宇宙刑事ギャバン

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宇宙刑事ギャバン」を以下のとおり復元します。
#ref(gavan.jpg,,left,,width=300,,title=光の速さで明日へダッシュさ)




&space(2)&font(30,b,i){「宇宙刑事ギャバン!」}



#clear

&font(20,b,i,red){宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着するタイムは、&br()わずか0.05秒に過ぎない!&br()では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!}

**キャラクター概要
東映制作の特撮ヒーロードラマ『宇宙刑事ギャバン』の主人公。
名前の由来はフランスの俳優ジャン・ギャバンから。香辛料等を販売している会社とは関係ない。
演じた俳優は『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』にも出演した大葉健二氏。

バード星人・ボイサー(演:千葉真一)と地球人・一条寺民子との間に生まれた。
本職はバード星に本拠地がある銀河連邦警察に所属する宇宙刑事で、前任である父・ボイサーに代わり地球に配属されてきた。
地球の財宝と平和の破壊を狙い、さらにボイサーまで連れ去った&b(){宇宙犯罪組織「マクー」}を滅ぼすため、ギャバンは立ち向かう。

#ref(ギャバン.png,,left,,width=150,,http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5193.html,,title=大葉氏は『コブラ』のファンで、髪型や演技などはコブラを意識していたそうな)
&space(2)地球では母の名前から「&b(){一条寺烈}(いちじょうじ れつ)」を名乗ってアバロン乗馬クラブで働いている。
&space(2)誤解する人も多いが&b(){「ギャバン」はバード星人としてのれっきとした本名で、コードネームではない。}
&space(2)前述通り乗馬クラブで働いているものの、宇宙刑事としての使命があるので仕事を途中で投げ出さざるを
&space(2)得ないことも多く、その結果&b(){月給3000円}という事態になったこともあった。&s(){流石に最低賃金法違反では}
&space(2)低賃金の上まとまった金を持ち歩く習慣がないため、金が必要になった時はパートナーのミミーや、
&space(2)長官の秘書であるマリーンなどから借金するという情けない姿も。
&space(2)この二人が地球では貴重な宝石を多数持っていなかったらどうなっていたことやら。
&space(2)続く『宇宙刑事シャリバン』では&b(){後輩にまで借金している。}
&space(2)銀河連邦警察は日本円で給料をくれないのだろうか。&s(){領収書は切れるのに}
#clear
調査などには本拠地の宇宙船ドルギランを用いることが多いが、普段の移動の手段には赤色のスズキ・ジムニーを愛用し、
30年後の『THE MOVIE』でも最新モデルにモデルチェンジしたものの同車を使用していた。
恋愛関係は苦手で、女心をいまいち理解できず、ミミーから「女にもてないわよ」と言われた時には「だろうな」と即答している。
普段はノリ良く明るい体育会系で、子供にも優しいが、いざマクーの事件が発生すると勇気を持って立ち向かう正義漢である。
このように二枚目半な雰囲気が彼の持ち味と言える。
尤も(スマートな)美形とは言い辛かった大葉氏は前述のスーパー戦隊2作品ではどちらも三枚目役であり
(バトルケニアは大食い野生児、デンジブルーも[[アンパン>アンパンマン]]大好きな大食いキャラ)
氏が主役になった事自体、当時は驚きを持って迎えられていた。

