ケビン・ストレイカー

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ケビン・ストレイカー - (2013/08/18 (日) 14:37:24) の編集履歴(バックアップ)


"…I READ YOU.
I'M ON MY WAY……."

カプコンが1990年に発売したファミコン用アクションゲーム『2010(ニイマルイチマル) ストリートファイター』の主人公。公務員獣人の少年人工生命体ではない。

今ではもう過ぎ去ってしまったが発売当時から見たら約20年後の近未来であった2010年、
他の惑星に移住した人間と異星人との社会で犯罪が多発、
肉体を強化する寄生虫を同化させた「パラサイト」と呼ばれる犯罪者と戦うサイボーグ警官。
作中では「MX-5」というコードネームで呼ばれる。

しかしパラサイトとの戦いを進めるうちに彼の体には異変が生じていき、
黒幕であるDr.ホセから、彼もまた脳改造前にギャラクシーポリスに救出されたパラサイトであった事を知らされる。
ホセを倒したケビンには次の指令が下されるが、真実を知ったケビンは冒頭の台詞を返す。
……おそらく助かる方法は無い、バッドエンドと言える結末だろう。


このように、現在よく知られている格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズとはストーリー上の関連性は全く無い。
本流のストーリーと辻褄が合わないために葬り去られたどころではないのだ。
かの有名な『ストリートファイターII』が一大格ゲーブームを起こすのは『2010』が発売された翌年のことで、
製作・発売当時はストーリー上の矛盾が起きるとは予想もしていなかったであろう。

ゲームの内容は近未来を舞台にした高難易度のアクションゲーム。
詳細に解説している個人サイトもあるので、この不遇の作品について名前だけで判断されぬよう調べていただきたい。

+ ……と、日本ではこれで済んだのだが
このゲームの海外移植版ではストーリーや設定が一部異なっており、主人公はケビンではなく
『ストI』から25年後のケン本人という事になっている(グラフィック自体はケビンと全く同じ)。
また、海外版タイトルは『STREET FIGHTER 2010: THE FINAL FIGHT』と、さらに『ファイナルファイト』まで混合されたようなタイトルになっている。

各デモのナレーションや台詞の字幕は日本版の英訳ではなく新たに作り直されており、
ストIで優勝した後、格闘を引退したケンは科学者となり、宇宙開拓のために体を強化するサイボプラズムという物質を発明するが、自身は開拓には行かなかった。
しかし相棒のトロイが殺され、盗まれたサイボプラズムが開拓地で悪用されたために各惑星のサイボプラズム悪用者を辿って犯人を捜す。
だが最後に現れたのはトロイその人(日本版のDr.ホセ)。事件はサイボプラズムを悪用しようとしたトロイの狂言でありケン自身も既に実験台となっていることを知る…
といった感じのストーリーになっている。

パラレルワールドっぽく考えてみると、
  • ストIでリュウサガットを倒して優勝 → みんながよく知っている歴史に
  • ストIでケンが優勝 → 25年後、海外版『2010』の世界に
という分岐になるのだろうか。
こちらの世界では(おそらく)サガットは胸に重傷を負わず、リュウも殺意の波動に目覚める事もなく豪鬼は肩すかしを食らい、ケン以外のキャラは割と平和だが
イライザと結婚して恵まれた人生を歩むはずのケンがとんでもない事になってしまう。リュウが優勝して良かった……。

確かに「ストIと何の関係も無いのにストリートファイターって名前はどうなんだ」というツッコミもあるだろうが
そうまでして無理に繋げなくても良かっただろうに。むしろゲームタイトルの方を変えるべきだった。


MUGENにおけるケビン・ストレイカー

他大勢氏が製作。
語るスレpart645で発表されている。

アフロン氏のロックマンを改変しており、やはりファミコンキャラサイズで小さい。
ガードはできず、攻撃を受けるとしばらく無敵になるアクションゲーム仕様。

コマンドでパワーアップして戦うのだが、このうち背後に攻撃判定を持つオプションが付くものは
後ろを向いているだけで攻撃判定が出っぱなしになるので敵が突然死する場合がある。(さすがに永久ヒットではないが)
ショットの挙動など原作と異なる仕様も多い。

出場大会

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