アリス(女神転生)

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アリス(女神転生) - (2012/02/17 (金) 04:11:36) の編集履歴(バックアップ)


「あのねー…死んでくれる?」


女神転生シリーズに登場する悪魔。種族は魔人だったり死神だったり外法属だったりと、作品によって異なる。
初登場は『真・女神転生』。
悪魔の性格や外見がコロコロ変わる女神転生シリーズだが、アリスのキャラクターは割と安定している。
外見は金髪に青のワンピースのあどけない少女。
(元ネタは同名のこいつと同じく不思議の国のアリスと思われる)
性格は子供らしく天真爛漫でわがまま。

初出の『真・女神転生』では、ICBMで世紀末状態となった東京の六本木で、赤おじさん(魔王ベリアル)と黒おじさん(堕天使ネビロス)の2人の庇護のもとで暮らしていた。
実は彼女はすでに死んでおり、神によって救われなかったその魂を哀れに思った2人の悪魔により、ゾンビとして蘇ったのである。
六本木はアリスが寂しくないようにと、2人のおじさんが立ち寄った人間達を片っ端からゾンビにした死の街と化しまっており、物語中で六本木に立ち寄り、良いようにしてくれた主人公と友達になるために、主人公もゾンビになるよう要求してくる(それが↑の台詞)。
主人公が拒否すると、泣き出したアリスを宥めるためにベリアルとネビロスが襲いかかってくる。
それらを退けると、2人の悪魔によってその存在を維持されていた街と共に、アリスもただの屍になってしまった。
しかし、その後も2人のおじさんを復活させるために、おじさんの人形を抱えた魔人がマグネタイトを求め、時空を超えて彷徨っている。
それが後のシリーズに登場する「魔人アリス」である。
ただ、現在ではアリスの魂が無数に分裂して様々な時間や世界に拡散しており、逆にベリアルとネビロスがそれらを回収するために奔走しているようだ。
当初はそれほど強くなかったが、現在では呪殺魔法のエキスパートという立ち位置を確立しており、主人公たちを死に誘う。
特に上記の「死んでくれる?」のセリフもアリス専用の呪殺最強スキルとして二つの意味でアリスを象徴するようになっている。
ただ「デビルサバイバー2」では最強の隠しボスとして登場。二人のおじさんを引き連れてくるうえ、万能属性の(対策しなければ)即死攻撃、更にMAP攻撃でガンガンこちらのHPを吸収してくる。
まあ遠距離攻撃で速攻すれば楽に封殺できるんだけど。

ここまで書くと中々に厄介な悪魔少女だが、彼女自身に悪意はない。
彼女にとって友達とは死人なのが当然で、先の問いも純粋に「友達になってくれる?」と聞いているだけなのだ。
もっとも、その倫理観の欠如というか、少女らしいが故の残酷さが魅力なのも事実であり、そんな無邪気さと残酷さを併せ持ったキャラクター性からか、ロリコン共プレイヤー達からの人気が高い。

前述のおじさん2人も、特にアリスを何かの陰謀に利用としたわけではなく、純粋な善意から行動しており、GBA版『真・女神転生』ではアリスに振り回されつつも一心に愛情を注ぐベリアルとネビロスの姿を見ることが出来る。
尤も彼らを倒した後、メガCD版では2人が所属している陣営の悪魔が「奴らが仕事してたらとっくに勝ってたよ!」と愚痴っているのをみるに、どうやら何かしらの任務で地上にやってきていたのを放っていたらしい。
そんな彼らの様子を見るに見かねたのか、呆れ果てていたのかは分からないが『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』では、ライドウに大魔王ルシファーから直々にベリアルとネビロスの手助けをして欲しいと頼まれている。
なんなんだこの魔王ども。
『アバドン王』ではアリスを保護する理由として
「自分で殺しておきながら、"憐れな魂"として天界に召し上げようとする神の横暴に我慢がならなかった」
と語っている。
ある意味でもっとも「悪魔」らしい行動なのかもしれない。
実際にはアリスの魂の美しさにメロメロだったんだけどな!
六本木の件は魔王たちにとってトラウマになっているらしく、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』ではそのことに愚痴をこぼすシーンもある。

「我々はお嬢ちゃんと静かに暮らすよ」
「今度は人間が邪魔しなければ良いのじゃが」
「分からんな。人間が一番怖い。地獄の底までも入り込み、自分の土地だと言い出すかも知れん」

地上に侵略しにきておいて酷い言い草だ
だが、小説「真女神転生If...魔界のジン」ではそんな主張をする高校生共が出てきたり…
漫画版デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビトにも登場。
ある空間に迷い込んだライドウを翻弄した。
メガテン2大ロリキャラの片割れモー・ショボーも登場。
作者の絵柄もあり、可愛くも恐ろしいアリスの姿が拝める。
戦いのラスト、あるアクシデントが発生。少しだけ超バツの悪い顔をするシーンがあるが超萌え(死んでくれる?

ちなみに、PCゲームの『偽典・女神転生』では品川のホテルに住み、おじさん達は登場しないものの相変わらずプレイヤーを困らせてくれる。
ある事情で軟禁されていた仲間を助けると怒り出し、少女から妖艶な女性に変貌し、襲いかかってくる。
このゲームでの正体は屍体ではなく、ある思念に取り憑かれたデミ・ヒューマンであり、倒すと思念が作り出した世界が崩壊し、アリスの機能も停止する。


アリス可愛いよアリス


こちらはPS版『真・女神転生Ⅱ・if...』とMMORPG『真・女神転生IMAGINE』で流れる戦闘曲「アリス」。
SFC版『真・Ⅱ』では他の魔人達と同じ大ボス戦闘曲であったが、PS版では彼女専用の戦闘曲が採用されている。
専用イベントといい専用曲といい、アトラススタッフはほんとアリスが好きだなー。

近年では、東方Projectの人物アリス・マーガトロイドの旧作時代の姿である「死の少女アリス」のモデルとなった事でも、ある種有名か。

MUGENにおけるアリス

ペルソナ3主人公技の1つとしての出演が主だったが、単独キャラとして何体か制作されている。
現在入手可能でMUGENで動作するものには以下のものがある。

+ エメル氏製

エメル氏製

拘束力の高い技や即死技、全回復、無敵をしばらく付与するなど、強力な必殺技が揃っているが、
すべての必殺技がゲージ依存であり、ゲージがあると強いがないとせいぜい強キャラ級とのこと…通常版では。
同時に公開された自重なし版では、当然のようにステ抜けを行い鬼巫女9P等とも渡り合う、の領域に足を踏み込んだ性能になる。
更に、後の更新では悪魔のように強化されたアリスが更新されている。
ただ、どれも現時点ではAIは搭載されていない。

DLは製作動画から。
+ BANANACHIPs氏製

BANANACHIPs氏製

現在β版。完成度の高い手書きドットである。
トランプ兵に攻撃およびガードさせている。
アリスが投げるイメージがないとのことで投げ技は搭載されていないが、
代わりにガード貫通技が用意されている。
当初は必殺技が未搭載だったが、先日の更新で飛び道具「ムド」、周囲に攻撃する「マハムド」が搭載された。
AIは入っていない。なお、改変自由とのこと。
つづら氏によるAIパッチが公開された。

現在はキャラの公開先である「MEGAUPLOAD」が閉鎖されたため、SkyDriveに移転した模様。

出場大会

EX魔人アリス

出演ストーリー



+ 余談だが
なんと3日の間に3人も製作開始動画をあげている。



特にアリスの制作が志されるようなイベントがあったというわけでもないのだが…これなんてシンデクレニティ