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- (2010/06/13 (日) 10:14:30) の編集履歴(バックアップ)


「テレポートしまーす!
     ……やっぱり無理か」





格闘スタイル:超能力
誕生日: 7月18日(12歳)
身長: 153cm
体重: 40kg
血液型: 不明(調べていない)
出身地: 不明(中国らしい)
趣味: 家庭用ゲーム、ネットゲーム
大切なもの: B級ゲーム、家庭用ハード
好きな食べ物: ホットミルク(砂糖抜き)
嫌いなもの: 大作RPG
得意スポーツ: フィッシング(特に渓流釣り)


『THE KING OF FIGHTERS』 '99から登場するキャラクター。名前の読みは「パオ(Bao)」。
未熟ながらも、多彩な超能力を操る謎の少年。アテナや拳崇とともに鎮元斎のもとで修行している。
外見がかわいらしいので女の子に間違えられることがあるらしい。
担当声優は中野加奈子氏。


生まれた日が凶日で、災厄を呼ぶ子供とされて殺されそうになったが、助けられてある寺に託されていた。
ある日、超能力が発現したため鎮の元に預けられたが、実はこの超能力は拳崇の力を吸収したことによって発現したもの。
そのため拳崇は'99では超能力を使うことが出来なくなっている。 そのおかげで強キャラになったのだが…
'99大会終了後、拳崇が秘めていた膨大な力をさらに吸収してしまい、昏睡状態になってしまうが2000大会までには回復。
2000エンディングでは仲間を守るために身を呈してゼロ・キャノンのレーザー砲を受け止めその身に吸収し、瀕死状態になる。
しかしその際拳崇が 口付け で飽和状態にあったパワーを吸い取り、一命を取りとめる。
同時に拳崇は力を取り戻すも、今度は包がほとんどの力を失ってしまう。
2001エンディングには拳崇と共に「龍の力」を持っているとして、飛族の長・龍(ロン)にその力を狙われるという描写があったが、
いつの間にか 無かったことになってしまった 。


その後プレイヤーキャラから外され、中国ステージで背景として登場して以降は出番無し。
拳崇の龍の力は忘れられていなかったようでXIで伏線が張り直されたが、包のことは完全スルーである。
というかXIのストーリーやエンディングでは 拳崇の心の中からも意図的に抹消されようとしている 。
いったい龍の力とは何なのか。 包と拳崇には何の関係があるのか。 なぜそんなにも拳崇に嫌われているのか。
それよりプレイモアは この話をちゃんと終わらせる気はあるのか 。
謎は深まるばかりである。




 クリスに続いて投入されたショタ担当。
 12歳(EX2では13歳になっていた)というのはKOF最年少である。
 しかしウケは芳しくなく、中途半端に伏線を残したまま存在を消されつつある感が否めない。
 ドットは非常にかわいらしいのだが、森気楼氏の描く写実的な包が
 なんか妙にムカつく顔をしていたのがいけなかったのだろうか。
 まあ餓狼3の頃の不気味と言うかキモい秦兄弟とかよりはマシだが
XIで桃子が登場したため、ますます存在感が薄くなってしまった。 まあその桃子も微妙な存在なのだが…。


包が登場する際には他にいくつか設定案があり、「アテナのアイドル事務所の後輩」「ケンスウの恋敵」
「見た目は怖いが自然を愛する心優しい大男」 「鎮元斎の世話をしているオバサン」 などが候補に挙がっていたらしい。


ちなみにチョイ・ボンゲと身長が同じで、黒咲壬羽に次いでKOFで二番目に背が低いキャラである。
お師匠といい桃子といい、サイコソルジャーチームは何故かおチビさんばっかりである。
SVCではなぜかヒューゴーのイントロで、彼のアフロの中に隠れていたりする。
2002のリメイク版、2002UMで復活したが、描かれたイラストでは完全に女の子にしか見えない。




原作中の性能
小さい 。体のサイズが鎮元斎、チョイと同じくらいに小さいため、リーチこそ短いものの相手の攻撃が当たりづらい。
必殺技は飛び道具が中心で、すべて「サイコボール○○」という似たような名前ばかりで、
しかも数が多く(必殺技だけで12種類!)非常にややこしい。技とコマンド表とを見比べてもどれがどれやら…。
  1. 例:KOF2000のコマンド表 サイコボールアタック フロント ↓←+A
サイコボールアタック ライズ ↓→+A
サイコボールアタック バウンド ↓→+B
サイコボールアタック リフレクト ↓←+B
サイコボールアタック エアフロント 空中で↓←+A
サイコボールアタック エアバウンド 空中で↓→+B
サイコボールクラッシュ フロント ↓←+C
サイコボールクラッシュ ライズ ↓→+C
サイコボールクラッシュ バウンド ↓→+D
サイコボールクラッシュ リフレクト ↓←+D
サイコボールクラッシュ エアフロント 空中で↓←+C
サイコボールクラッシュ エアバウンド 空中で↓→+D

