脳噛ネウロ

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脳噛ネウロ - (2010/08/24 (火) 10:35:28) のソース

//連載完結記念に作成、無駄に長いので添削コメアウトなどは他の人に任せます。
#image(neuro.jpg,width=280,title=背景の鳥っぽいのが素顔)

&size(20){&color(purple){&bold(){&i(){「この『謎』はもう、我が輩の舌の上だ」}}}}

週間少年ジャンプで連載されていた漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公。「のうがみ-」。
アニメ版の声優は作者の師匠の漫画でも[[主人公>ボボボーボ・ボーボボ]]を演じていた子安武人氏。
以前から似ていると言われていた[[エディ]]っぽい声である。
人の悪意に住み着くエネルギー「謎」を唯一の食糧とする魔人で、元々住んでいた魔界で「謎」を食べ尽くしてしまったため人間界にやってきた。
なるべく地上で目立たないように最初に嗅ぎ付けた事件の関係者であった[[桂木弥子]]を探偵に仕立て上げ、自分は「助手」として猫を被って『謎』喰い(なぞとき)のために活動する。

名前の由来は作中で触れられているとおり「神経」を意味する「ニューロン (Neuron)」のもじりである。


推理材料を探したり犯人役を黙らせたりするために「魔界777ツ能力(どうぐ)」という能力を使ったり、
そうでなくても卓越した頭脳と[[頑丈な肉体>ドゥームズデイ]]、&bold(){ドS精神}で向かうところ敵無しかと思われるが、
魔人にとっての酸素である「瘴気」が人間界では皆無のため、[[最強状態から徐々に弱体化しており>パイロン]]、劇中の大事件において幾度か死の寸前まで追い込まれている。

実際魔界でもかなり力のある魔人であり、設定や弱体化が進んでいなかった時の描写によると
-銃弾を瞬きして受け止めた(かすり傷一つ受けていなかった)
-一億度の業火にも耐える
-[[光速並のスピード>仮面ライダーカブト]][[で行動>島村ジョー]][[できる>フラッシュ]](魔界のラジオ体操はプログラムが兆ぐらい多く、これらを5分で終わらせるため、おのずと手足が光速で動けるようになる)
-体が切れてもその場でくっつく
-[[核爆弾>A-Bomb]]でも殺せない

とまぁトンでもない化け物なのだが前述した通り弱体化が激しく、物語が進むにつれ普通に銃で負傷したり、再生能力が魔力の低下でカバーできなくなり吐血したりと普通の人間にどんどん近づいていった。(それでも人外の領域だが)

作者の松井優征自身が単行本で「&bold(){この作品は[[推理物の皮を被った単純娯楽漫画>ジョインジョイントキィ]]}」と言っているように
『ネウロ』は従来の作品の王道なんぞガン無視するような個性的な描写が多い。
例えば、エキセントリックな構図、&bold(){読者に推理をさせる気があるのか疑いたくなるようなトリック}、
犯人が理解不能な動機で人間離れ…というか&bold(){[[人間やめた>DIO]]ような}豹変をしたり、
所々出てくるパロディ(ある時は[[パンチハメ>ストリートファイター#id_5b9ffb09]]だったり、また高所恐怖症の説明の時には[[先生>スペランカー]]だったり)はもちろん、
下手したら&bold(){漫画家生命を絶たれそうなブラックジョーク}を交えるのは&bold(){[[よくあること>○○だからしょうがない]]}である。

作品自体のメインテーマは&bold(){「[[人間>仮面ライダーアギト]][[の>仮面ライダーファイズ]][[進化の>無界]][[可能性>禍忌]]」}であり最初は人間を見下していたネウロがとある事件から人間の可能性に興味を持ち、
最終的には「『究極の謎』を生み出す可能性のある種族」として高く評価するようになる。
その過程で遭遇した[[誰にでも化けられる>トゥエルヴ]]怪(物強)盗との因縁、電脳空間の[[プログラム人格>ロックマン.EXE]]や「悪意を進化させた新人類」を名乗る集団との戦いなど(特に物語後半)は戦略戦寄りのバトル漫画としての側面を持っていた。
そういう意味では『ジャンプの異端にして王道』とはよく言ったものである。

