カポネ・ベッジ


「イケ好かねェ時ァ ここで消すまで!!!」

漫画『ONE PIECE』の登場人物。
アニメの担当声優は 龍田直樹 氏。

ファイアタンク海賊団頭目(船長)にして、シャボンディ諸島で登場した億越え海賊「11人の超新星」の一人。
登場時の懸賞金額は1億3800万ベリー。2年後は3億ベリーとなっている。
元々は強大な5人のマフィアが裏社会を牛耳っている西の海で「五大ファミリー」の5人の頭目の内の一人であった男で、
若い頃からイカレた人物として有名で、彼を知る者曰く「生物の頭を切り、もがく体を見て喜ぶ男」とされ、
抗争でも常に「地位」や「ナワバリ」には興味を示さず敵対組織のボスの首のみを狙い、
統率者を失ったことで起きる組織内部の覇権争いや、裏で繋がる権力者達の狼狽を見て楽しんでいたが、
やがて陸上での活動に飽きて海へ出たとのこと。
海賊ながら異名として通っている「ギャング」はその名残。
海賊に転換しても行動理念は変わらず、名のある海賊団の船長の首だけを討ち取り、
やがて億越えクラスの懸賞金が懸けられるまで名を上げていったという。
時系列的に新世界編より4年前に当たる回想でポートガス・D・エースがワノ国でヤマトに同時期に名を上げた海賊について聞かれた際に、
西の海賊代表としてベッジの名を挙げており、元から裏社会に身を置く存在ではあったが、海賊歴自体は浅い。
ただし、敵には容赦ないが、身内には制裁を課すことはあっても捨て駒にしたり見捨てる事だけはしない。
この身内(特に妻子)にはひたすら甘い性格や元ギャングという経歴から、
名前の由来や外見の元ネタは実在したギャングのアル・カポネと思われる。
彼を題材にした映画『ゴッドファーザー』もあるのだが、顔がそのまま実写化したベッジである。

新世界編ではビッグ・マムことシャーロット・リンリンの支配下である万国トットランドに入り込み、
幹部にすら敵わない実力差を悟り早々に降伏してビッグ・マム海賊団の傘下に下り、
ビッグ・マムの娘であるシャーロット・シフォンと政略結婚して息子を授かっていた。
しかし、内心は従う気は毛頭無く、従う体裁を取りつつ密かにビッグ・マムの暗殺を画策していた。

そんな中、ゾウ編にてヴィンスモーク家との政略結婚のため、ビッグ・マムの命令で、
三男であるサンジをペコムズと共に連行しに来たことが麦わらの一味との遭遇のきっかけとなった。
かねてよりビッグ・マムが目論んでいたヴィンスモーク暗殺計画に便乗する形で、
自分の目的であるビッグ・マムの暗殺を果たすべく周到に準備してきたベッジであったが、
サンジを取り戻すべく乗り込んできたルフィ達やシーザーとジンベエの仲介にて呉越同舟の形で共闘体制に入る。

暗殺計画には失敗したものの、ヴィンスモーク家の協力や玉手箱の爆発という幸運もあり、
辛くも敵勢からは逃げ延び、各々の勢力ごとに分散する形で逃亡を図る。
だが、食いわずらいを起こしたビッグ・マムを止めようとしたシャーロット・プリンが逃亡中のシフォンの元に来て協力を頼み、
麦わらの一味に双子のローラをゲッコー・モリアから救われた恩義があるシフォンは、
裏切り者の配偶者という立場でありながら危険を承知で自分に何があったら自分達の息子ペッツを頼むと言い残してプリンに同行して去ってしまう。

しかし、始まりは政略結婚だったとはいえベッジは家族になった者を見捨てる気は無く、
ビッグ・マム海賊団の追っ手を振り切り、シフォンと合流するために部下達と共にカカオ島へと向かう。
カカオ島では義兄のシャーロット・オーブンにシフォンを人質に取られ降伏を迫られるも、
拒否してオーブンに攻撃を加えて、ビッグ・マム海賊団にも隠していたノストラ・カステロ号の地上走行機能と、
サンジの援護や義父であるパウンドの協力もあって無事シフォンとの合流に成功。
この時彼らの運び込んだウェディングケーキに今度こそ暗殺のため毒を仕込むべきと主張したが、
料理人としてのプライドからサンジに拒否され、反論するもサンジにケーキ用のクリームを試食させられたベッジ自身がそのあまりの美味さに陥落。
自分でも催眠術に掛かったような気分になりながらも結局毒を仕込むのは諦めた。

その後はシフォンの指揮の下で、ケーキを使ってビッグマム誘導する役目を買って出る。
戦地となったカカオ島およびサニー号から十分に離れたところでケーキを手離し、
壊れてしまったノストラ・カステロ号の代わりに敵のタルト船を奪って万国から脱出した。
また、この際可能な限り遠くまでビッグ・マムを引き付けたことが彼女が戦地に駆け付けるのを大きく遅らせて、
魚人海賊団の援護共々、麦わらの一味の脱出に大きく貢献した。

その後を描いた短期集中連載「“ギャング”ベッジのオーマイファミリー」では、
ローラの健在を知ったシフォンの頼みでローラの探索を開始。
まずは手掛かりを求めて、ひとまずローラが2年前にいたという魔の三角地帯に向かうべく、
船を新調して偉大なる航路の逆走を開始するが、運悪く同時期に世界会議が開かれたせいで赤い土の大陸付近の警備が厳重で失敗。
今レッドラインを超えるには時期が悪いと判断して付近の島で食料を補給しつつ今後の方針を練ろうとするが、
立ち寄った島でたまたまローラの知り合いに遭遇し、彼女が新世界に来ており数日前にドレスローザに向かったと発覚。
すぐさまドレスローザに向かい、ドフラミンゴ事変の爪痕も癒えていない国でバイオテロを起こそうとした海賊を倒したり、
遭遇した海軍から逃走するなどといった騒動を起こしつつも、偶然ドレスローザに上陸していたローラや、
トットランド編後も生存していたパウンドとの予期せぬ出会いを果たす。
紆余曲折はあったものの最終的にはローラもシフォンもパウンドが父だと理解し、
さらに騒動の中で部下のゴッティがローラを救ったことで彼女から求婚され、2人は結婚。
船上で結婚式を挙げ、ファイアタンク海賊団はローラが率いていたローリング海賊団及びパウンドを加えて大所帯と化した。

+ 戦闘能力
「言ったろ 兵力が違う……!!!」

超人系悪魔の実「シロシロの実」の能力者である城人間。
体内が建物のようになっており、体の扉から体内に部下や兵器を縮小化して収納することができ、
これにより大量の兵力を隠し持つことが可能で、ベッジの身体は「歩く拠点」に等しい。
また、体内に外の本体と意思がリンクしている自分の分身を作ることもできる。
体の一部あるいは全体を鉄壁の城壁を持つ城に変化させることも可能で、
この応用で城壁だけでなくキャタピラや砲台などの「城(要塞)のオプション」に身体を変化させることも可能。

あまり白兵戦を行うことはないが、射撃の腕は非常に高い。


MUGENにおけるカポネ・ベッジ

Kennedy Mugen氏の製作したキャラが公開されている。
拳銃やバズーカ、身体から部下の騎兵隊を呼び出すなどの遠距離攻撃が豊富な性能をしている。
超必殺技では大要塞となって攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から


「人情なんかクソの役にも立たねェ
 向いてねェのさ…お前はこの世界に」

出場大会

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最終更新:2023年11月13日 22:23