多っ! ややこしっ!
これほどコマンド表からイメージが掴みにくいキャラも珍しいかもしれない。
但し、性能自体は押すボタンで移動方向が変わるだけで全く珍しくないし
使ってみると別々の名前がついているので、むしろイメージしやすくなっているはずである…多分。


「サイコボールアタック」は前方だけでなく、真上、バウンド、空中、空中バウンドもあり、
さらにはアテナの「サイコリフレクター」にあたる飛び道具反射版もある。
突進技「サイコボールクラッシュ」は様々な方向に突進できるが基本的に隙が大きく、連続技用といえる。
超必もやはり頑ななまでにサイコボール。語尾に「DX」など某音ゲーのようなタイトルがつく。
飛び道具以外にも無敵必殺技版もあり、モーション時に目が光ることから「宇宙人」などと呼ばれている。
ある意味サイコソルジャーチームの中では一番エスパーっぽい。


'99、2000では小ささと飛び道具の強力さ(さらにストライカーでフォロー可能)からウザキャラ呼ばわりされていたが、
2001ではストーリー上の関係で飛び道具のサイコボールアタック系の技が一つを除いて(しかも飛ばない)一切無くなり、
体当たりのサイコボールクラッシュ系の技で空中を飛び回るキャラへと変化した。
しかし、ダウン追撃のできる特殊技の「裏滑蹴」が画面端で延々と入るため、強制ダウンを奪えるC投げなどから
3Dを入れ続けるだけという超お手軽永久 になってしまい*1、 ウザキャラ度は遥かにパワーアップした 。
'02UMでは2001以前の性能に変わり、新たにMAX2「サイコボール・グラヴィティ」も加わった。やっぱりサイコボールである。

  1. 余談 前述のC投げとD投げはそれぞれ「幻影頭技」「クリティカルスロウ」という技名だが、
これはバンプレストが発売したPS用3D格闘ゲーム『幻影闘技』とその続編『クリティカルブロウ』のパロディと推測される。
この二作、キャラデザインが『スプリガン』『ARMS』等の皆川亮二という売りもあったが、いかんせんマイナーに終わっている。


余談だが、この二作のシナリオを担当したのはかの森住惣一郎である。






「あれ?勝ったの?」







MUGENでの包


高崎舟氏製作 '99~2000仕様
霧島翔や藤堂香澄といった面子をストライカーとして搭載。
ran氏によってAIも製作されている。
ブリス対応。



Juanxoc氏製作 2001+2002UM+XI風アレンジ仕様
Nameが「Bao KOF XI」。
DisplayNameが「BAO XI」。
上記とは違い、スプライトが2001のものになっており、
2002UMでのMAX2に加え、XIアレンジなのでDCが搭載されている。


YAMA氏製作 小龍包(シャオロンパオ)
高崎舟氏が製作制作した包を、YAMA氏が高崎舟氏より許可を得て改変。
設定は特になく、「read me」にも


  0設定
   ザ・キング・オブ・ファイターズの包(パオ)君が、龍の何かに目覚めた様です……。


との簡潔な一文が記載されているのみ。
これまでMUGENで発表されたキャラに、凶キャラや狂キャラと戦えるような包がいなかったため自分で作ったらしい。


   本キャラクターは、
       かわいい
       シンプル
       ウザい
       トリッキー
  と言う包君のイメージを大切にしつつ、
       技の種類がやたら沢山
       でも全部サイコボール
  と言う方向性で技を思い切り追加しました。


らしいが、確かに技が多い。
必殺技16種、MAX必殺技16種、MAX2必殺技12種で、しかも全てサイコボール。
そして多種多様な飛び道具と突進技は、癖が強いが特殊な使い方が出来る。
特に、発射後すぐに行動でき、弾速が遅く相手に当たるまで画面内を跳ねまわる飛び道具が面白い。
本体と飛び道具の同時攻撃や波状攻撃、画面内を飛び回る飛び道具を利用した即席のコンボや連携が持ち味。
スイッチで強さが調節可能で、相手と離れていると無敵になったり、体力・パワーゲージが徐々に回復したり常にMAXになったりする。
AIはまだ搭載されておらず、今後に期待。