井上織姫






「私は──『拒絶』する!!」


 職業:学生(空座第一高校) 
 身長:157cm
 体重:49kg
 誕生日:9月3日
 血液型:BO型
 家族構成:1人暮らし※兄の昊(そら)は交通事故で死亡
 部活動:手芸部
 好きなもの:チーズ、バター、甘いもの、お笑い
 住所:空座町桜橋3-12-3-40
 テーマミュージック:T'en va pas"/ELSA(「L'essentiel ELSA 1986~1993」収録  

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた死神オサレバトル漫画『BLEACH』の登場人物で、同作のメインヒロイン
担当声優は 松岡由貴 女史。
見たまんまの巨乳キャラだがスリーサイズは不明。頭脳明晰且つ、親友の有沢たつきの空手道場の生徒で初段クラス。
お笑いが好きでかなり詳しい。家のぬいぐるみの名前は「エンラク」。やや機械音痴。
瀞霊廷に入った際に、更木剣八草鹿やちる斑目一角らと知り合ったので恐らく一護の次に死神と交友関係のある人間。
松本乱菊とも仲が良く、破面編で現世にきた彼女を泊めたり、おっぱいバケツなど悪い事を教えられたりしている。いいぞ、もっとやれ。
ちなみに乱菊の上司である日番谷冬獅郎も最終的に彼女の家に泊まっている。羨ましいぞ、シロちゃん。

初登場は主人公である黒崎一護のクラスメイトとして登場。最初はまったりと平和ボケした天然キャラだった。
幼少に両親から虐待された事や、中学時代に地毛の色のせいでいじめに会っていた事が後々に明らかになるが、そんな素振りは出さない。
3歳のころ兄に連れられる形で家出をし、兄が死亡するまでは兄の手で育てられていた(現在は親戚の援助を受けている)。
最初にスポットが当たったのは、交通事故で先立たれていた兄が悪霊となり織姫を襲った時。
この時死神代行として活動していた黒崎一護が保護に入ったために、彼女は危機を回避した
(『BLEACH』の原案となる読み切り版では兄に殺されて死亡。一護によって魂葬され、尸魂界での再会を約束するというビターな結末だった)。

次にスポットが当たったのは、同じ手芸部で面識のあった石田雨竜が巻き起こした騒動のせいで、再び悪霊達の襲撃を受けた時。
有沢たつきを守りたいという気持ちと、過度な霊障に触れ続けていた結果、チャドと同時期に超能力「盾舜六花(しゅんしゅんりっか)」に覚醒。
以降は浦原喜助の手引きを受けて、一護や石田達と一緒に戦線に赴くようになる。
+ 詳細:盾舜六花
織姫の能力、及びそれにより顕現する精霊達の総称。

織姫が付けている花の形をした兄の形見のヘアピンが、花の名前を持つ六人の精霊に分裂・変身し、「拒絶」を司る結界を生み出す。
メンバーは、舜桜(しゅんおう)をリーダーとし、火無菊(ひなぎく)、梅厳(ばいごん)、リリィ、あやめ、椿鬼(つばき)。
精霊の組み合わせによって「拒絶」する対象が変わり、敵の攻撃を拒絶(防御)、怪我を拒絶(治療)、相手を拒絶(攻撃)と応用がきく。
初期は術を使う際にメンバーの名前と術名、「私は拒絶する」と詠唱を叫ばねばならなかったが、使いこなせるようになった現在は術名だけで発動可能。

この能力には謎が多く、死神達のいる尸魂界においても珍しい能力とされており、具体的なルーツが分かっていない。
虚と死神の力を併せ持つ人物が「自分の能力と似ている」と評しているため、茶渡同様の完現術ではないかという説が有力。
作中でもヘアピンを媒介にした完現術ではないかと言われている。

  • 三天結盾
火無菊・梅厳・リリィが頂点になって構築された三角形の盾によって盾の外の攻撃を「拒絶」する能力。
防御力は意外と脆いが、柔軟性があり高い所から落ちた際のクッション代わりにもなる。

  • 双天帰盾
舜桜・あやめが頂点となって楕円形のフィールドを作り、盾の内側の事象を起こる前の状態に戻す。
「事象の拒絶」という能力で藍染曰く、「神の領域に届く能力」。
作中では頭を吹っ飛ばされた死神や破面を蘇生させたりしている。
回復速度は尸魂界編時点で救護・治療専門の四番隊副隊長クラス、傷の回復出来るが性質上霊力の回復はほとんど出来ない。
霊力で付けられた傷は回復が遅く、対象が大きいほど回復速度が遅い。

  • 孤天斬盾
椿鬼単独で行われる攻撃術。盾の両面の物質の結合を拒絶する。簡単に言えば相手をぶった切る能力。
虚は倒したが死神や破面に対して有効打になった事は無く、ヤミーには完全に破壊されてしまう。
近しい能力を持った仮面の軍勢のハッチこと有昭田鉢玄の「空間(時間)回帰」によって回復する。

