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ガ・ダーン


TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』の前番組として1971年に製作された架空の特撮『大権威 ガ・ダーン』に登場するヒーロー。
『勇者』シリーズの一作に登場する勇者ロボではない(あっちはーン)し、マグネロボとも無関係。

伝統・歴史・年功序列といった権威によって敵を倒すというコンセプトが特徴で、
自由によって世界を退廃させようとする悪の帝国アンデパンダンから日本を守るために戦った。
強い権威を持ち、上記画像で振りかざしている「権威棒」という棒を武器に戦う。

しかし、権威によって敵を倒すというテーマがメイン購買層である子供達に受け入れられず、
僅か5話で打ち切りとなり『TAROMAN』に取って代わられた。
その最終回も、敵の幹部ムシンサーに洗脳されたガ・ダーンが仲間であるジョーイ・ゲターツを惨殺し、
最後に「ガ・ダーンが敗北し日本が滅亡した」というテロップが流れて終了するバッドエンドだったらしい。
本編映像の殆ども散逸して失われてしまっているが、この最終回末尾部分だけは発見され、イベント上映の他、
『TAROMAN』映像ソフトに特典映像として収録され、確認する事ができる。
なおこの展開は1972年放送の巨大特撮ヒーロー番組『アイアンキング』のオマージュでも採用されており、
第25話「アイアンキング大ピンチ!」で敵に洗脳されたアイアンキングが暴れて街を破壊してしまうという展開が描かれるのだが、
1985年の再放送時に一部地域では最終話となる第26話が放送されなかったため、この衝撃エピソードが最終回となってしまい、
長らく「ウルトラマンが街を破壊して最終回を迎えた作品がある」という都市伝説が流布される結果となってしまった。

『ガ・ダーン』本編では等身大ヒーローとして描かれていたようだが、
『あつまれヒーロー!』のスチール写真を見る限り巨大化も可能だった模様
(もっとも、当時のスチール写真は資料として当てにならない代物なのだが)。
また、主題歌「ダン・ダン・ガ・ダーン」のメロディは、
『TAROMAN』の戦闘BGM「なんだこれは!(戦闘序曲)」「なんだこれは!(奇獣行進)」に流用されたとのこと。

後に製作された『あつまれヒーロー!映テレビまんがまつり』では、
『タローマン大迷惑~タローマンVS大権威ガ・ダーン』にて共演を果たしている。
本作ではタローマンと対決を繰り広げるも、最終的にガ・ダーンがタローマンを認め、共に脅威へ立ち向かったという。
残念ながらこちらの映像フィルムは再発見されていないものの、スチール写真が1枚だけ確認できる。

2022年に行われたイベント『タローマンパーク in 大府』で披露されたタローマンショーではサンタワーと共にタローマンとの共演が実現した。
また、2025年にフィルムが発見されリバイバル上映された『大長編タローマン 万博大爆発』にもタローマンカードから召喚され
サンタワーと共に終盤で一瞬だけ登場している。

名前の由来は「画壇(芸術家、特に画家達によるコミュニティ)」と思われる。
岡本太郎氏はその奇抜かつ挑戦的な作風や思想故、慣習・伝統・既存の側、分かりやすく言えば
「我々と違って芸術も分からない素人・大衆は黙っとれ」「芸術を分かるためにはどうするか?我々に認められればいい」
だった日本画壇から快く思われておらず、
一方の岡本氏も、保守的かつ権威主義的な日本画壇に対して批判・挑発的な立場を取っていた。
また敵組織の名称「アンデパンダン」も、自由に無審査、無秩序に、でたらめに作品を展示できる美術展の呼称に由来し、
岡本氏もそういった美術展には幾度か出展しているなど、正に画壇の権威とは真っ向から対立する存在だったと言える。
岡本氏と画壇が芸術観の違いで対立していた頃は、「岡本太郎が10年後に残ってたら俺の首やる」とのたまった評論家もいたとされており
(岡本氏の養女岡本敏子氏や岡本太郎記念館館長が実際にあった発言だと語ったが誰が言ったかは今となっては記録が残っていない)、
現在では岡本氏の代表作として評価されている太陽の塔に対しても、「見苦しい」「日本の恥」「ダイナマイトで爆破しろ」など、
当時の日本画壇はよってたかって激しい非難を浴びせており、岡本氏は表彰などから縁遠いはみ出し者扱いされていた。
しかし万博は大成功し、太陽の塔は国民的存在になった。
それは岡本氏の大勝利をはっきりと示すもので、そんな氏を批判していた日本画壇は見る目が無い無理解の側になった。
以降の世代で、岡本氏の偉業と言葉は彼を評価する後世の人達によって広く受け継がれ続けたのに対して、
彼を批判した側の大半は歴史の表舞台から追いやられる結末となったのである。

番組の打ち切りとそれに伴う『TAROMAN』の放送開始までの一連の流れは、
権威主義的な日本画壇が大衆の支持を得られずに衰退し、逆に挑戦的な作風の岡本氏がそれに取って代わり支持を得た事の暗喩とも言える。
ただ、あくまでも日本を守ろうとするヒーロー(岡本太郎とは違う方向性で芸術を追求していた)という点については否定されておらず、
前述した劇場版での共闘の他、『TAROMAN』作中でもアイキャッチイラストとしてタローマンを見守るガ・ダーンの姿が描かれている。


MUGENにおけるガ・ダーン

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
同氏製作のタローマン2号に準ずる徒手空拳メインのスタイルで戦う。
必殺技として、権威棒で殴る技や、仲間に刃を向けるシーンを元にした「体当たり」、そして一定時間相手の動きを止める「権威」を持つ。
権威はダメージこそ与えられないものの、相手の現在位置に攻撃判定が発生し、しかもガード不能と非常に強力。
空中の相手には当たらず、発生も決して早くはないが、それを差し引いても十分すぎる強さを発揮する。
また、体当たりは0F発生かつ突進速度も速く、こちらも頼もしい技となっている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、権威棒で3連打を繰り出す「連続権威棒」、
体当たりの強化版「突撃」、そして権威の強化版「大権威」の3つを持つ。
カーベィ氏キャラの例にもれず、3つ全ての技がモーション中常時無敵である。
大権威は権威の強さはそのままに、空中の相手にもヒットし、ダメージも与えられると至れり尽くせり。

AIもデフォルトで搭載されている。
隙あらば的確に権威を差し込み、AI操作時限定のコンボやハメを容赦なく使う、強力なAIに仕上がっている。
その一方で、少し距離が離れると執拗に権威を繰り出してくるため、発生の遅さに付け込まれる場合も少なくない。

出場大会

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最終更新:2026年06月08日 19:11