マグカルゴ

          
  • 分類:ようがんポケモン
  • 高さ:0.8m
  • 重さ:55.0kg
  • タイプ:ほのお・いわ
  • 特性:ほのおのからだ(接触攻撃をしてきた相手を30%の確率でやけど状態にする(バトル時)
                                            手持ちのタマゴの孵化歩数を半減する(フィールド時))
               マグマのよろい(こおり状態にならない(バトル時)
                                            手持ちのタマゴの孵化歩数を半減する(フィールド時))
  • 隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)

野生の マグカルゴが 突然 増えたときは
火山が 噴火する 前触れという 伝承がある。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第二世代(『金・銀』)。
名前の由来は「マグマ」+「エスカルゴ(カタツムリ)」。

マグマッグの進化形で、レベル38で進化する。
カタツムリのような姿であるが、殻のように見える物体は背中のマグマが冷え固まった岩であり、その岩から稀に炎が噴き出す。
体温は10000℃であり、太陽の表面温度より130~160%も熱い。
マグマッグと同様に、冷えて体が崩れて小さくなっても、マグマの中に入れば元の大きさに戻る。
殻はあまり頑丈ではなく、少し触っただけで崩れてしまう。

(以上、wikipediaより引用・改変)

上記の通り初出は第二世代だが、一度殿堂入りしてからカントーに足を運んでサイクリングロードに行かねば入手できず、
しかもこのタイミングではレベル不足でありカントージム攻略にはよほど育てないとまず使えず、
おまけにマグマッグ系統を使用するトレーナーも非常に少ないため、第二世代出身勢の中でも特に影が薄かった。
第二世代当時の児童書のポケモンコーナーでもマグカルゴとマグマッグの名前を逆に誤植されていた事例があった程らしい。

『サン・ムーン』ではアローラ地方には生息していないにもかかわらず、
ポケリゾートの温泉施設「ぽかぽかリゾート」にてマグカルゴとマグマッグの石像型の注ぎ口が用いられている。
とはいえ現実の世界でもライオンやらパンダやら、現地に存在しない生物のモチーフなどはそこかしこで目にできる訳で、
そう考えれば特別不思議な事でもないと言えよう。

ゲームのシナリオ上では『ルビー・サファイア』から登場したジムリーダー、アスナが切り札であるコータスと共に様々な媒体で使用。
殆どの媒体でマグマッグ(ないしマグカルゴ)をパーティに加えており、コータスと並ぶ相棒といって差し支えないだろう。
これまたコータス共々性別が統一されてなかったりもするが
テレビアニメ版ではニックネーム付きの個体を二体持っており、その内一体は作中でマグマッグからマグカルゴに進化している。
担当声優はコジロウを演じている 三木眞一郎 氏。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』ではマスクド・チルドレンの一員カーツの手持ちとして登場している。

また進化前のマグマッグはショートアニメ『ぽかぽかマグマッグハウス』でメインキャラとして抜擢。
生きた熱源として老夫婦の家で大事にされており、その孫娘との微笑ましい交流が描かれた。
更に、テレビアニメ第8シリーズ『リコとロイ編』にもマグマッグがブレイブアサギ号に住み着いたポケモンの一匹として登場。
普段は溶鉱炉のような設備で過ごしながら『ぽかぽか〜』と同じく熱源として働いている模様。


原作中の性能

HP:50→60(『サン・ムーン』以降)
攻撃:50
防御:120
特攻:80→90(『サン・ムーン』以降)
特防:80
素早さ:30
合計:430

序盤ポケ進化系クラスの種族値と弱点四倍を2つも持つ複合タイプが特徴。
みず・じめんはいずれもサブウェポンとしても人気なので弱点を突かれやすく、
鈍足も相まってあのブースターやクイタランと並んでほのおタイプ不遇勢に名を連ねている
加えて特殊型なのにタイプ一致のいわ特殊技を「げんしのちから」しか覚えない。
「マグマのよろい」はそもそも狙ってこおり状態にするのは「てんのめぐみ」の使い手でも難しく、
さらにこおり技をほのおタイプのマグカルゴに撃つことは稀なため実質死に特性。
よって対戦用では「くだけるよろい」か「ほのおのからだ」を選ぶことになるわけだが、
どちらも何度も攻撃を受けて真価を発揮する特性であり、マグカルゴは耐性の脆さからあまり活かせるチャンスはない。

