#image(TGO.jpg,title=一番よく見るシーン,width=300) &size(20){&bold(){&italic(){「こんな け゛ーむに まし゛になっちゃって と゛うするの」}}} [[タイトー>カイザーナックル]]が1986年に発売した[[10年に1度の伝説的クソゲー>コンバット越前]]『たけしの挑戦状』の主人公。 とある街に住むしがないサラリーマンであるが、ふとしたことで宝の地図を手に入れ、 南の島に眠る財宝を探しに行くことになる。 設定だけ見ると一見まともに見えるが、ゲーム内容はいろいろな意味で斜め上を行っている。 イカレ…もとい、イカした世界観に不条理な設定、ノーヒントではまず説けない謎解きなどから、 いわゆる「[[クソ>ウルトラマグナス]][[ゲー>カラテカ]]」の代名詞と見なされている。 一部ではその出来る事の自由度の高さや、攻略の経緯としては割と正統派だという意見もあり、 クソゲー論を否定している声もあるが、それを加味したところでも操作性の悪さ、謎解きにまつわる ヒント等の説明不足等、「クソゲー」たる基本を全て押さえているゲームである。 #region(close, この作品について、ごく一部) -選択肢次第で、&bold(){[[ゲームを始める前にゲームオーバーになる>ドラえもん]]} -[[町中にいる人間は全員攻撃できる>くにお]] -ただし、登場する[[ヤクザ>山崎竜二]]、[[警察>ケビン・ライアン]]、[[主婦>ヴァネッサ]]も問答無用で殴りかかってくる。油断していると、&bold(){家族に殴り殺される}。 -2Pコントローラー付属のマイクを使用して&bold(){カラオケをする}。 -しかも人に話しかける為には&bold(){2Pコントローラーの付属マイクを使って話しかけるしか方法がない。} -が、救済処置として、2Pコントローラーの↓とAボタンを同時に押すことでマイクの代わりとなるが、&bold(){裏技扱いで公表されていない。} -宝の地図を読めるようにするために、&bold(){実時間で1時間放置}する。 -別の方法だと5分で読めるが、&bold(){5分から5秒以内に行動を起こさないと失敗する。5分未満でもダメ。} -途中から[[S>ビックバイパー]][[T>セクロス]][[G>STYX]]と化す。しかもいつまでも着地せずにいると・・・ -宝の島に行く前にある事をしておかないと、苦労が水泡に帰す。&bold(){というか詰みになる要素が異常に多く、それが発覚するのがゲーム後半になってから。} -当時は&bold(){インターネットなどなかった}。当然、攻略サイトなどない。 -頼みの綱の攻略本も、間違った記述だらけで、後に&bold(){攻略本の説明をするための本}が出版された。 #region(close,そんな苦労も跳ねのけ、見事EDまで到達!だが・・・) #image(takesierai.gif,title=それだけかい!) #region(close,こんなはずはない…まだ何かあるはずだ!) 5分間放置すると…。 #image(takesioti.gif,title=・・・。) &bold(){[[ありえん(笑)]]}。 スタッフロールすら流れない、ある種斬新なEDである。 それにしても画像じゃあんな事を言ってるがマジにならないとクリアできないゲームであった。 #region(close,念のための補足として) こんな風に数多くの不条理な流れや展開で、誰もが認める(制作監修者のビートたけし氏本人ですら)「クソゲー」として今なお伝説として 語り継がれるタイトルとなったが、これらのすべての謎や仕様は、アイディアを提供したビートたけし氏の&bold(){意図的な設計}で、 まさに、&bold(){狙って作った仕様}という訳であり、ゲーマーに対する『挑戦状』であったといえよう。 その為、ビートたけし氏も当時の制作状況は殆ど覚えてはいないそうだが、それを理解した上できちんと「クソゲー」を公言しているという訳である。 ゲームセンターCXでのタイトーへのインタビューによれば、お酒の入ったビートたけし氏のアイディアを当時のスタッフが全てメモし、取り入れた結果らしい。 ちなみに、たけし監修第二弾となった『たけしの戦国風雲児』は、前作とは打って変わってバラエティ溢れるボードゲームとなり、白熱するミニゲームなどもあったりと、非常に出来の良いゲームに仕上がっている。 「うんこかれー」とかレベルによっては絶対に勝てないミニゲームがあったりするが。 ただ、残念ながら知名度は前作の半分もない。 &nicovideo(sm593827) &nicovideo(sm8457477) #endregion #endregion #endregion #endregion ---- **MUGENにおけるサラリーマン はるを氏が制作したものが公開されている。 本人は攻撃できないが、[[ストライカー]]として原作に登場した様々なキャラクターを呼べる。 北海の乱れ熊氏によるボイスもついている。 また、Ayustat氏による「ポリネシアンキッド」も公開されている。 (ディスプレイネームは異なっているが、衣装が違うだけで同一人物なのでここに書く) こちらではストライカーは呼べないが、パンチに銃、ショットガンに石などを駆使して戦う。 「石」が一方的に飛び道具に打ち勝てるため、遠距離タイプの敵に対して効果的。 また、ジャンプが原作通りの仕様であり、ボタンを押す長さに依存して高さが変わるようになっている。 ***出場大会 [[狂-1 グランプリ]] [[電波的な彼女彼氏他のトーナメント]](サラリーマン、ポリネシアンキッド)