ガンダムナタク

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ガンダムナタク - (2013/10/22 (火) 09:27:16) のソース

//シェンロンガンダムのページから、EW版アルトロン関係の記述を移動させました
&ref(Gundam-nataku.jpg,,title=俺は一度、貴様と戦ってみたかった!,width=270)

&font(23,b,i,green){「違うっ!俺は今でも、奴と戦っている!!」}

『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』(以下『EW』)に登場するモビルスーツ(ロボット)。
TV版に登場する「アルトロンガンダム」とは設定上同機体なのだが、EWを公開するにあたりリデザインされている。
呼び方は「ガンダムナタク」、「アルトロンガンダムカスタム」、「アルトロンガンダム(EW版)」など。
パイロットはシェンロン・アルトロン(TV版)と同様に張五飛。
原作での設定や結末などについては[[シェンロンガンダム]]のページも参照されたし。

アルトロンガンダムカスタム(以下アルトロン)の大きな特徴は、両腕から独立して付いた大型のドラゴンハング。
TV版の物とはサイズが大きく違い、威力は勿論、ハングそのものの射程を悟らせない要因も持ち合わせている。
また、盾として使うことも出来る。
ツインビームトライデントの同様に大きくなり、接近戦には滅法強い仕様になったが、
逆に遠距離等を補う火炎放射やニ連ビームキャノン等は廃されるという、極端なコンセプトに仕上がっている。
また、カラーは緑に近付き、より伝説における龍をイメージさせる外観となっている。

#region(名称について)
「カスタム」の名称理由については[[ウイングガンダムゼロカスタム]]をご参考に。
しかし、「ガンダムナタク」という名称は、EWで付けられたW機体唯一の別名であり、
その名も浸透してるあたり、割とファンには気にいられてる模様。
『スーパーロボット大戦』では他二つの場合が多いが、『ガンダムvsガンダムNEXTPlus』では“ガンダムナタク”の名称で参戦している。
#endregion

#region(ゲームにおいて)
格闘ゲーム作品では、PSソフト『新機動戦記ガンダムW THE バトル(Gundam Battle Assault 2)』にてEW版アルトロンとして登場。
他のEW版の4機は名前に「カスタム」と付いているが、アルトロンだけはなぜか付いていない。ナタク表記でもない。
メガスペシャルアタック(超必殺技)のアルトロンクローは、3回腕を伸ばして攻撃する技だが、
ロック技ではないため、相手は攻撃を受ける度に離れてしまうので、距離を詰めて使わないと途中までしか当たらない。
全部当てても1.5割ほどしかダメージを与えられない[[死に技]]である(このゲームはライフゲージが3本ある)。
普通の必殺技のほうがダメージは大きいと思われる。

ガンダム作品オールスターが登場する戦略SLG『Gジェネレーションシリーズ』にもほとんど顔を出しており、
原作同様の格闘特化機体として扱われることが多い。
近年の作品では、[[ガンダム]]などの持つビームサーベルが射程1なのに対し、
格闘機ゆえの特権か、射程が2以上あるビームトライデントや、遠距離に攻撃できるハング射出などの攻撃を有している。
WORLDでは''トライデントの射程が1~3になり、攻撃力がデスサイズやサンドロックのメイン武器と並んだ''。
ドラゴンハングの射程5も健在なので射程4が穴となるが、今回は格闘武器の射程を延ばすアビリティ所有者が増えたのでフォロー可。
攻撃面に限れば完全にデスサイズとサンドロックの上位互換である。
アルトロンではなくナタクを選ぶ価値が増したと言っても良いだろう。
…と言ってたら、OVER WORLDにて''ドラゴンハングが射程4~5になり穴が埋まった''。
同じ立場だった[[ガンダムハンマー>ガンダム]]が射程1~2に変更されたのでドラゴンハングも同じ変更喰らうだろうと
誰もが思ったところでこの強化である。

#region(スパロボシリーズでは)
#region(各作品ごとの詳細)
初登場したのは携帯機『COMPACT』で、TV版は参戦せずEW版のみの参戦。
据え置き機での初登場は半年後の『64』であり、この時は5機のコロニーのガンダムに共通した隠し要素となっており、
TV版のアルトロンの能力を全てフル改造することでアルトロンカスタムへと変化する。
が、火炎放射やビームキャノンが無くなり射程が短くなるため、よほどEW版が好きでもない限り趣味の範囲である。
無論ハングがある分、''カスタム化すると射程1の武器オンリーになってしまうデスサイズとサンドロック''よりはよっぽどマシなのだが、
大幅強化と言っても過言ではないウイングゼロカスタムとヘビーアームズカスタムと比べると……。