戦闘時は「&b(){蒸着!}」のコールでコンバットスーツをドルギランから電送してもらい、それを身にまとって戦う。
&b(){この間0.05秒}。銃が撃たれると同時に蒸着して弾丸を受け止めるなどの形で活用されている。
蒸着シーンはページ冒頭にある[[政宗一成のナレーション>コンボイ]]の後にプロセスがもう一度だけ映してもらえる。
&s(){明らかにポーズやドルギランの応答台詞で0.05秒以上経過してるじゃないかというのは禁句。}
なお後述する客演作品でも同じくこの過程が描写されているのだが政宗一成氏は起用されておらず、
客演先のナレーターによるものである。ちょっと残念に思った視聴者もいたことだろう。
「&b(){チュウ!}」という[[やや特徴的な掛け声をあげながら戦う>仮面ライダーブレイド]]。
飛びながら両手で殴る「ディメンションボンバー」や「[[スパイラル>ジョン・クローリー]][[キック>キャプテンキッド]]」など肉弾戦の技も使う他に、
右手から放つ「シルバービーム」「レーザーZビーム」といった飛び道具も持つ。
さり気なく等身大で体から直接光線を出す実写ヒーローは珍しい。
また「レーザーブレード」と呼ばれる剣を取り出して闘うこともある。
これにエネルギーを注入して刀身を光らせ、敵を一刀両断する「&b(){ギャバン・ダイナミック}」が究極の必殺技。

サポートメカは非常に多く、本拠としている&b(){超次元高速機ドルギラン}自身にも砲台による戦闘能力があり、
マクーが作り出す一種のブラックホール「魔空空間」(内部ではモンスターやダブルマンの戦闘能力が3倍になる)への突撃や
地上でのカーチェイスなどに赤色のサイドカー・&b(){サイバリアン}を使う。
さらに、敵が呼びだした戦闘円盤の相手にドルギラン下部が分離して&b(){電子星獣ドル}となり、これに指示を出して撃墜したり
さらにさらにドルギランから特殊戦車&b(){ギャビオン}を呼び出して円盤やモンスターを攻撃したり、
そのギャビオンからはドリル戦車&b(){スクーパー}を呼び出して洞窟や建物に穴をあけたり…
と、&b(){一介の刑事が持つにしてはあまりにも重装備すぎるんじゃないか}というほどのメカの数々である。
実際、マクーが制作した映画でこれらの装備を挙げて[[「卑劣だ!」>汚いなさすが忍者きたない]]と称したこともあり、
その話では&b(){一人で地上を逃げるダブルモンスターをギャビオンで狙い撃ちする}ということもやっているので余計そう見えてしまう。
とはいえ、マクーという組織は本当に強大で設定上銀河連邦警察よりも古い歴史を持ち、しかも計画する内容は割と陰惨で
死者が出る話も少なくないばかりか&b(){第一話では建設中の[[スペースコロニーを落として>機動戦士ガンダム]]都心に甚大な被害を与えている}ので、
これに一人で立ち向かうとなると重装備もうなずけるというものである。
まあ、それに電子星獣ドルは『すご科学』的な解釈によれば宇宙刑事である可能性が高いので、
この装備も二人組のチームに支給されたものと考えれば其処まで過剰というわけでもないだろう。
世の中にはウイルス型知性体が所属する[[宇宙警察機構>グリーンランタン]]もあるし。

最終回ではマクー壊滅の功績を認められ、銀河パトロール隊の太陽系地区隊長に昇進。
シリーズ続編である『シャリバン』『シャイダー』にもしばしば登場し後輩たちをサポートする。
なお『シャイダー』最終回(本編完結後のため実質的には特別編)にゲスト出演した際には
演者である大葉氏のスケジュールの都合により&b(){スキンヘッド}での登場となったため、視聴者の中で語り草となっている。
(『シャイダー』最終回撮影当時、映画版『[[コータローまかりとおる!>吉岡達也]]』に、主人公のライバル兼相方・天光寺輝彦役で出演しており、
 キャラクター設定上スキンヘッドにする必要があった。
 そしてそれを&b(){千葉真一氏に気に入られて}『影の軍団 幕末編』にもその頭のまま出演したため、伸ばす暇も無かった模様)
かつて刊行されていた『特撮エース』掲載の読切漫画(著:山田秋太郎)では、これを意識してか
烈の外見が『シャイダー』出演時のスキンヘッドで描かれていた。

