「我が暗黒の力の恐ろしさ、その身をもって知るがいい!死ねえぇぇぇい!!」
プレイステーション専用格闘ゲーム『ツインゴッデス』に登場するラスボス。
名前に関しては吸血鬼小説の巨頭である「吸血鬼カーミラ」と同じだが、別に吸血鬼でもなければ関係者でもなんでもない。
おそらく適当にそれっぽい名前を引っ張ってきただけである。
ラスボスにも関わらず、パッケージにはデカデカとその顔が映っており、
説明書のイラストでは二人の王女を脇へ押しやって中央で仁王立ちをしているなど、
異常に扱いが大きい
。
概要
5人の手下「ノーム・ゴーム」「エルフ・ジーニー」「レッドドーン・ジャイアント」
「アンクル・ファットマン」「プリンス・ゴールド・ラッシュ」を率い、ラブ王国を一瞬にして壊滅させた魔女。
その実力のほうもかなりのもので、(プレイヤーキャラが弱いこともあって)
高難易度時に攻略しようとすると凄まじい苦戦を強いられることとなる。
なお
敵キャラクターの中で唯一の実写キャラクターである
。
演じたのは「SACHIKO YOSHIDA」なる人物(何故か役者の名前が全てローマ字表記)。
それ以外の情報は明かされておらず、結局「よしださちこ」なる人物が何者なのかは現在では闇に葬られている。
(Google検索でも同名のAV女優が出てくるのみで、カーミラを演じた「よしださちこ」氏の情報を見つけることは
出来ないという葬られっぷりである)
実写キャラにも関わらず、声を当てたのは別の人物で声優は
緒方恵美氏。
wikipediaなどのページを見て勘違いされることが多いのだが、
あくまで
緒方恵美氏は声を当てただけであり、カーミラに扮していたわけではない
。
魔法攻撃を使うたびに「死ねえぇいッ!」とシャウトする気合の入りっぷりである。
キャラ性能としては、ボスキャラクターだけあって非常に強力。というか
根本的にプレイヤーキャラの性能が非常に悪いため難易度によっては異常な強さと化す。
その強さたるや、道具屋で売っている
「攻略に有用な情報が書いてある」と説明書には書いてあるが特に攻略に有用な情報は書いていない詐欺商品
の「ウラ情報」に
さあ、今度の敵は最終ボスの魔女カーミラだ。
暗黒の力を使いこなすだけあってムヤミに強い!
それに、あいつには弱点らしい弱点がないんだ。
今まで倒した魔物たちとはケタ違いの強さだ。
カーミラを倒すには、あいつの必殺技には必殺技を、
魔法には魔法で反撃してやるんだ。
暗黒の魔女カーミラも無敵じゃない。
あきらめずに戦えば、きっと勝つことができるはずだ!
などと、
とにかく頑張れといわんばかり
のアドバイスが書いてあるほど。まるで
どこぞの尖兵である。
挑む際には最大HPを上げてくれる「モカの実」と、中ボスポジションである「プリンス・ゴールド・ラッシュ」の魔法、
「ブラックホール」を発動させる効果のある「魔晶」を買っておくと比較的難易度が下がる。
というか、これ以外のアイテムにほぼ存在価値が無いのでこれ以外の選択肢は無い。
飛び道具、ジャンプした後空中から突進してくる技、そして誰がどう見ても春一番な技と
見た目に反して高性能な技を揃えた正統派ボスキャラクター。
上記の「ウラ情報」には「必殺技には必殺技を~」と書いてあるが
真っ赤なウソ
で、
プレイヤーキャラ二人の技の攻撃判定が異常に小さいうえに食らい判定が大きく、
カーミラの必殺技の判定が異常に強いため
必殺技に必殺技で当たるとほぼ負ける
。
魔法に関しては魔法で潰せる場合もあるので間違ってはいないが、基礎攻撃力の差から
そんなリスキーな攻略をするとかえって難しく
ウラ情報が完全に罠
である。
+
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実際の高難易度の場合における攻略方法 |
相手のジャンプを確実に強パンチで落とし、受身を取って着地するときにもう一度強パンチ。
必殺技は確実にガードし、強パンチで反撃する。つまり
相手の攻撃をガードして強パンチ
である。
相手のジャンプを確実に強キックで落とし、受身を取って着地するときにもう一度強キック。
必殺技は確実にガードし、強キックで反撃する。遠距離の際は「エルダー・ボウ」を連射して
相手の体力と魔力を可能な限り削っておく。
基本的にはひたすら相手の飛び込みを落とし、ガードして殴り返すだけである。
前述した「魔晶」で発動する「ブラックホール」はプレイヤーキャラ二人の魔法よりも
遥かに強力かつ使いやすいため、魔法を潰す際は魔法ではなくこちらを使ったほうが良い。
低難易度のときは特に何もしてこなくなるので
体力を増やして飛び込みながら適当に殴っていれば勝てる
。
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エンディングでは神のパワーで浄化。なぜかウェディングドレスのような衣装になり、
嬉しそうなニーナとシリンが映りスタッフロールに突入するという意味不明っぷり。
解釈するならば「暗黒の力が浄化されて元に戻った」ということだろうか。
『ツインゴッデス』とは
プレイステーション初の格闘ゲーム。