物語の主人公であるネウロと弥子の二人は共通して食へのこだわりがあり「食事」「グルメ」といったテーマが陰に据えられている。
特にネウロはまさに命よりも食欲を優先して行動しており、とんでもなく高い知性を持ちながらそれは食事をするための道具に過ぎず、究極的には本能にしたがって生きている。
高い知性をもった蛮人とでも言うべき、理性や叡智を冒涜したある種不気味な人格を形成している。
作者自身が絵がそれほどうまくないことを自覚しており、わざと特徴的な画風にすることで抽象表現に挑戦している箇所も見受けられる。


MUGENでネウロが連れてくるストライカー(しもべ)たちの紹介。
□[[桂木弥子]]
#region(close,あかねちゃん)
#ref(yakane.jpg,,title=表紙も絵が逆さだったり横に並べると絵が繋がっていたりと変わっている)
あかねちゃんは萌えキャラで髪の毛である。
ネウロが[[8>シルバーサムライ]][[9>花山薫]][[3>山崎竜二]]から奪った事務所に埋まっていた死体がネウロの瘴気で中途半端に息を吹き返し、髪の毛だけが動くようになった。
髪の毛が意思を持って動いているのか、髪の毛の持ち主の意思を受けて動いているのかは結局謎。
しゃべれなくても筆談で意思疎通し、事務所へのメール処理等PCを使う仕事をそつなくこなす有能[[秘>バイス]][[書>マチュア]]である。
髪の毛の部分はネウロによって何かしらの物質にくっついてエネルギーを貰い活動できるように改造され、主に弥子の携帯ストラップとして外出する。
髪飾りにした魔力を込めた電池によって弥子の髪の毛と合体し[[“弥かねちゃん”状態>ミリア=レイジ]]になれる。
なお、その髪質と美しさは髪フェチの犯罪者が思わず『神の髪』と下手な駄洒落を口走ってしまうほど極上。
キャラ紹介でも「美少女」であることがやたら強調されており、今までの説明を全てあわせると&bold(){かなり相当にものすごくハンパなく凄まじく極め付きで空前絶後天下無敵で絢爛たる楚々として慎ましく健気で凛としたすごいはんなり清純派美少女}らしい。[[なんなんだアンタ]]。
彼女にも『謎』はあったようだが、劇中で詳細はおろか何故あんな場所で死んでいたのか、生前はどんな人物だったのかすら明かされていない。
作者のインタビューと、最終話の「残された謎」というセリフのコマであかねちゃんが登場している事から初めから劇中で謎を解かせるつもりは無かったと考えられる。

#endregion
#region(close,至郎田正影)


&size(15){&bold(){&i(){「数えきれない食材・薬物を精密なバランスで配合し、特殊な味付けを施して煮込む事七日七晩」}}}
&size(16){&bold(){&i(){「血液や尿からは決して検出されず、なおかつすべての薬物の効果も数倍…」}}}
&size(18){&bold(){&i(){「血管から注入る(たべる)事でさらに数倍っ!!」}}}

&size(20){&bold(){&i(){「これが…}}}
&size(20){&bold(){&i(){     長年にわたる研究の結果たどりついた…}}}
&size(20){&color(red){&bold(){&i(){            俺の究極の料理!!」}}}}

#ref(shirota.jpg,,right,title=このコマだけでも突っ込みどころ満載)