&font(20,b,i){&font(blue){「先輩! どうしたんです、その頭?」}&br()「あ、ああ…ちょっとな」}

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**作品概要
1981年、『[[ウルトラシリーズ>ウルトラマン]]』(『ウルトラマン80』)と『[[仮面ライダーシリーズ>仮面ライダー1号]]』(『仮面ライダースーパー1』)が一旦終了し、
毎週放映される特撮テレビ番組は『[[スーパー戦隊シリーズ>ブラックレンジャー]]』(当時の『太陽戦隊サンバルカン』)だけになった。
翌年、従来のシリーズに頼らない新しいヒーローとして開始された番組が『宇宙刑事ギャバン』である。
東映としては『ライダー』『戦隊』に続く「三本柱」になることを期待されていた大プロジェクトでもあった。

『宇宙刑事ギャバン』は『宇宙刑事シリーズ』の第一作であり、後に続く『メタルヒーローシリーズ』の第一作でもある。
『仮面ライダーBLACK』は宇宙刑事シリーズと共通するスタッフによって制作されており、必殺技や怪人のアクションに共通点が見受けられる。
また、メタルヒーローシリーズは『機動刑事ジバン』以降、現在の仮面ライダーの放送枠である朝8時台前半に移行しており、
『テツワン探偵ロボタック』の終了から『燃えろ!!ロボコン』を経て[[現在の平成ライダーシリーズ>仮面ライダークウガ]]となった。
平成ライダーシリーズは従来の改造人間ではなく、特殊な装備に身を包んで戦うという形式がほとんどで、
その他多くの要素をメタルヒーローシリーズから受け継いでいる。
つまり、&b(){この『宇宙刑事ギャバン』がなければ現在のライダーシリーズはないと言っても過言ではないのだ。}

単体の作品としての本作はというと、&b(){非常に濃い。}
具体的に言うと&b(){現在の平成ライダーの2話から4話分を30分の1話に凝縮したようなものすごい密度。}
主演俳優・大葉健二氏の濃い顔立ちもさることながら、大葉氏がスーパー戦隊シリーズや『BLACK』以降のライダーシリーズで
殺陣・スーツアクターを務めるJAC(ジャパン・アクション・クラブ、現在はジャパンアクションエンタープライズ)所属であることから
生身でのアクションシーンも見ごたえのあるものとなっており、体当たり的な演技もあって特撮部分のクオリティは非常に高い。
当時の新技術であったビデオ合成技術や、レーザーブレードの表現のために&b(){蛍光灯を刀にした殺陣}など、斬新な試みも多かった。
脚本の質も『[[帰ってきたウルトラマン>ウルトラマンジャック]]』を手掛けた上原正三氏が全44話中37話を担当。
スピーディな展開も併せて全体的に良質であり、明るいエピソードだけでなく物悲しい結末を迎えるものも多く
人間ドラマも十分見ごたえのあるものとして仕上がっている。

劇伴は『[[マジンガーZ]]』や『[[スパイダーマン>スパイダーマッ]]』などの渡辺宙明氏によるもので、特にレーザーブレードを取り出したときのBGMは
ファンから「&b(){レーザーブレードのテーマ}」として親しまれ、[[処刑用BGM>テーレッテー]][[の一つ>ダンガイオー]]として認識されている。
しかし、このBGMの正式タイトルは「マクーの攻撃」であり、つまり[[本来は敵側のBGMとして想定されたもの>ゴジラ]]である。
そのためどことなく禍々しい曲調で、実際レーザーブレード使用時のBGMとして積極的に使われるようになったのは後半であるのだが、
それがかえって必殺の一撃といった展開にマッチしていたのか以降の宇宙刑事シリーズの同様の場面でも似た曲調のものが使用された。
&nicovideo(sm19140276)

新シリーズ第一作で実験的な側面も強いもので、実際、当初は戦闘がモンスターと獣星人ダブルマンとの二連戦だったものが
後にモンスターとダブルマンが融合したダブルモンスター一体との戦闘になったり、新幹部の登場など
路線をちょこちょこ変えている様子もあったが、そうでありながら完成度は非常に高く、
当時の「女性主人公が多く男のヒーローでは弱い」という風潮も押し返して視聴率は裏番組と一位を争っていたという。