  • 四天抗盾
火無菊・梅厳・リリィ・椿鬼によって発動する防御・迎撃術。
三角錐状の盾で防いだ攻撃の衝撃を盾の爆発で拡散し、同時に自動的に椿鬼による反射攻撃を加える。

しかしこの能力に目を付けた藍染惣右介により、崩玉という物質を研究する上で必要という理由で拉致されてしまう事もあった。
織姫は藍染に従うふりをして、崩玉を自分の能力で逆に抹消しようと画策したが、チャンスが来ないまま藍染がどういうわけか自力で覚醒させてしまった
破面編では朽木ルキアとスパーリング出来るレベルには達し、素手でも不意打ちならば下級の死神をKOする程度はあるが、
石田の分析では人が傷付くのを何より嫌う性格故に戦闘向きではなく、
作中では直接戦闘するよりかは、後方支援として傷の治療や、負傷者を防御壁で守る仕事が多い。
彼女が人質としてさらわれてしまった破面篇がものすごく引き伸ばし長かったせいで最近は戦闘シーンがほぼ皆無。
破面編が発刊されているコミックスの半分は占めるので、シリーズ総じて省みれば、ぶっちゃけ石田やチャドよりも戦う描写が無い。
千年血戦編でようやく戦闘援護要員として出番が増え始めてはいるのだが……。

ところで織姫と言えば、本作とは関係の無い所で、冗談抜きで世界的に有名な一面がある。
それがこのネギを振り回す女性。通称「ロイツマ・ガール」別名「Leekspin(リーキスピン)」。
「やっつぁっつぁ~」で始まる曲を一度は耳にした人もいるだろう。
正確にはフィンランドのカルテット「ロイツマ」というグループが「Ievan Polkka(イエヴァン・ポルッカ)」という自国の民謡をカバー。
それにBLEACHのアニメの織姫が買い物帰りにネギを振り回すシーンを混ぜて作られたflashである。
リーキ、というのはネギの親戚のような野菜。日本では珍しいがヨーロッパではポピュラー。
誰が最初に作ったのか不明。どういう経緯で誕生したのかも不明。何を思ってこの2つを組み合わせたのかも不明。
一説ではロシアでブームになったのがきっかけではと言われており、海外のwikipediaにも記事が詳しく載っている。
そして、このネギと「Ievan Polkka」の組み合わせは日本でも更なる広がりを見せ一大ブームへ繋がるルーツと化したのは、もはや語るまでもないだろう。
ちなみにこのネギは彼女の晩ごはんの材料である。買い物袋の中には同じく晩ごはんの材料であるバターバナナ羊羹も入っている。
当然ながら一護に心中で「何を作るつもりなのか」と突っ込まれた。
その答えは本編終了後に身を以て知った可能性が高い


BLEACH DSにおける井上織姫

『BLEACH』の格ゲーは色々あるが、ここでは2Dの格闘ゲームである『BLEACH DS』シリーズ2作目の『黒衣ひらめく鎮魂歌』について説明する。

必殺技の大半が飛び道具を占め、それを使用した牽制が主体となるキャラクター。
しかし通常攻撃のダメージ量が低めに設定されており、さらに特殊移動が連続技に組み込めないため、火力は絶望的に低い
また、椿鬼系の必殺技を使用している間は、通常攻撃のリーチが短くなる上に元から低い攻撃力がさらに低くなってしまう。

織姫の最大の特徴は何と言ってもガード。何と上・下段の区別が無く、打撃での崩しが通用しない(上・下段でモーションは違うが、性能の差は無い)。
さらに特殊移動が「ガード状態での移動」となっているため、安全に相手との間合いを詰める事が出来るのも強み。
相手は織姫のガードを崩そうと投げを多用してくる事が予想されるため、瞬時の投げ抜けは半ば必須の技術と言える。
しかし防御力が並のキャラの0.7倍とかなり低く、ガードを上手く駆使しないと体力がすぐに尽きてしまう。
さらに相手と体力差がついてしまうと、自身の攻撃力の低さもあって逆転が非常に難しい。

タイマンではほぼネタキャラに近い存在だが、タッグならば活躍の場はそこそこある。
一度の事故で早々に散る事も少なからずはあるが、やはり飛び道具を使った地上の制圧力は優秀。
相方の救助に、そのままコンボの始動にと成すべき事は豊富にある。

必殺技「拒絶の言霊」と超必殺技「三天結盾」の2技はガードで使う盾を攻撃に使う技なのだが、出している間は織姫自身がガード出来なくなる
リスクは高いが前者は乱戦でのぶっぱ、後者は持続の長さを生かした端コンボにと、使う価値は十分にある。


MUGENにおける井上織姫

Ashisukurou氏によるものが存在する。
DS版をベースにしており、原作であった瞬歩やオリジナル技のダッシュ移動など、システムは一部改変されている。
通常攻撃ボタン大中小、必殺技に関係する2ボタン、ストライカーボタンの合計6ボタン式。
ラウンド開始前にストライカーを一護、ルキア、チャド、石田から選択出来る。
ストライカーはストライカーボタンを押す事で援護に来るが、超必殺技発動時には強化版ストライカーになる。

