2012年公開の円谷プロによる特撮映画『ウルトラマンサーガ』に登場するウルトラマン。
ハイパーゼットンの強大な力の前に一度は倒れた
ウルトラマンゼロ、
ウルトラマンダイナ、
ウルトラマンコスモスの心が一つとなり、
『
超決戦!ベリアル銀河帝国』にて
ウルトラマンノアが与えたウルティメイトブレスレットが変形したサーガブレスの力で合体して誕生したスーパーウルトラマン。
ウルティメイトブレスレットの元々の機能、ブレスレットの与え手であるノアの力の一端というわけではなく、
タイガ・ノゾム達
3人の変身者が心を一つにして呼応したからこそブレスレットがその思いを形にするメカニズムで変形して実現した、彼ら自身の力で至った形態である。
「人の形をした光」を体現したような結晶体のようなボディの内側から光が溢れ出しているかのような、
歴代のどのウルトラ戦士とも異なる姿をしているのが特徴。
デザインを担当した後藤正行氏曰く「ウルトラマンの進化形」を目指し、合体ウルトラマンではあるが、
それぞれのポイントを拾うのではなく神秘的なものにするため光の具現化のようなものを意識してデザインしたとの事。
能力面での最大の特徴は、ほぼ無制限に連続使用可能な瞬間移動能力「サーガアクセラレーション」。
これで敵の死角に回りながら、強力な光球「サーガプラズマ―」や、3分裂させての使用も可能な光輪「サーガスラッシャー」等を連発、
一瞬の隙を突いてサーガブレスから発する光刃「サーガカッター」で切り裂き、高速きりもみ回転キック「サーガスピナー」で追撃するなど、
瞬間移動を活かした目まぐるしい格闘戦を得意とする。相手が光線吸収能力を持っていた為か、光線技は使用していない。
必殺技は自身の全エネルギーを拳に集中して叩き付ける「サーガマキシマム」。
その実力は凄まじく、資料によっては上記のノアに
ウルトラマンキング、ウルトラマンレジェンドという歴代最強と謳われる3名にサーガを加えて、
ウルトラ戦士を超えるパワーを持つ神秘の4大戦士と称される事もあり、
ゼロ、ダイナ、コスモスが束になっても敵わなかったハイパーゼットンイマーゴと互角に渡り合ったほど。
逆に言うとハイパーゼットンはこれほどの力を以てしても圧倒できない強敵であり、
地球防衛隊「チームU」の援護が無ければ勝てなかった恐れもある。
決着後3人は分離したが、これ以降ゼロは他の2名の力を宿したストロングコロナゼロ、ルナミラクルゼロという形態を得た他、
ダイナもコスモスから得たスペースコロナの力があるウルトラ戦士の誕生に一役買っている。
コスモスも同様の現象が起きていると思われるものの、最後に登場した『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』時点ではまだ継承した力の描写は無い。
劇場版『決戦!ウルトラ10勇士!!』でもゼロ、ダイナ、コスモスが揃っていたが、
同作のボスであるエタルガーと、エタルガーが用意したエタルダミーにそれぞれ個別で応戦したため合体は実現しなかった。
『運命の衝突』では、同作の敵であるアブソリューティアンは、
レジェンドやサーガになれるコスモスを最要注意の危険因子とみなし、遊星ジュランに戦力を派遣。
幸いにもコスモスにより撃退されたが、再襲撃が懸念されるためコスモスは防衛を余儀なくされユリアン救出作戦に助力できなかった。
このように登場せずともサーガの存在自体が物語に少なからぬ影響を与えていた。
なお当初の構想ではお祭り寄りの作風になる予定だったとの事で、
メビウスが6兄弟と合体しメビウスインフィニティーに、コスモスがジャスティスと合体しレジェンドになり、
それを見たゼロとダイナがノリで合体してサーガになる予定だったとのこと。
MUGENにおけるウルトラマンサーガ
Dice氏の製作した
MUGEN1.1専用キャラが公開中。
徒手空拳やサーガスピナーなどの高い近接戦性能とサーガスラッシャーなど高威力な飛び道具を備えたオールラウンダーな性能をしている。
切り札は
即死攻撃の「サーガマキシマム」。
AIは未搭載。
出場大会
最終更新:2025年09月04日 23:38