「このおおがたロボにおしつぶされて ぺちゃんこになるがいい。」
その名前通りの巨体の持ち主で、肩にはショルダーパーツが付いており、手は
トゲ付き鉄球。
同作に登場するイーロボの
ジャイアントとは名前が似ているが関係無い。元は神話の巨人族の名前である。
対戦
ステージは昼の海岸。海が好きなのだろうか。ボディも青カラーがある。
原作での性能
アメフト選手をイメージして作られたかのような見た目通りのパワータイプ。
パワータイプの宿命か移動速度が遅いが、攻撃力は強烈。
威力が24POW(一部の隠し派生技を除き『ジョイメカ』の最高火力、体力ゲージの
1/4以上)の必殺技をなんと2つも持っている。
実はそれ以外の技が軒並み低火力なのだが
その上ピヨりにくく、正に
重戦車といった風情の性能。
- ショルダー タックル(←押しながらA 24POW)
ギガントの代名詞とも言える突進技。ゆっくりと四股を踏むようなモーションの後、すいーっと滑るように進む。
発生が遅いが上半身の
判定が強い。そして何より威力が24POW。
早い話が
ポチョムキンのハンマーフォール。ただし無敵とブレーキングが無い。
この技について語る上で外せないのが
パイルドライバーによる投げハメ。
本作は投げ技が全キャラ共通で1
F発生、かつガード硬直中でも投げられるという仕様のため、
当て投げが非常に決まりやすい。
そしてギガントのCPUは積極的に投げを使いたがるため、うっかりこれをガードすると9割9分パイルドライバーに繋げられてしまう。
判定の強さも相まってかなりの
初見殺しと化しており、当時多くの小学生プレイヤーを葬った。
……が、先に触れた通り発生は遅いし、無敵時間も無いし、速度もそんなでもないし、足元の判定は弱いしと、
ガード以外の迎撃策は山ほどあるので知ってさえいれば対処は簡単。
基本的に足払いされるだけでどうにもならなくなるし、そうでなくても前動作が長いせいで見てから余裕で迎撃可能。
対応を誤ると大変なことになるとはいえそれ以上に隙の多さが際立ってしまうため、対人戦ではかなり使いにくい。
とはいえ機動面が絶望的で火力的にもこれとパイルドライバー以外に頼れるものがない以上、どうにか使っていくしかないが。
- パイルドライバー(相手の近くで→or←+A 24POW)
ドットではいまいち分かりにくいかもしれないが、ちゃんとパイルドライバーする(相手も逆さまになる)。
特殊なコマンド入力を要求されるものを除けば、投げ技としては最高火力を誇るものの一角(
ラーおよび
スカポカーンと同値)。
技を決めた後に前方に放り投げるのでそのままショルダータックルで追撃をかける事も可能。
ただし足が遅く投げ間合いも普通なので、何も考えずに投げに行っても決まらないこと多し。
両肩で迎撃する対空技。威力も高く攻撃範囲はそこそこ。
持続が長く判定も悪くないのだが、硬直が長い上に出した瞬間から胴体は隙だらけなので確定時以外はあまり使わないように。
AB同時押しという
コマンドの性質上
暴発の心配はほぼ無いが。
青白く光りながら
回転して上空に飛び上がり、そのまま相手の頭上にのしかかる技。
見た目の割に威力はショボいが、やはり当て投げが可能。
ちなみに
めくりも可能。めくりヒットの場合はショルダータックルを繋げる事ができる。
しかし判定が弱いので見てから
通常技対空で撃墜可能。見てから昇龍余裕でした。
すごい高角度で上に飛んでいくので、目の前で出したのにスカって相手を飛び越えるなんて事も。
移動スピードがかなり早いので落ち着いて対処しよう。
CPUは体力が減ってくるとショルダータックルではなく、サイクロンプレスからの攻めにチェンジしてくるので注意。
もちろんサイクロンプレスの性能を知らないCPU同士の対決では猛威を振るう。
起き上がりに重ねられると無敵対空を持たないキャラにはサイクロン→投げ→サイクロン→投げの擬似永パが出来てしまう。
+
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ギガントの謎 |
ギガントはパワーキャラである。
彼の必殺技の4つの内、3つはかなりの高火力である。3つは。
もう気付いている人も多いと思うが、このサイクロンプレスの威力が すごくしょぼい。
使用時の 効果音は無いし、ヒット時の SEもしょぼい(通常技を当てた時と同じ音)。
あの大きな巨体で回転しながらダイビングするのに、通常技レベルのダメージしかないのだ
(細かく解説すると通常技は全キャラ共通ではなく、キャラによって威力がバラバラである。
全ての技が同じ威力で統一されている者もいれば、パンチだけ威力が高い、強パンチより普通のキックの方が威力が上、といったように、
実はキャラごとに特色があるのだ)。
自称パワーキャラのギガントはほぼ全ての通常技が強・弱・ジャンプ中の関係無く7~8POWで統一されている。
8POWは通常技の最大値ではない。最低値は4POWだが少なくとも一つは10POW~16POWの通常技を持つキャラがいる。
もしかして、ギガントさんハリボテ?