こうした事情から実戦で使おうとしても使いこなすのは非常に難しい。
そのため、ゲーム内では戦闘ではなく、孵化厳選を行う廃人達がその特性効果で孵化の手間を省くのによく用いられていた。
進化前のマグマッグ共々、通常特性に「タマゴの孵化に必要な歩数を減らす」効果があること、出現率・捕獲率が高く即席で用意できる点から、
第4世代までのポケモンシリーズではこいつの世話になるプレイヤーはとても多かった。
第5世代以降では「そらをとぶ」と「ほのおのからだ」を両方持ったウルガモスやファイアローにその役目を取られた&おまけに戦闘力も高いものの、
あちらと対面した場合ほのお・いわ複合のおかげで向こうのメインウェポンを軒並み軽減、こちらは一致いわ技で4倍弱点を突けると有利に動ける。
余談だが上記の「ぽかぽかリゾート」もなつき度の上昇の他にタマゴを孵化させる効果があり、
装飾がマグカルゴがモチーフなのは火山性の温泉という理由の他に、孵化要員という認識が作中世界でも知られているための模様。

一応、長所としては「からをやぶる」「いたみわけ」「じこさいせい」「おにび」「ステルスロック」「たくわえる」「どわすれ」
「てっぺき」「あくび」「ひかりのかべ」「リフレクター」「おきみやげ」等、補助技のバリエーションがほのおタイプのポケモンの中でも屈指な点が挙げられる。
あと、相手の積み技の効果を打ち消せる「クリアスモッグ」は役に立つ。
もしくはみずやじめんに弱いことを逆手に取り「ちょすい」「かんそうはだ」「ふゆう」のポケモンと組ませて。
シングル戦で交代受けをチラつかせて牽制する心理戦に使うという手もある。

このように使い勝手に難があるという評価の多いマグカルゴだが、
トップメタの中にたった1体このマグカルゴを致命的に苦手としているポケモンが存在する。
そいつはミミッキュ
対戦では特性「ばけのかわ」の効果で猛威を振るうミミッキュだが、
マグカルゴには「じゃれつく」は半減され、「かげうち」では決定打にならずメインウェポンが使いにくく、
「おにび」「ほのおのからだ」で「ばけのかわ」では防げないやけどに持ち込まれてしまう危険があり、
逆にこちらが放つ「おにび」は効かず、「つるぎのまい」「ビルドアップ」は「クリアスモッグ」で効果を打ち消されてしまい、
弱点を突ける「ドレインパンチ」は積んでいなければ「じこさいせい」でカバーされる程度のダメージしか与えられず、
おまけに上記の特性故に接触技の連発はやけどにされやすく、最終的にミミッキュの方がジリ貧になりやすい。
このようにミミッキュの長所がマグカルゴに悉く潰される仕様により、基本型では良くても千日手に持ち込まれてしまうのである。


MUGENにおけるマグカルゴ

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
JoshR691氏製作のスプライトを用いて作られている。
「かえんほうしゃ」や「のしかかり」などの基本技だけでなく、
「まとわりつく」やゲージを減らす「スモッグ」「クリアスモッグ」などの技を持ち、
テクニカルな攻め方が可能なキャラとなっている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「れんごく」「いわなだれ」
一定時間防御力のみ低下と引き換えに火力やスピードなどその他能力を上昇させる「からをやぶる」がある。
AIもデフォルトで搭載されている。

また、同じくカーベィ氏により進化前のマグマッグが公開されている。
技はほぼ流用だが、「からをやぶる」など一部は差し替えられている。

出場大会

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最終更新:2024年03月14日 16:18