『α』では普通に乗り換える機体として登場。
この作品のアルトロンカスタム(劇場版デザイン)は妻が命を賭して守ったシェンロンガンダムを改修した
アルトロンガンダムとは全くの別機体なのだが、乗り換えた時に「''こいつにもナタクが宿っている''」との理由で
本人が納得してしまい、時折突っ込まれることがある(アルトロンがあったから出来た機体ではあるが)。

続く『α外伝』では、据え置き機では始めて明確にEW版として参戦。最初は原作通りガンダムWチーム唯一の敵として登場するが、
『α外伝』でのEWのシナリオ再現が短めな(というか序盤で終わる)為、あまり支障はなく
アルトロンの性能も高いため、今までに比べるとかなり優遇されている。
が、同作のデスサイズの性能がスパロボシリーズでも飛びぬけて強いので、同様の運用法をするアルトロンが劣化デスサイズとなってしまった。
ちなみに未来世界に飛ばされた際にはトロワの他に何故かミオとプレシアという魔装機神女性陣でも若年層の二人がついてたりもする。
さぞかし道中のお守りが大変だったに違いない。女は戦うなって言っちゃうような子だし%%トロワはこういう方面には役に立たないし%%。

一方、この頃発売された携帯機『A』では、『α』以降、弱めの射撃武器が移動後使用可能になって
白兵武器が使いにくくなっていた事に対する調整の為に弱めの白兵武器の多くが有射程になるという
バランス変更が行われたのだが、アルトロンは''必殺武器であるドラゴンハングまで有射程化''。
その上低燃費、高威力、移動後使用可能とあって、Wチームどころか全機体の中でも随一の使い易さを見せる、
シリーズ中最強のアルトロンとなった。
が、それ以上にデスサイズヘルカスタムが武器・機体性能ともに上を行っていたので
やっぱり一歩及ばない印象がぬぐえない。主力武器がクリティカル+50パーセントってどういうことですか…

『第2次α』『第3次α』の小隊システム2作では、特に本人に目立った活躍もなく、
アルトロンもガンダムWチームで唯一、物量戦が基本のシステムの中''複数攻撃兵器がない''という厳しい性能で、
ここでもやはりデスサイズとの差が開いてしまっている。
この「複数攻撃兵器がない」「加速、直撃といった攻撃的な補助精神コマンド用小隊員」であるキャラを
総じて「ごひ族」と呼ぶとか呼ばないとか。
とはいえ、第3次αでは小隊援護武器が格闘武器である数少ないユニットの一つであり、
「格闘攻撃のダメージ+20%」の補正がつく小隊長の下に付かせると、小隊援護とは思えないダメージを
叩き出すように化けるので一概に役立たずというわけではない。

DSの『W』では、加入があんまりにも遅すぎる(全55話の中で、なんと45話前後で加入)為、活躍の場が無い…。
おまけに彼が敵対するステージは絶好の稼ぎ場であり、ウーフェイ自身も無限復活するため何回も何回も倒されて経験値と資金を搾り取られる。通称ごひハード。
味方としてはゼロカスタムの改造が引き継がれるため、ゼロカスタムをよく使っていた人なら即戦力にできるが。
シナリオでは[[『フルメタル・パニック!』>ARX-7 アーバレスト]]のゲストキャラであるセイナとよく絡んでおり、
そもそも本作のセイナはトレーズの信奉者であるなど結構ガンダムW系とのつながりが深い。
フルメタ原作以上に長生きするセイナと付き合い戦場を(自軍の敵としてだが)駆け巡っていたが、
結局セイナはオーブで戦死してしまい、その死が彼に深い影響を与えることになる。