なお変身コール「蒸着」は実在するメッキの技術で、ギャバンのメタリックな光沢あるコンバットスーツはこの技術によって作られたものである。
現在はメッキの技術も進歩してコストも減ったが、当時はなかなか難しい技術でコストも手間もかかった。
しかし、そうして作られたメッキの光沢はスーツにカメラマンが映りこんでしまいそうになるほどのものであり、
実際のアクションにはツヤ消しのスーツが使われメッキの光沢スーツはアップ撮影に使われることになった。
近年の劇場作品などでの客演では映像技術の進歩もあってか戦闘中でも光沢があるスーツを使っている。

その先進性は国内のみならずフランスや東南アジア諸国、南米など海外でも人気を得ている。
実は[[ロボコップ]]もギャバンに大きな影響を受けており、映画製作時に監督からデザインの引用許可を求める手紙が送られてきたという。
後に『機動刑事ジバン』では今度は東映がロボコップの要素を逆輸入している。

ちなみに全くの余談だが、大葉健二氏が『忍風戦隊ハリケンジャー』に&b(){烈堂}住職ことシュリケンジャー(の変装の一つ)として客演した際、
その変身ポーズは&b(){蒸着}そのまま(他の変装として登場した役者は出演していた戦隊でのポーズ)な上、
&b(){変身前の方が強かった}為、実は正体ギャバンなんじゃねえかと話題になった。
また、ポルトヨーロッパで上演された『特捜戦隊デカレンジャーバトルステージ・エマージェンシー!伝説の宇宙刑事』
においてなんとデカレンジャーと共演。このステージ上でギャバンは「伝説」と称される程に名を知られる宇宙警視総監であり、
デカレンジャーのボスである[[ドギー・クルーガー>狛村左陣]]の親友という破格の待遇であった。

#region(そして、2012年…)
シリーズ30周年のこの年新春早々になんと、&b(){スーパー戦隊シリーズの『海賊戦隊ゴーカイジャー』との共演と言う形で&br()映画でギャバンが復活を果たした。}
ゴーカイジャーはスーパー戦隊シリーズ35作目の記念作品であり過去のシリーズとのクロスオーバーが特徴となっているのだが、
スーパー戦隊シリーズと宇宙刑事シリーズの映像作品での共演は初めてのことであり、驚いた方も多いのではなかろうか。
また本来この新春映画は現役の戦隊が前の戦隊と競演する『スーパー戦隊VSシリーズ』の枠なのだが、
前年の映画『199ヒーロー大決戦』において前戦隊とも競演済みであったため、こういった運びになったと思われる。
こちらでも本家と同じ大葉氏がギャバンを演じており、往年と全く変わらないアクションの冴えはファンを魅了してくれた。
ほぼ単独で宇宙最大の犯罪組織を壊滅させた事から、純粋な戦闘能力ではゴーカイジャー5人を単独で圧倒。
その後のクライマックスシーンではおなじみのレーザーブレードのテーマと共に、スクリーンでギャバンダイナミックを炸裂させた。
しかも大葉氏は戦隊シリーズにも2回ヒーローとしてレギュラー出演しているため、劇中では大葉氏が過去に演じたヒーローとの同時変身を行う
&b(){「大葉健二と大葉健二と大葉健二の夢の共演!」}が実現。&s(){[[最終鬼畜全部大葉健二である>フランドール・スカーレット]]}
これは上述の『シャイダー』最終回における宇宙刑事3人の同時変身のオマージュとなっており、
「地球の子供たちは君たちが揃って変身するところを一度も見たことがない」という天の声も&s(){ナレーターが違うという一点を除けば}ほぼ再現。
&font(20,b,i,green){「フィーバー!」&font(blue){「デンジスパーク!」}&font(silver){「蒸着!」}}
宇宙刑事シリーズファン感涙の展開になっている。
なおギャバンは『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』での大葉氏が演じた人物よりも後輩らしく
二人を先輩と呼び敬語で話していた(放送時期もこの二作品のほうが早い)。
またこの映画ではギャバンは銀河連邦警察ではなく『カーレンジャー』『デカレンジャー』などでも登場した「宇宙警察」の指示で動いているが、
後述の『THE MOVIE』では再び銀河連邦警察の下にいることを考えると、設定が忘れられたとか組織名が変わったとかではなく、
ややこしいことにどうやらこの二つは別に存在する組織らしい。警視庁と警察庁のような関係だろうか…?
&s(){ちなみに上述の親友ことドギー役の稲田徹氏もその設定で出演を希望したらしいが、尺の都合でカットされたとか。}
なお、こう書くとギャバンが大暴れする映画にも聞こえるかもしれないが、本来の主役であるゴーカイジャーの物語も
しっかりと書ききっており、「クロスオーバーはかくあるべし」と非常に評価の高い作品となっている。
余談だがゴーカイグリーンこと「&b(){ドン}・ドッゴイヤー」(通称ハカセ)は映画撮影当時過去が不明だったため、
ドン繋がりでマクー首領の「&b(){ドン}・ホラー」の孫にしようか、などという初期案があったりした。
&s(){まあ結局没になって最後まで経歴不明になってしまったんだけど。ハカセェ…}