『ネウロ』の犯人役の一人で、&bold(){作品継続の大貢献者}。
アニメ版のCVは[[大塚>天野漂]][[明夫>ソリッド・スネーク]]。ドラマCDでは[[伊藤健太郎>ユン]]が演じた。
どこかおかしいネウロの犯人役の中でも知名度・インパクトではトップクラスにある人物。
と、いうのも上記の「&bold(){至高にして究極の料理}(至郎田談)」、&bold(){[[ドー>弧空院干滋]][[ピン>ワイラー]][[グ>ベイン]]コンソメスープ}で一大ムーブメントを作ったのである。
#region(close,ドーピングコンソメスープ)
概要は上記のセリフどおりだが、
推理漫画であるにもかかわらず、&color(red){&bold(){犯人が自ら作り上げた料理で肉体を強化させて逃亡を図る}}という意味不明さ。
強化された至郎田の&bold(){[[上半身だけ>アボボ]]}[[筋肉隆々になった>戸愚呂(弟)]][[インパクトありまくりの外見>ストロングガイ]]。
作者のくせ字が原因の[[個性的な擬音>ウィル・A・ツェペリ]](上のコマのクシャッが&bold(){クシカッ}、ゴシャァンが&bold(){ゴシカァン}など)や巻末コメントなどと合わせてその無茶苦茶さのせいでネット上で絶大な人気を得る。
…そもそも&color(red){&bold(){ドーピングだけで筋肉隆々にならない}}だろうという突っ込みはこの際無しで。[[そういう抽象表現を取り入れた漫画>秘孔・刹活孔]]なのである。
ちなみに第1回人気投票の総計投票数(通常キャラ部門と犯人部門の2つがある)では、&color(red){&bold(){1位}}を獲得したりしている。
実は&color(orange){&bold(){電球の××}}、&color(crimson){&bold(){人の××を××したもの}}、&color(green){&bold(){カマキリの××}}なんてものまで材料として使用しており、怪しさがさらに爆発している。
しかし、&bold(){おいしくつくろうという情熱}なんてものもあり、腐っても料理人ということか。&del(){弥子にはタネを見抜かれて}
&del(){「食べるということに対して失礼」と言われ、ネウロには「生ゴミと比較することすら失礼」とか言われたけどな!}
#endregion
ただでさえ推理漫画の長期連載が難しいとされるジャンプにおいて、
魔人が悪魔道具で一方的に事件を解決するという「変な絵の意味不明な推理漫画」として注目度の低かった『ネウロ』。
第6話に掲載されたコイツの存在がなかったら、早々と打ち切られていただろうことは想像に難くない。
良くも悪くもこの作品が「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」である事を読者に示したキャラクターである。

その他作者の漫画家としての師匠である澤井啓夫の連載していた漫画「真説[[ボボボーボ・ボーボボ]]」にもゲスト登場している。
&bold(){「DCS(ドーピングコンソメスープ)真拳」}という良く分からない拳法の使い手で、
敵味方問わず自分のスープを飲ませようと暴れたがあっさり倒された。

DSのゲームでは、上記の人気をパロディ化したネタが出てくる。
具体的には、至郎田やドーピングコンソメスープを&color(red){&bold(){神}}と崇め警察から流出したレシピを基に様々な亜種を作り上げる人たちが集うサイトが登場する。
…シナリオ担当ノリノリすぎだろ。
そして、上記に対して監獄の至郎田本人は「&bold(){世間の評価は関係ない。私は私の料理を作るだけ}」と全く意に介してなかった。
#clear
#endregion

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***MUGENでのネウロ
『JUMP ULTIMATE STARS』の[[ドット>ドット絵]]を基にしたキャラが製作されている。

:Viewtiful9氏製作|
チェインコンボやゲージ吸収技などと搭載した面白い性能になっている。
しかし、ジャンプ攻撃が無いの等の理由で動画ではめったに見られない。

:樹(ju)氏製作|
こちらはジャンプ攻撃も搭載。蓬莱氏による[[AI]]も搭載されており中々強い。
また原作での&bold(){死にかけカラー}も選択可能。
…分かってらっしゃると[[言わざるを得ない>リョウ・サカザキ]]。

***出場大会
[[同じ中の人タッグトーナメント]]
[[オールスターゲージ増々トーナメント]]







**おまけ
やはり彼に敵う人間などいなかった
&nicovideo(sm4840037)