#image(FinalFaze.jpg)
『L』ではEWは原作終了後になっているのだが、なんと五飛は『鉄のラインバレル』の敵である
「加藤機関」の所属として第1話から自軍に立ちはだかってくる。%%正直誰もが「またお前か」と思ったに違いない。%%
その加藤機関への馴染みっぷりは尋常ではなく、仲間になるのも「加藤機関が自軍の仲間になったから」仲間になるのであったり、
ラインバレルキャラの隠しキャラである中島宗美(こいつは「妻を失って正義に[[絶望した>糸色望]]」という五飛と真逆の存在である)の説得要員に、
ラインバレルキャラに混じってちゃっかり''他作品キャラなのにいたりしている''。
(ガンダムシリーズ同士の説得と初代スパロボ、第2次αのイルイへの主人公勢総説得を除けば''スパロボ史上初の事態である。''
 以降の『第2次Z再世篇』や『UX』でも鉄人28号とドナウα1の間、サミコズに対する各主人公という形で説得が発生している)
もはや''「加藤機関五番隊隊長」「ナタクのファクター」''と言われても通じるレベルである&link_anchor(*1){*1}。
おかげで全体的にWキャラが目立たない中、本作でも存在感は抜群である。
(他は序盤にカトル、別ルートの同時期にゼクスとノイン、やや遅れてデュオとヒルデ、
ヒイロとトロワに至っては加入は終盤である。まぁ、五飛もヒイロ達とほぼ同タイミングだが)
他にもゴーダンナーの猿渡ゴオに「''妻を大切にしてやれ''」というなど、妹蘭の設定がさり気なくクローズアップされている。
%%一方でイクサー4なんて呼ばれるキャラもラインバレルにはいるのだが……っていうかイクサー4はイクサーの原作にいるんだけど%%
|&nicovideo(sm12971633){280,185}|&nicovideo(sm14111910){280,185}|

『スクランブルコマンダー2nd』においては敵にまわるイベントがなく、
序盤で仲間になった後は最後まで一緒に戦ってくれる上ほかのメンバーとの関係もそこそこ良好である。
アルトロンの機体性能もドラゴンハングに敵の動きを制限するスタン属性がついている上に、
射程もスタン武器としては長く味方の誤射もしにくいとかなり優秀であり、シリーズ屈指の高待遇である。

この界隈では、基本的には「ごひ」呼ばわりだが、ネタ度少なめでかっこよく活躍している作品(スクコマ2やL)では
「''今回の五飛はごひじゃなくてウーフェイ''」なんて言われたりする風潮がある。
……何かがおかしい……
#endregion

シリーズ全体として、基本的にガンダムWがEW版での参戦が多いので、
『最初は敵』、『仲間になる頃には性能が低い』等のスタンスが抜けない為、全体的に弱いイメージしかない。
原作だと度々酷い目に遭うのに、スパロボでは性能が高く、ストーリー面でも優遇気味のデュオとは完全に真逆なのである。
(真逆の証明というわけでもないが、五飛が厚遇されているスクコマ2では他シリーズとは逆に
 デスサイズの性能がいまいちだったりもする)
本当はかなり強いんだぞ!活躍も出来るのに!!ヒイロ・デュオ・トロワが異常なだけで!
%%え?カトル?あー、いたね、そんな補給・祝福要員が%%
//あんまり長くなるのもあれなんで、まとめました。ちなみに、ヒイロがストーリー、トロワが戦闘、デュオが両方って意味で。

更に余談だが、この「敵になる」という要素が、EWの敵であるマリーメイア軍が存在しなくても度々登場するため、
ある意味で[[裏切られるかどうか心配される赤い人>サザビー]]と同じぐらい自軍やプレイヤーからの信用は無い。
まぁ、赤い人とは違って必ず帰ってくるのは分かっているから心配されないけど。
EWで敵になるといえばトロワもなのだが、こっちは原作通り潜入捜査の名目で所属しているため仕方なく自軍と戦うのとは違い、
五飛はその組織の心情にガチで共感してしまうというパターンが非常に多い。
『R』では最初はネオジオン軍に所属し(しかも口癖が「俺は悪だ」)、『第3次α』ではトロワと一緒にザフト軍所属である。
(ちなみにこの作品のみ、''トロワもガチ''である)
ただ、珍しいパターンとしては『第2次α』があり、リアル系男主人公ルートではヒイロと一緒に
潜入捜査としてヤザン達(主人公であるアラドの序盤の所属)の仲間になっている。更に自軍と敵対するという要素はゼクスが担当しているため、
結果的に五飛は本作では一度も自軍とは敵対しないのである。α外伝を経験して大人になったのかもしれない。%%結局第3次αでやらかすんだけどな!%%
(ただ、第3次αはブルーコスモスが派手にやらかしてくれたので五飛とトロワがザフトに行ってしまうのも無理はないが……)
余談だが、『L』ではデュオの口から「''またお前と戦うとはねぇ……これで何度目だ?''」というメタとも取れる発言が飛び出した。
(EW終了後と考えればその事と考えてもいいが、''EWでデュオと五飛は戦闘していない'')
#endregion

