#image(gigant.gif,title=すごく…大きいロボです…) &size(24){&color(#003f8e){&bold(){&i(){「このおおがたロボにおしつぶされて ぺちゃんこになるがいい。」}}}} 任天堂がファミコンで出した[[ロボット>One Must Fall: 2097]][[格闘ゲーム>サイバーボッツ]]『[[ジョイメカファイト]]』の登場ロボット。 ステージ3に登場する8体のワルロボのうちの一体である。 その名前の通り巨体であり、肩にはショルダーパーツがついている。 名前がにているが[[ジャイアント]]とは関係ない。元は神話の巨人族の名前である。 対戦ステージは昼の海岸。海が好きなのだろうか。ボディも青カラーがある。 [[アメ>ジョニー・マキシマム]][[フト>ブライアン・バトラー]]選手をイメージして作られたかのような見た目通りのパワータイプ。 パワータイプの宿命か移動速度が遅いが攻撃力の高さはトップクラス。 4つの技のうち2つの威力が24POW(本作で出せる、2番目に大きいダメージ)となっている。 さらに防御力も高く、まさに[[重戦車>ドラゴン・ノスケ]]である。 **技性能解説 -&bold(){&color(#003f8e){&i(){ショルダータックル}}}(←押しながらA 24POW) 接近戦が得意なギガントの生命線。ゆっくりと四股を踏んだようなポーズの後、すいーっと滑るように進む。 発生はやや遅いものの出てしまえば上半身の判定が強く、ダメージも高い使いやすい突進技。 早い話が[[ポチョムキン]]のハンマーフォール。ただし無敵とブレーキングが無い。 そしてこの技、''ガードさせるだけで大幅に有利''である。 技発生も早いので、ガードすると投げが確定する場面が多い。 つまりガード硬直を投げられるというゲームの[[仕様>世紀末]]上、下手にガードするとパイルドライバーが確定する。 本作には空中ガードが無く、空中攻撃にも対して判定が強いのでタックルを回避するのは難しく [[初見殺し>わからん殺し]]にもほどがあり、当時多くの小学生プレイヤーを葬った。 …だが実は''足元が完全無防備''でガードする前に足払いを出すことで簡単に撃退でき、対人戦では[[死に技]]である。 [[スカポカーン]]や[[スカポン]]で闘う時ですら「ローリングポカーンよりも足払いのほうが有効」と言われてしまうくらい。 軌道修正できる時点でローリングポカーン>ショルダータックルだというのに…それ以前で勝負がついてしまうとは。 しかしAI戦のCPUはそんなことを知るよしも無い。 空中ガードしてもふっ飛ばされるし、ガードしても投げられる。一生足払いするCPUはなんとかなるかもしれない。 CPUのレベルによってはギガントがタックルしかしないので足払いを繰り返すだけの作業…所為「柔術家タイム」が得られるかもしれない。 対人戦でどうしても使うのなら、転ばせてから出そう。 対策ならばとにかくショルダータックルを出させない事が最優先。 -&bold(){&color(#003f8e){&i(){パイルドライバー}}}(相手の近くで→or←+A 24POW) ドットではいまいちわかりにくいかもしれないが、ちゃんとパイルドライバーする(相手も逆さまになる)。 技を決めた後に前方に放り投げるので、パイルドライバー→ショルダータックルというプレッシャーコンボが可能。 -&bold(){&color(#003f8e){&i(){ショルダーバルカン}}}(AB同時押し 16POW) 両肩で迎撃する対空技。威力も高く攻撃範囲はそこそこ。 持続が長く判定も悪くないけど、出した瞬間から胴体は隙だらけなので確定時以外はあまり使わない様に。 また、この技はコンボに組み込めないため他の技で浮かせた相手に追い打ちをかける戦法ができない。 通常技からつなげることもままならず、先読みで出すしか使い道が無い。 しかも硬直が長い。AB同時押しというコマンドの性質上、暴発はまずないのだが… これが繋げられたら強キャラにランクイン出来たかもしれない。 -&bold(){&color(#003f8e){&i(){サイクロンプレス}}}(→↓←+A 8POW) 青白く光りながら回転して上空に飛びあがり、そのまま相手の頭上にのしかかる技。 こちらはガードしたら投げ確定。一応ヒット後にショルダーバルカンを重ねておくと効果的。 ちなみにめくりも可能。めくりヒットの場合はショルダータックルをつなげることができる。 しかし判定が弱いので見てから通常技対空で撃墜することが可能。