+ 技の解説
ブーメランタイプの飛び道具「疾風の言霊(しっぷうのことだま)」は帰り道は織姫をサーチする。↓→+ボタンで3段階。
「滞空の言霊(たいくうのことだま)」は「疾風の言霊」の対空版だが、コマンドが↓←に変更されている。
周囲に飛び道具をぐるりと回転させる「旋回の言霊(せんかいのことだま)」のコマンドが↓←↓に変更のため暴発しやすい。
「旋回~」はヒット時に吹っ飛ばしてダウンさせる。壁際に追い詰められた時に使えるが、硬直が長いので外すと痛い。
「拒絶の言霊(きょぜつのことだま)」は↓→+シールドボタンの飛び道具。ヒットすると相手はダウン。
「疾風~」「滞空~」に比べて出がかなり遅く連発は出来ないが、その代わり広範囲で相殺されない。
ただし「疾風~」「滞空~」「旋回~」は氏のreadmeでは「孤天斬盾(こてんざんしゅん)」という技名で紹介されている。

オリジナル必殺技は「双天帰盾(そうてんきしゅん)」。
2タイプ存在し、1つ目は体力が一定量回復する。コマンドは波動。2つ目は竜巻コマンドで壁を発生させる技。、
この2つの技は、使用するボタンが統一されている。

オリジナル必殺技「三天結盾(さんてんけっしゅん)」は攻撃、防御共に豊富。
【攻撃編】
その1は、原作にもある「拒絶の言霊(きょぜつのことだま)」。大きなシールドが前方に進んでいくタイプ。波動コマンドで出る。発生が遅い。
その2は、織姫がしゃがみ、シールドが斜めに張られる。竜巻コマンドで出る。触れるとダメージなので対空に使える。
その3は、シールドを纏いながらタックルする。レバー前で出る。ジャンプでよけにくく、起き攻めにも使える出し得。
その4は、シールドを下からエレベーターのようにすくい上げる。レバー下で出る。発生が遅く相手が近すぎると空振る。
その5は、空中からシールドを下に落とす。ジャンプ中にレバー下で出る。発射後にジャンプ移動出来るので表裏択に優秀。
【防御編】
その1は、逆竜巻コマンド。一定時間シールドを張る。一定以上攻撃を受けると壊れる。たまにシールドごと本体がダメージを受ける事も。
その2は、レバー後ろ。当身技。成功すると、相手を画面端まで運送する。発生時間はやや短め。
何のコマンドも入力せずボタンを押せばシールドが出る。防御編その1のシールドのように壊れないが発生時間がすごく短い。
ボタンを押しっぱなしにすればずっと発生したままになり、投げられる事も無いが動けなくなってしまう。上手く使いわけるべし。
これらの技は、「双天帰盾(そうてんきしゅん)」の技に使うボタンとは別のボタンで、使用が統一されている。

超必殺技は全部で5つ。
まずは「孤天斬盾(こてんざんしゅん)」コマンドは波動2回コマンド。
原作と同じようにタメをするほど強化される「疾風の言霊(しっぷうのことだま)」の強化版飛び道具。
超必バージョンの「三天結盾(さんてんけっしゅん)」も原作技にオリジナル技が加えられている。
1つ目はは二回波動コマンドで出る「拒絶の言霊(きょぜつのことだま)」強化版。
ほぼ原作どおりの性能。ゆっくり移動し5秒間ほど持続する。盾に触れると吹っ飛ばされる。破壊不可。ただし織姫もガード不可に。
発生が遅いのと、コマンド受付がややシビアなので、固められてからの切り返しには意外と不向き。
原作では「拒絶の言霊」を使えば、途中でキャンセルする事も出来たが、その性能は未搭載。
2つ目は、上記で述べたオリジナル必殺技の「三天結盾(さんてんけっしゅん)」【防御編】その1の強化版。逆竜巻コマンド2回。
これら3種類の超必殺技は1ゲージ消費技である。

2ゲージ消費技としては「広範囲(ロングレンジ)三天結盾」というオリジナル技がある。
これは自分の周りに地面限定で吹っ飛ばし性能の攻撃判定を持つエリアを広げる技。コマンドは竜巻2回コマンド。
ジャンプで飛び越えてしまえば訳は無いが、思ったより前後に範囲が広いので足元をすくいやすい。

3ゲージ消費技には強化版「双天帰盾(そうてんきしゅん)」がある。コマンドも原作とは違いヨガフレイムコマンド。
原作はやや前方の足元に体力回復エリアを設ける技だったが、こちらは織姫が自分をドームに包んで体力を完全に回復する。
AIは滅多に出してこないが、出されたら全力で潰そう。

出場大会



最終更新:2023年12月29日 11:26