『VSシリーズ』では、『NEXT』の家庭用移植『PLUS』において隠し機体として登場。
格闘機ながらドラゴンハングとトライデント投擲で中距離以遠にも攻撃手段がある器用な機体に仕上がっている。
このメイン射撃であるドラゴンハングが大層な高性能であり、
-その威力、''140''。これは同コスト帯万能機のBRズンダ(BRをキャンセルで連続して当てるテクニック)一回分、つまりBR二発ぶんの威力に匹敵する
-その上ダウン値はBR同様2なので追撃が可能
-''武器が武器故に弾切れはしない。''しかも''両腕にあるため射角も良好''で、''動きながら撃てる''
という凄まじい高性能っぷりを誇っている。
一応フォローすると、ハング自体は弾道や誘導の性質に癖がありBRのように手軽に当てられるような武器ではなく、
追撃できるとは言っても当てると相手をふっ飛ばしてしまうため追撃できる状況はかなり限られるのだが、
それでも弾数無限であり、出てしまえばBRと同じなかなかの弾速で飛んでいくため、
ハングの射程に入っただけで相手には大きなプレッシャーを与えることができる。
その他、精密誘導装置が付いているとしか思えないほど曲がるトライデント投げや格闘機相応の高性能格闘を備えている。
火力もハングのおかげで高めで、平気で中コストの火力の平均値を越える大ダメージをたたき出していくさまは恐怖でしかない。
[[アシスト>ストライカー]]のサーペントもナタクの射撃戦の不利を埋めるかのような癖のない素直な飛び道具で、
やや慣れは必要なものの、総合的に性能の高い、所謂「強キャラ」という評価が一般的。
こんなモノがアーケードに存在していたら、恐らくゲーセンは[[核の炎>世紀末]]に包まれていたであろう…。

その性能を危険視されてか、あるいは出演作品がTV版から『EW』一本に絞られたことの弊害か、
次回作である「EXTREME VS」では[[デスサイズヘルカスタム>ガンダムデスサイズ]]の[[アシスト>ストライカー]]に降格。
%%まあ、サンドロックもそうだし当たり前だよな。%%
内容はゆっくりと加速しながら相手に向かって突撃し接触するとトライデントで斬りつけるというものだが、
誘導のかかりが甘く、またヒットしても相手をロックしてくれないのでカスって終わり、という事態も起こりがち。
正直な話攻撃性能的にはイマイチなのだが、今作のデスサイズヘルはバスターシールドとサンドロックを失ってしまったため、
こんな性能でもあってもデスヘル的には重要な射撃武装だったりする。
#endregion

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**MUGENにおけるガンダムナタク
[[ウイングガンダムゼロカスタム]]や[[ゴッドガンダム]]を作成したhyuga氏によってスパロボドットのSD絵で作成された。
他の氏作成のキャラと同様、カットインを多く使った派手な演出が搭載されている。
2013年6月16日にホルン氏のAIが氏のSkyDriveで公開された。

***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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''凍結''
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}

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
なお、ナタクのファクター呼ばわりには「ナタクはマキナじゃなくてアルマだろ」と返すのが通例となっている。
(つまり「ラインバレルのキャラであること」は否定しない)
五番隊隊長呼ばわりについても、アニメ版『ラインバレル』は役職に該当する人物が登場せずに終わっており、
原作でも五番隊隊長のマット・レズナーが登場したのは『L』発売より結構経ってから。それ故、違和感の無さに一層磨きがかかっていた。

『UX』ではガンダムWが未参戦のため、当然五飛も登場することはないが、『L』と異なり原作漫画版名義なのをいいことに
「&b(){ナタクのファクターはアニメ版のキャラだから今回は未登場}」というジョークも流れた。&s(){アニメ版にも居ねぇよ!}
しかもスパロボ公式ラジオでは[[博士>キョン]]が「アニメ版ラインバレルに登場したキャラを一人ずつ上げていこう」と言って「&b(){まず五飛な}」とのたまっていた。
なお、他版権作品からの加藤機関への客分という立ち位置は[[呂布のファクター>トールギス]]が引き継いだ。何気にこちらもガンダムW系統+中華枠だったり。
&nicovideo(sm20567505)

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//ロボット,ガンダム