&ref(Steel.jpg,,width=270,title=超人の意思を継ぐもの) アメリカの[[DCコミック>アメコミ]]の『[[スーパーマン]]』シリーズに登場するヒーロー。 初出は1993年の『The Death of Superman』。 その名の通り[[スーパーマン]]の死と復活を描いたシリーズで鮮烈なデビューを飾った。 それなりの人気キャラとなり、単独で映画化されてたこともある。 本名は&bold(){Dr.ジョン・ヘンリー・アイアンズ}。アメリカ在住の黒人技術者である。 かつてスーパーマンに命を助けられたことがあり、その縁で彼のことを知った。 [[ドゥームズデイ]]と戦って死んだスーパーマン亡き後のメトロシティで生活していたが、自身の発明品が原因で子供が死んだことに怒りを抱き、 開発途中だった生体金属スーツを完成させ、「マン・オブ・スティール」の名前でヒーローとして活動し始めた。 スーツはかつて見たスーパーマンの姿をモデルとしており、作品中でも「スーパーマンの4人の後継者のうちの一人」として描かれている。 尤も、本人は名前を騙るつもりなどさらさらなく、スーパーマンの復活後はヒーロー「スティール」として活動した。 そのときにスーパーマンと共闘したことが縁でジャスティスリーグにも加入した。 ヒーローとしての能力は、実のところ、そう大した物ではない。 エンジニアとしての頭脳こそあるが、戦闘中は自作のスーツの力をメインに使用する。 バーニアでの飛行や、体力や防御力の強化などその効果は多岐にわたる。 これらの力と、鋼鉄のハンマーによる打撃をミックスして戦ってゆく。 このため、[[アイアンマン]]との類似を指摘する人もいる。 だが、特筆するべきはその「魂」であろう。 先述の「4人の後継者」の残り3人は、 -意識が混濁して自分をスーパーマンだと思いこんだスーパーマン復活のためのコンピューター「エラディケイター」 -クリプトン星人の遺伝子から生み出されたクローン「スーパーボーイ」 -スーパーマンのマトリクスチャンバーで超能力を得た「サイボーグ」 であるが、クリプトン星人が最優先で冷徹なエラディケイターや若さ故気性が荒く自分勝手な面があるスーパーボーイや [[モングル]]と手を組んでいたサイボーグと比較して、「最もスーパーマンの意志に近い」というだけで4人の一人にカウントされているのである。 事実、「彼はスーパーマンの魂が生まれ変わった姿だ」と言われたロイス・レーンが信じてしまった程である。 だからこそ、スーパーマンの代名詞だった&bold(){「マン・オブ・スティール」}を受け継げたのかもしれない。 &bold(){「ヒーローをヒーローたらしめるものは超能力ではなく魂だ」}というアラン・ムーア(スティールは彼の創造したキャラクターではないが) の言葉がこれほど体現されているキャラクターも居ないだろう。 ---- **MUGENにおけるスティール #image(char_steel.gif, title=鋼鉄の男) Bizzaro_Toro氏による、MVC仕様のものが存在している。 防御力がやや高く、ハンマーを使うため間合いも長い。 また、[[キャプテンコマンドー]]風の技もいくらか搭載されている。 [[AI]]もそこそこ良いものが入っており、今後の活躍が期待される。 ***出場大会 [[ヒューマン・トーチ杯カップリングコンテスト]](おまけ)