更に2012年10月20日に&b(){『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』として、単独映画で復活。}ギャバンとしても初の映画である。
こちらでは地球人である十文字撃(じゅうもんじ げき)が、二代目宇宙刑事ギャバンを襲名。初代と違って目が青いのが特徴。
宇宙刑事ギャバンtypeG(タイプジー)を名乗ってマクー残党に立ち向かう。
勿論先代ギャバンである烈も登場。撃の精神面に深く関わっている。
また、映画公開に併せて小説版『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』も刊行されており、
何故本名の「ギャバン」が二代目に受け継がれるのかという疑問にも少なからず触れている。

その他、劇場公開に先駆け2012年の戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』にも二代目が出演。
2話連続でゴーバスターズと共にヴァグラス、マクー残党と戦った。ちなみにゴーバスターズのデザインはメタルヒーローっぽい。

#region(そして、2013年…)
4月に公開された『スーパーヒーロー大戦Z』にも宇宙刑事シリーズの枠で参戦。
本作の烈は撃の上司として登場するのみで、蒸着はしない。

魔法を使って全宇宙を荒し回り、甚大な被害を出しているスペースショッカー。
銀河連邦警察は仮面ライダーウィザードと仮面ライダービーストがショッカーに魔法を与えたと判断し、撃に2人を倒す事を命じた。
だが、ウィザードこと操真晴人と会った撃は上層部の判断に疑問を持つようになる。
直属の上司である烈に再調査を願い出るも却下され、撃は宇宙刑事の資格を剥奪。任務は二代目シャリバンこと日向快が受け継いだ。
撃は独断で地球に向かって調査を続け、魔法を与えたのが宇宙犯罪組織マドーだったことを突き止める。
しかし、時既に遅し。銀河連邦警察は地球もろともスペースショッカーを殲滅すべく、超次元砲の発射を決定していた———。

本作では「宇宙を守る」宇宙刑事と、「地球を守る」スーパー戦隊&仮面ライダーの2つの正義がぶつかりあっている。
銀河連邦警察も決して地球を破壊したいわけではなく、宇宙の平和を守るための苦渋の決断なのだ。
本作の烈は非情に徹しているが、かつて自分が命がけで守った星を見捨てなければならない苦悩は耐え難いものだっただろう。
//悪意のある文章だったから書き直したけど、なんか上手くまとめられなかった。誰かもっと上手にまとめてください。
#endregion
#endregion

