恐らく『FF7』のストーリーをややこしくした主な責任者の一人と言うべき存在。
その 扇情的なファッションに似つかわしくない奥ゆかしい性格故か、必要以上に空気を読み過ぎ、
本編ストーリー開始以前からクラウドに不審を抱きつつも、その謎を追求する事が全く出来ず、
その結果、哀れなクラウドは自身の正体(の一部)を暴かれたショックから土壇場で セフィロスに協力、
重要アイテム・黒マテリアを渡してしまい、セフィロスはそれを使って究極の破壊魔法「メテオ」を発動、
地球は滅亡の危機に瀕する事となった。
その後、文字通り心身共にボロボロのクラウドを上述の看護などで懸命に支え、
その甲斐あって彼は快復を果たし、彼の活躍などでセフィロスは打倒され、地球は救われた。
ラブロマンスとして盛り上がるとはいえ、2周目以降のプレイでは「早くツッコんであげなよ…」と思った方も多いのではなかろうか。
余談だが、『FF7』ではクラウドの取った行動や選択肢によって隠しパラメーターの好感度の上下が設定されているキャラクターがおり、
物語中の遊園地でデートイベントがあったりと、恋愛アドベンチャーのような面も持っていた。
その中でも代表的なキャラが エアリスとティファの二人の女性だが
(他にも忍者娘ユフィや ガチムキの黒人のオッサンバレットにクラウドへの好感度が設定されているが、あまり重要ではないので割愛)、
エアリスは
ストーリー上強制で
死んでしまい、最終的にクラウドはティファと結ばれる。
このため、ティファはかなり多くのユーザー(主にエアリスファン)から恨まれる事になってしまった。
尤も、ティファ自身は(テロ活動で多くの一般人を犠牲にしているとはいえ *1)上記のように真っ当な性格をしているためか固定ファンも多く、
一連の顛末の原因がシナリオライターにある事は明白なため、一方的に嫌われるには至っていないのだが。
このヒロイン交代の経緯は、プロデューサーとキャラデザイン担当の電話一本で決まったとかいうエピソードも有るとか無いとか。
ただし、キャラデザイン担当は、このエピソードはインタビューを載せた編集側に意訳されたもので事実とは異なると発言している。
『AC』以降では ライバル亡き後のティファも名実共に不動のヒロインの座をゲットした。
まぁエアリスほど客演は多くないが…。
ちなみに『FF7R』ではテロ活動には乗り気ではなく「覚悟がない」と非難されるが、ジェシーの死やセブンスヘヴン崩壊に涙を流す一面を見せている。
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