芸術家の岡本太郎氏によって制作された芸術作品であり建造物。
1970年に大阪府で開催された日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館の一部として建造され、万博終了後も引き続き万博記念公園に残されている。
高さは70mあり、正面中央・上部・背面に付いた3つの個性的な顔と左右に大きく広がった腕が特徴。
その内部は「
生命の樹」と呼ばれる生物の進化というテーマに沿った展示物が存在する。
多重の構造を以て大阪万博のテーマ「進歩と調和」を(発注側の希望とは違う形で)表現しており、
「牛乳瓶の化け物」「日本の恥」
等と当初は批判されていたが、現在は大阪の名所として扱われている。
岡本太郎氏のパートナーであった岡本敏子女史によれば、その正体は
カラスとのこと。
また、岡本氏が研究していた縄文時代のハート形土偶との関係を指摘する説もある。
インパクトの塊のような姿のため、漫画や動画などでよく変形したり戦わされ、超合金も発売されている。
ちなみに、「黄金の顔からはビームを撃つ」というのが何故か共通認識のようだ。
『
地球防衛軍』のパラボラ型光線兵器「マーカライト・ファープ」のイメージからだろうか。
『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』における太陽の塔
我々人類は本当に進歩したのか?調和は生まれるのか?
それを試すかの様に、べらぼうなものがやってくる。
上記の「太陽の塔」をモチーフにしている…というかサイズまで含めてほぼそのまんまである。
能力として顔面から怪光線を発射する他、相手に切られたり爆破されようと破片が残っていればそこから完全に再生、
どんどん増殖していくという厄介な能力を持つ。
劇中では突如として地球上に出現し、怪光線を発射しながら町を襲撃。
前話ラストにて河童星人の宇宙船が基地に墜落し、
基地が大破する被害を受けた地球防衛軍CBGがなんとか現場に赴き、光線銃で攻撃するも全く歯が立たない。
そこにべらぼうな巨人・タローマンが駆け付け戦闘状態に入る。
タローマンが投げ付けた観覧車によって真っ二つにされるも、その断面から再生し、2体に増殖。
その後、「明日の神話」「千手」「雷人」といった
見たことのないタローマンの連続攻撃を受けてバラバラに粉砕されるも、
飛び散った破片からさらに増殖。最終的には無数の太陽の塔が町に存在する状況に陥ってしまう。
事態を悪化させたことに、非難の声を浴びせる市民達。
それどころか今まで自身に頼り切っていたCBGの面々すらタローマンを非難し始める。
すると何かを考えたのかタローマンは唐突に宇宙へ飛び立っていく。
ありがとうタローマン……。なにしに来たんだ?タローマン……。
しかし、タローマンは悩まない。
人生くよくよしないことだ。小さな悩み、心配ごとにぶつかったら、
それよりももっと大きな悩みを求めて、体当たりすべきなのだ。
MUGENにおける太陽の塔
googoo64氏によるものと、カーベィ氏による『TAROMAN』のべらぼう奇獣が公開中。
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googoo64氏製作 |
個性的なキャラに定評のあるgoogoo64氏によるもの。
SD頭身の岡本太郎氏がパワードスーツのごとく太陽の塔を身に纏うカオスなイントロをはじめ、、
巨大化したり、頭部を飛ばしたり、胴体の顔から炎を吐いたり、超能力で相手を吹き飛ばしたり、
果ては背中の顔からミサイルを発射したりするなど、数々のべらぼうな攻撃を繰り出して戦う。
AIは搭載されていない。
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カーベィ氏製作 |
怪獣キャラに定評のあるカーベィ氏による、奇獣版太陽の塔。
移動速度は遅いが劇中でも使用した怪光線が搭載されているため遠距離でも戦える。
超必殺技はいずれも1 ゲージ消費で「必殺光線」「突撃」の他、
自ら分裂し自動で攻撃してくれる分身を出す「分裂」がある。
AIもデフォルトで搭載されている。
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精神を開き切ること、それが若さと健康のもとだ。
人類全体の運命もいつかは消える。それで良いのだ。
無目的に膨らみ、輝いて、最後に爆発する。
そして平然と人類がこの世から去るとしたら、それがぼくには、栄光だと思える。
──そう、岡本太郎も言っていた。
出場大会
最終更新:2024年08月26日 22:34