#region(ニコニコ動画での扱い)
ニコニコ動画に限った話ではなく、ギャバンのリアルタイム世代(2012年で30代後半から40代前半)ではなく、
2000年代前半にネットに初めて触れたという世代(2012年で20代前半ほど)のネットユーザーなら
&b(){『オラサイト』(旧『[[ドラサイト>ドラえもん]]』)によるFLASH作品『宇宙刑事ギャバソ』が有名だろう。}
年代から考えるとギャバソで初めて宇宙刑事シリーズを&s(){間違えて}知った諸兄も多いと思われる。

&nicovideo(sm236938)

2000年代前半から半ばのFLASH黄金時代を代表するMADであり、オラサイトの代名詞と言える作品である。
この歌詞があまりにもなじみすぎて原曲の動画にも「ちがうよ~」[[「やめろ!あ、ああ、なんだ…そうそう、それならよし」>花中島マサル]]
[[「兄貴ィーッ!」>アドン#chouaniki]]「ぎゃああああああああああああああ(多すぎ)」などFLASHのネタが書き込まれることも多く
[[「風評被害」のタグが付けられることも>ゴン=フリークス]]。

2012年には東映の公式チャンネルにより配信が行われたのだが、そこでも毎回このコメントが書き込まれる始末であった。
なおこの配信、1週間に5話も一気に配信され、前述通り内容があまりにも濃いもので「胸やけする」とまで言われたことも。
しかも映画公開までに全話配信しようとしたために後半は&b(){1週間に15話配信(一日5話、三日連続)}され、
&b(){最終9話は一度に配信、3日しか無料期間がないという状態だった。}
それどころか、公式の動画配信の直前に生放送で放送されたのだがそれもまた一回につき5話連続約2時間で、
&b(){最後の週には22時から翌18時までの約20時間にも及ぶ全話一挙放送が行われた。}視聴者を殺す気か!?
なお10月31日でニコニコ動画での配信は終了。現在は有料でも見れなくなった。
#endregion

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**ゲーム作品でのギャバン
格闘ゲームとしては、3D格闘ゲーム『[[ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション>ストリートファイター#id_96b7bb42]]』にゲスト出演していた。
……が、既にサービスを完全終了しているため、残念ながら現在はギャバンの勇姿を見られない。

宇宙刑事単独のゲームでは『宇宙刑事魂』というゲームも存在している。
…が、一言でいえばよくある最底辺レベルのキャラゲーだった。しかもただ単にクソゲーと言うだけですまなかった。
と言うのも敵ボスを演じたのが、『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー>ブラックレンジャー]]』の魔女バンドーラをはじめとした
数々の魔女や女王を演じた「特撮界の女王」曽我町子氏であり
(氏は宇宙刑事シリーズではゲスト怪人が化けた人間の役しか演じていないが、
 メタルヒーローシリーズ(今では宇宙刑事シリーズもこのシリーズの一部)の『時空戦士スピルバン』でも女王パンドラを演じている。
 なお、ギャバン、シャリバンの声は大葉氏等原作の役者が演じているが、シャイダーのみは役者の方が既に故人であったため代役)
しかも彼女の遺作となってしまった(「陛下を追悼する為にも買う」と言っていたファンさえ居た)のに御覧の有様だった事、
そして開発のデジフロイドが半年後に『[[仮面ライダーカブト]]』と言う(同社が名作を作れたと言う意味で)奇跡を起こした事から、
宇宙刑事及び特撮ファンからは大顰蹙を買い完全に黒歴史化、
「宇宙刑事がゲーム化された事なんて無いよ」「曽我氏の遺作は(本作発売数ヶ月前に放送終了した)『魔法戦隊マジレンジャー』」と言われる始末。
ギャバンの造形の再現など見るべき部分もあるにはあるのだが……。
因みに『ゴーカイジャーVS』に登場した「ギャバンブートレグ」に先駆けて悪のコンバットスーツという
コンセプトの「バリオゼクター」という敵が登場している。
ブートレグ戦と違い、こっちはシャリバン、シャイダーも含めた3対1という構成。