見てから昇龍余裕でした。 すごい高角度で上に飛んでいくので、目の前で出したのにスカって相手を飛び越えるなんてことも。 移動スピードがかなり早いので落ち着いて対処しよう。 CPUは体力が減ってくるとショルダータックルではなく、サイクロンプレスからの攻めにチェンジしてくるので注意。 もちろんサイクロンプレスの性能を知らないCPU同士の対決では猛威をふるう。 起き上がりに重ねられると無敵対空を持たないキャラにはサイクロン→投げ→サイクロン→投げの擬似永パが出来てしまう。 -総評 リーチと攻撃力に優れている。一度転ばせれば勝ちとまで言われるが、転ばせるのが難しい。 そして対人戦では上記の通りショルダータックルが死に技になる。 CPU戦では飛び道具持ち、高性能のコンボからの空中戦が得意、対空弾幕戦に優れている、などの遠距離戦を使いこなす相手には厳しい。 しかしガチガチのインファイター戦をメインとするCPUには、いいファイトを魅せてくれるはず。 気絶しにくいので、相打ち上等タックルが中心の[[ダダダダイナマイ!>レイ・マクドガル]]キャラなのだ。 #region(ギガントの謎) ギガントはパワーキャラである。 彼の必殺技の4つのうち、3つはかなりの高火力である。''3つは。'' サイクロンプレス(→↓←+A ''&color(red){8POW}'') もう気づいてる人も多いと思うが、このサイクロンプレスの威力がすごくしょぼい。 使用時の効果音はないし、ヒット時の効果音もしょぼい(通常技を当てた時と同じ音)。 あの大きな巨体で回転しながらダイビングするのに、通常技レベルのダメージしかないのだ。 ※細かく解説すると通常技は全キャラ共通ではなく、キャラによって威力がバラバラである。 全ての技が同じ威力で統一されているものもいれば、パンチだけ威力が高い、強パンチより普通のキックのほうが威力が上 といったように、実はキャラごとに特色があるのだ。 自称パワーキャラのギガントは''ほぼ全ての通常技が強、弱、ジャンプ中、関係なく''7~8POWで統一されている。 8POWは通常技の最大値ではない。最低値は4POWだが少なくとも一つは10POW~16POWの通常技を持つキャラがいる。 もしかして、ギガントさん''&color(blue){ハリボテ?}'' ショルダータックルは充分な加速とスピードがついていれば、車体の重さが無くても威力は出る。 パイルドライバーは結局投げられる側の自重もダメージになるので、体重が軽い人でも高いところから仕掛ければ威力がでる。 そもそもあんな巨体ロボットが高く飛ぶには、本体が軽くないと無理。 しかし本体が高く飛んでぶつけるプレス攻撃は、やっぱり重さが直結してくる。 落下スピードがついてもあの威力…。通常技の威力が低いのもそういう事なのだろうか? ※ギガントのAA #asciiart{ ______ ∠______) . ====::::::) ◎|. | ( ̄ ̄ ./丶 ̄丶ノ.| ..\_∠ 丶__ノ ∧  ̄ ̄ |三| .∧ ∠ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ∨ |三| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .∨ |──======| .. .|三/ .| .___∧∧_ \____/ 丶/ ̄ ̄丶/ .<| .|> /丶___/丶 .___∧∧_  ̄∨∨ ̄ 丶/ ̄ ̄丶/ .<| .|> /丶___/丶  ̄∨∨ ̄ ∠ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ∠ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ..[ ̄ ̄\__/ ̄] | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ / ̄ ̄ヽ | ..[ ̄ ̄\__/ ̄] .(___├┤ ..| / ̄ ̄ヽ |  ̄ .(___├┤ ..| } 彼をハリボテとか言うと多分夜道でショルダータックルされるぞ。 #endregion ---- **MUGENにおけるギガント 卵寒天氏が制作したものが存在している。 他のシリーズ同様、現代の格闘ゲームらしい様々な要素が追加されている。 6/7にガンホール氏のAIが公開された。 ---- ***出場大会 #list_by_tagsearch([大会],[ギガント],sort=hiduke,100)