国のユニヴァーサル社が制作した『フランケンシュタイン』で、
「頭が平ら」「厚い額」「顔に傷がある」「体に電極が刺さっている」「落雷の電力によって起動した」といった、
今日のイメージを定着させたのはこの作品である。
名優ボリス・カーロフが演じたこのモンスター(上の画像)は、映画史上に残る人気キャラクターとなった。
その後もユニヴァーサル社は『フランケンシュタインの花嫁』や『フランケンシュタインの復活』などの続編を次々と制作する。
しかしシリーズが進むにつれ、人造人間の悲哀や怒りは消え、ただぎこちない動きで暴れまわる怪物、
という描かれ方をされていくのだが、この辺りは[[シリーズものの宿命>ゴジラ]]であろう。
その後、メジャーからマイナーまで様々な映画会社からフランケンシュタイン映画が制作されていった。
日本では東宝株式会社による『フランケンシュタイン対[[地底怪獣>バラゴン]]』、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対[[ガイラ>花諷院骸羅]]』も有名である。

フランケンシュタインの怪物をモチーフとしたキャラクターは多くの作品に登場しており、
[[狼男>ガロン]]、[[吸血鬼>デミトリ・マキシモフ]]と並べ世界三大怪物、[[ミイラ男>アナカリス]]を含めて四大怪物とする見解もある。
『[[ヴァンパイア]]』シリーズに登場する[[ビクトル・フォン・ゲルデンハイム]]もフランケンシュタインをモチーフとしたキャラである。

アクションゲーム『[[悪魔城ドラキュラ>ドラキュラ伯爵]]』シリーズでは[[シリーズ恒例のボス>死神]]として登場している。
%%原作小説が書かれた時代より数世紀前が舞台の作品も多いが、悪魔城は混沌の産物なので……%%
第1作『[[悪魔城ドラキュラ>シモン・ベルモンド]]』ではせむし男とコンビを組んでブロック4のボスを担当。
素早く動き回るせむし男に攻撃を当てても動きを止めることしか出来ず、本体のフランケンシュタインにダメージを与えなければ倒せないという、
厄介な特性を持ったボスだった。
第3作『[[悪魔城伝説>ラルフ・C・ベルモンド]]』ではせむし男を連れずに単体のボスとして独立。壁を殴って天井のブロックを降らせたり、岩を投げつけるパワー系キャラになった。
以降のシリーズでも[[岩>無界]]や[[薬品フラスコ>本田飛鳥]]を投げつけたり、手枷の鎖を鞭代わりに振り回すなど『悪魔城伝説』を踏襲したものが多いが、
『[[月下の夜想曲>アルカード]]』では[[巨大ハンマーを装備し>デデデ大王]]、『[[ギャラリーオブラビリンス>ジョナサン・モリス]]』では肘にマシンガンやミサイルを仕込むなど例外も多い。

この他にも『怪物くん』では[[気は優しくて力持ち>ドカベン]]だったり、『[[Fate/Grand Oder>マシュ・キリエライト]]』では花嫁衣裳に身を包んだ少女の姿など、
容姿や性格が原作のフランケン像とは異なる作品も存在する。
余談だが、両作品ともドラキュラ伯爵と共演しており、主人に頭が上がらない執事だったり、吸血鬼としての風評被害に悩んでいるなど、
こちらも史実の人物像とは一変して苦労人ポジションになっている。

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**MUGENにおけるフランケンシュタイン
dxwho氏によって、『[[悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス>シャーロット・オーリン]]』のスプライトを使用したフランケンが製作されていた。
現在は公開されておらず、正規入手は不可能な模様。
手から[[放電攻撃を行う>ピカチュウ]]のは原作通りだが、何故か肘に内蔵した銃ではなく両手持ちしたサブマシンガンを[[ぶっぱ]]なしたり、
ヴァンパイアハンターのサブウェポンであろう斧を投げつけたり、ナイフを振り回したり、[[爆弾を設置する>ボンバーマン]]などフリーダムな改変が施されている。
移動が遅く、ジャンプもできないが攻撃は遠距離タイプのものが多くどれも強力。
更に、2匹の下僕がチョロチョロと動き回りながらオートで攻撃してくれるのも心強い。

#region(大会ネタバレ)
[[夏向け恐キャラタッググランプリ]]に[[ビクトル・フォン・ゲルデンハイム]]と「フランケン腐乱」コンビを組み出場。
優秀な遠距離支援でビクトルをカバーし見事優勝した。

[[Halloween向け恐キャラタッググランプリ]]にも同タッグで出場、このタッグを目安に参加者が決められたにも関わらず、3位という好成績を残した。
#endregion

**出場大会
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