その他、[[コンパチヒー>ゲシュペンスト]][[ローシリーズ>ウルトラマン]]のRPG『[[スーパ>R-1]][[ーヒーロ>シャイニングガンダム]][[ー作戦>ウイングガンダム]]』や
特撮版スパロボと言えるSRPG「[[スーパー特撮大戦2001>科学特捜隊]]」に出演しているがいずれも評価が低い。
どうも宇宙刑事出演作品はクソゲーと呼ばれがちである。不遇。

また、そのタイトル故に間違えやすいのだが、日本物産が発売したアーケードおよびコンシューマゲームの
『[[コスモポリス・ギャリバン>ギャリバン]]』は、ギャバンを始めとした宇宙刑事シリーズとは一切関係のないオリジナル作品である。
ただ、タイトルからして宇宙刑事シリーズ、そしてこのギャバンの影響を大いに受けたタイトルであることは想像に難くないだろう。

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**MUGENにおける宇宙刑事ギャバン
[[バロム・1]]や[[電人ザボーガー]]等を製作したgoogoo64氏によるものが公開されている。映画公開に合わせての公開となった。
氏恒例と言ってもいい実写(フィギュア?)取り込みで、中割も少なく一見すると非常にシュール。

最初は蒸着前の烈の姿で登場。この時点でもある程度は戦闘可能だがジャンプは不可能。
&s(){明日へ}ダッシュもできないので、機動力は低めだが[[ジムニーでひき逃げ>遠坂凛]]するのが強力。
なお、蒸着前後に関係なくしゃがむことはできない。

蒸着は1ボタンで行うことが可能で、なんと&b(){プロセス解説ありとなしの二種類用意されている。}
解説なしのバージョンは完全無敵でその場で蒸着、ありのバージョンは光球となって攻撃したのち着地、
解説中は完全無敵で蒸着する。どちらが出るかはランダム。
蒸着後は動きが早く、[[ティッシュ]]といえどジャンプもできるので早めにしたいところ。

蒸着後もボタンで様々なモードに変化して戦う。
通常のギャバンではパンチ・キックの他にバリアーを張ったり、1ゲージ消費でディメンションボンバー、
スパイラルキック(readmeでは「ファイナルキック」となっているが誤り、[[空耳]]?)、2ゲージ消費でギャラクティカクラッシュを使う。
ギャラクティカクラッシュの威力が高く、並みのキャラなら即死するレベル。
剣を取り出したブレードモードではレーザーZビームやシルバービームが使える。
Zビームは出だしで追尾、シルバービームは方向固定。威力はあるが、発生は遅い。
この形態に限りギャバン・ダイナミックも可能。これまたクリーンヒットで即死レベルの威力。

さらにギャビオン・サイバリアン・電子星獣ドルも原作通り呼び出して[[乗って戦う>のりもの]]ことが可能。
どの乗り物も非常に強力な攻撃の数々を備えている。
一応ダメージは与えられるが、判定が非常に分かりづらいので攻撃を当てるのも一苦労だろう。
特にドルギランは[[見た目の大きさに反して本当にわずかしか攻撃を受ける部分がない>レオパルドン]]。
ドルに至っては顎の下の何もないところだけ。詐欺もいいところである。
また、全体的にダメージを受けると一反無敵になるアーマー搭載のためコンボが決まらない。

このようにとがりまくった性能をしており格ゲーとしては難があるキャラクターだが、
形態チェンジなど独特の仕様については非常に力が入っており、演出面も原作を再現しようとする意気込みが感じられ
見た目のシュールさに反して原作の特徴をしっかりと捉えたキャラに仕上がっている。

AIは未搭載。

&nicovideo(sm19158277)

この他、MUGENでは[[彼女>鈴木ぼたん]]の超必殺技にギャバン・ダイナミックのパロディがあったりする。
背景が魔空空間っぽくなる上にしっかりレーザーブレードのテーマまで流れる。

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ギャバン],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ギャバン],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ギャバン],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

&font(20,b,i){「マクー!人の命をなんだと思っているんだ!」}

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,ヒーロー,混血,警察

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