ショルダータックルは充分な加速とスピードが付いていれば、車体の重さが無くても威力は出る。
パイルドライバーは結局投げられる側の自重もダメージになるので、体重が軽い人でも高い所から仕掛ければ威力が増す。
そもそもあんな巨体ロボットが高く飛ぶには、本体が軽くないと無理。
しかし本体が高く飛んでぶつけるプレス攻撃は、やっぱり重さが直結してくる。
落下スピードがついてもあの威力…。通常技の威力が低いのもそういう事なのだろうか?
でも、もしハリボテなら防御力は低いはずだが、先述の通り防御力が高いのでやはりハリボテではなく、他の原因が…?
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彼をハリボテとか言うと多分夜道でショルダータックルされるぞ。
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余談だが、『ジョイメカファイト』のROM内に存在する
没データには、
ギガントのデザインを流用したようなロボットのスプライトがあり、
それを使ってyamabe氏が「プロトタイプギガント」、卵寒天氏が「ギガント・プロトタイプ」として製作・公開している。
MUGENにおけるギガント
卵寒天氏が製作したものが存在し、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。
他のシリーズ同様、現代の格闘ゲームらしい様々な要素が追加されている。
氏のリドミによればダッシュ、バクステの追加。
これは足が超トロい原作ギガントには嬉しい調整である(しかし歩くスピードはどうも
原作再現っぽい……)。
また、上段下段空中のガードが区別されるようになった。
更に
キャンセルや特定のコンボも可能。これもギガントには光明と言えよう。
何故ならギガントには、通常技から必殺技に組み込めるコンボなぞ皆無に等しく、
唯一できるパンチ→パンチ→キックの通常技オンリーコンボもはっきり言って雀の涙のダメージしか出来ないからである。
また、ボタン同時押しのショルダーバルカンがコマンド技に変更され、より一層出しやすくなった。
もし原作もコマンド技だったら、もっと使い道があったはず
(前述のコンボに組み込めない事に加え、原作の同時押しコマンドの猶予受付が1Fなので出しにくい).
氏のギガントならば、ジャンプパンチ→パンチ→ショルダーバルカンというコンボも可能だ!
ただし、流石にショルダータックルの判定は調整された模様。安心と信頼の足元もお留守のままである。
対人としての対策はより楽になったが、対CPUならば……堅実なガードで対応する
AI相手にはしめたものだろう。
外部AIはガンホール氏によるものが存在する。
レベルは4段階。初期設定は加減気味のレベル2に設定されている。
レベルの上昇と共にガードの精度や対空、牽制の精度が上がっていくのだが、
最大レベルになるほど「強引にでも投げ
ざるを得ない」モードになる。
投げからの追撃も容赦なく襲いかかるので「殺るか殺られるか」というキャラになっている。
出場大会
凍結
【ギガントプロトタイプ】
最終更新:2024年10月19日 16:06