アメリカのホラー映画『グレムリン』シリーズに登場する生物。
雲のモンスターではなければ
DCコミックスのヴィランであるわけもない。
担当声優はホーウィー・マンデル氏。日本語吹替声優は
滝沢久美子
女史。
「Gizmo」とは買ってきたモグワイに飼い主である主人公・ビリーの父が付けた名前で、英語で「新製品」という意味である。
身長10インチ(25cm)、体重1.5kg。知能はかなり高く、僅かながら人間の言葉を話すことも可能で、歌が上手い。
性格は臆病で大人しいが、恐怖を乗り越えて危機に立ち向かう勇気を持つ。
グレムリンとしての自覚と責任感も強く、ギズモは12時を過ぎてからは食べ物を口にしようとせず、その結果を知っていた描写がある他、
水を浴びて増殖した兄弟達を見てがっかりする場面もある。
ストライプ率いるグレムリンが起こした騒動の解決後、元の飼い主である骨董屋の老主人ウィングに引き取られ、一緒に帰っていった。
『グレムリン2 新・種・誕・生』では、
どこかで聞いたような名前の不動産王ダニエル・クランプがチャイナタウンの再開発を始めた際、
研究員に捕まって高層ビル「クランプ・センター」で実験動物にされそうになっていた所で、同ビルで就職していたビリーと再会。
無事助け出されたものの、またも水を被ってしまい、再び大発生したグレムリンに占拠されたクランプ・センターは大混乱に陥る。
しかし、TVで観た『
ランボー』の「生き残るには、戦うしかない」という言葉に触発されたギズモは、
友達に迫る危機を前に前作のようにただ怯えて逃げ惑う事をやめ、今次グレムリン軍団のリーダー「モホーク」と対決して勝利。
残るグレムリン達もスプリンクラーに誘導された所で一網打尽にされた。
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モグワイとは |
ノベライズされた際に追加された設定によれば、何世紀も前に宇宙の遥か彼方にある科学が高度に発達した惑星で、
モグターメンという科学者がどんな気候や条件にも適応し、かつ繁殖可能な性格温和で知的な生物「モグワイ」を作り出した。
「モグワイ」という名前は中国語で妖怪を意味する「魔怪」(móguài、モーグァイ)に由来する。
モグターメン博士は試しにその内の1匹であるギズモを地球に送り込み、
そのモグワイが着いてしまった所が台湾で、中国から来た老人に拾われて飼われるようになった。
モグワイが持っていた下記の欠点は博士も予想していなかったというが、何故ウィング老人がこの欠点を知っていたかは不明である。
手足の指は3本だが、手先は器用。
調整されていたギズモとは違い、増殖したモグワイは皆個体差が激しいが、
リーダーのストライプを筆頭にいたずら好きということは共通している(ギズモを除く)。
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飼育の際の3つのルール |
光が苦手なので、できるだけ暗い場所で飼うこと。
特に太陽光には弱く、長い間当たると死んでしまう。
水がかかると細胞分裂を起こし、急激に元の一体から分裂増殖する。水に浸したり飲ませるのも同様。
ただし、水分子そのものがあるとまずいのではなく、純粋な水に近い液体が大量にある場合で食品の水分などはセーフ。
他の2つのルールと違い、破ってしまった場合の実害が薄い(むしろ欲しがっている人がいるなら利益がある)ように見えるが、
これで増殖したモグワイの個体差は大きく、元の個体の影響は判然としないこと、並びに劇中描写を見る限り、
増殖個体は3つ目のルールを破りやすい(オリジナルのギズモは真夜中過ぎに食べ物を貰っても食べなかった)ため危険。
モグワイ時は背中が痙攣を起こして、いくつもの毛玉が飛び出し、それが徐々に大きくなって新しい個体になる。
グレムリン時は同じく痙攣を起こし、背中からコモリガエルが巣立つような感じで小さな個体が這い出してそれが大きくなる。
最も重要なルールである。
ほとんどのモグワイは悪くても悪戯好きか人間にちょっかいを出す程度で比較的安全であり、
小さな哺乳類を思わせる外見を持つが、これを破ると繭を介して変身を行い、
数時間で見た目も性格も凶暴悪辣な「グレムリン」に豹変してしまう。
なお、12時過ぎからいつまで食べさせてはいけないか(どのような時間もしくはタイミングで食べさせて良いか)は明らかにされていない。
またグレムリン達が深夜にパブや映画館で飲食する描写があるが、新たな変異を起こすことは無かった。
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グレムリンとは |
モグワイ変身後の姿で、身長70cm程度に巨大化している。
頭部を除き体毛が無くなった代わりに全身が 爬虫類を思わせる皮膚に包まれ、鋭い牙と爪を持つ。
変身前と比べて一部を除き知能は低下し、好奇心や悪戯好きはそのままに凶暴かつ悪辣な性格となる。
そのため、悪戯も車輌で家に突っ込むなど人命にかかわる危険なものになるが、
『白雪姫』( ディズニー版)の映画を楽しんで観たり、酒場で泥酔したり、
ギャンブルやダンディズムに興じたりと人間臭いユーモラスな面も多く見られる。
自分達の分裂大元のギズモをいたぶる(いじめる)場面があるのは映画版2作共通。
同種間で会話をしており、独自の言語を持つと思われる。
加えて"caca"や"light bright"(続編ではかの有名なハリウッド・スター・ジョン・ウェイン氏を愛称で"Duke"と呼ぶ)といった幼児語、初歩的で短い英単語も発している。
『グレムリン』の劇中では数十匹にまで増殖したが、ビリーとヒロインのケイトの策略により映画館でのガス爆発に巻き込まれ、
リーダー的存在であるストライプを除いて全滅した。
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他作品では『
ぷちます!!』に登場するはるかさんの生態はほぼモグワイと同じものとなっている。
(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より引用・改変)
MUGENにおけるギズモ
Mature4Evr氏によるが存在していたが、現在は入手不可。
ドットはFC用ゲーム『グレムリン2 新・種・誕・生』のものを用いており、サイズが
とても小さい。
トマトやゼムクリップの投げ付け、弓矢やマッチ棒での火の玉の発射、ホッピングアタックなど、
原作ゲームでも披露していた技が一通り揃っている。
上記の他に、Maniac1075氏による、
スプライトを日本未発売のGBA用ゲーム『Stripe vs. Gizmo』のものに差し替えたものも存在しており、
こちらは同氏製作のストライプとセットで公開されている。
なお、ストライプは
カンフーマンのガワ替えである。
この他、N1000sh氏による、『Stripe vs. Gizmo』の5面
ステージ「The Firehouse」も存在する。
「さよなら、ビリー」
出場大会
最終更新:2024年12月31日 19:11