&image(wave.gif,title=決してファッ○ューとは言ってません) &size(30){&color(red){&bold(){&i(){「Rock you!!」}}}} ***概要 [[テリー・ボガード]]が使う[[必殺技]]の1つ。 気を纏った拳を地面に叩き付け、地を這う気の塊を相手に向けて放つ必殺技。 [[リュウ]]の[[波動拳]]の様に空中を飛ぶスタイルと、テリーのパワーウェイブの様に地を這うスタイルの二種が「飛び道具」と呼ばれる必殺技の主な種類となる。 SNK格ゲーの場合、割とこの地を這う飛び道具を使うキャラクターが多く([[ギース・ハワード]]、[[八神庵]]etc.)、同社格ゲーの特徴のひとつとも言える。 その軌道の低さ故、空中を飛ぶ飛び道具と相殺しない場合があったり、ジャンプはもちろん、一部の通常技でさえもかわせるという特徴がある。 ただし[[ジョー東]]の[[ハリケーンアッパー]]のように、技によってはこれに当てはまらない場合もある。 また、これらは見た目的に下段ガードでないと防げないと思われがちだが、SNKの殆んどの作品では上段ガードでも防げるものとなっている。 (他社作品では上段ガード不可のものもある) ***詳細 初代『[[餓狼伝説]]』では数本の気の柱が連なって移動し、『餓狼2』以降は一塊の気が地面を走るようになった。 例外として、KOF'96の様にせり上がる様に気が滑走し、途中で消失するタイプもある。 技を放つモーションが「拳を振り上げる→半屈みで拳を地面に叩き付ける→起き上がる」 という手順で行われる為、波動拳の様に立ったまま放つタイプと比べると動作が大きい。 その為、飛び道具の撃ち合いになると競り負ける事もしばしば。 ***派生技 *&bold(){ラウンドウェイブ} 初出は『RB』。パワーウェイブの様に地を走らず、その場に気の塊を発生させる必殺技。 パワーウェイブよりも出が遅いが、餓狼シリーズなら別のラインにも判定があったり 『[[KOF>THE KING OF FIGHTERS]]』シリーズならこの技をキャンセルして別の必殺技を出せる。 (『[[CVS1>CAPCOM VS. SNK]]』で、裏モードテリーの使うパワーウェイブは、特性からしてラウンドウェイブに近い。悪咲3号氏のCVS2テリーではラウンドウェイブとして追加されていたりする) *&bold(){パワーゲイザー} &ref(gyser.gif,) 初出は『餓狼2』。パワーウェイブより更に気の放出を高め、巨大な間欠泉の様に放つ[[超必殺技]]。 (なお、間欠泉を意味する「GEYSER」は、正式な発音は「ガイザー」であり「ゲイザー」は 実は誤った読み方ではあるが、特に問題なく浸透しているためこのままとなっている。今ではあちこちで「ゲイザー」が間欠泉の意味で使われているくらい) その形状からタイミング次第では対空ともなり、作品によっては無敵時間があるので割り込みやリバーサルにも使える。 技を放つ際のモーションがパワーウェイブ以上に大振り(初期のKOFは例外)なため、超必殺技の暗転処理が無いゲームでは連続技に組み込む事が出来ないが、 暗転があるゲームではその時間内で大振りなモーションをカバー出来、連続技に組み込む事が出来る。 この技の強化版として、3連続でパワーゲイザーを放つ「トリプルゲイザー」があり、こちらは主に潜在能力やMAX超必殺技として扱われる。 (『[[SVC CHAOS>SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS]]』や『[[CVS>CAPCOM VS. SNK]]』ではその中間の「ツインゲイザー」がある) *&bold(){ハイアングルゲイザー} 初出は『KOF'97』。ショルダータックル→ジャンピングアッパーからパワーゲイザーを叩き込む超必殺技。 MAX版は最後のパワーゲイザーが複数連なったものになる。 こう書くとパワーゲイザーより威力がありそうだが、最後のゲイザーの威力が通常より落ちているため、 実際は通常のゲイザーとダメージはあまり変わらない。 『'97』では画面端に相手を追い詰めた状態でこの技を決めると最後のゲイザーが空振りするが、 『'98』以降はこのようなことは無くなった(ただしMAX版はそれでも全段ヒットしない)。 本来この技はKOFと『RBDM』のみの技であるが、MUGENではアレンジとして本来使えないバージョンにも付け加えられてる場合がある。 (悪咲3号氏のCVS2仕様やGM氏のMOW仕様など) 余談だが、『MOW』で「バスターウルフ」を会得するまで、テリーの超必殺技は上記のようなゲイザー系のものばかりだった。 もっとも「バスターウルフ」も原理はパワー・ゲイザーと同じであり、地面に拳を叩き付け噴出させるか、相手に拳を叩き付け直接ぶち込むかの違いではあるが。 技の内容的にはゲイザー系の派生なのだろうが、基本的に「ゲイザー系=気柱系の技」という認識が大勢を締めているので、そう呼ばれる事はまず無い。 ちなみに気柱系の技もSNKが元祖であり、黎明期においてはゲイザーの他にスクリューアッパー・レイジングストームなどもそれに分類されていた。 ***おまけ #region(close,うっおおーっ!! パワー ゲイザーッ!!!!) コミックボンボンで連載されていた細井雄二先生の餓狼伝説(通称:ボンガロ)では&bold(){「パワーウェーブアラウンド」}や&bold(){「パワーゲイザースペシャル」}なる技が存在している。 //個人サイト(トップページにアクセス解析あり)へのリンクなので解除。 これらはボンガロのオリジナル技であり、原作のゲームには存在しない。 ……が、このパワーウェーブアラウンド、ラウンドウェイブにそっくりな技なのだが、実はラウンドウェイブより登場が早い。 SNKから追加予定の技を聞いていたのか、それともSNKが漫画から逆輸入したのかは今なお闇に包まれている。 また、デラックスボンボンで連載されていた石川賢先生の『餓狼伝説 戦慄の魔王街』では&bold(){「[[パワーゲイザーを直に脳天に叩き込む>ボルトガンダム]]」}という行為に出ている。 これもパワーダンクにそっくりだが餓狼3以前の漫画である。経緯が(あるのかどうかも)謎に包まれているのも同様である。 #endregion ちなみに地を這う飛び道具としてはジョーのハリケーンアッパー、[[ギース>ギース・ハワード]]の烈風拳も同じ餓狼1から登場してたりする。 …が、ハリケーンアッパーはパワーウェイブや烈風拳のイメージが強いせいもあり、地を這う飛び道具としての認識は低い。ちょっと可哀想。 *&color(red){&bold(){&i(){「Livewire!! Go bang!!」}}} &color(red){*} &color(red){*} 「Livewire」(ライブワイアー)とは「ギンギンだぜ!」とかそんな意味(旧SNKのMOW公式サイトQ&Aより)。ちなみに[[スーパーマン]]のヴィラン(悪役)にそんな名前のがいたりもする。