ポリグラムが1994年に7800円で販売した。
制作費の殆どが声優につぎ込まれており、そのしわ寄せがあちこちにまわっている。
実写キャラとカートゥーンアニメキャラが戦うという違和感バリバリの対戦形式や、プレイヤーキャラの小さすぎる攻撃判定、
無駄に凝っている割にゲームに反映されていないバックグラウンドストーリー、少なすぎるプレイヤーキャラ(2名)、
長いロード時間、昭和の香り漂う演出など、ツッコミを入れ始めたらキリがない。
ツインゴッデスのストーリーはOPで全て説明される。
OPは
某星間戦争風に流れる英語字幕と共に飯島直子氏のナレーションで進行する。
このOP、3分近くあるのに
スキップ不可能である。
起動するたび毎回見なければならない。
+
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こんな感じ。なげえ… |
―――平和な国ラブラディアン。地球より遥か彼方、宇宙の果ての小さな星の小さな王国。
ラブラディアン王国
ラブ三世
は、森と湖に囲まれた美しい城「ラブラディアン城」にて、静かに人々の幸せを見守っていました。
ラブラディアンの国民は彼を尊敬し、彼もまた国と人々を愛しました。
ラブ三世には双子の娘がいました。心優しい姉の ニーナとちょっと勝気な妹の シリンです。
彼女たちを産んですぐこの世を去った后のジョアンナに代わって、ラブ三世は娘達に限りない愛情を注ぎ、やがて二人は美しい王女に成長しました。
そんなある日のこと、ラブラディアン城に不気味な六つの光が飛んできたのです。
その光は、ラブラディアンの平安を妬む暗黒の魔女カーミラと、手下の5匹の妖怪たちでした。
彼らの邪悪なパワーによって、国王ラブ三世は倒されてしまいました。
カーミラの強大なエネルギーは、王国ラブラディアン全土を瞬く間に闇の世界に変えてしまったのです。
今やラブラディアン城は、魔女カーミラの支配する暗黒の城になってしまいました。
カーミラは、ラブラディアン城の一階から五階までの各階にそれぞれ五匹の妖怪達を見張りとして配置しました。
そして自らは、城の最上階六階で人々が憎悪や嫉妬に変わっていく様を面白そうに眺めていたのです。
全能の神ゼウスは天空より全てを見ていました。
ゼウスは魔女カーミラを滅ぼすために、父を失って嘆き悲しんでいた二人の王女に愛と勇気のパワーを授けました。
「今、ラブラディアンを救える者はおまえたちしか居ない。カーミラを正義の力で倒すのです。さあ行きなさい。ニーナよ、シリンよ!」
|
ゲーム上意味のないストーリー説明が終わると、おもむろに主題歌が流れる。
ちなみにこの時画面上には何故かプレイヤーキャラ二人の
スリーサイズが表示
されたりしている。
カーミラ様もこの時は目を赤く光らせたりと大活躍である。
+
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神曲注意 |
♪「1-2-3」
作曲・編曲・ボーカル:湯川トーベン
作詞:堀尾イグレシアス
アオォォォォォォーーーーーッ!!ピシャーン(雷鳴)
この世の果てで大戦争
ビュウウウウウウ(風の音)
絶体絶命 物語
じっとしてね そうさベイべー
あいつをボッコボコにぶちのめせ
1・2・3準備はOK \ワントゥースリッ/
イェーイェーイェー絶対負けねえ \イェイイェイイェイ!/
ヘイヘイヘイあきらめろモンスター \ヘヘイヘイ/
3・2・1
爆発タイム
\スリィトゥーワン/
(以下繰り返し)
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主題歌が終わって、30秒のロード時間を乗り越えるとタイトル画面になる。
ここで
「レジェンドバトル」
を選ぶとようやくゲーム開始である。
そこから先は君たちの目で確かめて欲しい。
MUGENにおけるカーミラ様
サクラカ氏が原作の画像を用いて製作したカーミラ様が存在する。AIも標準搭載。
ちなみにサクラカ氏はツインゴッデスプレイヤーキャラの二人も製作予定である。
・・・・すごい漢だ。
ゲージを使うが敵の投げ以外の攻撃を吸収する魔法ガードが非常に強力。
直接攻撃にはガードポイントがついているものもあり、かつ全て空ガ不能。
2ゲージ技「コール・トゥ・フィアー」は相殺不能な上削りダメージが大きい。
開始イントロや敗北時のムービーが長いが
仕様
である。
+
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技説明 |
一般技
X |
弱攻撃 |
Y |
強攻撃 |
A |
魔法(コマンド専用) |
S |
フェイク |
必殺技
→↓\XorY |
ドゥームスピン |
←/↓XorY |
ダークヒール |
空中X+Y |
ブラックタロン |
超必殺技
↓→A |
ラルヴァスゥオーム |
0.5ゲージ使用 |
↓→↓←A |
コール・トゥ・フィアー |
2ゲージ使用 |
魔法ガード
4+Aで発動、A押しっぱなしで続行
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